一応ノーマル本。
やろうと思えばホモにもできたけど、しないかんじ。
ヒロインの女の子が、ミチルとゆー名前で、冷静になったら時分の名前をつける作家って一帯…。と、おもう。
解剖の描写はこの人ならでわ!とは、言ってもやりすぎの領域で、面白さより書きたさが出てる。あやつじゆきとのがんきゅうきたんなみに書いてくるので、やや主旨がずれる。
普通ならキャラクターたちがきゃーきゃーいうけど、リアル医者なので部分にこなしてくるので、読者に入り込む隙はなし。
大層なトリックを期待するも、
本当にただの怪談で驚くラスト。
日記?
火サスを見てるつもりが、世にも奇妙な物語だったかのよーな肩透かし。
スピンオフか同人誌でホモになってそう…。
作者買い。
インモラルすぎて恐かった。
兄が記憶障害で6歳になってしまった。
のはいいけと、兄が健常者に見えない。
そのため、報道される施設での性犯罪のようなにおいがして恐ろしい。
主人公はがんばってるし、いい人だろうし振り回されてるし、悪意ではないだろうけど、
常識とか子供に対する大人であるとか、そこらへんは欠けてる。
二人ともそこらへんを成長させる時間がなく大人にされてしまった、とゆーことかも知れないが。
ともかく犯罪レベル高すぎる。
そんななか、城太郎が一服の清涼剤としてすばらしかった。
いいこ、かくのうまいですよね。
短編は城太郎のはなし。
先生が常識があってよかった。本当に良かったです。
犯罪臭すごい。
もちろん、作者が自分で書く通り、無限の可能性を見たいと思えるし、よみたいです。
あんな子供がどう育つか、先生とまた出会うか、出会わずに別の誰かと歩くのか。
あー、本当に先生が身を引いてくれて良かった…。
もはや、BLですらない社会問題提議ものを書いていいんじゃないかな?
BLときどきまったく倫理機構がなくてこわい。
受主人公の事がぐっときてしまって、涙ながらよんでしまったー。
恋愛にたいして切ないんではなく、主人公が人間として切なくて、最初の下りから苦しくて泣けてきた!
誰にでもこんな気持ちは時としてあるけど、まあだいたいが独りで解決するしかないなかで、BLはファンタジーだからね、救世主が現れるわけです。攻め主人公はできすぎくんのきらいはあるけど、かっこいい。エスパーか、ってくらい口に出せない思いを汲み取ってくれるので、とても優しい気持ちになれました。
エロはエロくないけど不自然でもなく、ノンけとゲイならこんなかんじ、ぐらいの自然さ。本当は知らんけど。
主人公二人とも堪らなく好みのタイプ。
シリーズはパン屋と茨木さんも同じ場所設定のようで、他を読むのも楽しみです。