下巻は、#6で上巻ラストの回収、あとは後日譚で、登場人物たちのその後をボーナスステージでたっぷり堪能できます。
読後、とても幸せな気持ちでまさにタイトル通りなのですが、まだまだ考察が足りない!
下巻で榛名や麻矢の人物像がさらに深掘りされ、榛名の姉がかっこよかったり、後藤がいいやつだったり、作中が想像以上に賑やかになります。颯太郎が2人に与えた影響についてももっと考えたいのに、好きなキャラが増えていき、魅せ絵や台詞で胸いっぱいになり、エロに酔い、とても1度では回収しきれませんでした…!作者様が散りばめた要素を解明できるまで読み込んで行きたいと思います。
絵の魅力も大きいです。表情や背景、テンポでみせるコマも細かいところまで丁寧に描かれています。(ぜひ絵だけで見返していただきたいです!) 颯太郎を応援する榛名や、ショッピング風景のコマが好きです。カフェに来たカップルや式の参加者たちも、一瞬の登場なのに人柄が想像できて心に残ります。
エロも濃厚です。榛名の激重わんこSが加速しており眼福です。
今1番推せる作品で、未読の方にぜひおすすめしたいです(^^)
絵が好きな感じ、家族もの気になる…から入り、良作に巡り会えました!
セフレ関係の2人の前に突如現れる颯太郎。颯太郎に向き合う中で2人はお互いへの思いを強くしていきます。
絵がとても丁寧で、小さいコマの細部まで妥協なしに描かれています。(読後ぜひ絵だけで見返していただきたいです!) エロも濃厚です。
榛名の、先入観なしに人を見れる、という人物像が新しいなと思いました。沁みる台詞がたくさんあります。3人の場面がすごく好きです。
颯太郎母の「大丈夫じゃなかった」は自分にも覚えがある感情で、責められる場面も含め再会を果たせてよかったです。ここが重くなり過ぎず、榛名と麻矢に移行するのもよかったです。
上巻はかなり気になるところで終わりますので、ぜひ下巻でタイトル回収を味わってください(^^)
野花さおり先生の絵が好みで表紙買いでしたが、キャラもストーリーもすごく良かった!購入してから毎週末読んでは癒されています。
野花先生の安定した筆致、コマ割り、1ページ内の文字量など、アラフォーの私には漫画としてすごく読みやすいです。
キスがテーマの今作、1話目のレクチャーの場合が好きです。「まずは相手の目を見て…」の世緒の表情に、読み手のこちらも鳩ヶ谷と一緒にドキっとしてしまい、あ…これ神作だ…と確信しました。この場面は体感時間もゆっくり感じられ、一気に話に引き込まれました。
2人のじゃれ合いがいいです!いきなり抱きつく世緒を鳩ヶ谷が笑って受け入れるのに癒されます。
キスシーンは、2人の感情が変化していく中で、甘かったり切なかったり…。好きがないキスから、徐々に大切にしたい気持ちが入ってきて、でも気付かなくて、言えなくて…。
上下巻で、ストーリーが丁寧に進んで行くのもいいです。