溺愛、あまあま、コミカル、シュールな、自然とニコニコしちゃうほんわかしたお話です。
執着というと自分の思いを無理やり押し付け、あの手この手を使い自分の願いを叶えるイメージがわたしにはありますが、こちらの攻め諒はちょっと違いました。
圭都の隣、一番仲良しなのは自分、当たり前。
圭都に俺と付き合ってというのは、当たり前。
圭都が酔っ払ったらお世話するし、ある意味もう彼氏なんじゃないか?と思える献身愛のある男です。
告白の返事がnoでも毎回くじけない。よくそんなふうに都合よく考えられるものかと不思議になるほど前向きでまったく揺るがない!
おきあがりこぼし、のように転んでもスクッと間髪入れずにすぐ起きる諒。
受けしか見てない一途な攻めってやっぱりいいなぁと思います。
恥ずかしがり屋の圭都は諒と付き合わないけど、はっきり突き放さなくてずるいなぁと少し思っちゃいました。
初めはもじもじ、うじうじしてばかりでかっこいい諒がべた惚れしている良さがちょっと分かりにくかったです。
でもだんだん自分の気持ちを意識し始めて、思いを表すようになった圭都は可愛らしかったです。
赤面しながら今までなら言わなかったようなことを口にする初々しさにわたしまでニンマリです。
途中やっぱりすれ違ってしまい、仲直りするシーンの圭都の言動が面白すぎて大笑いしました。
試し読みからは想像出来ないラブシーンの脱ぎっぷりには驚くとともにあっぱれと思いました。
上下何もまとっていない絵が多く、恋人同士ならやっぱりこれが自然な姿だと思いました。
着衣姿もいいけどこういうの好きです。待ってました!
電子特装版小冊子つきを購入。通常版と悩んでいるなら小冊子つきがおすすめです。
初めての二人きりでの旅行のお話です。
そう旅行といえば。。。
お部屋風呂つき温泉!おめでとうございます!
本編初めのころの圭都の恥ずかしがり屋さんな性格は変わらず。
でも、あの頃より気持ちを態度に表すようになっているので諒からばかりのスキンシップではありません。
圭都から諒の肩にもたれかかったり、頬を包む諒の手に自分の手を重ねたりして!可愛すぎました。
宿での夕飯からお部屋でイチャイチャする流れが、やっぱり良いんです。
圭都の思考にまたまた大笑い!細かい描写がリアルでツボでした。
本編では諒の魅力がたくさんありましたが、この小冊子ではさらに可愛く化けた圭都の魅力をしっかり味わえます!
充実した内容でお値段以上だと思います。
萌2〜萌で迷いました。格段に絵も素敵になられてるし、暗い雰囲気のまま進むストーリーはラストがどうなるか知りたくてたまらなくなりました。
すごく良くまとまっていて、アマアマ系とは一味違う展開は面白かったです。
ただ、スムーズに上手いこといったな。
まとまりすぎかなぁと感じてしまい、厳しいですが萌評価にしました。
名前の通り優しくて真面目に生きてるオメガの優真くんが不憫で涙なしには読めませんでした。
誰一人味方がいない人生で初めて高校で出会えたのが、藤宮先生。
隠していますがαです。先生が落ち着きがありいつも丁寧な言葉遣いで洗練された大人の魅力があります。
二人にチョッカイを出してくるモブ達の顔が描かれていないこだわりも好みでした。
いろいろ偉そうに書きましたが次の作品も楽しみにしています。
落語家さんという設定も珍しいと思いますが、舞台が上方なので関西弁なんです。
会話文が多くリズムも良いのでサクサク読めて楽しかったです。
小学生の頃から憧れていた噺家になり、高座に上がる仕事以外には興味がなく古典落語を得意とする小藤。
ある日、若いのだからもっと色々な経験をした方が良いと常日頃から言っていた師匠から呼び出される。そこには同い年でタレントとしても活躍している二世落語家真遊がいます。
人見知りで緊張のあまり怒ったような顔をする小藤と華があり笑いの反射神経のよい真遊は、最初はあまり気が合わないようでしたが話をするうちにだんだんと打ち解けていきます。
同い年で噺家同士。気にしないようにしてもどうしたってライバル心というのがお互いにあり、自分に無い魅力を持つ相手を羨ましく思います。
ちょっと素直になれない時もありましたが、気持ちがまっすぐな彼らは相手の良さを認めて素直に自分の感情を言えるようになります。
頑張っている相手から影響を受けて苦手なことにチャレンジしていく成長物語としても楽しめました。
花降る王子の婚礼シリーズ第2巻。
グシオン王と幸せな婚姻生活を送っているリディル。背中の傷が治るにつれて日々弱まっていく魔力に不安と焦りを感じ、なんとか魔法円を繋ぎ直してグシオン王に安定した魔力を供給出来るようにしたい。
大魔法使いロシェレディアのいるアイデース帝国に便りを出すが返信がなく、優しい王はそのままのリディルを愛すると言ってくれるだけに、余計に自分の無力さに打ちひしがれる。
そんな中突然、帝国ガルイエトが攻め込んできてグシオン王は重症を負い、自身は落馬し記憶を失ってしまう。
八方塞がりの状況に国を思う大臣、メシャムから自分がイル・ジャーナに輿入れした経緯と、この戦いは大魔法使いになったという噂のあるリディルを奪うために仕掛けられたということを言われてしまいます。
幸せから一気に過酷な状況に落とされたグシオンとリディルを思うとつらい。
少し読んでは休みなかなかページが進みませんでしたが、魔力を取り戻すためにリディルが1人ロシェレディアの元に向かうあたりからは気持ちを落ちつけて読むことが出来ました。
泣き虫だけど勇気があり、身を犠牲にするのを厭わないリディル。今作は彼がロシェ兄さまに会えて大魔法使いになれるのかどうかというお話です。
離れ離れになってもお互いを思い合っているエピソードもあり、やはりグシオンとリディルは真実の愛で結ばれているのだなぁと思いました。
まりちゃんという婚約者がいるのにミャオ君と関係を持ち、好きになってしまったリーマンのうたさん。
まりちゃんは事業に失敗した親の借金を肩代わりしてくれた社長の娘さん。彼女からの好意を受け入れ付き合ってるけど、なぜか違和感があり性行為も含めてしっくりこない詩彦君。
出会い系アプリで知り合ったミャオ君とはすごく気が合い何度もアプリ内で遊ぶうちに、実際に会うことにします。
勝手に詩彦が大切にしていた本を売るというあり得ない行為にこれ以上はムリだと思い、まりちゃんに婚約解消したいと伝えます。
細かいことですがミャオ君に会う前に詩彦なりに
けじめをつけているので、二人の間で揺れていてもイヤな感じがしませんでした。
もうね、うたさん既に恋に落ちてますよー!
初めて会ってそのままホテルに入りベッドインしちゃいます。
すごく幸せそうで良かったねと思ったら
自宅前に待ち受けていたまりちゃんと社長から謝られると同時に、親が返済日をすぎてもまだお金を返していないと言われます。
借金があり生活保護を受け始めた親。自分がまりちゃんと結婚したら全部上手くいく。
本当に欲しいミャオ君を手放し心に蓋をして、素敵な思い出を糧に全て一人で背負うことにした詩彦君はそれまでの彼と違い強くてカッコ良かった。
正体/身元がバレたミャオ君と詩彦君のイメージが最初と違っていてニヤリとします。
ARUKU先生らしい作品で楽しく読めました。
受けにひどいことが次々と起こるのは少し苦手ですがこの作品は先生の他作品と比べて甘いです。
攻めと出会いどん底なところからあがっていくストーリーなので何度も読み返してます。
無事にお付き合いが始まった下巻ですが上巻と同じく、匂いに関する事と悩んでいるのに相談しないのでまたまたこじれてしまいます。まぁ話そうとした秋くんをクマさんがぶった斬ったから話せなくなったんだけど。
もっと思いをきちんと伝え合おうよ!
スタートはペットショップで働く秋くんから。エッチした次の日は異様に懐く犬達。
クマさんに会ったらしたくなっちゃうから平日会いたくないと思う秋くん。会いたいけど犬達が興奮するのも防ぎたいためについた嘘がすぐバレてしまい。
感情がすぐ行動に直結するクマさんからはきつい内容のメッセージがきます。クマさんはクマさんでメッセージが短すぎて意図した内容と違う意味に取れちゃうような文で関係をこじらせてしまいます。
もうふたりとも説明不足のラリーの応酬。時間がもったいないよー!
最後にはやっぱり好きなんだからちゃんと話さなきゃと、遠慮せず素直に気持ちを伝え合います。
いたしてる間、もちろん受けの秋くんが喜んでる顔もありますが、攻めのクマさんがすごく気持ち良さそうに描かれています。
攻めがたまらんって顔好きなので貴重な表情ありがたい!
甘い褒め言葉多くてちょっと強引な攻めと可愛い受けくんのエッチ多めなお話でした。
人一倍匂いに敏感なゲイ、クマさんが自分の好きな匂いを持つ人を見つけてしまった!
ペットショップで働く秋くんの手首や首筋を距離感ゼロで遠慮なくバンバン嗅ぎまくります。
あきくんはゲイではないけど嫌がり方も可愛くてあまり真剣に拒んでないかなぁ。
ちょっと期待してる感も見えるのでエッチな行為も嫌悪感なく読めました。
体先行で始まる関係に自分を好きで付き合いたいのか?ただ匂いに惹かれているのか?
秋くんはちゃんと言葉ではっきり言われてないと悩みます。
クマさん側から見るとかなり甘い言葉かけてるし、はなから好きになってるよねって思うけど、上手く気持ちが伝わってないんだよね。
直感や本能で衝動的に行動するクマさんの性格に振り回されてしまう赤面秋くんをたくさん楽しめた上巻でした。
リーマンと違って自分の才能を形にすることで稼いでいる二人のキャラが好きです!
どういう方向でキャリアを積み上げていくか?それとも引退?と悩む尊。
プライドをもって好きな仕事をしているのはメイちゃんも同じ。
自分が取り組んだ仕事で人に感動を与えられるのって素晴らしい!尊敬します!
ルックスは真逆な尊とメイちゃんですが、二人とも他人に優しくて穏やかな性格が素敵だなと思いました。
クローゼットに祭壇を作っているくらい崇拝しているAV男優、おかざき尊がスーパーで2日間実演販売している!という夢のような出会いから始まります。
実演仲間のおばさんが買い物をしすぎて荷物が多いメイちゃんを見つけて、自宅まで運ぶのを手伝ってあげたら?と声がけをします。
おばさんのひと言が縁をつなぎ、メイちゃんが尊に自宅でお茶をご馳走する。
そんなふうに違和感なく流れるようにスラスラとお話は続いていきます。
この違和感なくリアルに読めるかどうか?って
自分的にはかなり大事なポイントで、AV撮影シーンもあるけどピュアでさわやかなお話です。
仕事に限界を感じていた尊はメイちゃんと出会ったことで気持ちも運気も上昇していくのが面白い。
一人エッチの大好きな未経験のメイちゃんが、尊の初めての男になるっていうのも運命的な偶然でよいなぁと思いました。
肩の力を抜いて読める明るく楽しいお話です。
陰キャラの魔術師ネロがある令嬢の依頼で作った魔術道具がなんと!高校からの友人でずっと片思いをしている貴族のミケーレに対して使われてしまいます。
ミケーレは昼間はシヴァ犬という大きな醜い怪物犬になり、夜の間しか人間に戻れません。
呪いを解く間はネロの家に身を寄せることになります。ミケーレがハンサムで全方位完璧なモテ男なのに唯一下がゆるいヤリチン君なんですが、なんか憎めないキャラなんですよね。ただそこにいるだけで発光して眩しいオーラが出てるタイプです。
ネロが馬車の中で独り言を言った後に声をだして笑い御者が驚いて引くというオタク気質がわかる表現や、中学生の時の妄想話などがツボで笑いました。
ミケーレが心が擦れてなくてホントにいつも優しい!見た目もかっこいいのでモテるのわかります。無理やりカッコつけたり計算高く気取ってるのじゃなくて、ヤリチンだけど心がキレイで嫌味がない。
ネロが好きなお菓子をサラッと毎回持ってきてくれたりする、細かい気遣いも出来る男です。
エッチなシーンは最後に軽めにありました。
榊先生の絵も含め、可愛くて甘くて読みやすいお話です。