圭さんと智也カップルのお互いへのラブ、INCITEとファンとのラブ、メンバー間のラブ。
そして新しくINCITEファミリーと認識された圭さんへのファンからのラブ。
あっちこっちに必ずラブがあって読んでる自分もラブをいただき幸せになりました。
今回はお付き合い編。私生活が中心のお話でした。メンバーとのからみやアイドルとしての悩み、警備会社の同僚、田村さんなどは前作より少なくなります。
その分お部屋やドライブデート。圭さんの嫉妬や過去について詳しく描かれています。
圭さん視点が多く、普段上から目線ですが実はすごーく智也のことを好きになっているのかよく分かります。
続編を待っていたファンの期待を上回るめちゃくちゃ楽しい作品でした!
大学生の守が大正時代設定のゲームの世界に転生し、魔物退治をする全寮制の男子校の1年になってしまいます。
そこで出会った三輪椿は学園一の美しさと人気で目立つ存在ですが、性格はサイコパス。
前世の記憶のある守はゲームの内容を平和な世界になるように変えようと画策するのですが、上手くいかずに逆に三輪先輩に翻弄されるというお話です。
守の心の声がすごく面白くて笑いが止まらなかったです。
三輪先輩はサイコパスだけど口調が優しく上品で基本笑顔なため全く怖くなかったです。
えっ、もうおしまいなの?早すぎと感じるほど読みやすく続きがどうなるか気になります。
前作でセンチネルバースやキャラの設定が終わっているので、序盤からフルスロットルでワクワクします。
前作の続きのお話でパーティ会場でゾーン落ちした白滋が今回の主役。3週間の予定で東京pcbに滞在する最高位のガイド、宗玄が彼をケアする衝撃的なシーンから始まります。
東京pcbに敵対する人物との対決というテーマと並行して、白滋が母親を殺した犯人を探して復讐するという個人的テーマがありエンタメとしても面白かったです。
宗玄はルックス、性格、能力、由緒ある家柄と完璧で自分がモテるのも自覚しているフリーのガイドです。仕事として沢山のセンチネルを癒してきた彼が簡単になびかない白滋に本気で落ちていくのが、小気味よかったです。
侘助と真幌の登場もちょっぴりでしたが元気で仲良くやっているようで嬉しい!
次作でスッキリ謎が解けるお話が読めるといいなぁと期待しています。
あらすじを読むとわけもわからず強引に体を奪われちゃって、無理やり始まりなのか?と思いましたがちょっと違いました。
センチネルやガイドバース系は読んだことがあり好きな世界なのですごく楽しく読めました。
美容師として働いていた真幌が突然自宅で強盗にあいます。助けに来たのは中学から音信不通になった幼なじみの侘助と同僚、pcbという組織で働く特殊能力に優れたセンチネル達。
何もわからず真幌はpcbの施設にそのまま強制連行されてしまいます。
侘助からの純粋な好きという気持ちと強引なアプローチに加えて突然の環境の変化に真幌はとまどいます。お話が進むにつれ謎の世界だったpcbについて学んでいけるような展開なので、センチネルバースに馴染みがない場合でも読みやすいと思います。
事件の謎がまだ解明していない部分もあり、またバディとして活躍する姿をもっとみたいです。
安西先生があとがきで書かれているとおり、現代日本のごく普通の人のお話です。
その分彼らの気持ちを素直にそうだよねって理解出来るし、ギスギスした雰囲気になった時にはせつなくなりました。
東京から出向してきた年下ゲイの藤木が園田に一目惚れっていうのが最初からよく分かり、ハッキリ言ってないのにそういうふうに読ませる力がすごいなって思います。
感情の起伏が豊かで気持ちを口にするのに抵抗がない藤木と、流れに身を任せて全てを受け入れてきた園田。
違う部分があるから惹かれるし、上手く気持ちを伝えられないもどかしさもあります。
二人がずっと二人らしいというか、変わらないでいて欲しい部分がそのままだったラストもすごく納得、良かったです。
ページをめくった最初からずーっと甘いです。もしこの作品がチョコレートだったら途中で溶けて最後まで読むことが出来ないくらいの甘さです。
まぁ途中ちょこっとケンカもあるのですが安定のスパダリカップルでした。
この3巻では苗字呼びから名前呼びに。陽斗+鷹也に変わり伊達が不機嫌顔から笑顔になってる率が高くて別人のようになっています。
以前登場したぬいぐるみや腕時計もまた描かれていてシリーズ物の良さ、2人が積み重ねてきた時間を感じました。
表題作以外のアナウンサーとお医者さまも相変わらずのラブラブな様子で楽しめました。
この久賀+赤絵カップルに偶然出会って立ち話する短編が最高でした!ほんとに攻めが溺愛バカなんです!
いろんなお話が山盛りな3巻でした。キレイにまとまっていますがこれで終わりではもったいないです。
まだまだこの4人のその後が読みたいです。続編よろしくお願いします。
お見合いでお互い好意をもち、黒狼王子が王都を離れ小心者の辺境伯の末子にアプローチしに来るという甘くて王道なお話です。
面白かったのですがナレーション部分?受けのリュカの心情やお話の説明が頻繁にあり、ちょっとその部分を集中して読むのが大変でした。
先生の書きたい箇所とわたしが読みたいポイントが違うのが原因なのかな。
王都に二人で行った時にリュカが迷子になり、クライス王子が見つけた時には泣いていたという素晴らしいイチャが見れるのですが過去形ではなくリアルタイム描写で詳しく読みたかったです。
クライス王子は自分に惚れる以外あり得ないですよねとリュカに言っちゃう合理的な性格の19歳。
オドオド系29歳リュカはリミッターが外れると暴言出たり、意思と関係なく獣に戻ってしまうとこが可愛かったです。
車であてなくフラフラ移動して途中エッチしつつ出会えた人と仲良くなる。
いーですよ!
生きてくつらさ難しさを知ってる諦めに似た感情を持ってる二人ですが、キャラが全く違って魅力的でした。
片岡はニコニコしてて何考えてるかよく分からない元幹部で騒動が落ち着くまで干されているヤク○。下っ端の小田島は目つきも悪く性的に嫌いじゃないけど何か片岡に言いたいことがあるような…。
車内でする時もすごく痛そうなのに拒否せず受け入れます。ぜんぜん気持ち良さそうじゃないけど嫌でもないって感じがすごく伝わってきて好きなシーンです。
風景描写がしっかりあり描き込みが多くて作画大変だったろうなと思いました。
キャラの顔もそれぞれ描きわけがハッキリしてるので これ誰の顔? とならず絵がキレイです。
何を描いて何を描かないのか。説明しすぎないけどきちんと分かるストーリーが素晴らしいです。
下巻でどう二人の関係はどう変わっていくのか早く知りたい。発売が楽しみです!
すぐ隣にいそうなメガネ屋さんで働く律がお客さんとして来店した年上の小説家、倫太朗と知り合い、だんだんと個人的に仲良くなっていくお話です。
現代もの、メガネ男子、自己肯定感かなり低めという自分の癖とは違うタイプの律をかわいいと思えるかな?と読み始めました。
もちろんすぐに律のかわいさに惚れてしまい、幸せになって欲しくなりました。
当て馬とかめちゃくちゃすれ違うとかではなく、ゆっくり穏やかに恋が始まっていく様子がホントに素敵です。
特別なことはないのに面白いんですよね!
律と倫太朗と律ママだけだと暗くなり気持ちが下がってきそうなんですが、倫太朗の弟くんが良いキャラで上手くお話を動かしていくし読者の気持ちを代弁してくれてスッキリするんです。
作中、倫太朗が言うセリフが良かった!他にもたくさん良いセリフやシーンがありましたがいちばん感動したのが
「…読むとじわっと楽しくなるようなものを提供できる作家でありたい」
まさにこの作品に対する月村先生の姿勢なのでは?と思いました。
毒ママが突然性格改めることなく、律も縁を切るなんてこともしないのがリアルでよかったです。