もーーーー楽しくて可愛くてエッチで、最高にテンションの上がるお話でした✧*。
こちらサキュレントシリーズ2作目、『溺愛サキュレント』の
スピンオフで、「溺愛〜」の攻め受け二人もちょこちょこ出てきます。
前作未読でも問題ありませんが、読んでいるとよりニヤニヤできると思います(。-∀-)
電子で買って、早く読みたい…!とうずうずしたけれど、
より良い修正とコミコミ特典の「おとなの同人誌」読みたさにひたすら我慢。
同梱便で本日届いた一冊、笑い転げて萌え転がりながら拝読です
個人的なヘキと言える「長髪美人(男前)攻め」、
白髪の麗しい乙女(攻)の姿が刺さるー!!
で、意外にも(?)ウミウシの生態や多肉植物について勉強もでき、
ほーう!と唸るところも多々あって本当に面白かった(*´∀`*)
ニートなウミウシの攻め。
母親に「働くか孫を作るかしなさい!」と激怒され
番探しに渋々家を出、その途中で多肉植物を食べたところ、
体が合体してしまい…
いや、いやいやいや!
情報量過多、この時点で笑いが止まらなくなってしまうꉂ(๑˃▽˂๑)
「なんかの卵のキャラ」と作中でも揶揄(?)されてるように
まさに「ぐ◯たま」な攻め、困った奴なのですが
なんか憎めないし可愛らしいし、人型になった時はイケメンだし…で
あっという間に理人(リヒト)が陥落するのも理解できる。w
もうリヒトに決めたんだもん、ぴえーん!となる若干ワンコな
無表情系ぐうたら攻め(長い)が甘えて&甘えさせてくる様、
憎めなくて可愛くて、ニヤつきながら読みました
ながーい前髪で顔の左側が常に隠れている乙女くんですが、
コミコミ有償特典の「おとなの公式同人誌」にて
お顔全部を見ることができます!!
内容も「一緒にお風呂」からの…!とエッチであまあま、
満足度MAXのお話でした(*´艸`)
全編通して笑えるんですが、訳がわからなすぎて
特に笑い転げたのが、後半、三角関係(?)になってからの
ペ○スフェンシングw
ウミウシ同士が互いのエクスカリバーで戦う姿に、
「私は一体今何を見ているのだろう…?」と
頭がちょっとショートしかけましたが笑、
自らの体を傷つけられながらも理人を守り抜く乙女に
トクン…とときめいてしまった。。//
無事(?)決着もつき、体から堕とされほだされた理人が
心もすっかり乙女のものになったところでの、
乙女の正体発覚にまたまたビックリ。
一冊の中で、一体何回ビックリさせてくれるんですか〜〜!!
ダウナー系…というより、ぐうたら系スパダリ・多肉ウミウシのぐいぐい求愛、
勢いに飲まれ(笑)笑い転げながら一気読みでした♡
期待していた修正の方は、、
電子の(恐らく)白抜きよりはマシかなと思われる、
太め(かなり太い)&多め白短冊です。。tn、ほぼ隠れちゃってる..
せっかくの素晴らしい濡れ場の数々、もうちょっと細めの短冊で
筋とか質感とかを楽しみたかったな…とは思いますが、
見える範囲のトーン部分を凝視、心の目で想像力を働かせました(ˊ˘ˋ* ;)
★修正(紙本):
上述のとおり、トーンの上にかなり太めの白短冊(6〜7本)、anl白短冊
★コミコミ有償特典「おとなの公式同人誌」
一緒にお風呂に入りたい…とずっと悩んでいたウミウシ(乙女)。
そんな中、「引っ越し」という転機が訪れ
念願だった”一緒にお風呂”&エッチの夢が叶い…というお話です(*´艸`)
こちらの公式同人誌は嬉しい修正!!
tnトーン+本編よりも細めの白短冊です❤︎
数も少なめ、2〜5本でtn筋がちゃんと見えました(๑•̀ㅂ•́)و✧
★コミコミ無償特典4Pリーフレット(漫画2P)
普段、すました顔をしている乙女だけれど
実は意外と分かりやすいーというお話。
理人からのお誘いに喜び、表情変えぬまま花を咲かせる姿が可愛すぎる〜!(*´◒`*)
一言で、最高のエンディング、最高の回収でした…!
(「夜の帷」下巻ではちょっと事件の回収にモヤモヤが残り、
辛いレビューを書いてしまったのですが、、)
新たに出てきた村の因習の謎、神主が主体となって三輪を生贄にしようとした理由、
三輪が拐われた理由と手口、怪しい言動をしていた民宿のご主人の裏側...
等々、散らばった細い糸がしゅるっと一本に纏まっていく爽快感、
読み応えある本格サスペンスにドキドキハラハラ、一気読みです
紀人×慶臣カプの絆と信頼の深まりにグッときた…
神主に呼び出され、ひとりで指定場所へ向かった慶臣に対し
”俺のことを信じていないのか”と感じ、思いをぶつけた紀人。
後日、そんな紀人に慶臣が告げた事実、その心がもう…!
絶対助けに来てくれる、と信じていたからこそ、
ひとりで向かうことが出来たんだね...
読んでる私も感極まって「ああ…!」と声が漏れましたが、
その後の紀人の「ありがとう 信じてくれて」というセリフと
穏やかな笑顔にハートを撃ち抜かれました。
タイトルに「目醒め」とあるから大丈夫なはず…!と信じていた
三輪も目覚め、大好きな慎二×三輪カプが動いているのを見られたのも嬉しい。
罪の意識とやってしまった行いは消えなくとも、
「生きて何ができるのか」を一生を通して考える、
そのために生きてほしい。
そんな思いを告げる慎二の言葉、心に響きました
見事な回収、愛の結実に「何一つ文句なし!」の、神評価です。
上下巻、並べて置いて美しい表紙をじっくり堪能したいなあ…
電子はかなりがっかり修正だったので(発光系)、
紙で揃えようか…と迷い中です(ˊ˘ˋ* ;)
★修正:真っ白、発光系(tnの形も分からず)(電子シーモア)
るぅ1mm先生の高校同級生×ケーキバースもの、
思わず涙が出そうになるほど最高に良かったです...
(以下ネタバレあります)
もともとアンソロジーのお話だったこちら。
単行本版の1話はほぼ丸々アンソロジーと同じですが、
新たに2P追加されています。
主人公・松村が“フォーク“に食べられることを夢見るようになった
きっかけのエピソードになっていて、ここにプラスして下さって
ありがとうございます…!の気持ち。
ずーっと井桁が攻めだと思って読んで読んでいたのですが、
描き下ろし番外編(28Pも描いてくださってます!)を読んで
ひっくり返りそうになりました。
作中に濡れ場はなく、はっきり描かれていませんが
松村×井桁なのかな…?
そうなると逆体格差カプだな…でもやっぱり、押し倒されそうに見えて
井桁がガバッ!と形勢逆転もあり、かな?と妄想止まりません(幸せ)。
主人公はケーキの高校生・松村。
「フォークに求められ、食べられたい」と憧れを持ち、
「もしも血が出てフォークに襲われたら…」と考えたことがきっかけで、
ある日誤って自分の腕を傷つけてしまいます。
焦って倒れたところを助けてくれたのは、
クラスメイトの井桁。
彼自身はフォークでもケーキでもないのですが、
実は見えない「傷」を抱えていてー
と続く学園ケーキバースもの。
姉の自死により、心に見えない傷を抱えている井桁。
そして、腕を傷つけたことで目に見える傷の残った松村。
(作中でフォークに襲われ、傷つくシーンもあります )
見えるか見えないか、という違いこそあれ
共に傷を抱えた二人。
互いに”分からない”と思う部分があっても
そんな感覚をも優しく受け止めながら交流し、
次第に気持ちと関係性が変化してゆくー
その過程の描かれ方がごく自然にすっと心に入ってきて、
胸を打たれました。
松村の手作りアップルパイを食べながら姉のことを思い出し、
思いを馳せて涙する井桁の姿が切なかった、、
フォークだった姉も、彼女に少しでも何か味を感じてもらえたら…と
努力したお母さんも、井桁自身も、誰ひとり悪くないからこそ余計に
やりきれなさが募るシーンでした。
松村と出会ったことが井桁に光を与え、
救済にもなったのですね…
松村もまた、井桁に救われていて。
二人が出会えて、本当に良かった( ; ; )
そして松村の目を通して見る井桁が、
とにかく魅力的で印象的!
どこか抜けていて、天然で、健気で、一生懸命。
きゅんきゅんしてしまうよー...//
序盤、二人がバッティングセンターに行くシーンが
可愛くて微笑ましかったです。
一本も当たらない井桁、逆に何か才能がある気がしてならない(*´艸`)
中盤切ないパートもありましたが、後半〜描き下ろしにかけては
喜びに萌える甘さ可愛らしさに満ちていて、
BがLする物語としての読み応え、満足感も完璧✧でした◎
ケーキの松村と、ケーキでもフォークでもない井桁と。
高校同級生の変則ケーキバース、余韻の残る素敵なヒューマンドラマを
見せていただきました・:*+.
★修正:なし(濡れ場なし)電子シーモア
秋庭(J庭58)頒布の『パーフェクトアディクション』同人誌のこちら。
パロではない、二人の高校生ifの世界線が楽しめる一作です。
全年齢版ですが甘くて可愛くて、
やっぱり冴ちゃんが健気で最高でした…
(※明仁が冴ちゃん家に泊まりに来るシーン、途中にQRコードがあり
「とらのあな」電子通販サイトのR18小冊子販売ページに飛びます。
自分は現時点で未読;)
お話はほぼ全編攻め・明仁視点。
終盤、お泊まりエピソードの部分だけ冴視点となっています
「顔の綺麗な同級生がいるな」と思い明仁が気になっていた、
クラスの違う同級生・冴。
なんだかやたらと目が合うな…と、冴の想いにも気付かず
不思議に思っている明仁にニヤニヤしてしまう(。-∀-)
冴がバイト先で客に絡まれているところを助けたことから
交流が始まり、お昼ご飯を一緒に食べたり、映画を観に行ったり。
セリフのない丸々2ページで二人の交流が綴られているのですが、
これがとってもとっても良かった…
じゃれ合う二人の青春がキラキラしていて、
大きな口を開けた笑顔を見せる明仁が印象的で(*´◒`*)
そうして仲良くなり、心を通わせていく二人ですが
明仁には彼女(アリサ)がいて…
止まらず加速するばかりの自分の気持ちに苦しくなり、
明仁を避け始める冴ちゃん。
切ないすれ違いもありますが、ここで明仁にズバッと切り込むアリサが
男前でサッパリしてて、格好良かったー...
自分の気持ちに気付き、ちゃんとけじめをつけて
冴のもとへ向かう明仁。
で!!
おおお冴ちゃんから告白か!と心沸き立ったところでの、
明仁の「待った!」、冴ちゃんの口を覆い、
「俺から言わして」という告白シーンに私、ゴロゴロ萌え転がりました・:*+.
告白の言葉の語尾に「なんだけど」がついてるのが
なんだか明仁っぽい。そしてアオハル感満載✨
そうして付き合い始めてから2ヶ月、
冴ちゃん家お泊まりでのエッチ(前述のとおりR18シーンはとらのあな電子別売)が。
本編では場面が飛んで事後、ピザを食べながら
服を着た二人がイチャつく様子が見られます☺︎
「清純派だと思ってた冴ちゃんが、こんなエロかったとはな〜」と
ご満悦の明仁、意地悪だなあ( ̄▽ ̄)
「やめてよ//」と恥ずかしがる冴も可愛ければ、
「いいじゃん それ俺しか知らねーんだろ」と答えて
すかさずキスする明仁もニクい!可愛い...
高校生ifの二人のあまーいお話、濡れ場はなくとも
存分に楽しくめる1冊でした(*´˘`*)♡
★修正:なし(描写なし)紙同人誌
『猫、ひなたを待つ』電子限定特典、3コマ漫画の1Pです
大雪だった休日の翌日、「大丈夫でしたか?」と
会社の女性社員たちに聞かれ、顔を真っ赤にする真城が可愛い〜!(ˊ˘ˋ* )
「雪すごいし出かけるのやめよう」→「じゃんけんで負けた方が昼飯買ってこよう」→「ありがとーほっぺ冷たい」とイチャイチャ、「早く食べろ」と
保坂に言われて…
という、保坂とのラブラブな一日の流れを思い出してしまった真城。
「楽しく過ごしてました」と真っ赤になる彼を見て、
女性社員が無邪気に「なんで赤くなるの?」と聞いてるのに笑ってしまうꉂ(๑˃▽˂๑)
それは聞かないであげてー!笑
付き合ってからの日常、
どんな時も甘い二人の様子に頬が緩むお話でした♡
『猫、ひなたを待つ』コミコミさん限定12P特典小冊子のこちら。
漫画6P、初期キャラクター設定1P、予告カットラフ案1Pという構成です。
カットラフ案の中に、ちゃんと彼らの会社の飼い猫・
ボスがいるのが嬉しいฅ^•ω•^ฅ
保坂に抱っこされ、嬉しそうにその頬にちゅっ、としてるのが
可愛過ぎます◎
漫画部分のお話にも、萌え転がってしまったー…
保坂の愛を素直に喜び、口にする真城にきゅんきゅんです
突然、「風呂が壊れた お湯が出ない」
と保坂の家に現れた真城。
とりあえずお風呂に入ったら?と声をかける保坂ですが、
ページをめくるとそこには、一緒に湯船に浸かる二人の姿が!♡
ちょこちょこ会話する中で、真城は
「保坂ってこういう感じなの?」
「付き合うとこんなにくっついてくれるの?」
と問いかけます
すると保坂の答えは…(*´艸`)
「なにを100点の返ししてんだよ…」と
照れ隠しのように呟く真城に、
「それは嬉しいな」と言いながら乳首をいじる保坂〜〜〜...!
もしかして楽しんでる?という問いに
「うちの風呂に真城がいて楽しくないわけないだろ」
と、これまた殺し文句を重ねます。
(こんなの、ますます好きになる//)
そしてそのまま…(直接的な濡れ場描写はなし)
ラストページ、お風呂を出て
「明日も一緒に入るか」と嬉しそうに話しかけてくる保坂に内心
”大丈夫か…?俺…?”
と心まで茹で上がってる真城、可愛い可愛い可愛いなあ(*´˘`*)
読めて/見て大満足、の甘くて可愛い特典小冊子でした✨
★修正:なし(お風呂エッチがありますが、直接的な描写はなし)
紙小冊子
『猫、ひなたを待つ』応援書店限定ペーパーのこちら。
保坂が抱いていた、付き合う前の真城のイメージと
実際の彼はずいぶん違ったようでー
というお話(4コマ)です。
好きになる前は、飄々とした真城のことを
なんとなく「猫っぽい」と思っていた保坂。
しかし実際付き合い出してみると、
保坂のことを後ろからぎゅっと抱きしめ”ちゅっちゅっ”と
キスしてきたり、はむはむしたり。
朝になればのしっとのしかかり
ちゅっちゅっ、としてきたり。
愛情表現豊かな彼は、まるで大型犬ー
と、イメージと実際のギャップに驚く(驚きながらも嬉しそう♡)
保坂でしたー
という内容(*´艸`)
ほんわか可愛くて、あまーーいお話に心が和みました✨
ほど先生の新刊『猫、ひなたを待つ』コミコミ特典・4Pリーフレットのこちら。
漫画部分は2P、会社の飼い猫・ボスも出てくる、
真城の嫉妬のお話です。ฅ^•ω•^ฅ
社内で女性陣に囲まれ、なにやら話が盛り上がっている模様の保坂。
そんな保坂を見た真城はボスを抱え上げ抱きしめて、
”大丈夫!保坂は真城にゾッコンだよ!”とアテレコ、
「ほんと!?そうかな〜?」
と一人二役で会話します(*´艸`)
するとそこへ保坂がやってきて、
「勝手にアテレコするな」と一言…
「なにさモテ男め!」
「俺たちのことはほっといてくれ!」
と思いっきり拗ねてみせる真城に対し、
保坂は「何をふてくされてるんだか…」と冷静な反応。
けれど、立ち去っていくかと思いきや
その後くるっと振り返り、一言
「でもゾッコンだよ」
と…!(萌え...)
保坂の後ろ姿を睨みつけていた真城だけれど、
それを聞いたとたん笑顔いっぱいになって(周りに飛んでる♡が可愛い)
ぎゅーーっとボスを抱きしめるー
というオチ。
最後のコマでボスが
「おろして…」と言っている(?)ところまで、
もれなく全部まるっと可愛い、おまけ漫画でした☺︎
★修正:なし(描写なし)紙リーフレット
な、なんって面白いんだろう…!!!
全435ページの分厚い一冊、”読み切れるかなあ…”と不安で
まずは50ページ読んでみよう、と本を開いてみたら。
文字どおり時間を忘れて読み耽り、気付けば数時間経っていました。
圧倒的ボリュームに、圧巻の内容。
文句など一切なし!の、「神」評価一択です。
書店で見かけ、モル先生の素晴らしい表紙に惹かれて購入。
赤毛でブルーの瞳でメガネ×そばかすの組み合わせ、最高に萌えます。
タイトルの「ムーンストラック」とはなんぞや?と気になり
調べてみたところ...
『Moonstruck』とは、形容詞で「気が狂った、気のふれた」という意味だそう。
法に則らず、”毒を以て毒を制す”殺人一家の長男と
これまた同じく私刑を執行するメカニックというカップル、
まさに傍から見れば”気のふれた”二人と言えるよね、と納得です。
ちなみに…邪道であること、こんな読み方をする方が珍しいということは
十分に自覚していますが、実はシリーズ、初読みです;
初読みでも全く問題なく、世界観に入り込めます。
夢中になれます。
自分のように”興味は持っているけれど、3冊も出ているしなあ…”と
躊躇している方がいらっしゃいましたら;
この3巻目からでも読めますので、ぜひ…!
1・2巻のあらすじのみ読み、とんでもない殺人一家の
血の繋がりのないサイコパス7人兄弟のお話だと把握。
こちらのシリーズ3冊目は、兄弟の長男・赤毛でそばかす、
アラフォーのアティカスが主役です。
ハートウォーミング…とはとても言えないかもしれないけれど、
切なくも甘い「愛」の物語。グッときました。
冒頭から血なまぐささMAX、攻め受け二人の出会いも衝撃的…なのですが、
一途健気に愛を求める、根っからのサブミッシブ(服従者)なアティカスに
すっかり夢中になってしまいました。
後述しますが、たまらなくいじらしい姿を見せてくれるのですよ…
ジェリコの征服欲を刺激するのも分かる。
本日のターゲットを仕留めに、森の奥の小屋へと向かったアティカス(受)。
しかしそこには既に先客・ジェリコ(攻)がおり、
ターゲットを痛めつけている最中でー
と始まる復讐劇のこちら。
ジェリコがターゲットの指を2本と耳を片方切断したところに
アティカスが現れ…と、冒頭から血飛沫が舞ってます。
その後もそういった場面はガンガン出てきますが、
お話のもう一つの主軸である二人の恋愛が、とにかく予想以上に甘い!
(そしてエロエロ)
衝撃的な出会いから人を殺めた後の興奮そのままに抜き合い、
そこからアティカスの中に秘められた「愛されたい」「求められたい」
という願望を見抜くジェリコ、さすが。
「私はゲイではない」と頑なに言い張り、
ジェリコからの「言え」という命令/誘惑にも抗おうとするけれど、
争いきれずに陥落するアティカスの愛がまた、最高にたぎるのです。
互いにどうしようもなく惹かれ、
愛してやまない唯一無二の存在へと昇華されゆく
二人の関係性の変化の描かれ方の、なんと甘いこと…!
萌え転がったのが、終盤、テレビ好きなジェリコのために
アティカスがテレビを購入していたー
と発覚するシーンです。
首筋や耳を真っ赤にしながら、
意地っ張りな&健気な発言をするアティカス。
ジェリコ視点で私も抱きしめたくなっちゃうよ..
(問答無用で首刎ねられそう)
何気なく「うちに着替えを置いておけばいい」と呟き、
自分の発言にハッとなって赤面するー
恋と愛に落ちたアティカスの言葉・仕草ひとつひとつが
愛おしいのです...
そんな二人の甘く、くすぐったくもある恋愛模様に身悶えつつ進む
もう一本の柱であるジェリコ妹のための復讐劇も、
ハラハラドキドキのサスペンスで読み応えたっぷりです。
悪役の処され方はもう、当然予想はつくのですが…
それでも、黒幕へと辿り着くまでのピリつく調査過程、
敵地へ乗り込んでの臨場感あふれる銃撃戦と、
最後まで息つく間のない展開に心臓バクバク。
ジェリコがあわやー...!
という場面で、アティカスにかけられた
アダムの一言に、震えました。
このアダムとアティカスの兄弟間の関係性の変化、
3巻だけ読んだ自分にもぐわっと刺さったので、
1巻2巻と読み続けてきた方々にはきっと
より感慨深く思えるのではないでしょうか。
一つ予想外だったのは、ジェリコの元彼・警官のゲイブについて。
事件に深く関わっていはいなかったことに安堵しつつ、
何かちょっとそこにも仕掛けを期待していた自分もいました;
これからの展開で俄然気になるのは、
アヴィ(マルヴァニー兄弟の双子)×フェリックス(ジェリコの弟)の関係性。
次巻は誰と誰とのお話になるのかな!?と
今から気になって仕方ありません。
初めて「自分を解放すること」「愛し愛されること」を覚えた
”ミラー”サイコパスと、そんなアティカス以上に執着心を見せる男。
読み進めれば読み進めるほど、ジェリコの言うように
アティカスは生粋のサイコパスとは言えないのではないか、
愛を知り愛を得た彼のこの先はどうなるのかー
という思いが頭を巡り、読後の今も興奮が冷めやりません。
まさかの、そっちから!?という
ラストの甘く男前なプロポーズにも萌え転がりました。
1巻・2巻も早速購入、年末年始にかけて
じっくり読んでいこうと思います。
モル先生の美麗すぎるイラストにより
妄想...いや想像力をこれでもか!と掻き立てられる、
圧巻の殺し屋×殺し屋の物語でした。ため息...
先日発売の『小説 Chara-キャラ- Vol.53』で初めて拝読した、
千地イチ先生。
(「担当編集にテレパシーが通じない!」、笑いあり涙ありで
とても印象深かったです☺︎)
まず、リアル書店で購入予定の方、
口絵がとても…官能的ですので(モザイクかかってます)
カバーをかけていただくかどうかはご一考・ご注意を…!
石田惠美先生による濡れ感たっっっぷりの口絵、
強気硬派受けの内面が伝わってくるような表紙に各イラスト、
ただただ麗しく眼福でした。
そしてなんとこちら、先生6年ぶりの文庫本とのことです✨
『許可してやるから』、硬派な受けの上から目線のタイトルが良い!
本編終盤でのタイトル回収も見事でした◎
(本編のセリフは、タイトルとはちょっと違う言い回し)
強面の実力派集団「栄座芸能」で、代表兼俳優である
”親分”こと遠藤(70代)のマネージャーを長く務めてきた真周(ましゅう・受)。
ところが突然、遠藤から”担当を外す”と通達され、
大手事務所から自ら望んで移籍してきた
”顔だけ”若手人気俳優・七星(ななせ)のマネージャーとなることに。
すると七星のマネージャーとしての出勤初日、
渋々共に食事に出かけた先で「ぜひ、交際を申し込みたい」と
熱烈な告白をされー
と始まる、一途健気年下俳優×硬派ヤクザ系ほだされマネージャーの
現代もの。
まず!個人的にグッときたのが、二人の体格差がほぼないこと。
攻め受け共に身長180センチ超えです。
攻めの方が少しだけ高く、”数センチ上から見下ろされ…”という一文に
ドキドキ、萌えてしまいました。
で、なんでわざわざ大手事務所を退所してまで
真周を追っかけてきたの?その執着は?
とグイグイ一途なアプローチに「??」が浮かんだところで切り替わる、
両視点の良さ。
なんと”再会もの”だったのですね。
(今は180超えの七星が、昔は20センチ以上も身長の低い
ちっちゃな子だった、という事実に萌え)
真周だけを健気に追い求め、追いかけてきた
七星の裏側・背景が理解できることで、
俄然彼を応援したくなる…!
ここで感慨深いのが、七星が昔真周に救われた結果
真周に想いを寄せているのと同様、
真周も過去、”親父”こと遠藤に救われた経験を持つことから
感謝の念にとどまらず、崇拝に近い感情を遠藤に持っている、ということ。
(真周→遠藤に対する気持ちは”恋”ではありません)
(ここで明らかにされる真周の過去、虐待が絡んでいて痛々しいです...)
恋愛感情かそうでないか、という違いはあれど、
互いに”自分を救ってくれた人”に強い思いを寄せているー
そして真周が常に遠藤を優先させることが、
「自分を見てほしい」「振り向いてほしい」と願う七星を苦しめることになる。
攻めの嫉妬ターン、ああ辛いよね…と思いつつ、
萌えてしまうカタルシスがあります。
特に印象的だったのが、序盤、遠藤が怪我をしたーという連絡を受け、
真周がすぐさま駆けつけようとしたシーンです。
真周を呼び止め、まだ撮影中の自分を残して遠藤を優先するのかー
と縋るような目をする七星…切ない…
真周を振り向かせるのは、なかなかに至難の業…と思わされるのですが、
ここでいきなり”再会”であることを明かしー
というアプローチにはならないところが、またグッとくるところ。
”顔だけ俳優”であることを七星本人が自覚・痛感し、
演技派俳優として認められるよう、
堂々と真周にアプローチできるよう、懸命に努力する姿が描かれています。
もちろんスムーズに実力アップ!とはいかず、
そこには様々な葛藤がありつつも。
マネージャーという、一番近い立場で七星を見つめる真周には
彼の懸命な頑張りが、ちゃんと伝わっていくのですね。
頑張っているのは決して七星だけではなく、
真周も同じーというところも胸熱。
何も言わず涼しい顔をしているけれど、七星のために必死に営業して
役をもぎ取ってくる真周もまた、熱くて一本気で格好いい。
で!
そんな攻めの頑張りという土台があっての、
”再会””追っかけ愛”であることが明かされるシーン…!
好きすぎて何度も読み返してしまう。。
こんなのもう、意地っ張りな真周だって「愛おしい」と認めざるを得ないよね。
特に「攻めの涙」に弱い方にとって(自分)、
ハートに刺さるシーンだと思います
「ひとりで頑張ってたんだな。…今までずっと」
と真周に声をかけられ、涙ながらに言葉を返す七星の姿が刺さりました。
登場の際こそ余裕ありげで飄々として見えた七星だけれど、
彼の本質は、一途健気で不器用なこの姿なんだなあ...
健気な年下くんの想いに、読んでる私が陥落です。
俳優・七星の成長と共に、その愛と想いを受け止める真周の方もまた、
徐々に柔らかく変化していく様に心打たれました。
七星を焦らせ、頑張りの起爆剤となる
重要な脇キャラ・丁嵐エナの独特な存在感も面白かったです。
歯に衣着せぬ物言いや、ええ!?とびっくりのあの人との関係などなど、
最後までピリリと辛かった( ̄▽ ̄)
男前でカッコいい俳優攻めの、カッコ悪くて一途なあがき。
その涙に一気にハートを掴まれる、”頑張る大人の青春”物語、
全263ページ(※あとがき含まず)駆け抜けました。
受けが命令口調でリードしつつ、気持ち良さに翻弄され蕩ける
濡れ場も読み応えたっぷりでした✧