やーーーー……これぞ夜光花先生!という、
かなりのぶっっっ飛んだサイコ攻めでした。
(以下、サイコっぷりについてのネタバレ含みますので
未読の方、ご注意ください)
かなり人を選ぶ作品かと思いますが、夜光先生の
『愛されたくない』なんかの執着攻めがお好きな方に、
特に刺さるのではないかと…!(自分はかなり好きでした( ̄∀ ̄))
とにかく、サイコっぷりが半端ない攻めです。
受けを守るどころか刺して殺そうとするわ、
受けを盾にして自分の身を守っちゃうわ、
媚薬を使って陵辱強姦、そして遊び感覚で魔物を操り、
学園や都を恐怖に陥れるー
いや、受けを刺し殺す攻めなんてBLで聞いたことないぞ…!?
と、該当シーンでは文字通り目が点になりました。
前世では大学生で、BLゲームの世界の
紅蓮高校1年生として転生した守(受け)。
なんとそこは、童貞だけが使える刀で魔物と戦い、
男と恋に落ちることで秘密の特殊能力が生まれるー
という大正風のとんでもない世界。
幼馴染や学園のイケメン三人組など、
自身に迫ってくるメンズからの誘惑を回避しながら
ゲームのラスボスである2年生の先輩・椿(攻め)を
倒そうと画策する守。
しかしある日、学園内の第一の殺人を防いだ守は
椿に嵌められ、刺されてしまう。
しかしなぜかそこで、彼に恋していないのに
特殊能力が開花してー
と続く、学園ミステリーものです。
刺されて死ぬはずだったところを、
特殊能力開花のおかげでなんとか助かる守。
ここからどうやって恋愛に発展するの!?と思うような
ビックリ展開なんですが、そこはさすが夜光先生。
物語の展開は早め…というかテンポが良く、
自分を殺そうとした男に陵辱されるも
快感を覚え、心も(身体も)絆されていくー
という過程が、ごくごく自然に描かれてます。
はー、先生すごい...感嘆のため息。。
いや、それにしたって守、チョロすぎるよね!?
と読みながら時折我に帰ってハッとするんですが…笑
それでも違和感なく読ませてくれる面白さ、
先を知りたくてたまらないゾクゾクわくわく感に、
ページをめくる手が止まりませんでした。
第一の殺人(未遂)に続いて起こる、
第二・第三の殺人(未遂)事件。
そんな事件を守は防ぐことができるのか、
第三の事件に関しては真犯人は誰なのか、
その動機は?
と、ミステリー好きの自分にとって
最高に昂る展開が続き、目が離せず。
そして何よりもゾクゾクさせられるのが、
ヤンデレ…というより完璧にサイコパスな攻め・椿の
執着!
”刺されたのに死ななかった”ことで
「いいオモチャ、みーつけた」と守に興味を持ち、
恋心、ましてや愛なんてカケラもなかったよね?
という彼が、物語が進むにつれて
激重執着っぷりを拗らせていきます。
読みながら、自分の中で
「あれ…?愛ってなんだったっけ...?」
と、愛の概念がバグるという感覚を味わいましたw
とんでもなくサイコな攻めと、完全なる絆され受け。
そんな二人が織りなす学園転生物語(×体格差も♡)、
面白すぎて一気読みの、ダークめ執着ラブストーリーでした。
二人の今後が心配…いや、すっごく気になります笑
守、がんばれ...!
奈良千春先生のイラストも、最高に妖しくて美麗で
物語にぴったりでした・:*+.
星10、それ以上をつけたいほど、最高に最高の
漫画作品集でした…!
特に叫びたいのが、「30歳の孝史さんも、アラフィフの孝史さんも
最っっっっっっ高ーーーーー!!!!」ということ。
(すみません、好き過ぎて&興奮しすぎて少々荒ぶります。。
レビューも長くなると思います;)
そう!!
描き下ろし漫画で、30歳の頃の孝史さんが
見られるのです…!
めっっっっっちゃイケメン、男前の大人の男性が
そこにいました。
(でも今が一番好き//)
もう、この孝史さんが見られただけで
御本をお迎えした意味がある…!と思えるほど
興奮いたしました。。
そしてレビュータイトルを繰り返す形になりますが、
上田アキ先生、画業10周年おめでとうございます・:*+.
萌え溢れる素晴らしい作品を送り出してくださり、
本当にありがとうございます。
自分の中の”イケオジ”と言えば不動の一位、
孝史さん。
年上オジ萌えのヘキの道を開いてくれた、大っっ好きな
スパダリ攻めです。
そんな孝史(菱本)さん×佑樹くんのカプをメインに、
『恋も過ぎれば』のカプ(蘇芳×セイ)のお話も
クロスオーバーしながら紡がれる番外編集、
切なさなし、MAX甘くて最っっ高に萌えたぎる一冊です。
まず、手に取った時のボリューム、厚みがすごい。
あとがきまでで278P。(圧倒的感謝)
序盤はイラストギャラリー、その後「恋が満ちたら」の番外編、
「恋がぷにたら」でミニぷにキャラになった皆のお話
(↑グランピング編描き下ろし漫画あり♡)。
その後上田先生へのインタビュー記事、
「恋が〜」シリーズ既存の特典漫画詰め合わせ、
さらに最後に描き下ろし漫画が2編入っています。
(孝史さんの30歳&38歳頃の写真のお話は
この描き下ろしにあります)
「恋〜」シリーズ、ほぼコミコミさんからお迎えしたため
未読の特典類が色々あり、それがこういった形で
まとめて読めるなんて、喜びと感謝しかありません。。
アニメイト・コミコミ・TORICO(ホーリン)・とらのあな特典だけでなく、
ドラマCDや全サ、コラボカフェ商品特典、フェア特典リーフレットなど、
ぎゅぎゅっと詰まってます。
もう本当、夢のような詰め合わせにうっとり...(*´∀`*)
全てについてレビューを書くととても
制限字数内に収まらないため、
印象に残ったお話いくつかをピックアップして
書きます。
◆描き下ろし漫画「恋をしてから」
ー蘇芳くんと白川さんー
徹夜明けで疲れ、「先寝てていいぜ」と言われ
ベッドに倒れ込んだセイ。
ふわっと蘇芳の香りがし、安心してうとうとしているところに、
蘇芳が木に触れ作業をする音が聞こえます。
”僕も触られたいな”
そんなことを思いながら眠りに落ちたセイに、
作業を終えた蘇芳が覆い被さってきてー
頬をむにむにされ、目覚めたセイ。
寝ぼけたまま「もーっすおーーー
僕を置いてどこに行ってたんだよーー」
と呟いたところでハッとします。
寝ぼけたセイの呟きに、”ははっ!!”と嬉しそうに
破顔する蘇芳。
そしてそのまま甘く濃厚なエッチが始まり…
というお話、もうただただ一言、”最高ですありがとうございます!!”
普段クールな表情の年下攻め・蘇芳が”ははっ”と
声を上げて笑う姿、瞳に焼きついて離れないよーーーーー
ー菱本さんと伊勢くんー
荷物を整理していて出てきた、佑樹のアルバム。
(ちび佑樹くん可愛過ぎ)
そして棚から落ちてきた箱からひらりと
こぼれた、一枚の写真。
パーティーでシャンパングラスを手に微笑む、
スーツ姿・眼鏡なしの30歳の孝史さん身長186㎝ーーーーーーーー!!!!(興奮)
続いて出てきた10年前(38歳頃)の写真、
ビールジョッキを片手に顔を真っ赤にし、
石野と肩を並べて楽しそうな孝史さん!♡
この頃にはもう、眼鏡になっていたんですね〜
で!!!!!
その後の一枚が!!!!
タバコを吸う孝史さん!!!!
上田先生、なんっって色気のある描き方を
して下さるのか…!!
タバコ、決して好きではないのに、そこに漂う色気に
リアルに鼻血が出そうになりました。。
大好きです、孝史さん。
その後佑樹くんに迫る孝史さんのお顔ドアップ、
心臓がもちません。。。!!
そして最後の、佑樹くんの一言。
本当そのとおり、10年後も20年後も、30年後も!!
ずっとずっとずーーっと、キスして優しさを分け合う二人で
いてくれるよね。そんな未来が見えるよね…
素敵な言葉を返しながら、佑樹くんの手の甲に
キスを落とす孝史さんのお顔が、幸せに満ちています。
最高に心に刺さる、二人の優しい愛。
たまらない気持ちになりました。
◆こいがぷにたら
(第1話〜第16話+描き下ろし「グランピングのおまけ」)
ある晴れた日の昼下がり、ひょんなことから
二人と二人を取り巻く世界が”ぷに”の世界(ちび世界)
になってしまいー
というところから始まるミニキャラSのお話です。
もーーーーー上田先生の描かれるぷにキャラの
可愛さたるや!
アクスタ等も持ってますが、紙の上で動いて
喋ってるぷに孝史さん×佑樹くんの可愛さたるや。
初詣、クリスマス、お花見、グランピング…と
季節の行事を思いっきり楽しむぷにぷに2CPに、
ほのぼの心癒されました(*´∀`*)
4人で海で遊び、日焼けした姿(ぷに姿も!)での
いちゃつきは、メイトさん特典の4Pリーフレットで見られます◎
お風呂で佑樹くんを抱えながらの、
孝史さんの「誘ってる?」の一言の破壊力よ。
まるっと一冊通して、二人で共に過ごす日々の愛おしさ、
幸福感が(言葉はなくとも)孝史さんの表情から伝わってきます。
こんな幸せをお裾分けしてくれて、
上田先生、本当にありがとうございます…!
(私も、”攻めも受けも高身長”なカプ大好きです♡←先生のコメントに絡めて)
何度も何度も、うっとりと読み返したくなる
珠玉の番外編集。
読み応えも幸福感も萌えも天井をどどーん!と
突き抜けてしまう、最高・最高・最高の一冊でした…!✨
★修正:tn細白短冊(!!♡)(紙本)
スモブル最新7巻の、コミコミ特典8P小冊子です。
漫画は6P。
朔太郎視点で語られる、久慈宅での平和で、穏やかで、
あたたかな時間。
特別なことは何も起こらないけれど、何かたまらなく
胸にグッとくる、朔太郎の心情が描かれていました。
休みの前や出勤時間がゆっくり目な日の前日、
久慈の家に寄る朔太郎。
まだ仕事がある久慈が部屋にこもっている間に
遅めの夕食をとり、ひとりで飲んだりお風呂に入ったり。
たまに久慈の部屋から漏れ聞こえるキーボードの音に、
少し懐かしい気持ちになる朔太郎。
時には一緒にお風呂に入り、えっちなことをする時もあれば
ただあたたまる時も。
浴槽で向かい合い、何も言わぬ久慈の顔に
さらけ出された”言葉にできない何か”を感じとる朔太郎。
その後の朔太郎の行動が、温かくて愛に満ちていて、
グッときます。
向かい合った久慈の両耳を両手で塞ぎ、
「耳あっためてやる」
「耳まであったかいと 気持ちいいだろ?」と。
「うん きもちいいな」
と答えた久慈と見つめ合い、キスをしてー
お風呂上がり、久慈に「くじー、みずー氷もいれてー」
と甘える朔太郎も可愛ければ、目を細めて
「あまったれが」と言い、
コップで朔太郎の頭を小突く久慈も可愛い(*´艸`)
二人のじゃれ合い、ずーーーっと見ていられますね...
そんな二人の、温かな時間のお裾分け。
素敵な特典漫画でした(*´∀`*)
櫛野先生の新刊は、エルフ王×ゲームの世界に転生した30代社畜SEの
転生ファンタジー。
転生ものなんですが、ちょっと捻った部分があり、
楽しく拝読しました。
まず、笠井あゆみ先生の表紙イラストが麗しすぎて
じーーーーっと凝視...
帯が付いていて隠れている部分、帯を外して見える
レンドールのスラリとした足も魅力的です✨
個人的に”長髪攻め大好き”ということもあり、
ビジュ満点!の攻めでした◎
深夜残業中に過労で倒れ、そのまま自身がプレイしていた
ゲームの世界へと転生してしまった33歳の社畜SE・労(ロウ・受け)。
なんと自分がプレイしていたドワーフ側のキャラではなく、
敵方のエルフの中のモブエルフ(美♡)として転生し、
頭を抱えます。
しかしこのままではエルフ王・レンドール(攻め)が
闇落ちし、モブエルフとなった自身も滅ぼされてしまう。
そこでレンドールの闇落ちルートを変え、
未来を変えようとレンドールに対峙するのですが、
意見を言えば言うほどレンドールに興味を持たれ、
気に入られていきー
と続きます。
80%くらいの人が美貌のエルフ方としてプレイする中、
あえてドワーフ側を選んでプレイする…という
ちょっと捻くれた感のある主人公・労が好きです(。-∀-)
そして王であるレンドールにも怯まず、
堂々と社畜時代の経験を生かした「お仕事改革」アイデアを
述べる姿にスッキリ。
で、ドワーフ達を魔石の採掘で疲弊させているレンドール。
この攻めが一体、どんな傲慢でひどい奴なのか!?…と
思っていたら、ただただ事情を正しく把握していなかった&
妹の命を救うために躍起になっていただけなのですね。
生意気とも思える労の意見にも耳を傾ける
懐の広さ、寛大さがある。良いキャラ...
そんな攻め受け二人も男前でカッコいいのですが、
脇を固めるキャラもまた、魅力的でした。
特に自分が好きだったのは、
ヴァレリオとレンドールの妹・エミリア。
このヴァレリオ、お話の流れ的にてっきり悪役かと
思いきや…!の展開にびっくりです。
労が転生してきて色々頑張ることに伴い生まれた、
”ゲーム世界の歪み”。
物語中盤以降、その歪みの影響が明かされる過程で
「ヴァレリオー!!疑ってごめん...」という気持ちに;
転生世界の”修正力”によって意に沿わぬ行動を
取らされた後の狼狽えるヴァレリオが不憫で...( ; ; )
その後しっかり救われて、ほうっと一安心です。
笠井先生の描かれるヴァレリオのビジュも
素晴らしく麗しく、目と心を奪われました。
妹・エミリアもまた、儚げなのに
強く勇気を持ったキャラで、櫛野先生が「お気に入り」と
おっしゃるのが分かる!!
敵方だったエルフ達の人柄や考え方に触れ、
それを受け入れ変わっていく労。
そして、異世界から来た労の意見やアドバイスを受け入れ、
世界を良き方向に変えていこうとするレンドール。
「バグ排除」が始まった世界の未来を変えるためにー
手を取り合う双方の柔軟な姿勢が読んでいて心地よい
物語でした✨
一方で、互いに認め合いながら、その感情が
恋愛感情へと変化していく過程は、
より一歩踏み込んで詳しく見たかったかな、という気もします。
そしてラスト!
魔王討伐へ、いざー
という興奮に満ちたラストが素敵なんですが、
もーーー本当に自分の欲を言えば、魔王を倒したぞ!!ってところまで
ちょっとやっぱり見たかったかもー...!!
(でも良いラストだと思ってます..!)
と、そんな欲張りな思いも抱きつつ、
それでもやっぱり櫛野先生安定の溺愛っぷり、
爽やかな甘さに浸れる一冊でした・:*+.
櫛野ゆい先生の新刊と共にお迎えした、こちら。
溺愛獣人大正風浪漫「第二弾」とのことですが、
第一弾(虎獣人、今作の攻めの上司が攻め)未読の自分でも
問題なく読めました☺︎
安心安全!の、櫛野先生の獣人溺愛もの、
あまあまに浸りたい…!という今の気分にピッタリ、ドンピシャでした✨
櫛野先生があとがきで語られているように、
恭一郎(攻め)は本当にまるっと”理想の旦那様”。
そんな旦那様を、自身の能力を使い
幾度も助けることになる千春(受け)もまた
健気で一途で一生懸命(+不憫)で、
心から応援したくなるキャラでした。
小さな薬屋を営む千春。15の時に母を事故で失い、
商店街の人々に見守られながら暮らしています。
そんな彼はある日、銃に撃たれて傷ついた銀狼を
自身の持つ治癒能力で救い、短くも温かい交流を持ちます。
その後銀狼は森へ帰り、またひとりぼっちになってしまったー
と思っていたところ、なんと千春が華族の血を引くものだと
告げる人物が現れ、そのまま成り行きでなぜか
霊獣一族・狼谷(かみたに)一族当主・34歳の恭一郎のもとへ
嫁ぐようにと強制され…
と続く物語です。
治癒能力を人に対して使ってしまうと、
激しく疲弊し場合によっては自身の命も危うくなる千春。
そんな彼のトラウマとなっている、「母の命を救えなかった」過去。
終盤、千春を庇って大怪我を負った恭一郎を
目の前にし、過去のトラウマが蘇るシーンでは
思わず泣きそうに( ; ; )
絶対に恭一郎を救ってみせるー
と決意し、持てるだけの力を全て注ぎ込む千春の描写、
息を呑んで手をギュッと握って読みました。
銀狼がまさか恭一郎だとは思わず、
自分の悩み事をとつとつと語る千春の様子、
そしてそれを聞いた銀狼(恭一郎)が慰めるように
千春にスリスリする姿には、萌えしか広がらず。・:*+.
そして何よりじーん...と胸熱くなったのは、
引き裂かれた千春の父母の悲恋と、
その千春の父と恭一郎(&恭一郎父)との繋がりのお話。
恭一郎と千春との出会いは、まさに「運命」と
言えるものだったんだなあ…
諜報活動を見事にこなす、軍服姿の最高にカッコいい旦那様。
まさに自分の理想の年上スパダリです。
愛する番のため、安心できる場所に巣を作りたいー
と、千春が薬屋を続けられるよう、
自分の屋敷ごとお引っ越しさせちゃう
大胆さと懐の広さ、愛の深さにグッときました(๑•̀ㅂ•́)و✧
第一弾の虎獣人のお話もまた、溺愛あまあまとのこと。
そちらも追って拝読し、溺愛の海に浸りたいと思います୨୧
車谷先生の『こんなにえっちでごめんなさい。』
電子特典おまけ漫画(2P)のこちら。
陽汰の要望で、蓮の出演作
「鬼畜彼氏vol.9 〜かわいい顔が顔◯でぐちゃぐちゃ〜」を再現エッチ(?)
することになりー
というお話。
タイトルどおり、鬼畜攻めによる言葉責め→顔◯→言葉責め…
と、顔◯を言葉責めでサンドイッチした蓮さんの、
こちらを目を眇めて見つめる表情が…!鬼畜彼氏そのもの。
涙目でドプッと出されたものを受け止める陽汰は
恍惚の表情、ゆ、歪んでるー...!って感じなんですが
その後のラストの一コマがなんともほのぼの、で
拍子抜け…な感じなんですが、いや、
蓮さんの素はこっちなんですよね。
「最高でした!」と満足げな陽汰と、
そんな陽汰の顔を拭き拭きしてあげる蓮ー
か、可愛いっっ!! (*´艸`)
「目に入ってない?大丈夫?」と優しい声がけをする
蓮の裏の顔、自分の隣に引っ越してきたワケを
陽汰は知らないんだなあ(きっと永遠に...)…と思うと、
ニヤけてしまう(。-∀-)
エッチでほのぼの、そしてあまーーーい特典漫画でした♡
★修正:白抜き...残念;
はーー……2巻も胸痛みながらも目を離さずにはいられない、
素晴らしい内容でした…!
社会派サスペンス(かな?)ドラマを一気見したような高揚感です。
シリアスな学園オメガバースだった1巻。
αからΩへと変わってしまった主人公・鷹虎の
衝撃的な選択、インパクトがありました。
そして続く2巻は、大学生となった彼ら(Ωたち)の
描写から始まり、25歳の社会人となった頃までが描かれています。
もう、これ、この作品の”Ω”を”女性”に変換してみると
当てはまっちゃうな、、ってことばかりで、痛いし辛い。
”扶養”制度とは、本当にΩを守るためのものなのか。
Ωであるがゆえに襲われそうになっても、
プロジェクトの継続と成功のため、我慢(≒泣き寝入り)を
選択せざるを得なかったり。
(※今回、鷹虎がレイプ未遂に遭う場面があります。
相手が悪者ではないだけに、その描写がまた辛い、、)
けれど一方、彼らの逞しさや足掻く姿に希望を抱いたりも。
鷹虎の元彼・烏間の結婚と事業化への転身(?)なんて、
まさに”富豪と結婚した美人”がそれに乗じて自らビジネスを始めー
という、現実世界で既視感あるぞ…?という光景です。
αはαとして生まれただけで下駄を履いており、
Ωは一段も二段も、いやそれ以上に不利なスタート地点から
這い上がらなければいけない。
そして、這い上がるためにはαと同等、それ以上の努力や気力、
体力が求められー
と、まるで”女性と男性のリアル”を見ているかのような
描写にもう、動悸が止まらず一気読みでした。
そして1巻では鷹虎×有坂というカプが
メインで描かれていましたが、
この2巻では鷹虎×亀山がメイン。
(有坂は7歳年の離れたαの龍ヶ崎とのお話が
途中、入っています)
鷹虎と亀山の同居生活、鷹虎優位ながらも
甘さ漂うセックス(Ωは穴が二つあるんですと…!直腸責めあります)、
そしてそれぞれが社会人となり、重大な選択を前に
関係に亀裂が入りー
と、「3巻!!! 3巻をくださーーーい!」と
叫びたくなるエンディングです。
それにしても、1巻での「子宮を取る」という
選択にも度肝を抜かれましたが
この2巻での「子供を持つ」ための鷹虎からの選択肢の提示、
それに唖然としてしまった...
この問題に関しては、自分は完全に亀山サイド。
鷹虎の言っていること、その提案内容が
人間味なさすぎて宇宙人すぎて、
引くというより頭の中が「???」とハテナでいっぱいに。。
この鷹虎提案の「子供の作り方」がなんといっても
強烈なんですが、それ以前に二人の間の
”子どもを持つか、持たないか”という選択にも
ズレがあり、これは一体、どうやって折り合いつけるのだろうか、、と
気になって仕方ありません。
鷹虎が偶然遭遇した大柄な大雀(Ω)、
その悩みにつけ込むようなやり方。
(鷹虎には一切悪気のないところがまた、痛い( ; ; ))
それぞれ種類の違う葛藤を抱えながら生きる
Ωたちの生き様。
まだまだ当分、この深く痛く、シリアスな人間ドラマから
目が離せそうにありません。
3巻も…全力で待ってます!!!
あっ。
今回個人的に萌えたのは、
ヘタレ敬語年上メガネな龍ヶ崎(α)×有坂(Ω)カプでした。
ヒート中の有坂のフェロモンに当てられながらも、
「きみがいやなら 去勢でもなんでもするからっ」
との叫びに、胸が詰まって。。( ; ; )
それに対する有坂の返しがまた、鬼!!!
…なんだけど、歪んでるんだけど、
そこまでして有坂を決して傷つけることはしまい、
とする龍ヶ崎の愛に触れ、絆されたよね、、と感じられる
有坂の姿が、とてつもなく愛おしかったです。
メインカプ以上に心に響いて、胸がきゅーっとなるカプでした。。
はあ…総じて、なんと言えばいいのか。。
「それぞれの生き様を見よ!」という熱い魂を
見た、圧巻の一冊でした。
とらのあな特典の両面カード、裏面漫画は
”いいムードをぶち壊す亀山くん”の3コマ漫画でした(*´艸`)
「ムードキャンセラー亀山」って、なんだかカッコいい笑
本編がシリアスな決裂で終わっただけに、
ふふふ...と笑えて楽しい内容、嬉しかったです◎
★修正:tn白短冊(紙本)
『溺愛αと野良Ωの結婚』シリーズスピンオフ、
「溺愛αと〜」の受けに酷い言葉をぶつけていた野良Ωの
星那(せな・受け)が主人公のお話です。
スピン元作品のカプもちらっと出てきますが、
未読でも問題なく読めると思います☺︎
大柄・顔に傷ありのα×意地っ張り野良Ω。
共に傷を抱えた”ワケあり”同士の夜明けのストーリー、
引き込まれて一気読みでした。
絵柄がややスッキリ目のため、ちょっと好みの
分かれるところかも...?とは思いますが、
一方的ではなく相互に救済するストーリーが心に響く、
素敵なお話でした・:*+.
Ωというだけでまともな職にも就けず、
ホームレス生活を続ける星那(Ω・受け)。
そんな彼はとあるスナックのママに拾われ、
働くことに。
そこにはαと隠して働く盤(α・攻め)がいてー
という出会いから始まるストーリーです。
個人的に長髪キャラ大好き(攻めでも受けでも)なので、
まず星那のビジュ、一つにまとめた長髪が萌えポイントの一つでした。
そして寡黙黒髪、大柄攻め・盤!!
倒れた星那を抱き抱えて運ぶ姿や、エッチの時の体格差に
激しく萌えます//
顔の傷のわけが明かされる後半、切なかった..( ; ; )
昔番になったΩを忙しさにかまけて放置し、その結果…
というもの。
(詳細に語られるわけではないのですが、ここ、
より深く知りたかった気もする…!)
取り返せない過去の時間を後悔し続ける盤ですが、
意地っ張りだけど心のうちでは震える星那を見、
その頑張る姿、健気さに触れて絆され、
”愛おしい”と思うようになっていくんですよね。
星那は星那で、硬派ぶっきらぼうな感じか?と思いきや
意外と優しい盤の態度に戸惑い、けれどそれが
くすぐったくて甘くて嬉しくて…
と、互いに絆されていく様子、その過程が
キュンMAXな見どころでした◎
そして起こる、不穏な動きと事件。
BLで何万回見たパターンか分かりませんが、
やっぱり「受けを救い出す攻め」って文句なしにカッコいい!!!!
窮地に陥った星那のもとに駆けつけ、救い出す
盤のカッコ良さよ。
ストーリーを読み終え余韻に浸った後、
「あとがき」を読んで表紙を見返し、
またじーーん...
表紙、婚姻届を書いているところだったんですね(*´◒`*)
二人のこれからに幸あれ✨
そんなふうに思って本を閉じた、夜明けのオメガバース物語でした。
欲を言えば、表紙の「結婚」に至るまで
もう少し長く二人の姿を見ていたかった…!(脳内妄想で補完します✧*。)
★修正:白抜き(結構白め、、残念)電子シーモア
名倉和希先生の新刊『転生したら元恋人が〜』の
コミコミさん番外編SSのこちら。
本編も(シリアスながら)笑えるシーン満載でしたが、
このペーパーでも名倉先生らしいコミカルさが
存分に発揮されています◎
個人的に大好きなキャラ・執事ブレアと
ウィリアム(攻め)との掛け合いに、
おおいに笑わせてもらいました(*´艸`)
このところ悩み続けているウィリアム。
そのせいで食欲が落ちている彼を心配して、執事・ブレアがある夜
夕食後に「どうかなさいましたか」と尋ねてきます。
そんなブレアに、ウィリアムが打ち明けた内容とはー
と続くお話。
溺愛が過ぎてちょっと様子がおかしくなっている
ウィリアムの心配事なんて一つしかないよね、と
もう序盤の時点でニヤニヤなのですが笑、
その相談内容は「やっぱり!」というものでした(。-∀-)
今後、ジョナスを社交階に深く関わらせるべきか否かー
王立学院を卒業後、官僚試験を受ける予定のジョナス。
官僚になるのであれば、あまり社交会での
交流に重点を置かなくてもいいのでは?
いやいやしかし、将来自分の伴侶となるのであれば
それなりの社交は必要か…
と、ここまでは真剣なお悩みなのですが
その後に続くセリフが!笑
「あの子は魅力的すぎる」
「ジョナスをもう人前に出したくない」
「心が狭すぎると笑うがいいさ。
私だけのジョナスでいてもらいたいのだ」
そして、ウィリアムが吐露したそんな悩みを
「ふっ」と鼻で笑うブレア!ꉂ(๑˃▽˂๑)
ジョナスを色々なところへ連れて行き
思い切り見せびらかせばいい、
そして懸想する輩が出てきた場合は
その時こそウィリアムが出て行き、堂々と
”ジョナスは自分のものだ”と主張すれば良いー
そんな力強いブレアの言葉(さすが!)に、
衝撃を受けて言葉を返すウィリアムの姿も
なんだか可愛くて可笑しくて、
笑っちゃいましたw
で!
てっきり、これは二人きりの相談事なのかと思いきや!
その場にジョナス、いたんかい!
と思わず読みながらツッコミ。
顔を赤らめて「ちょっと…!」と割って入る
ジョナスが可愛過ぎます。
にこ、と微笑み嬉しい言葉を告げてくれるジョナスと、
そんな彼の手をギュッと握って甲にキスを落とすウィリアム。
本編でのいろんな苦労を知っているだけに、
二人のこんな激甘なやりとりにも、心が弾みます(*´艸`)
素敵なお話でした。
二人の結婚式とか、新婚生活とか、
そんな”これから”もぜひぜひ番外編でまたいつか
見られたらいいな。✨
無愛想堅物受けの変化、その表情や仕草やセリフが
全部全部愛おしくてたまらないーーーー!!!
少女漫画のようなキラキラ感、キュン...
が詰まったお話でした。
”立ってるだけでモテる”遊び人風先輩×真面目堅物後輩の
学園ストーリーです。
普段は攻めに激しく萌えることが多い自分。
ですがこちらの作品は、受け・柊の
花がほころび開いていくような可愛らしさに、
ハートを撃ち抜かれました..//
作中で先輩・柳(攻め)が言うように、
柊は無愛想なんじゃなく、とんでもなく
不器用な子だったんだな…と(。-∀-)
教師にも一目置かれる(敬遠もされている)秀才、柊。
友人のいない柊ですが、唯一、放送部から
流れてくる先輩・柳の声が癒しとなっていました。
そんなある日、学内の女子ファンから追われて
逃げてきた柳と遭遇。
その評判と違い、もっさりした姿に驚きます。
さらに先輩は「可愛い」なんて言って
軽ーい様子で柊に迫ってきてー
と、”第一印象(割と)最悪!”
なところから始まる物語。
最初は自分の声のファンである柊に
からかい半分に声をかけていた柳だけど、
柊との交流が深まるにつれ、
ズブズブに柊の可愛さにハマっていく様が良い〜!!✨
DTでもないのに…!と自らにツッコミ入れながら
かああ..//と頬を染めたり、意を決した表情で
「好きです」と告白してきたり。
特に最大限に萌えたのが、二人で出かけたフェスシーン!
最前列を陣取り、柊を守るように(そういう意識で♡)立つ姿、
音楽を聴きながらも触れ合った部分の体温を感じ
ドキドキ胸高鳴る様子、
そんな描写に最高の甘酸っぱさがある!
もーーー胸がキュンキュンしました(*´∀`*)
夏フェス…一度も行ったことないけど、
現世で徳を積んで生まれ変わったら
来世で行ってみたい...!笑
”声”がきっかけとなり始まる物語ですが、
柳からの告白ーという一大シーンもまた、
”声”が重要な役割を果たしてます。
お互い最大限に照れながらの告白シーン、
最高に甘かった…!♡
と、そんなチャラ攻めの変化や告白シーンにも
萌えに萌えるのですが、
先述のとおり受け・柊の健気さ可愛さも
天井突き抜けてます。
特に描き下ろし、先輩が大学生となった後の
「何か言いたいことあったら言って」と言われた時の
柊のリクエスト!! 可愛すぎんか!
あんな恥ずかしげに可愛いこと言われたら、
毎日毎日何回でも「好き好き好き好き」って
伝えてしまいそうです(誰が?)
ハートを鷲掴みにされる先輩、
分かる分かるよーー!!と共感の嵐でした◎
そんな二人の関係は、本編では舌が絡むキスまで。
(でもその後…と余韻を残す終わり方)
お付き合いを始めてからの二人のイチャあまっぷりを、
もう少し見たかった気もする...!
目の幅が狭めだったり、
デフォルメキャラが若干カクカクした感じに見えるかな?
と絵柄については気になるところもあり、
とちょっと好みの分かれるところかもしれません。
とはいえ、あまーく優しい雰囲気で
ふわっと幸せに包まれる柔らかな一作、
楽しんで拝読しました☺︎
★修正:なし(描写なし)(電子シーモア)