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初カレ。 1 コミック

あがた愛 

「ああ言えばこう言う」攻めにほだされ始まる、”恋人ごっこ”

帯の言葉、「あがた愛先生史上最もピュアなファーストラブ”」に
偽りなし!!

だけれども…!

次巻、長尺初えっちがあるってよーーーーーー!!!٩(ˊᗜˋ*)و・:*+.
(先生のあとがきより)

と、あとがきを読んでひとり大興奮でした。。
(2巻完結のシリーズとのことです)

有償小冊子付きが読みたいな、とメイトさんの特典付き紙本を
お迎えしたこちら。
(小冊子の内容についてはレビュー最後に記載します☺︎)


評価は神寄りです。

この1巻で描かれるのは、雪野(受)が恋心の”芽生え”を自覚したところまで。
二人の心が重なる一番の山場(※個人的に)はまだー
ということ。

そしてこれは完全に自分の”萌えポイント”に関する我儘なのですが、
出来れば攻めもDTでいて欲しかった…っ!!!

と、勝手にしょぼん...となったところがあり(すみません)、
萌え度としてはこちらの評価にさせていただきました
(でも続く2巻にすごく期待していることは間違いなく!!)

一途不器用な中学時代の後輩×誰にでも平等に優しい、「恋」を知らない先輩。

すれ違い様の「好きです」告白、
それに対する雪野(受)の「誰?」という返しー

と、気になりすぎる”再会からのスピード展開”で始まるお話。

人が求める言葉を、絶妙のタイミングでかけられる器用な雪野が、
実は無理して合わせて笑っていたりと、決して器用ではないこと。

珠央(攻)だけは....と言いたいところですが彼だけではなく、
実は雪野の友人・洋介もそんな雪野の不器用さに気づいているのですよね。
(で、実はこの洋介がかなり(攻めよりも...かも)自分の好きなタイプでした;)

珠央には裏表がなく、取り繕うこともなく、嘘もない。
その分ストレートすぎて冷たく響き、
人間関係に支障をきたしてしまうこともあるけれど、、

あまりに真っ直ぐな珠央の姿を前にすると、
つい雪野も調子が狂って普段言わないような本音が
ポンポン飛び出してしまうの、分かる気がします。

まさかの初デートが「高尾山」で呼んでる私も
雪野同様びっくりしたけど笑、その理由を知ってきゅーん...でした。

「恋人ごっこ」が始まる前、”ああ言えばこう言う”態度で
絶対引き下がらない珠央の執着、執念も良い( ̄▽ ̄)


何をもってしたら、「好き」って気持ちが分かるのかー

雪野が抱えていたこの疑問への答えは、
終盤の彼の、トクトク高鳴る心にあるんだろうな...(*´∀`*)

珠央が一体いつから、どうして雪野のことが好きなのか。
そのきっかけとは?という大事な部分は、
珠央自身の”はぐらかし”によって、この1巻では明かされず。
彼の家庭環境にも何かまだ隠されていることがあるのかな...?

キスもまだ、なウブウブなこの状態から、
2巻の初えっちまで、一気にどう展開してゆくのか...!

「恋人ごっこ」から始まった恋の続きを、
楽しみに待ちたいと思います☺︎


★修正:なし(キスも濡れ場もなし)紙本で拝読

★アニメイト有償特典小冊子「雪野がメイド服着る話」
本編2〜3話くらいのお話。
文化祭でバスケ部がメイドカフェをすることになり、
メイド服姿になった雪野。
それを見た珠央は平然としていたのに、
ある瞬間に真っ赤になって焦り出し…!?

という、うぶピュア可愛いお話でした(*´◒`*)
裏表紙、珠央の瞳にハートがあるのもキュンとくるポイントです◎

「unknown」=”秘密”を共有し、並んで生きていくことの喜び

ああ…!シリーズ3作目(スピンオフを除く)のこちら、
ちょっと感動が過ぎて言葉にならない( ; ; )

互いを「守りたい」と強く願う二人の確固たる絆に、
ハートを撃ち抜かれる巻でした。

発売日の今日、とらのあなさんで有償アクリルコースター付きをお迎え。
こちら、グッズ好きの方には強く強くお勧めしたい...!!
二人の幼少期(3話扉絵)、手を繋いだアンナ&みつるの絵柄が
最っっ高に可愛いです...!(*´◒`*)

手を引いてリードしてるのがみつるなのが、また良い。
思えば幼稚園時代、最初に声をかけたのもみつる→アンナでしたね。

御本はずっしりとした厚みがあります。
紙本、ページ数が振っていなくて正確な数字は分からないのですが
多分250P〜300Pぐらいあるんじゃないかな?

その厚みに読む前から期待高まりましたが、
内容もすっっっ...ばらしかった。。
”愛”と”サスペンス”要素のバランスが完璧。
文句の付けようのない「神」でした。

ヒトの血液を糧とする「バイター」・アンナ×バイターが好む血液を持つ「ネクター」のみつる。

幼馴染の二人が紆余曲折を経て恋人となり、
共生契約によって互いの「血」なくしては生きていけない体になり…
文字どおり”唯一無二”の関係へ。

そんな二人の蜜月の日常から物語は始まり、
みつるがネクターである自分の血液を研究所へ提供、
終盤新たな事実が発覚することに。
(これはちょっとビックリ、そしてみつるのセリフに心震えた)

そんな中、アンナをバイターだと疑い、
執拗に追いかけみつるに接触してきた記者が現れてー

と、ハラハラ展開により物語が大きく動いていきます。


みつるが怪しい記者と接触していることを早くから掴んでいながらも、
「それは必ず俺のためなんだ」と理解し、
束縛したくない...という思いから何も追求せず、
口も手も出さなかったアンナの忍耐強さ、愛と信頼の深さよ…!!

嫉妬や独占欲や心配に駆られ
我を忘れる攻めも大好きなんですが、
この二人に限っては、そんなフェーズはとうに通り過ぎてた...

そして、シリーズ1巻から変わらぬみつるの
男気と健気さ一途さにも、胸打たれます

幼少期からずっと、みつるのことを「隠して守って」きてくれたアンナ。
3話でみつるが「今度は俺がお前を隠してやる」と
アンナを守る決意を固めるシーン、痺れました。。

幼いアンナを、後ろからそっと抱きしめるみつるの腕の力強さよ( ; ; )

結果的に、みつるが一人でアンナを守ることは
叶わなかったけれど。

二人で共有し、話し合い、立ち向かうことで
想像もつかない”解決方法”を導き出した二人に感服です。

まさか怪しい記者がアレで結局あーなるなんて、驚いた!!

タイトル”unknown"が示すとおり、
「誰にも知られない」二人だけの秘密を共有し、
共に並んで生きていくー

その喜びに心震わせるみつるの独白、
これぞ究極の独占欲”で”執着”で、”愛”だよね...と思わずにはいられません

描き下ろし前の最後の見開き2ページ、
「愛してるよアンナ」と振り向いて手を伸ばすみつる。
幼少期の時から、手を引っ張るのはみつるの方なんだね(ˊ˘ˋ* )

そしてラストの大ゴマでアップになった二人の手!!
そこに光る「愛」の証、二つの指輪の煌めきに言葉を失いました。。

”あんみつ”の物語は、ここで終了となるのかな。
…正直、とてもとても寂しい。。

番外編でも、その他の形でも、
また二人に何度でも会いたい気持ちです
(先生、二人の物語を3度も描いてくださり
ありがとうございます…!)


今回、「エロエロ」とまではいかないまでも
4度ほど出てくる二人のえちシーン、
どれもが甘くて甘くて蕩けました。

言葉で態度で、どこまでもストレートに「好き」を表すみつる。

血液交換の際はもちろん、そうでない時でも
我を忘れて乱れ蕩け、アンナを喜ばせる姿が可愛くてもう、
読みながら「可愛い」「最高」と何度呟いたことか。(ああ語彙力...)

互いが”魂の半身”である二人の愛と絆。
そのとんでもない深さを思い知り、酔いしれる巻、
一切文句なし!! の、「神」一択です。


★修正:tnトーン(紙本)
※中に挿入っている描写(1コマ)は白抜き

体位もいろいろ、みつるが失神してしまうシーンや
みつるの言葉にアンナが我慢が利かなくなるシーンもありで、
とてもとても満足度の高い濡れ場の数々でした...(*´◒`*)

★とらのあな特典リーフレット
1Pは5話扉絵ラフ、1Pが漫画になっています

思ったことはなんでも言葉にして共有しよう、とアンナが提案するも、
その後みつるから繰り出されるあまーーーーい言葉の数々に
頭が爆発してしまうアンナのお話でした(*´艸`) ❤︎

大好きな人に近づきたい…!ガンバレ望田くん

『望田くんは恋をしている 2』コミコミさん特典リーフレットのこちら。

漫画部分は2P、多数の資格持ちの所長(桐生)の話を聞き、
燃え上がる望田くんのお話です。

それにしても所長、大型免許(バイトで時給上げたくて昔取ったとのこと)、
行政書士・中小企業診断士・FP2級...と本当にいろんな資格を持ってます。

「全ては金のためやな」なんてチャーミングな笑顔を見せたところ、
望田くんが「なんか…見る目変わります」とポロリ。

思わず「え?嫌われた?」と問いかけると…

キリッ!とした顔で「いえ」と否定する望田くん。

所長に少しでも近づくため、俺も資格取らねば!!と密かに
内心燃えていたのでしたー

というオチ。

社労士の資格も取りたいんだけど、と呟いていた所長の呟きを
しっかりキャッチ、”俺が取りますよ”と呟いてるところまで健気...!

本編では切なさに胸張り裂けそうになるシーンもありましたが、
こちらのリーフレットではほのぼの、可愛い二人の姿が見られ
ふわっと優しい気持ちになりました(ˊ˘ˋ* )

がんばれ、望田くん!✧*。


★修正:なし(そういったシーンはなし)

読めば読むほど”傲慢オジ受け”が愛おしくなる不思議

akabeko先生の新刊、最高オブ最高にたぎって、
癖・フェチを刺激されるオジ受けBLでした…!

傲岸不遜なノンケおじさんが、
弱ってるところを年下攻めにつけこまれて恋に落ち、
自分を見つめ直して再出発するまで。

クールな攻めの意外な一面や、嫌味なおじさんの可愛いところが
ページを進めるごとにざくざく出てきて、
萌え転がって一気読みです(*´◒`*)


受けに憧れ入社してきた年下SE×傲慢なノンケ(妻子持ち、途中で離婚)副社長。

作中で受けが攻めに言う「人格に難がありすぎる」って言葉、
本当にそっくりそのまま直太朗さんに返したーーい!!

ってほど、見栄っ張りで世間体のことだけ考えていて、
自分にとって都合の良い理解しかできない人物…

そんな初っ端から好感度ダダ下がり↓な直太朗(受)ですが。

社長である兄と経営方針で衝突し否定され、
息子に女装癖があると分かりなじったところ妻から三行半を叩きつけられ、
家を追い出されてしまう。

まさにタイトルどおり、
急転直下の凋落、フォールダウン...

最初はやや斜めから”ざまぁ”的に見ていたのですが、
百合の花束のエピソードは読んでいて切なかった。グサッと心に刺さりました( ; ; )

夫であれば当然知っていて然るべき、と思えることを全く知らなかった、
知ろうともしてこなかったことに気付き、今更ながら愕然とし萎れる直太朗。

起き上がろう、もう一度やり直そうとしても時既に遅し…

まあ自業自得と言えばそれまでなんですが、
ぎゃあぎゃあ言いながらも、自分を省みることが出来ない人ではないんですよね。

決して根っからの悪人ではない、弱さを隠し持った不器用オジさん。

「だめだなあー...」と思いながらも、
何故かなんだか、心の底から嫌うことはできない。

上条(攻)の家に泊まらせてもらい、ベッドの中で
「妻のことも息子のことも どうしてありのままで愛せなかったんだろう」
と呟くシーンが切なく印象に残りました( ; ; )


幼い頃の紙飛行機の思い出からも、
直太朗が不器用ながらに一生懸命、
父や兄に追いつき追い越そうと頑張ってきたことが伺えます。

そうして直太朗という人物の背景が分かり、弱さに触れているうちに
なんだかとてつもなく、彼が愛おしくなってしまう不思議…!

幼い頃、父や兄を超えようとして墜落させてしまった紙飛行機のように、
その時からずっとずっと、直太朗にとって人生は”フォールダウン”の
繰り返しだったのですね...


で!

そんな面倒くさい(←)副社長相手にも臆さず敬語なしで話し、
どこか飄々とした態度の攻め・上条が実は!

憧れで思い入れのある製品、その製作者である直太朗に憧れ
入社してきた人物だったなんてー…!

それがバレてしまった時の、上条の「あえ〜〜〜...(赤面)」が
自分の萌えツボにトスッ!と刺さりました。
か...可愛い....最高に可愛い...//

全編通して、恥ずかしがってるシーンは受け・直太朗が多めなので
この貴重な攻めの照れシーン、何度も見返しては味わいました(。-∀-)

とことん落ち込む直太朗を励まそうと、さりげなく料理に誘い
共に時を過ごす姿に、未来のスパダリが透けて見える。(好き)

上条の口から語られる幼き日の父との思い出、
直太朗に憧れるきっかけとなったエピソードも十二分に素敵なのですが。

「ああすごい...!」と思ったのが、
どこか感傷的で単純とも言える子供時代の”思い出”だけでなく、
上条にとっては製品の技術・緻密な設計の細部こそが
直太朗に興味を持つきっかけになったのだー

という部分。

読者のストレスにならない範囲で、専門的な言葉で説明されたそれが
上条→直太朗への真剣な、心からの”憧れ”を表していてじん...としました。
(先生、製品の構造について結構深くお調べになったのではないか、と思います。
頭が下がります)

直太朗が必死に隠して隠して、誰にも見られないようにしていた弱さ。
それを上条には見られてしまい、”幻滅された...”と誤解し
体調が悪いのを押して弁解にまで行っちゃう直太朗だけど。
(↑このシーン、無自覚な直太朗の”甘え”、可愛らしさにたまらなく萌えました)

そんな弱さを知ってなお、「また射抜かれてしまいました」と語る
攻めの愛の深さ(と長さ)、懐の広さたるや…!・:*+

ほぼ直球の愛の告白にも「?」ってなってる
頓珍漢でポンコツなおじさん直太朗に「もーーーっ」と思うも、
可愛いですw

年下くんからの直球アプローチにわたわたしながらも、
その誠実さに応えようと真剣に向き合う終盤の直太朗、
可愛くて男前で愛おしすぎました。

”フォールダウン”続きの人生、展開だけれど...

新たな恋のスタート、という光に加え、
息子との関係に、ちゃんと「アップ↑」があったことが嬉しい...✧*。

そして!

そんなこんな、なんやかんやで二人の濡れ場はなしかあ〜と思っていましたら。。
(個人的には濡れ場なしでも文句なし!の「神」です)

最後の最後、描き下ろしでもう、萌え悶える二人の”初めて”が
見られました。

「そこは”抱いて”って食い下がれよ」

この上条の一言の破壊力たるや...!! 鼻血噴きそうでした笑

ページ数は少ないのに、萌えて萌えて萌えて、
萌えて仕方ない甘くて甘い「初めて」でした✨

落ちて落ちて落ちて、落ち切ったところからの傲慢オジの再出発ストーリー。
切なさの先に見えた光に救われ、胸いっぱいになるお話でした。
文句なし!の「神」評価、星5つです★★★★★


あ、先生の描かれる絵も大好きなんですが、
今回特に刺さったのが「手」の描かれ方でした...
手の血管、節くれだった感じ(決してシワシワではない)などに
攻め受け共に「男」の魅力を強く感じてグッときました(*´◒`*)


★修正:tnトーン+白短冊(〜3本)(紙本)
濡れ場自体は少なめなので、電子で白抜きになっていたとしても
そこまで気にはならないかな?と思いました(でもやっぱり短冊だと嬉しい)

甘くて苦くて、近くて遠い”キラキラ”

木下けい子先生が大好きで、雑誌連載でも追いかけているシリーズです。
待望の2巻、美しくて、切なくて、途中涙が出てきてしまいました( ; ; )
色々込み上げてくるものがあり、以下感情のままに
つらつらと書くレビューになってしまいますが、、

30代、年上の税理士事務所所長・桐生×新入社員・望田くん。
電車の中で、皆が迷う中さらっと人助けができてしまう(カッコいい...)、
”天然人たらし”な上司に恋する部下が主人公のお話です。

まず表紙が良い!
こちらを見て、少し微笑む望田くんの表情が印象的です。
作中で所長こと桐生(攻)に何度も「目が綺麗だなあ」と言われたり
思われたりしている望田くんですが、本当にこの表紙のグリーンの瞳に
吸い込まれそうになります。

表紙をめくって折り返し、袖の部分にあった先生の言葉に100%共感・同意。
先生ご自身も応援している望田くんの恋、私も「どうか叶って....!」と
願いながら祈るような気持ちで拝読しました。

この2巻は桐生の友人の弟だという新キャラ・足立の登場を機に勃発する三角関係、
優しい桐生の言動に一喜一憂する望田くんの心の内、
そして決意と決行の末の......という大きな流れが描かれています。

1巻から読み返してみて、とても強く心に響き残ったのが、
”キラキラ”という言葉。

この”キラキラ”が、なんとも甘やかで優しくて、
その一方切なさに満ちて残酷でもある...

「目がキラキラしてる」と言われた時の、望田くんのときめき。
1巻に出てきた”恋の音”である「キラキラ」が、
思わぬ所長との静岡デート(ではない)で望田くんの心の中に積もり積もっていく音...

"キラキラ”という表現に音などないはずなのに、
読んでいて確かに望田くんの恋の音が聞こえてくるような描かれ方が
本当に素敵でした

望田くんの独白の中の、
”所長のなにげない話も キラキラした宝物みたいに思えて集めてしまう”ー

この言葉!分かる、分かるよー...
自分が昔していた片想いを自然と思い出し、今でも覚えている会話を
頭の中で反芻してしまった...

望田くんにとって特別な言葉で、特別な感覚でもあるそんな「キラキラ」が
所長の口から足立くんへの評価として出てきた時、、
ハッと時が止まったような表情をする望田くんの姿に、
切なさが込み上げてきました(まだ序盤なのに...)

そして、所長の言葉に背中を押される形で思わず飛び出た、
望田くんの精一杯の想い。

夜道を駆けてゆく望田くんの後ろ姿が、
ページをめくって涙流れる顔になり...

下半分だけ見える涙の表情に、私の涙腺も崩壊しました...
誠実で大人の気遣いのできる所長の優しさがまた、辛く残酷で。。


ちょっとしたことで喜びが湧き、跳ね上がるようなときめき、
抱く期待の”甘さ”。

そして手を伸ばしてみても手の届かぬ絶望、”切なさ”の描き方が
本当に素晴らしく、胸が締め付けられました
夜道で月を見上げ、「遠い」と思う望田くんの姿が心に強く残ります。


ただ…!

所長の中で、確実に何かが動き出してる...!!!
望田くんを「かわいい」と思う気持ちが、
足立へのそれとはまた違うものだよね、ということが伝わってくるのです。

もちろん、まだ「恋」とは言えない芽だけれど。
望田くんの気持ちを知り”恋”を意識するようになった今、
所長の気持ちがどんなふうに変化してゆくのか...

この2巻で、これ以上ないほど頑張った望田くん。
続く3巻以降で、同じくらい、いや望田くん以上に頑張る年上男の姿も見たいぞ...!

と、涙を拭いて期待に燃えて続きを待ってます!!

=======
★修正:なし(そういった描写は一切なし、キスもなし)紙本

★コミコミ特典4Pリーフレット↓
所長がたくさんの資格を持っていることを知り
望田くんが"俺も資格取らねば...!”と燃えるー
という可愛い小話でした☺︎

ああ、たこ焼きが食べたいなあ

数ヶ月前の新書館さんセールで一気買いした、久我先生の御本。

ラブ度高め、たこ焼き登場率高めのこちらのお話、
とてもとても良かった…!大好きです(*´◒`*)

職場でのパワハラから、視線恐怖症になり教師を休職中の円野(受)。
電車の中で偶然出会い言葉を交わした、大好きな”たこ焼き”ソースの匂いのする
徳田(攻)と再会し、彼の包容力に抱き込まれ、惹かれていくようになり...


というお話です(超ざっくり...!)。


久我先生ならでは、の関西弁で小気味良く交わされる会話が心地よい♪

円野という主人公が、攻めやその周辺の人々
(たこ焼き屋のお客さんたち。特に高校生トリオが大好き☺︎)との交流を通して
少しずつ立ち直り、”やりたいこと””自分が心からいたい、と思える場所”を見つけるまで。
そして言い方はクサいのですが「運命の人」との恋を成就させるまで。

そんな過程がじっくり描かれていました。

恋のときめきと共に、つまずいた場所から再び起き上がり、
違う道を歩いて行こうとする主人公の決意や勇気、男気にも触れられ
胸がじーん...と熱くなります。

傷を抱えた円野を癒していく徳田の方にも、
実は大きな瑕があり…と明かされるストーリー、
バックグラウンドがとても良かった...

円野と徳田、それぞれにとって互いの存在が大きな支え、
光となっている...

書き下ろしの”サプライズ指輪渡し(&交換)”には、
とんでもなくときめいて萌え転がってしまったーーー!!(*´∀`*)

スマホで拝読しましたが、
昆布だしと、鰹節と、たこ焼きソースの香りが画面から漂ってくるような臨場感。

ああ、お腹が空いたなあ。

今週どこかで、たこ焼きを食べに行きたいです。

久我先生の「落語家・講談師」シリーズなども大好きですが、
たこ焼き男子二人のこちらのお話も、”文句なし!”の神評価、
大好きな一冊となりました✧*。

愛したいアンナと愛されたいみつる、最強最愛のバディ

明日の続刊、Unknown発売(買いに行く!!)が待ちきれず
昨日から既刊を読み返しているのですが...

Renew、最高すぎませんか泣

アンナの長い長い片想いと、同じくらいの(いやそれ以上とも言える)
愛を返していくみつる。

愛したい、愛されたいー

それぞれの想いがこんなにも見事に重なり合って、
唯一無二になるなんて。

「一つになれたらいいのに」と呟いたアンナへの、みつるの
「違う身体だから 混ぜ合いたくて 欲しくてたまらないんだ」って答え。

これぞ究極の”愛”としか言いようがなくて、震えました。

ミナヅキアキラ先生の描くアクションシーンも
キレッキレで最高にたぎる場面だった…!
みつるを救い出すアンナも最高すぎるけれど、刺されたアンナを
血を与えることで助け、「良かった」と安堵するみつるこそマイヒーロー...・:*+.

こそばゆいほどラッブラブな同棲生活が始まった二人。
続くUnknownでのさらなる愛の深化も、期待して正座待機です…!


★修正:ライトセーバー(電子BookLive)
かなりぼんやり光っていて、修正としては残念、、
Unknownは紙本でお迎え予定なので、そちらに期待しています✨




少年漫画のような爽快なバトルシーンと、萌え転がるラブ面との調和〜!

もうすぐ(11/4)シリーズの新刊発売だと先生のXで知り、
久しぶりの読み返しです。

やーーーーやっぱり、先生の描かれるバトルシーンのスピード感、
疾走感、爽快感、たまらない!!
勢いに乗って200数ページ、再読ですが一気読みでした。

”バイター”と呼ばれる吸血鬼・アンナ×バイターにとって極上のエサとなるネクター、
幼馴染のみつる。

必死にみつるへの気持ちを抑えながら、他のバイターに手を出されないように
”お守り”やらタバコの煙を吹きかけ、健気にみつるを守ってきた
アンナの愛と執着…!
たまらなくグッときます(*´∀`*)

共生契約、”噛まれると死んでしまう”例外条件など、
ミステリーやサスペンス好きの心をくすぐる設定・演出もいっぱい、
何度読んでもワクワクします◎

見事絆されたみつるが、意外にもアンナとの血液交換や
体を重ねることに積極的なところも良い♪
煽られてフー...フーッ...と言ってる攻めが自分の癖なんだな…と
あらためて思い知らされましたw

少年漫画のバトルシーンのような疾走感と、
ガツガツがっつく攻め&それを許し自分でも開発しちゃうような男前(?)受けの
濃厚ラブ。

そんな二つの魅力を、これでもか!と堪能できるシリーズ一冊目、
やっぱり最高に萌えました✨


★修正:tn白抜き/時々トーン(電子BookLive)

”冷たい”カレとの、もどかしい両片思い

この同人誌が、アラタアキ先生初読みだったのですが
とても、とても良かった…!

既刊の『先生と僕の偏愛的育成指南』上下巻も読んでみようと思います☺︎

J庭58新刊のこちら。
同棲中の二人、冷たい年下彼氏(大学生)×諦め系先輩(社会人)とのお話。
相良(攻め)は卒業直前に清川(受)に告白、
清川の務める出版社でバイトしています。

”優しくしてくれそう”と思って相良からの告白を受け入れたけれど、
なんとなく関係がドライになり、セックスも淡白になり…

抱かれる度、家に帰る度に「今日こそフられるんだろう」
「おろそろ捨てられそうだし」と諦め気味な清川の独白が切なく、
相良の心の内は...!?と気になってページをめくってしまいます。

そうして抱かれた翌日、「今日寒いし、マフラーすれば?」と差し出されたマフラー。
(差し出すだけじゃなく、巻いてくれる...じーん)

で!

もーーーーーそこからの相良の告白、想いを伝える言葉も目も表情も、
全てが甘くて熱くて最高すぎた…!

わざと冷たくしてたの!?
清川が諦め気味な姿勢なのが悲しくて悔しくて、ずっと意地悪してたの!?

自分ばっかり好きで、気持ちが抑えられなくなっちゃいそうだったの...

他でもない自分自身の態度が、相良を冷たくさせていたー
そんなことに気付かされ、ハッとした清川が見上げた相良の表情、
大ゴマでページいっぱいのその顔が...尊かった...

一目で分かる、「恋する」顔。

そして続く、清川の独白...
ずっと忘れていた、相良が告白してきた時の顔を思い出せたんだね...

読む前は「冷たいカレ」というタイトルにドキドキでしたが、
読んでみれば冷たいどころか!
一途で不器用な両片思いのお話に、激しく心揺さぶられて蕩けました(*´◒`*)


★修正:tnトーン+ぐしゃぐしゃ白線(紙同人誌)

「嫌われ」からの逆転愛、主従逃避行ファンタジー

みずかねりょう先生の美麗絵に惹かれてお迎えし、拝読しました。
ぎゅ...と受けの悪役令息を抱き締める表紙の騎士・黒髪のカインが印象的(*´◒`*)

こちら、第1回ルビーファンタジー小説大賞・優秀賞受賞作品とのことです。
おめでとうございます☺︎

平民出身の堅物騎士×美貌の銀髪悪役令息というカプの、
蔑み(攻→受)から始まる逆転愛の物語です。

ちょっと硬めで独特な特徴ある文章は、
もしかしたら好みが分かれるところかな...?
(「ーである」の形で終わる文の多さ、「矢張り」などの漢字の使い方)

そんな硬派な文章が続く中での、中盤の唐突な
”そしてリゲル(脇キャラ)は、グレた。”というライトめな一文には
「えっ」となったりもしました;


忌み嫌われ、命を狙われる悪役令息を
王命により仕方なく護衛することになったカイン(攻)が、
命を賭して主・アベイル(受)を守ろうとするようになるまで。

管轄の違うカインが護衛役を押し付けられたわけ、
アベイルを”悪役令息”へと貶め、その命が幾度も狙われる陰謀の謎、
そしてアベイルの顔に浮かぶ諦念、彼が持っているようである”ギフト”の謎…

また、一方的に反感を抱いていたカインの心が、どのようにして
アベイルに恋焦がれるように変化してゆくのか。

シリアスなサスペンス要素と、二人の恋模様、気持ちの変化が
二人の大きな見どころとなっていました。

そんな二つの物語の柱ですが、陰謀と襲いかかる事件、
そして二人の恋路どちらも、自分の中ではやや消化不良、
萌え転がる...というところまではいかず。。

(以下本編の大きなネタバレに触れます。未読の方、ご注意ください)





物語の後半、受け視点に転じて明かされる”時戻り”の能力ですが、
ここに至るまでの過程がちょっと自分には”長い”と感じられたかな、と..
(あくまで個人的な感覚、好みの問題です;)

最初から、時を遡っているアベイル視点(受け視点)で読めていた方が、
より共感と物語への没入感を保てたように思いました

何度も殺されては、記憶を持ったまま一人蘇ることの辛さ、
想い人であるカインに冷たく接せられる辛さ、
何度挑戦してもどこかで殺されてしまうことの辛さ、彼の諦念への理解...

終盤のアベイル視点により、こういったもの(↑)が一気に心に流れ込んできたのですが、
カイン視点で謎が謎のまま物語後半まで進む展開が、
せっかちな自分には焦ったく感じられてしまったのかも;

なんとかカインを巻き込み、初めて”二人で”記憶を保持したまま
時戻り(やり直し?)をしたカインとアベイル。

ここでの問題解決・物語の回収は、やや拙速に感じられてしまった、、
中盤、迫り来る様々な障害が丁寧に描かれていたからこそ、
「そう上手くいくのかな...?」と不完全燃焼なラストへの着地だったような;

軽蔑する相手を敬愛するようになる逆転愛、
主従関係、銀髪かつ長髪の麗しい受け...等々、
個人的萌えツボに刺さる設定多々だったのですが、
没入・萌え転がるまでには至らず…ということで
今回は「萌」評価とさせていただきました。
(”萌”なのに色々うるさく書いてしまいすみません;)

今度は先生の受け視点での物語を、より深い没入感を期待し
読んでみたいな、と思いました。