好きなBL作品はたくさんあるけど文章にするのが苦手なのでいつも他の方のレビューを参考にするだけでした。が、この作品だけはどうしても書きたくなりました。私にとってはそれくらい重みのあるシリーズなんです。
前作も大好きだったので続編が出ると聞いて歓喜。と同時に正直ちょっと不安でもありました。「朝が来たら、ふたりは」のあの感動を続編が超えてくれるのだろうか?そんなことを考えた自分を殴りたい。余裕で超えてきました。
続編=同棲編か?と思っていたけどまだまだ付き合いたての初々しい二人(やることはやってる)の話。それがまたこの二人らしくていい。不器用すぎて見ているのがもどかしくてそわそわして。あー恋愛ってこうだよねぇ、、と忘れた何かを思い出すような感覚になります。
そして二人だけの関係で終わらないのがこの作家さんの好きなところ。今回も同僚、家族、初恋の人、新キャラとサブのみんなもそれぞれに生きてて、二人と自然に関わって影響しあっていくのが妙にリアルです。
あと前作から変わらない心を動かされるセリフの数々。この言葉の選び方とタイミングが本当に素晴らしいんですよ。
未読の人にはぜひ読んでほしい。先生の次の作品が待ち遠しいです。