素敵なストーリーでした!
帯を読んだ第一印象としては重めのシリアス作品かなと思い読み始めましたが、
シリアスになりすぎずライトに読めたと思います。
「人魚姫症候群」は片思いの人を忘れてしまう病気なのですが、思い出すには告白して両思いにならなければならないというものです。そして失恋すると命を落とすかもしれない博打のような治療法。
過去は思い出せないけど相棒のままで過ごすか、告白して両思いになって思い出すか、失恋して命を落とすかの3つの選択肢が実質ありますが、主人公たちがどの運命に辿るのかドキドキしながら読みました。
結末としては驚きはありますが、バドエンやメリバではないです。しっかりハピエン。
そして結末の驚きを胸にもう一度読むとあら不思議
一周目ではナツくんがんばれ!!!!という気持ちで読んでいましたが、二周目はケイくん!ケイくん頑張るんだ!!!となります。
展開が早い気もしましたが、某シーンで展開の早さにも納得がいきます。
二周することでより満足感、気づきが増える作品だと思います。ぜひ再読するのをお勧めします。