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女性MOET子さん

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分からないから話し合う!

春虎とスイ先輩の「家族のお話し」が結構大事なテーマのひとつになっていました
つまり…カミングアウトですね

高校生の2人がどう思ってるか?がすごく真っすぐ描かれていたと思います
前向きになれたり不安になったり、自分のせいで誰かを悲しませるかも知れない事に憶病になったり・・・

軽いテーマではないからこそすごく行方を見守る気持ちで読み進めました

春虎とスイ先輩の家族の違いが色んな意味で物語を生んでいたと思います
これは、この2人のお話しに限った事だけではなく、きっと生きていく中で誰しもが直面する「隣の芝生は青い」でもあり、同時に「我が仏尊し」でもあると思うんです

いくら大好きな人、知っていると思っている人だって「家族」や「環境」までは分からない

分からないから話し合う

すごくシンプルで効果テキメンなこの行動が実は凄く難しい・・・
それは自分に無いものを認めたり、一歩間違えれば卑下してしまうような事にもなり兼ねない「話し合う前の厄介な感情」が生まれるからなんだよな~って高校生の彼らの姿を通して自分と対話してみたりしました

それでも2人は話し合う!
厄介な感情を乗り越えて、その厄介な感情ごとぶつかっていく
なんか凄く勇気を貰えたし、頑張ろう!!って思えたし、感動しました

高校生BLだからこそ響く真っ直ぐさが沁みました

凄く良い続刊でした

何か、ちょっと行き詰ったりしたらまた2人に会いたくなる♡そんな1冊に出会いました

〝フハッ〟笑いが似合う男!菊地原仁www

BLと映画が繋いだ2人♡仁と義一CP!

今回は仁の卒業が迫る所からのお話し
なんか、益々この「残像スローモーション」というタイトルが似合ってくる!!
1巻でも映画部の作品らしくこの「画になる2人」のエモシーンが多くありましたが、今巻はこの変わって行く環境や時期そのものが心に留めて置きたくなる時間の連続だな~と・・・去り行く日々に思いを馳せて読んでおりました

そんな繊細な時期を描きながらも、感傷的になり過ぎず、適度にワチャワチャ感を入れつつも読める空気感が素晴らしかったです
礼を始めとする仁の周りの3年生も本当にバランスがいいですね
大好きです

1巻では2人が近付く迄の丁寧な描写が印象的でしたが、今回は割と序盤から甘め展開で、読みながら嬉しさいっぱいながらも何だか照れちゃいました///
退寮間近の仁のお部屋で最後に体を重ねる2人
真剣に義一に語る仁に対し照れ隠しで急かしてしまう義一
それでもちゃんと仁への贈る言葉を忘れない義一が本当に可愛かった~~~♡
そんな可愛い義一を目の前にした仁の「フハッ」頂きました!!!
攻めの「ふは笑い説」のちるちるさん記事が最近あった気がしますが(タイトルが面白くて目に入って覚えてるw)まさに仁はこの「ふは笑い」がナチュラルに似合う男な気がしてならない♡
しかもまだ高校生なのに!!
やっぱりスパダリのポテンシャルが高いメンズにはこのふは笑いが大変似合う!と確信です( *´艸`)

シリーズ作品なので結構登場人物の越境出演も多いですが、今回は3年生がメインだったので仁周りのキャラが多めで他CP登場はなかったです
一瞬2年生がチラッと出ますが映画部メンツなのでCP出演ではなかったです
その分、1冊まるまる仁と義一を堪能できる1冊となっていました

そして・・・終わりと続きが非常ーーーーーに気になる1冊でもありました
一体何があったのか???
早く続きを読みたい気持ちでいっぱいです!!

じゃのめ先生の作画スキルの進化がとどまりませんね!?
カラー絵も含めて本当に素敵でした♡

作品タイトルが活きて来る下巻 「罪悪感」という感情の人間らしさ

「またね」は「また」がある、もしくはある事を願って使う言葉
そう考えると、両と幸太郎が道を違えた事がすごく響いて来るタイトルにも感じます

そしてもしかしたらこの「またね」は幸太郎と養母の関係に於いても当てはまるのかも知れない

上巻のレビューで書いた養母の「悪意のない悪」と両の「悪である事を理解している」という違い
理解した上で見ないフリをして悪事に手を染めた両には「罪悪感」がちゃんと残る
「罪」という意識があるからこそやり直せる
だからこそその罪から逃げない為に寄り添ってくれる存在である「神様」が救いになる

養母はどうなんでしょうか
両が強制的に突きつけるカタチで自身が幸太郎に行った事を「罪」として意識させられた彼女
両と幸太郎が彼女を訪ねたシーン
謝る両に悪いのは自分だった、幸太郎を大切にしてくれた事への感謝を伝える姿
そこには極普通の母の感情を垣間見る事が出来たように思います
強制的であってもこうして罪を知る期間が更生に有用だったと希望を感じられるシーンでした
きっと彼女は孤独がトリガーになってしまうタイプかと思うので彼女にこそ「またね」が必要なんだろうと思います

そして「神様」としても「またね」を生み出す存在としても幸太郎の存在が大きい
幸太郎が自分の足で立てているからこそ救われる世界だったと思います
その存在は神様としての幸太郎ではなく「生身の人間」である事を忘れないで欲しいと強く思いました

色々と想いを巡らしたくなる印象的な作品タイトルだな、と改めて思う下巻でした

確実に思った事は決してこの上下巻は「闇BLではない」と言う事
ダークではあったし、闇展開もありました
でも「闇BLを伝える」為だったとは思えないんです
なぜなら、読後のこの気持ち・・・病んでないんです
だからこそ上巻の内容で読むのを避ける読者様がいたら勿体ないなってすごく思います

出来るだけ多くの読者様の目に留まり、手に取られて欲しい「感じる事が出来る」作品だと思います

作品情報の2人のキャラ属性に関して個人的に思う事を・・・
(普段私は結構この属性検索を使うので、一応そんな読者様が居れば、と言う事で個人的な見解ですが書いておきます)
幸太郎は上巻は確実に「不憫受け」だと思うのですが、下巻では「不憫受け」は合わない気がします
寧ろ「不憫と思わない、思われない」生き方をして来たのが下巻で出会える幸太郎だと思います!
だからこそ彼の強さに救われた人が居るんだと思うのです
なので、幸太郎を不憫なキャラとして読みたい、と思った読者様には印象が違くなるかも知れないので、そこは注意して欲しい気がします

すごく心に残る作品を読みました
作家様の次作も必ずチェックします!
長い期間の執筆だったようですね
お疲れ様でした
本当に素晴らしい作品に出会えました
ありがとうございました(*´▽`*)‼

またね、神様 電子 コミック

ヴヤマ 

上下巻で読むと作品への印象が変わりました 「悪意のない悪」が狂わす世界

上下巻読みました
両方とも電子購入なので上巻はこちらにレビューをします

上巻のレビューなので当然下巻の内容自体に関しては極力避けますが、作品から受ける印象が上巻と下巻ではかなり違うと思ったのでここに関しては事前に言及しておくことで作品への門戸が広くなる可能性もありますし、同時にこの作品の持つ多面性をあらかじめ知っておく事で上下巻読了後の”何か違った・・・”を防ぐ事も出来るかも知れない?と思ったので、敢えて上巻にてこの下巻を読んだ上での印象をレビュータイトルに残してみました

上巻、完全に「闇BL」の入り口を感じました
どこにでもいそうな高校生の両が幸太郎との出会いによって狂っていく
まさに狂気を感じます
そこは否定しません
でも、出口は・・・?という所が上下巻での大きな変化を感じます

幸太郎と言う少年を起点にした物語

闇の淵に立った両
両は母(養母)から搾取される日々を送る幸太郎に触れ、その狂気へ自ら身を投じます
両にはそこが狂っている世界である自覚がありながらその悪に目を背けて進んで行きくのです

両は「悪である事を理解している」ここはすごいポイントだと思います
なぜポイントなのか?は下巻レビューで書きたいです

この上巻の中で最も闇であり恐ろしい部分は幸太郎の養母にあると思います

この母は自我を殺し日々を過ごす幸太郎から搾取している訳なのですが、この行為自体に母の悪意が感じられないのが恐ろしくてたまりません
ーーー悪意のない悪ーーー
自覚がない事の恐ろしさ、出口のなさを感じる

この上巻を乗り越える事が出来た先だから見える景色が必ずある作品です
見えない出口の先を是非、見届けて欲しいです

上下巻の割に取りこぼしが気になる

季節の移ろいと共に進んでいく哲平と桔一の追いかけっこのような物語

ゆっくり進んだ上巻と比較するとだいぶスピードアップを感じる下巻
上巻で読み切れなかった彼らの背景の解き明かしがされて行きます
ただ、少しダイジェスト感があると言うか・・・
上巻のゆったりした雰囲気からの急変に少しテンポ感を合わせるのに手間取ってしまった感じがしながら読んだところはありました

このテンポの合わない感じがもしかしたら読み方の邪魔をしたのかも知れませんが、上巻でそこそこ重要なのかな?と思ったりした脇キャラやそのキャラとのエピソードをそのままスルーしたように感じてしまったのが気になりました

特に気になっていたのは哲平がバイトしていた源さんのお店の事
あの桔一専用っぽいランチ代のお金とかは何かきっかけや用途があったりしたんじゃないのかな?とか、源さんに会いに行くって言ったまま源さん、結局その後の再登場なかったな・・・とかが特に気になってしまいました
勝手な希望ではありますが、2人で源さんの「美味しい」ご飯を食べるシーンなのか、哲平の上達したご飯なのかを食べるシーンが見たかったなって思いました

あと、西村さんの海外赴任はちょっとパワープレイだったなって思い、実は序盤で少しあれ?って思ってしまったかも・・・

上下巻という折角のボリュームがあって、そこそこの人数のキャラを描き、彼らの日常の広がりを感じさせてくれたのに、読み終わってみたら結局は2人の出来レースのような追いかけっこをずっと見ていただけって印象になってしまったのが、あまり自分には合わなかったのかな?と思いました

とても美しい作画と描き込みで漫画としての「見心地」はとても良かったです

季節を感じる情景描写に長けた作品

受けの桔一がお花屋さんという事もあってか、作中に季節を感じさせる「自然」がとてもナチュラルに溶け合っていて「生活」を感じさせてくれます

生活を感じさせながらも攻めである哲平との過ごした時間の経過も表現してる
すごく大人のお洒落さを感じさせる雰囲気でした

こういうセンスに共鳴するような作品は琴線が近ければ近い程、作品に巡り合えた感動は大きいというのを凄く感じます
そして感じると同時に、そうでなかった場合の少し置いて行かれた感と言うか、そのセンスに追い付けない自分が悔しい・・・というような感覚にもなってしまう

特にこの上巻は物語の突然の始まり、読者に読み取らせながら進むような展開のみで突き進むのでかなりアウェイ感を感じてしまいました

季節は進んでいるのに、2人の事を全く知れていない事がもどかしい・・・!
上巻は私にはこんな印象が強く残っています

この印象を解消出来るのか?
下巻を読んでみたいと思います

小物?オモチャ?アクセサリー?使いも必見です♡

予想外のストーリー展開にどっぷり浸かって読み耽りました!
本当にボリューミーな1冊なのに、すごく集中して読めちゃいます

久々の続刊の場合は結構前作を履修してから読む事が多いのですが、今作は履修無しで読んでも全く問題なかったです

即、あ~この2人にまた会えたーーー♡ってなれる幕開けからバッチリ入り込めて読めてしまいます
流石インパクト絶大なキャラと世界観です

お話し的な展開は新キャラによる完全にトラウマレベルの事件性あるドラマ展開で、結構夜に読んだら作画の威力で普通に漏らすレベルで怖かったですw(昼に読んでもきっとチビる・・・w)

お話しの緊張と緩和がバッチリでした!
本当に凄い面白かったです♡

そして・・・緩和に当たると言っても良いかな?と思う2人の濃厚な濡れ場///
こちらもまた作画の威力でヤラレまくりでした(≧▽≦)!!!

先生が身に纏うコスチュームやお乳首さんに付けられたアクセなどがイチイチえろくて・・・!!
これを堂島君が選んでるかと思うとまた余計エロく感じてしまって・・・♡

伝えて、感じさせて、魅せ続けるストーリーと一体となった作画スキルに釘付けな1冊でした
最高に興奮できる続刊でした

4巻も楽しみにしています☆

種明かし編があってもいいのでは?!

「その後の2人」が気になるお話しでした!!

特に作家様のあとがきを読んで尚、そう思ってしまいました
「片恋ストラテジー」という作品だからこその見せなかった一縷の泥臭さ
ここを是非ともズブズブに既に一縷に沼った勇気に種明かしして欲しい気がしました
何となく勇気ならそんな一縷の術中を知っても、怒るよりは「早く言ってよ!」ってちょっと照れながら言っちゃいそうな気がするので・・・(勝手な妄想です!)

隠し事ナシ、戦略ナシで一縷のストレートな勇気への愛情を気兼ねなく楽しみたいな~って思いました♡

一縷のビジュアル(糸目+涙黒子!)が大変ツボでしたので、是非ともおかわり希望したい!と思います!!

そんな訳で・・・種明かし込みでのこの2人の大学生編、すごく読みたいです
出来たらタイガの再出演も希望したい・・・!

作画とストーリーどっちでも元気になる大好きシリーズ!

何回見たってやっぱり宮のナイスバディ&可愛い表情がドストライクで大好きです♡
そしてストーリーと言うか人鳥先生のギャグセンスと言うか?この作品から感じられる丁度良いおふざけ感が本当に大好きです
肩の力を抜いてクスッとずっとしてられる時間は癒しでもあり元気の源でもあるので毎回パワーをもらってます

今回は舞沢の両親が揃って登場で、やっぱり舞沢の両親なだけあるな~(笑)って納得出来るズレっぷりに「流石です!」って拍手しちゃいました

宮も舞沢もお互いなかなかクセツヨなご家族の元育ったんだな・・・と改めて実感した4巻でした

今回は160ページ無い程だったのでほんとに一瞬で読み終わってしまったのがチョッピリだけ残念でしたが、その分も繰り越して次巻も楽しみにしています♡

分かってはしまうけど。。。

水玉ミズ先生の新作!すごく楽しみにしてました!!

読み始めてみて一風変わった設定だな、とは思ったもののその特徴からほぼ先が分かってしまうような流れではありましたので、そんなに難しさは感じませんでした

特にこの作品ならではの設定を覆してしまう例外としての「さだめの者」という言葉を見たらほぼ答えはここに行き着くだろう・・・と分かってはしまうかな?とは思いました

この行き着く先が分かっていながらも尚、ストーリーを追って行ける世界観の上手さやそこに見合った素敵な作画の上手さがやっぱり技術の高い作家様だな、と改めて実感!!

ひとつ要望があるとすれば、初めての設定だったからこそ、この「さだめの者」が判明する辺りはもう少し演出多めでも良かったかな~?とは思ったりしました

ちょっとの要望を感じはしましたが、先の予想が例えついていながら読んだとしても読後の満足感がちゃんとあったことを振り返ると、やっぱり素敵なお話しを読めたんだな♡と思ったのでそこを最大限評価に反映させてもらいました

先生の次回作も楽しみに&「虎に四ツ目屋」の続刊も楽しみにしております‼