生意気な男の子がいぢめられてる!
ってな感じではじまりましたが、時系列入れ替えだったようで、
ほっとしました。
水上先生の作品は、カップルの双方の視点で進んでいくのが特徴ですが、
シリーズものでない場合は、いきなりラブラブというよりは、
愛をはぐくむ過程を大事にされている点が特徴だと感じています。
今回はモデルのバイトをしているイタリア留学中の財閥次男坊のリオくんと、
過保護なリオくんの祖父がつけた、有能でカッコいいSPのロレンツォというカップリング。
ロレンツォの影響でリオくんが前向きになっていく様子がとてもすがすがしいです。
モデル業界という華やかな舞台が題材なので、脇を固めるキャラクタも個性が強く、女性で名前があるキャラも登場するなど、ちょっと他の作品とは趣がちがうな、と感じましたが、個人的にはとても楽しめる作品でした。