BL好きの大学生が描いた話なんじゃなかろうか。
ぼす子さんの絵じゃなかったらゴミ箱行き。
新刊で買って損した。
タイトルの美しさにものすごく期待したのに・・・・。
ぶっ飛んだ入口も結構気に入ったのに・・・・。
☆1つは挿絵に失礼かもしれないけど、これ以上はつけたくない。
だって・・・・・
馴れ初め→体で解決!
恋愛への躊躇→体で解決!
世間体への戸惑い→体で解決!
喧嘩→体で解決!
仲直り(以下略)
なんだこれ。
惚れた理由もよくわからん攻めだが、
主人公たちは割とどーでもいい。
これだけなら短編小説として巻末についていれば面白かったかもしれない。
ただ、ひどいのは周りの設定。これがつけばつくほどこの本の価値を下げまくっている。
実家に兄貴が返ってきたことを目が覚めて一番に
気配と匂いで察知する弟!(犬並)
休日の兄貴の部屋にいる男に向かって敵意も露わに
「あんた誰だよ」なんて言っちゃう弟!(躾がなってない)
兄貴に「うっとりするような笑顔」なんて思っちゃう弟!(外に出たほうがいい)
受けの周りみんなホモだらけ!
あっちもこっちも受け狙い!
完全に中二病。
弟の設定がなければ、
攻めがここまで完璧人間(安物BLに溢れ返る)じゃなければ、
受けの潔癖さがもう少し強調されていれば(淫乱が言いたいだけの薬味にしかなってない)、
新入社員が惚れそうにならなければ、
OLが、攻めの上司が、弟が
「お似合いの二人(はーと)」なんて思わなければ、
一つの毛布にくるまって「寒いからもっとくっついてもいい?」っていう色っぽい上司にドキッ☆
とかアホな小話入れんどけば・・・・・・
(突っ込みどころはまだまだあるが。)
もう少しはましだったかもしれない。
そもそも何で嫁が出て行ったのかもさっぱりわからん。
寂しかったから、ぐらいしか理由が出てこんやった。
正月に親戚の前で飛び出したんは何でや!
おまえも中二病か!
「妻に逃げられた三十路男が美しすぎて困ってる」ていう
ファンタジーを要素にするならもう少し設定をしっかりすればいいのに。
本にまとめるの早すぎたんじゃないの、これ。
ピクシブにももっとましな小説載ってるよ。
というか、話がひどすぎて「彦左衛門」にすらピクリとも笑えない。
大きくすかすかな字で無理やり1冊の本にするぐらいなら
同人誌で十分。