連れ去られたリルを救うため、ジンがトネール国に来訪する2巻です。
身の危険を顧みず人を助けようと奮闘するリルの姿に成長を感じました。
監視役のランスの協力を得て、事態が好転していく展開に胸が熱くなります!
リル捜索ため、ファルマンとオドゥールを探るジンの格好良さも光ってました!
ついに悪事が暴かれ、オドゥールがリルの髪を切った時はヒヤヒヤでしたが、しっかり裁かれて最高にスカッとしました!
エトワール国に戻った2人がようやく想いを伝え合う姿にグッと来ます!
両想いになった2人をもっと見ていたいので、今から続編がとても楽しみです!
修正のないように描かれています。
初夜後のリルの初々しさが微笑ましいです!
帰り道で倒れたSubの高梨をDomの大月が助けるところから始まります。
ギャグ強めのラブコメで、テンポ良くストーリーが進みます。
しかし、高梨と大月は過去に会ったことがあるらしいのに詳細は不明のまま、コマンドによるケアをするだけでキスすらしないまま、闖入者は誰だか分からないままで終わってしまい、消化不良でモヤモヤします。
最初は大月が高梨にパートナーになってと言ったのに、高梨が大月に仮契約のパートナーを申し込んだら断って、それなのに高梨が好きだと言ってくる大月の言動は全く理解できません。
せめて読者にだけは大月がそういう言動をする理由を教えてくれても良いんじゃないかと思いました。
同じ制作会社で別々のチームにいた雪深と後輩の芽吹が一時的に同じチームになるところから始まります。
先輩と後輩という関係、後輩から先輩への積極的なアプローチ、ゆっくりと距離が縮まっていく過程と私の好きなものが詰まっていましたが、恋と向き合う雪深の日常が淡々と描かれた穏やかなストーリー展開が性に合わなかったため、中立評価とさせて頂きます。
日常系ジャンルが好きな方は好きだと思います。
また、雪深以外の人は名字呼びなのにどうして雪深だけが名前呼びなのか気になりました。
それと、芽吹はいつ雪深に好きだと言葉で伝えるつもりだったんだろうと疑問が残りました。
シーモアは白抜き修正でした。
不眠症の小説家である恵人と寝具メーカーに勤める古河が出会うところから始まります。
「ぼくとパパとパパの話」2巻に登場する恵人のスピンオフだそうですが、未読でも問題なく読めました。
哲学的思考で淡々と言葉が紡がれていくので、文字の量が多く、考えさせられる場面も多いです。
恵人が古河との会話から古河の感情を推し量るので、すぐに本人に確かめれば良いのにという考えの方とは合わない気がします。
所構わず唐突に話題を振ってくる恵人を古河が茶化すことなく受け止め同じ熱量で返す関係がとても素敵でした。
これからも2人で仲良く過ごしていくことが想像できて微笑ましいです。
朝チュンなので、修正はありません。
夏休みを一緒に過ごしたり、新学期に転入生が来て賑やかになった三嶋と朱羽の恋人編です!
転入生の千葉と朱羽がフォーク同士ということで一緒にいることが増え、三嶋が苛立ってしまうところが可愛いです。
朱羽の友人関係に口を出したくないと理性で言い聞かせてみるものの、どうにもならず、気持ちを持て余してしまう姿にキュンと来ました!
朱羽が千葉に誤解された三嶋を庇うところも良かったです!
惚気万歳ですね!!
先生がXで続きますと仰っていたので、今から続きが楽しみです!!
シーモアは白抜き修正でした。
キスすると朱羽がぽやぽやになっちゃうからとキスをしないでするえっちが大変えっちでした!!!