王道といえば王道の、お世話係の攻め×ワガママお坊ちゃんな受け のお話なんですが、さすが椎崎先生というか先生らしさもあって面白い作品でした。
お坊ちゃんな受けのワガママや攻めへの言いっぷりについていけるかな…と心配になったのですが、読み進めていくうちに、そうした態度を取らざるをえない彼の心情がわかってきて、切なくなりました。
後半ラストに攻めに対して敬語を使うシーンは年相応な感じがして可愛いくて萌えました。
注意としては、未遂ですが攻め以外のキャラに襲われるシーンがあります。
あと受けの両親がかなり毒気味と言いますか、読んでて胸糞悪いです。父親は無関心すぎるし、母親は息子を天才ピアニストになれなかった子として扱います。苦手な方はご注意を。
私としてお坊ちゃんな受けの自立、そして攻めの実は下心ありありな気持ちの吐露など読んでて面白いシーン盛りだくさんで、大変満足でした!
350ページ弱あるのですが、面白すぎて本当に一気に読んでしまいました…。
さすが小中先生というしかない。
一巻で綺麗にまとまっているのですが、これは上下巻か、それか続きが読みたくなる……!
それぐらい読んでいて楽しい作品でして、世界観もしっかりしていて、王国の奪還、メイン2人の恋路はどうなるのか…ページを捲る手が止まりませんでした。終わり方もとても綺麗で、ラスト10ページぐらいはずっと涙目で読んでました。そして最後の最後で落涙。
なにより主人公のキャラが魅力的でして。普段健気受けばかり読んでるのですが、レイヤの様なかっこいい受けもいいですね。
挿絵も素晴らしかった! これは本当におすすめな一冊です!!
面白かったです〜〜!
1巻では出会いからお付き合い
2巻では色々と試練があり
3巻では結婚に向けて頑張るぞ というお話でして。
まず、相変わらずネズミ姿のさちおは悶えるほど
可愛いくて(初見時は可愛いか?って感じだったのが巻を重ねるごとに可愛く見えてくる不思議)
更にさちおの家族もみんな可愛くてほっこりしました。さちおが家族からもチョロくて心配されてたのには笑ってしまいました(でも実際チョロい)
宇迦野家はお兄様、お父様が登場してくるのですが、見た目が超タイプで(というか宇迦野さんそっくりなんだけど)眼福でした。
今までは1巻ずつでお話が完結してたのですが、今作では次巻にお話が続きます。ラストの展開はやや強引な感はありましたが、次巻でどうなるのかすごく気になる感じになっておりまして、早く続きが読みたい!
宇迦野さんとさちおは無事結婚できるのか、さちおの漫画の行く末は?
今回も大変楽しませていただきました。
文句なしの神評価です!
口下手な攻め(ヤクザの息子)×健気で鈍感な、だけど肝の座った受け
ラストの展開は、うーんそれで良いのかい?と個人的に首を捻ってしまうものだったのですが、それまでの過程が面白かったので神評価で。
受けの鈍感具合とそれに対する攻めの苛つきは王道ですが読んでてやっぱりニヤニヤしてしまいます。とっくに両思いなのに先に身体の関係が出来てしまったせいで色々拗れてまして、さっさと腹を割って話せば解決するのですが、攻めは口下手だし、受けは自分に自信がないしで、ラストまでズルズル拗れ続けます(受けの境遇を考えると卑屈になってしまうのは仕方がないことかなぁと笑)
このモダモダ感が私は好きでしたね。
受けが敵対勢力に拐われて酷い目にあいます。他の水原作品に比べたら手緩い感じはするんですが、受けが痛い目(物理的に)にあうのが苦手な方はご注意を。
感動しました!!
タイトルとあらすじから、現代もののラブコメかなぁ?なんて思ってたのですが、攻めと受けの成長がしっかりと描かれた骨太な作品でした。
2人の出会いから付き合うまでがじっくり描かれていて、特に受けの心情の変化の描写が丁寧で、読み進めれば読み進めるほど、自然と受けを応援してしまいます。
受けは色んなことを諦めた、というか希望を持つこと(その希望を失うこと)を恐れている人で、だからこそイケメンの年下君にアプローチされても、自分の気持ちに気づいてからも中々彼の気持ちに応えることができません。
反対に攻めは色んな物を持っている若者で、受けにガンガンアプローチしてきます。この攻めが本当にかわいくって、大型ワンコにしか見えない…!かと思いきや、どっしりと構えて受けを包み込む包容力もあり、これはずるいな…と受けが惹かれる気持ちもわかります。
挿絵も素晴らしくって、攻めの美しさはもちろん、描写に忠実で、だけど凄く魅力的な受けがもう可愛くって!
本編を読み進めながら、挿絵まだかなぁとワクワクしてしまいました。
いやぁ、海野幸先生、本当にハズレがないなぁ…!
タイトルに書いた通り、続きが読みたいです、先生!
もちろんこの一冊で完結してないとかそう言う訳ではなく、お話自体は綺麗に終わっています。ただこれからメイン2人の同棲生活がどうなっていくのか、会社がどう発展していくのか凄く凄く読みたくなる一冊でした…!
お仕事BLって多々あると思うのですが、今作はお仕事とBLの絡め方が上手いんですよね〜。なので読んでて、仕事はいいからBLは…?とはならず、しかもお仕事の話もBLの話も面白いので、本当に一気に読んでしまいました。
あと攻めがいいですよね〜。令和のスパダリと言いますか、受けのメンタル面まで気にかけてくれて、だけど年下らしく甘えてワンコな一面もあって。あまりにカッコよくてつい私までキュンキュンしてきました。
受けもですね、仕事を抱え込んでしまう、1人で悩んでしまう理由がしっかりあるので、さっさと話せばいいのに…とはならず、自然と感情移入してしまいました。
挿絵も素晴らしい!!!お話の雰囲気にぴったりです。いやー大満足な一冊でした。
どうか続きをお願いします!
年上でちょっとヘタレだけど包容力のある攻めの有元と寂しがりやなのに素直に言葉で伝えられない受けの三木、どちらも人間味があって読んでて面白かったです。
前編が三木視点、後編が有元視点です。
三木視点の前編は途中までどうなるの?!の連続で、どうしようもない男平尾と有元、どちらとくっつくのかギリギリまで分からなくて本当に続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした。
平尾とくっつく、有元当て馬という世界線もあったのではないか…と後編の平尾の荒み具合を見ると思ってしまいます。平尾みたいな攻め好きなんですが、少し遅かったですねぇ。
前編ラストの有元さんのあるセリフにテンションぶち上がりました。いやぁ、いいですね。このキャラのこんなセリフ、言われたらそりゃ受けはゾッコンですよ。
渡海先生らしい、丁寧な人間描写で大変満足な一冊でした!
六青先生の現代物、数は少ないですが(先生の著作はファンタジーが多い)どれも抜群に面白くてオススメです。
前半後半とふたつお話がありまして、それぞれに攻めザマァ要素がございます(前半のが強いかな)
攻めの過去の所業が自分の首を絞める因果応報系の美味しい展開でして、受けの心情吐露シーンはもっとやってもよかったのでは?ってぐらいスカッとします。
耐え忍ぶ系の受けなのですが、ウジウジしてる理由もしっかりあって。当て馬の彼の存在が強烈すぎるんですねぇ。当て馬君との幼少時のエピソードもしっかり効いていて、受けの自信のなさに説得力を持たせてくれます。なので読んでてすごく切ないんですよ。
攻めザマァ系、現代物、切ないお話好きな方にめちゃくちゃオススメです!
安曇先生の文章が本当に好きで、さらに現代物とくればそれだけで満足度が高いのですが、今作はそれ以上にお仕事ものとしてもblとしても面白くて、文句なしの神評価でした。
攻めは可愛いワンコ系で、これぞ年下攻めって感じで気持ちでぶつかってくる感じがいいです。受けはツンツンしてるけど繊細で、攻めの前では年上ぶって余裕を見せようとする可愛い部分もありまして。
特に受けのお仕事描写、と言うかスランプに陥った小説家の心理描写が面白くてですね、bl部分も気になるけど、彼が小説家として再起できるのかの部分がかなり気になって面白かったです。
受けのスランプの理由にもなったあるキャラに関しても、キャラとして出しっぱなしではなく、ちゃんと決着をつけてたのが良かったですね。しかもやってる事は最低なのに、憎めないキャラになっているのが先生の采配の上手さと言いますか。
あとはフレンチの料理がたくさん出てくるんですが、これが本当に美味しそうで、夜に読むんじゃなかったな〜となりました笑