昨今BLの映画というものが多数作られています
しかし、その制作はネックなようで、
「セクシャルマイノリティはこんなに苦しくて辛い」というような描き方をされてしまったり
「なるべく美しく描こう」というような感じで、なんとも高尚で抽象的な表現に向かいスッキリしない内容となったりで
なかなか満足のいく『安心して萌えられる』作品に出会えることは少ないです
そんな中で、私の心を掴んだ作品がこれです
元々有名な小説の実写化の作品で、シリーズ物なのですが、中でもこれが一番くらいに好きです
これはメインのカップルから少し離れた話でして、真行寺×三洲の関係がメインとなるお話で真行寺は大型犬系な年下男の子(映画の中では三洲と真行寺の身長が原作とは逆転してしまっていますが)
三洲は人付き合いは良いが真行寺に対しては冷たく当たるツンデレ気質年上生徒会長 です
この作品にはシリーズで一番濃いのではないかと思われる「チョコを分ける」キスシーンがあります
そこだけ聞くと「俳優さん大変だなあ」って思いが強くなってしまうのですが
ストーリーの流れの中でそのシーンを見るとなんとも心の動きが素晴らしい
見ていただければわかると思います
そのほかにも、真行寺が走るシーン、相楽先輩を交えた修羅場なシーンなど、萌え要素が盛り沢山です
そして
もうひと組フィーチャーされているカップルがいて、それが吉沢×高林
吉沢は無骨なヘタレ男子。しかしときに男前な性格が出る弓道部のエース
高林はいわゆる学園のアイドル的な存在。わがままだけど超絶美少年
その二人の心のすれ違いが描かれます
表情の演技が素晴らしいのでぜひじっくり見てください
ちゃんとBLらしい萌えのある作品です
おすすめです
元々他の作者さん目当てで読み始めた「OPERA」本誌の中で、出会いました。
絵柄が独特で気になり、なんとなく読んでいるとOPERA購読3回目の頃思わぬ爆弾が…それが
「友達がさ 由岐のこと かっこいいって言ってたよ
『かっこいい』じゃなかったかも
おれ わかってねーなとか思っちゃった」
というセリフ
受けから攻めへのセリフなのですが
私の中でこのセリフが一挙に化学反応を起こしました。バチバチッと
是非読んでない方にこの化学反応を体験してほしいです。
引き込まれて1年後
本屋で単行本に遭遇しました
流して読んでみてまたすごく萌えました
この本は なによりも「恋人でない」というところが面白みだと思います
タイトルのように「ともだち」に「ふしぎな」がつくようなそんな二人にしかなし得ない関係
そんなところを見て私の胸はじわーっとあったかく萌えました
キツイ性描写や、甘いキスシーンなんかとは本当に無縁な作品ですが
なんだか日常に実はいるんじゃないかと思うくらいの二人の関係が本当に暖かい作品です