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女性Othelloさん

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SSSランクの濃厚なDom/Subの世界観に圧倒されました。

最近田丸さんと大塚さんが共演されている作品を追っていて、いつかBL作品での共演も聴いてみたいなと思っていたのでありがたく購入。原作もCD化をきっかけに読みました。

Dom/Sub作品の中でもハードな描写が多めの作品だったので、読みながら「うわぁこりゃあ大変だ!!これ本当に音声になっちゃうんですか!?」とCD発売前からわくわくしておりました。

【キャラとキャストについて】
・(受)白宮律路(CV.大塚剛央)
心理カウンセラーをしている。表向きにはSubということを隠しており、過去の辛い経験から、湧き上がる欲求を抑制剤で抑え込んで暮らしていたが、幼馴染の行瑠と再会したことで支配されたい欲求が抑えきれなくなって……

真面目でツンとした堅物そうな立ち振る舞いからうって変わって、Subとしての本能に呑み込まれた時の声の振れ幅を、大塚さんが繊細に演じられてます。プレイに夢中になっている時の甘えたような声がかわいい!

・(攻)高雛行瑠(CV.田丸篤志)
教会で神父をしながら、Sub専用セラピー店のDomスタッフとして聖職者らしからぬ副業をしている。幼少期に律路と引き離されてからも、遠くから律路の幸せを願っていたが、ある日コメンテーターとしてTVに映る律路を見て、救ってあげなくてはという衝動にかられ、16年振りに再会を果たす……

一見テンション高めで、チャラめのキャラかと思いきや、律路に対して向けられる絶大な執着愛を、真摯的に、かつ危うさを交えながら田丸さんが感情豊かに演じられてます。
ハイとロウの声色の使い分けが最高でした。

・律路の幼少期(CV.徳留慎乃佑)
・行瑠の幼少期(CV.榊原優希)
徳留さんも榊原さんも、かなり高音域の声で演技されてますが、無理を感じない自然な可愛さで癒されました。善悪の物差しが安定していない幼少期特有の無邪気さがでていてよかったです。両親に引き離されるシーンは胸が苦しくなりました。

【個人的好きポイント】
・幼い頃に心や体に刻まれた強烈な経験による共依存関係の二人が尊い。
行瑠ははっきりと自覚して律路に依存してますが、律路の方はどちらかというと無自覚依存な感じで、まだ本能に抗えると思っている所がこのお話の見所、聴き所の一つだと思います。
行瑠とのプレイによって、わからせられていく過程が、とても濃厚に演じられててドキドキしました。

「ゆくるぅ……ゆくぅ♡」ってなってる大塚さんのとろ甘ボイスも「ぜんぶおれのだ」ってなってる田丸さんのヤンデレボイスも最高です。

・二人共SSSクラスのDom/Subなので、そもそもの欲求の大きさがヤバいです。
とくに律路は制御できなくなると、四肢切断をも厭わない程の完全なる支配を求めてしまいます。Dom/Sub作品の中でもここまでSub性が強いキャラはなかなかいないんじゃないでしょうか?
後半の生命の危機を感じる破滅的なプレイシーンからの、お互いを思うがゆえに苦しむ二人の声の演技に胸が締め付けられました。

・音響がなんかすごかったです。
コマンドの音の重なりや、頭の中でこだまする声が右から左に行ったり来たりして、ぞわぞわしすぎて(いい意味で)途中でイヤホンぶん投げそうになりました(笑)
田丸さん、大塚さんファンにとってご褒美がすぎました。

・幼少期の声が男性声優さんなのがいいですね。
性別問わず子供のキャラって女性声優さんが声をあてられる事が多いので、男性声優さんのショタボイスからしか得られない栄養を久しぶりに摂取できて嬉しかったです。

【田丸さん推しとして語りたい事】
BL作品だと純粋健気受けのイメージが強い田丸さんですが、BL以外の作品では狂気的で癖ヤバめのキャラもたくさん演じられてるので(戦闘狂とか某アイドル殺しのストーカーとか)満を持して強レベルのヤンデレ攻めキャスティングがついにきたか……という感じでした。

個人的に田丸さんは受作品を好んで聴いてきたので、どうしても攻めポジのCDを聴く時は、ヨシ!と気合いを入て聴く感じなんですが、この作品はヤンデレ演技とコマンド台詞が聴きたい欲が勝ったのと、見た目がちゃんとヤンデレ系統の田丸ボイス顔だったので、わりとすんなり聴く事ができました。

【本編CDの仕様やカットについて】
・一枚の収録時間79:50
一枚に収めるためか、原作の流れに違和感が出ない程度に、カットされてる部分がありました。
・音響効果は多用されてますが、BGMは控えめでした。

【原作未読勢の方へ】
・地雷要素になりそうな点を上げると、嘔吐、首絞め、流血シーンがあることと、受けが攻め以外とも経験がある所ですかね……
・エンディングは2巻へつづく……的な、感じなのでこのCDだけでは正直スッキリは終わりません。めちゃくちゃ続きが気になる終わり方になってるので、どうしても気になる方は同日発売のコミックス2巻をぜひ。

【東京漫画社購入特典について】
・ミニドラマ(約4分)は1巻コミックスに収められている「play3.5」の話し。ヤンデレVSツンデレ感が可愛い。

・キャストトーク(約16分)Dom/Sub作品を演じられた感想や、作品にちなんだ質問に楽しそうに答えられてました。お二人も続きが気になって仕方ない様子で、また2巻でお会いしましょ〜と、締めくくられていました。

・限定書き下ろしコミックス(表紙抜き8P)は、ふたりで一緒にDom/Sub専用のAVを鑑賞するお話。

【まとめ】
ゆっくり落ち着いて聴くというより、ハラハラ、ドキドキしながら楽しめるタイプの聞き応えある作品でした。
突き詰めたDom/Subのアブノーマルな世界観が魅力的な作品なので、そういう癖をお持ち方はもちろん、音声による新しい刺激をお求めな方にもおすすめです。(ちなみにポケドラでの配信も始まってます)
これからの二人の行く末をコミックスで見守りつつ、CD2巻も楽しみに待ってます!

音がついた事で作品の解像度が格段に上がりました!

原作既読、CDはアニメイト限定セットを購入しました。
小林さんと田丸さんがメインカプの作品は2作目という事で、こんなに早くまたお二人の共演が聴けるとは思ってなかったので嬉しいです!

ただ、大好きな作品ゆえにドラマCD化にあたっての不安もいくつかあったので、その辺りが実際に聴いてどうだったのかもレビューしようと思います。

【キャラやキャストについて】
・灰賀優希(CV.小林千晃)
芸術大学一年。重音研究部に入部し金江と出会ってからというもの、不器用ながらまっすぐに金江を慕うかわいい後輩の灰賀にぴったりな癒しボイス。
一見すると頼りなさげに見えますが、人に対する思いやりや優しさをサッと行動に移せる、本当に素敵な子。金江に対しても飾ることなくありのままの自分で向き合う誠実さが、小林さんの純粋ボイスにより見事に表現されていました。

・金江涼(CV.田丸篤志)
芸術大学四年。重音研究部の看板バンドCigarsのギター。実はゲイ向けの箱ヘルで出会い目的でバイトしている(本番経験はなし)
気怠げな美人で、近寄りがたい雰囲気を纏う金江にぴったりな、すんごいクールビューティーボイス。田丸さんの低音ダウナー系の演技はBL作品ではまだ少ないタイプなので新鮮です。
灰賀相手だとつい気が緩んでしまったり、思わず笑みが溢れだす瞬間の演技も最高でした。

・マキ(CV.斉藤壮馬)
箱ヘルのNO1キャスト。セクシーなあざとさ、したたかさが滲み出てるのに、なぜか憎めない感じが本当にマキさんでした。

・林田(CV.畠中祐)
Cigarsのドラム。落ち着いていて頼りになる。金江に恋愛相談をされた時の反応が、ザ・ノンケ感があって、面白かわいかったです。

・山内(CV.海渡翼)
Cigarsのベース。気に入った相手には親しみを込めてイジるタイプ(金江いわくデリカシー皆無)ノリのいい声がキャラに合ってました。

他にも、水中雅章さん、高塚智人さん、石谷春貴さんなど、BLCD出演が着々と増えてきている方々も脇を固めていらっしゃいました。あらためて収録レポを見ると出演者の数かなり多いです。(男性12名、女性4名)

【個人的好きポイント】
・恋愛相談中に金江さんがポツリと言った例のセリフが聴けるのを楽しみにしていたんですよ…はぁ…可愛かった…田丸さんが想像以上に金江さんでした。
普段の金江さんとのギャップに「誰コレ!?」ってなってる林田くん(畠中さん)の演技含めてここのシーンが大好きです!

・灰賀と金江さん、二人が一緒にいる時の穏やかな空気感がとても好きです(喫煙所や、合宿の朝にジャムってるシーンなど)フィーリングが合う二人の居心地のよさのようなものを原作同様、音声からも感じました。

・絡みシーンは小林さんの年下攻めらしい、おどおどしながらも興奮してる感じの声や演技が本当に可愛い。金江さんにリードされる時と、がっつき感のある雄みが出る時とのギャップに萌えました。
田丸さんは、しっけ先生の収録レポでも「呼吸してるだけなのに色っぽい」とありましたが、特に絡みシーンの掠れた低音ボイスの色気にドキドキしました。快感をこらえたような、控えめでハスキーな喘ぎがとてもえっち!

・卒業ライブのシーンに感動。
ここは原作を読みながら聴くとよりグッときます。若いみんなのキラキラした姿は尊い。
泣きながら歌う灰賀にもらい泣きしそうでした。

【CD化にあたり、不安だったこと】
上・下巻分をぎゅっとまとめて音声化すると聞いて、かなりのシーンがカットされてしまうんじゃないかという事と、音楽描写がある作品の音声化は難しいというイメージがあるので、そこが不安でした。

実際聴いてみて、音声化する上で自然な流れになるようにセリフが前後したり、進行上重要な会話ではない部分のカットは何箇所かありました。でも、ここぞという聴かせどころのシーンやセリフに大きなカットは無かったので安心しました。

音楽描写やライブシーンも作品のイメージを大事にされてる感じで、違和感なく聴けました。
BGMやSEにもムダがなく、全体的に聴き心地がよかったです。

ドラマパートの収録時間は2枚合わせて約156分コミックス一話〜最終話、書き下ろし(シークレット会議)まで収められています。

【アニメイト限定有償特典セットについて】
・特典小冊子(表紙抜きで8P)
金江さんの卒業式から数日後の夜、幸せなひと時のお話。
そして、灰賀+林田+山内による金江さんへのサプライズ計画の裏話。
表紙裏には「Heart Colors」の全歌詞がついていました。

・重音研究部卒業ライブ音源CD (3:47)
Cigars+灰賀が演奏した「Heart Colors」がフルで聴けます。
ロック過ぎずポップ過ぎず、万人受けしそうな曲で、灰賀のキャラと小林さんの癖の少ない爽やかな声に合ってました。金江への思いにリンクしたような歌詞がスッと胸に響きます。
本編のドラマパートを聴いた後の締めに聴くと、エンディングテーマみたいでとてもよいです。(できれば特典じゃなくて、みんなが聴けるようになんとか本編CDにねじ込んで欲しかったなぁ…)

【アニメイト購入特典】
・おしゃべりCD(18:27)
小林さんと田丸さんが終始穏やかなトーンで、楽しそうにお話しされていて癒されました。作品やキャラについてのお話しから、お二人が初対面した時のお話など、貴重なエピソードが聞けて嬉しかったです!

【最後に】
発売前にXで公開された収録レポの内容からも制作陣の拘りをしっかりと感じていたので、期待値がかなり上がった状態で聴きましたが、作品のファンとしても声優ファンとしても、大満足のCDでした。
ゆっくり丁寧に紡がれるストーリーがお好きな方、音楽を題材にしたBL作品が好きな方には特におすすめです。
続編beatのCD化も楽しみにしています!

短いお話でも三森さんのおくちは相変わらずえっちでした。

同人誌『いとしさにくちびるよせて』(10ページ)の電子配信作品です。
コミックシーモア限定で、書き下ろしのショート漫画(4ページ)と、あとがき漫画(1ページ)が同時収録されています。

丁度新作にも使えるクーポン配信中だったのと、同人誌未読だった為、ありがたく購入。
まず、表紙の三森さんがえっちでかわいいのは言うまでもなく、二人のいちゃらぶな日常を覗き見しちゃった感じで癒されました。

お掃除フェラからのイラマでお口で感じる三森さんも、そんな姿に煽られて雄みのある表情の悠真くんも良きでした。

シーモア書き下ろしは、二人のモーニングルーティン。歯磨きの後のキスに萌えました。

どちらも短めのお話でしたが、フェチズム描写が魅力の作品シリーズなので、お口がクローズアップされるたびにドキドキしました。

作品ファンの方はぜひ。

Monster Herz コミック

八神舞 

内に秘めた怪物達によるバイオレンス作品

表紙のイラストを見て「なんだこの二人、顔がええな…」と、惹かれたので試し読みをした所、想像以上にバイオレンスな暴力描写の連続で、びっくりしたのと「あ、この受け多分男前ケツ抱き系だ……」とピンと来たので欲望に従いシーモアにて電子購入しました。

普段サイコパス系や暴力描写のある作品は一般作品ではよく読んでいるものの、BL作品では好んで読んでこなかったので、個人的には冒険でした。

【はじまり】
ー俺達は身体の内側に怪物を飼っているー
表向きは同じ会社で働くごく普通のサラリーマンの先輩(受)と後輩(攻)ですが、ふつふつと湧き上がる暴力衝動を発散させる為に、夜な夜な警察官の制服に身を包み、街に現れる暴漢や通り魔どもをフルボッコするという行為を繰り返していた。

そして暴力衝動を発散させた興奮に煽られるように、二人は激しくお互いの体を貪り合う……

【感想】
・暴力、どエロ要素てんこ盛りなお話でした。
アクションシーンも描き込みがしっかりしてるので迫力がありました。暴力行為の最中や、セックス中に興奮してイッちゃってる顔がキモえろかった……いや、これだけのイケメンの顔をちゃんとキモく(いい意味で)崩せるのはなかなかの画力だと思います。
毎回キメセクみたいな激しい感じだったので、一回ぐらいスローなまったりセッも見たかったかなぁ。(それじゃあ二人らしくないのかもしれませんが)
シーモアの修正は白抜きでした。

・受けの冬木は期待していた通り男前ケツ抱き属性でした。基本Mっぽいですが、攻めの春本を飼い慣らしてる感じはSっぽくもありました。

・二人が秘密を共有する事になったきっかけや、過去の話などもちゃんと深掘りされてます。
作中で、冬木が「俺たちにとって、暴力が第二の言語」「誰にも理解されないコミュニケーション方法」だと言っていますが、誰にも理解されずに大人になった二人が唯一の理解者に出会い惹かれ合うのは必然だと思いました。
二人だけの世界って感じのバディ物はわりと好きです。

・中盤くらいから、本物の警部が出てきてバイオレンス要素がさらに濃くなってきたり、ストーリーが一捻りされてるので、エロだけじゃなくハラハラする盛り上がりもありました。

【地雷要素やおすすめできない方】
・しょっぱな女性がレイプされかけている描写があります。試し読みの段階からこれなので、トラウマなどがある方は試し読みもおすすめできません。

・暴力描写や流血描写がかなり多いので、ダメな人は本当にダメだと思います。ご注意ください。

【特典について】
・シーモア限定特典は、仕事中のとある出来事。(3P)

・電子限定特典は居酒屋でイチャイチャする話し。(6P+イラスト1P)

【まとめ】
正直、暴力行為や痛みが性衝動に直結する人種の方の気持ちは分からないので、二人に感情移入はできませんが、だからこそフィクションとして切り離して楽しめました。
地雷要素が多いので間違いなく読む人を選ぶ作品ではありますが、その反面こういうマニアックな作品を求めてる方もきっと多いんだろうなと思います。
我こそはという方はぜひ。

このシリーズもっと続いて欲しかった!

youtubeでBLCDのPVを漁っていた所、おすすめにこちらのカプの自己紹介動画が上がってきて、うわ〜なつかし〜い、と思いながら視聴したら、弓弦くん(cv田丸篤志)のあまりの可愛さと、獅貴くん(cv興津和幸)とのイチャつきっぷりに、まんまと当てられ、そのままCDを引っ張り出してきて久しぶりに聴きました。

こちらは原作なしのオリジナルシリーズ物でカプ違いで3作品出ています。
同じ高校の、同じクラスから3カプ生まれるって、それはもう奇跡なのよ(笑)同時多発BLと揶揄されても仕方ないと思うんですが、コンセプトがしっかりしてるし、シナリオもテンポがよくて楽しく聴ける作品だと思います。

【キャラやCVについて】
・兎山弓弦(受)
いわゆる陰キャくん。不幸体質で、作中にもあらゆる災難が降りかかってくる。
クラス変え初日から風邪で数日休んでしまい、馴染めずにいた所、席替えをきっかけに攻めの獅貴くんとお近づきになる。

CVは田丸篤志さん。ボソボソ自信なさげに喋る時と、楽しい時や嬉しい時にぱあっと明るくなる声色のギャップがすごく可愛い。音声だけで表情まで目に浮かぶ可愛さでありながら、ぶりっこ感のないちゃんと男の子らしい声なのが田丸さん受けのいい所。
田丸さんのおどおどした陰キャ演技(某アイドル育成ゲームの子とか)がお好きな方には特におすすめのキャラです。

・仙波獅貴(攻)
クラスの人気者(ファンクラブあり)と言ってもチャラっとした陽キャ感はなく、高校生のわりに落ち着いた硬派な印象。
弓弦とは真逆の幸福体質。そのラッキーボーイ力を遺憾なく発揮し、弓弦くんの懐に潜り込む(言い方よ)一方で、どうやら家庭環境は複雑なようで……

CVは興津和幸さん。初めこそ弓弦くんにも他のクラスメイトと同じ声色で接していますが、話が進むにつれ、少しずつ甘さが足されて、声だけで恋していく過程が手に取るように分かるのはさすがです。
弓弦くんに甘々で優しいのに、名前に"獅"と入っているだけあって、獅子らしい有無を言わせない強引さも感じる演技に萌えました。

【個人的好きポイント】
・保健室のシーンと、獅貴くんのお家で料理からの手当てシーンは、恋のはじまり感があってきゅんきゅんしました。若いってええなぁ。

・自分の不幸体質のせいで、獅貴くんまで不幸になるんじゃないかと思い悩み、距離を置こうとする弓弦くんが声を荒げるシーンは、胸が苦しくなりました。
普段自分の意見をうまく言えないような子が大声で感情をぶつけるシーンに弱いんです……

・お互いの家庭環境の話や、獅貴くんの境遇の話しがある事で、二人がもちつもたれつな関係性になってる所がいいですね。お互いに救済の物語としてちゃんと綺麗に完結してます。
最後のシーン、弓弦くんがまるで聖母のように感じました。

・興津さんと田丸さんがメインカプの作品は何作か聴いていますが、改めて二人の声のバランスすごく好きだなと思いました。馴染む声とでもいいましょうか……優しい声×優しい声って感じで癒されます。

【絡みシーンについて】
田丸さん安定の純粋健気受けはおいしいですね。
今までBLで演じられたキャラの中でも上位の純粋さだと思います。(オナニーすらした事なさそう)
ちゃんと合意の上でのえっちなんですが、羞恥、戸惑い、痛み、喜びが次々と襲ってきて弓弦くんの頭の中がキャパオーバーしてます。
優しく優しく抱いていたはずの獅貴くんの理性が飛んだ後半はとくに、わけもわからず抱きつぶされてる感が半端ないです。そりゃあ「こわれちゃう」って言っちゃうのも無理はない。イク寸前のべそかきながらの「こわぃ……」が、まさに可哀想かわいい破壊力でした。

獅貴くんが、多分弓弦くんの腰を引き寄せながら「逃げるなっ……」て言った所は弱肉強食感があって萌えました。うさぎちゃんがライオンくんに食べられております。

ていうか、獅貴くん興奮しすぎでは!?久しぶりに聴いたので、こんなに鼻息荒かったっけ!?と、ちょっと笑いそうになりました(笑)
田丸さんの泣き喘ぎと興津さんの鼻息&攻め喘ぎに、パンパン音が合わさって、大変えちえちハーモニーでした。

あと、アニメイト限定特典のミニドラマ(約30分)では、沖縄修学旅行の自由行動中に、ラブホに入ってヌルヌルローション(トロピカルハワイの香り)えっちしちゃってます。
弓弦くんアヘアヘ言わされてるし(涎たれてそうな喘ぎ)獅貴くんはフンフン言ってるし、もうなんか凄いです。
ギャグパートもえちパートも興津さんがノリノリで楽しそうでなによりでした(フリートーク参照)笑

【手に取る方への注意点】
シリーズ全カプとも名前に動物の名前が使われていたり、癖の強い芸人トリオみたいなクラスメイトが共通して都合よく出てきたり、ツッコミ所があります。その不自然さやコミカルなノリが、合わない方だとハマらないかもしれません。

個人的には、そういうツッコミ所はオリジナルBLCDの醍醐味だと思っているので、聴いててクセになる感じで楽しかったです。

【最後に】
このシリーズもっと続いて欲しかった!
1で古川慎さんと佐藤拓也さん、2で前野智昭さんと中島ヨシキさん、3で興津和幸さんと田丸篤志さん、さらに先生役には新垣樽助さん(脇キャラなのに謎に声がエロい)まで……これだけBL作品で実績のある方々を揃えた上に、PVのアニメーションもすごく凝ってたし、某男子高校生シリーズみたいに成長するポテンシャルは十分あったんじゃないかな?と勝手に思ってます。
レーベル様、今からでも遅くないのでMethod4制作しませんか?

あまあまな二人の日常を堪能できる短編集!

「僕は君のいいなり」シリーズとして2016年〜2024年の間に描かれた1ページ物や2、3ページ物の短編などを集めた作品集です。(電子)

全15作。
最後に収録されている「しあわせ」という作品だけこの短編集だけの書き下ろしです(14ページ)

・私は、あがた先生のSNSやpixivで、すでに見た事がある作品もあれば、各書店の特典ペーパーで描かれていたお話などは見たことがない作品もありました。
(シーモアの修正は白抜きでした)

あと、コミックスの1巻発売当時(2016年)の特典ペーパーの内容を2022年に新たに書き直しされた作品もあったりして、ファンとして楽しめる短編集だと思います。
(ちなみに3作目の「おねだり」は、ドラマCD①のアニメイト限定盤特典やポケドラの特典で音声化もされてるお話です)

【個人的好きポイント】
・全部尊いですが、とくにお気に入りのお話は「おねだり」「おてふり」「ばんそうこう」「にかいめ」「にきび」「させない」「しあわせ」がきゅんきゅんしました!

・どの話も檀野先輩の無自覚魔性が炸裂してます。そしてタレ目が可愛い。微笑むとよりふにゃんとした甘い表情になる檀野先輩に、毎回ハートを撃ち抜かれてしまう木下の気持ちが痛いほど分かります。

・絆創膏越しのぷっくり乳首も、はずした後のツヤツヤ乳首も最高です……ありがとうございます。乳首責め大好き民よ、みんなあつまれ"きのだん"の森!!(笑)

・木下は年下攻めだからこそのあざとさや、独占欲がチラ見えする瞬間に萌えました。
書き下ろし「しあわせ」では、幸せすぎる日常に戸惑ってしまう檀野先輩を優しく包み込む木下がかっこよかったし、お互いに幸せを噛みしめながら抱き合う姿はとても尊かったです。

【まとめ】
・こうして違うタイミングで描かれた作品を並べて読むと、あがた先生の絵柄の変化がよくわかりますね。
昔も今もそれぞれの良さがありますが、昔の絵柄の二人は、しっとりとした湿度を感じる色気が最高だし、今の絵柄の二人は付き合ってから月日を重ねた甘い雰囲気にぴったりの可愛らしさがあってどちらも素敵です。

・この短編集以外にも、同日配信開始した同人誌再録本や、すこし前には本編2巻のドラマCDの配信も開始されたりして、完結から時を超えてまた作品が動き出した!みたいな気持ちになれて嬉しかったです。

いつかまた、二人のその後の姿が見られたらいいなぁ……

番外編の同人誌作品が読める再録電子本!

コミックス「僕は君のいいなり」の番外編として同人誌で発売済みの「放課後の君」と「僕と先輩」の2作品をまとめた再録作品です(電子)

本編完結から5年以上たった今でもコミックスやCDなど定期的に読み聴きしたくなるぐらい大好きなカプなので、こうして同人誌で発売されていた番外編も、電子でまとめて読めるのは嬉しいです!

表紙の絵柄は、現在のあがた先生の絵柄ですが、中身の漫画は「僕は君のいいなり」①、②のコミックスの頃の絵柄です。

【放課後の君】
まだ付き合う前の二人。
木下にお尻を弄られ、頬を紅潮させる檀野先輩とは対照的に、顔色ひとつ変えず淡々とした木下の態度……一方通行な檀野先輩の恋心がなんとも切ない。

【僕と先輩】
思いが通じ合い恋人になってからの二人。
テニス部合宿の夜、久しぶりにメガネをつけた檀野先輩を見た木下の「あの頃の檀野先輩と最後までしたことなかったよね?」そんなセリフをきっかけに始まるいちゃラブえっち。

いや〜他の部員達は部屋で寝る準備とかしてる頃だろうに、二人は大浴場の更衣室でこっそり待ち合わせしていちゃこらしてるんだと思うと、萌え滾るものがあります(笑)

こちらのお話は初回限定盤CD(1巻)の特典として音声化もされています。

あと、コミックシーモアの修正はどちらも白抜きでしたが、汁気が結構あるので十分えっちぃです!

【おすすめな方】
・コミックス「僕は君のいいなり」を既読の方で、同人誌未読の方。
・同人誌持ってるけど、電子でいつでも見たい!という方
・乳首責めが癖の方で本編未読の方はまず本編のコミックスを読んでいただいてからこの「檀野先輩と木下くん」も読んでほしいです。
あがた先生の作品はもれなく乳首責め描写が最高なのでおすすめです!

【まとめ】
二つの作品がまとまった事で、付き合う前と、付き合ってからの二人の変化がよりガツンと伝わりました。
特に「僕と先輩」での赤く染まった頬や、お互いを見つめる細められた目元から愛おしさが溢れており"きのだん"推しにはたまらない作品でした!

単話ですがギャグ、シリアス、エロが上手くまとまってる

デビューコミックスの「愛日と花嫁」がとてもよかったので、他の作品も読んでみたいなと思って、電子(シーモア)にて配信されていたこちらを購入。

単話ながら、ギャグ、シリアス、エロ要素がバランスよく盛り込まれていて、よくこの短いページ数(41P)にテンポよく捻じ込んだなぁと、感心しました。

短いのでどうしてもキャラの深掘りとしては足りない部分もあるし、駆け足で話しが進んでいく感じはありますが、キャラにもお話自体にもちゃんと個性があって面白かったです。

ストーリーの始まりは、ネカフェを住まいに何でも屋をやっている主人公、薄井優一(24)の元に、彫刻のモデルをして欲しいとの仕事の依頼が舞い込む。
しかし、この依頼主の福澤怜という男が一癖も二癖もある男で……

って感じで、掴みはよくある感じですが、こういう設定っていろんな手順を無理なくすっ飛ばせるからBLとして助かりますよね。

出会ってすぐに裸を見せる、そして造形をするために体に触れる、までの流れがありえない事ではないので無理を感じないし、それ以上の無理難題を提示されたとしても、さらにお金を積まれれば受け入れるという心理もある程度は理解出来ます。

この話の福澤くん(攻)は、その無理難題がぶっ飛んでて笑いました。
優一はネカフェを住まいにしてるぐらいの生活環境だから札束を前にしたら引き受けちゃうんだろうな……

どんな難題かは「内部まで完璧に模倣した人体模型が造りたい」との依頼内容で、察してください(笑)

読み進めて行くと、優一にモデルを依頼した事にも、優一を見つめる表情が、やけに熱っぽく愛しそうなことにも理由があり、彫刻を始めたそもそものきっかけに繋がって行きます。

優一は怪我が理由で夢を諦めた過去があり、今の自分を認めて欲しい、誰かに求められたいという思いが強かったからこそ、福澤の言葉に救われ、福澤の思いも受け入れたくなったんだろうなと思います。

あと「愛日と花嫁」を読んだ時にも思ったんですが、エッチシーンがエロいんですよ。
そこまで肉感的ではないし、描き込みが細かい訳でもないアッサリ目の絵柄なのに、表情や、えっちな擬音文字の入れ方がうまくて、少ないページ数でもちゃんといいエロを読んだという満足感がありました。

単話という点を考えると、ほぼ神なんですが最後だけ、優一が福澤のお金持ちという部分に頼りきってる感じが気になってしまったので萌え2にしました。

大人になった彼らの今がここにあります!

初めて出会った時はみんな高校生だったのに、今や社会人になって、恋愛に仕事に全力で生きている彼らをこうして見守らせていただける事に感謝の気持ちでいっぱいです!
全ての弾について書いたら文字数が収まらないので、最推しの2弾をメインに絞ってレビューします。

【CDの尺について】
・1弾(42:52)
・intermission裕太+志馬パート(2:52)
・2弾(45:76)
・intermission琉生+映一パート(3:30)
・3弾(45:06)

※2弾は、ディスク1、2を跨いで収録されてます。

【2弾感想】
・まずCDの中のリーフレットに書いてある【二見琉生/26歳/研修医】【川井志馬/24歳/看護師】という字面の破壊力たるや。
お風呂に入ってる二人のイラストも、1トラックずつについてるタイトルも、聴く前からすでに可愛い……

聴きはじめてからは、今までの作品の中で一番ナチュラルな「琉生さん」呼びにニヤニヤする事間違いなしです。志馬ちゃんたら催促せずとも呼べるようになっちゃって〜(感涙)

・現在一緒に住んで二年。同棲生活を始める前の回想からお話しはスタートします。
同棲するにあたって川井家の両親に挨拶に行こうと提案する琉生さんですが、志馬の反応は意外なもので……
提案に対しての志馬ちゃんの即答を聞いた琉生さんの「はいぃ〜!?」の驚き具合が面白い。こういうコミカルなノリは、2弾らしくて本当楽しい。

・挨拶に行って二人のことを報告するシーンは、志馬ちゃんが家族にも琉生さんにもこんなにも愛されてるんだと思うと、胸がいっぱいになりました。みんなまるっと幸せでいてくれ。

・絡みシーンは2回あります。引越し早々のお風呂Hでは琉生さんの声がたまに余裕ない感じになるのと志馬ちゃんのぐずぐず感がお互いに夢中になってる感じでよい。
事後では、期間限定でラブのプレミアムセール中らしく、甘々で優しく志馬への思いを伝えてくれる琉生さんに思わず「先輩が重すぎる…こわぃ」と呟く志馬ちゃんに、2弾推しとして感慨深くなりました。以前は志馬ちゃんの方が琉生さんに「おもーい」「こわっ」てよく言われてたのに…今やこんなに溺愛されてて…よかったね志馬ちゃん!

挨拶帰りのスーツHは、映像付きで見たい要素しかないし(できればお店でスーツ選びしてる所から見してくれ)二人が高校生の頃の制服姿思い出してるのも尊いです。
なんと言っても琉生さんがフェラして口の中で志馬ちゃんがイッた後の琉生さんがドえっち!!
そして琉生さんの肩に片脚かけて、深い所まで挿れられちゃう志馬ちゃんも癖です!!
本当隙あらばキスしてるの最高!!いつかキスイキできたら、ちゃんと報告してね(笑)
Hの後「ヤバかった…」って二人して放心状態になってるの、First Studyを思い出してニヤニヤしました。

・そして絶賛同棲中の現在に戻り、今回の一番のハイライト!全国の2弾推しのみなさんの生存が心配になるほどの、ふいうち◯◯◯ー◯。
もう……すごい……今までの二人の事が一気に思い起こされて感動で泣く。(素敵BGMがさらに涙をさそいます)
ありふれた日常を共に過ごす中で、好きが溢れて愛してるの言葉に変わる瞬間を聴かせてくれて、本当にありがとうございます!
ところで……ご祝儀はどちらに送ったらよろしいでしょうか?(笑)

毎回思いますが、立花さんと田丸さん、お二人が琉生さんと志馬ちゃんで本当によかった…

・志馬ちゃんのかわいさ大爆発ポイント3選↓(本当はもっとある)
①お風呂でぶくぶく沈む志馬ちゃん。
②エッチ中、キス責めを阻止するために自分の口をぺちっと押さえる志馬ちゃん。
③バカみたいに一生懸命おむすびをにぎにぎする志馬ちゃん。

上記の全部に効果音がついてるんですが、それがまた可愛さを爆上げしております。
もれなく萌え台詞もついてくるので、ぜひ聴いてみなさん一緒に召されましょう。

【intermissionの感想】
・裕太+志馬のパート。一樹は声出演なしですが、この三人の関係性いいですよね。同級生だし、多分1弾カプと志馬ちゃんは社会人になって忙しくなってからは、そこまで頻繁には連絡取ってないと思うけど、ここぞという悩み事は共有してるし(性癖まで)同性同士の恋愛をしている仲間としていい支えになってると思います。お互いモテる彼氏を持つと、いろいろ大変だよね。

・琉生+映一のパート。
医者としてのステップアップの為、ゆくゆくは海外留学を考えている琉生が、実際に遠恋中である映一に、遠恋についての感想を聞きます。2弾推しとしては心穏やかじゃない話題ですが(ふたしま離れないでくれ…)この次の3弾のトラックが始まる前振りとしてとてもいいし、ナチュラルに惚気合う二人が微笑ましかったです。

【特典について】
・アニメイト特典はアフタートークCD。
それぞれの弾ごとにトークされてます(1組10分ずつぐらい)
共通して8年経っても同じキャラを演じるという貴重な経験を感慨深く楽しそうに語られていました。
そして田丸さん、10周年について話してくれてありがとうございます!なにか企画があるかも、との事なので楽しみにしています!

・コミコミ特典はss小冊子(75P)
CDにはない各弾のあんなことやこんなことが……いゃあ満足感がすごい。特典を読んだ上でまたCDを聴き返すと、より尊さが増すので、1stファンの方にはぜひ手に入れて欲しいです。
2弾推しとしてはずっと待ち望んでいたあのプレイが実現してて感無量でした。

【最後に】
キャラがファンと一緒に歳を重ねるからこそ、日本中探したら本当にどこかに居るんじゃないか……とすら思わせてくれる、こんなに息の長いBLCDシリーズは他になかなか無いと思います。
1stのみんなはもちろん、男はじシリーズの全カプの発展を、これからも楽しみにしています!!

匂いフェチ、白衣萌えのパラダイス!

またまたボイコミから釣られ買いしました。
ただ今YouTube『CIELフルール』チャンネルにて無料配信中の作品です。
(新装版の方にレビューを書こうとしたら、こちらに誘導されたので新装版とボイコミ完全版込みのレビューです)

刊行は2016年で初期の頃の作品との事ですが、ニッケ先生の作品は、アッサリめの可愛らしい絵柄ながら繊細な表情の描き方が好みで、こちらの作品も大変萌えながら読ませていただきました。
『匂い』をキーワードにした作品なので、そういったフェチ作品が好きな方なら刺さると思います。

【キャラクターについて】
受・有路(ありじ)大学4年。応用微生物学研究室にて、花酵母の研究をしている。
頭はいいが、ちょっと抜けてて研究に集中すると食事を摂るのも忘れるぐらい没頭する。いわゆる理科オタク。あまりに研究熱心なため、周りとの温度差が原因で人間関係でトラブルがあったことも……

攻・高階(たかしな)大学3年。有路と同じ研究室の後輩。人付き合いは得意だが、どこか胡散臭さが漂う。
人工的な香り(化粧品や香水など)に拒否反応が出てしまう体質で悩んでいるが、あるきっかけで有路の体臭を嗅いでからその香りの虜になり、研究を手伝うかわりに1日5分間、匂いを嗅がせて欲しいと持ちかける……

【個人的好きポイント】
・有路の儚げな雰囲気や、放っておけないようなぽやっとした感じと、研究に関してはしっかり芯の通ったストイックさとのギャップがよかった。こういうキャラは応援したくなります。
高階はザ・インテリっぽい胡散臭さを纏ってますが、一見めんどくさそうにしながらも面倒見のいい所や、有路の匂いに対しては恥をかなぐり捨ててキャラ崩壊しちゃうギャップが面白い子でした。

・有路が人間関係でトラブった人物に責められている所を、高階が止めに入るシーンがあるんですが、とてもグッときました。
怒りの矛先が高階らしいし、有路の事を思うがゆえのストレートな物言いから深い優しさを感じます。

・高校生の頃の高階が、匂いが原因で女の子を振った話しは、正直女の子目線で見ると酷いし、可哀想だと思ってしまうんですが、高階下げをしてでもこのシーンがあったからこそ、有路への執着に説得力が生まれて感情移入ができました。

・くんくんタイムがたまらん。匂い嗅いでるだけなのに、なぜか性的にエロいんですよ。それもこれも有路さんの表情のせいです。
隙あらば、くんくんするぐらい高階を虜にする有路さんの匂いって一体どんな匂いなんでしょう?
私も嗅いでみたい、そして高階セコムを発動させたい(笑)

・メイン二人と研究室メンバーとのわちゃわちゃ感が楽しかったし、所々に出てくるデフォルメされた絵柄がとても可愛い。
元の絵柄がアッサリめなのでミニキャラたちも馴染んでるし表情が好きです。
全体的にギャグ、シリアス、エロのバランスが絶妙で、ダレる事なく読めました。

【新装版収録内容について】
・本編
・おまけまんが
・ニッケ先生のごあいさつ(旧版本体表紙掲載)
・DOSKEBE(2017発行の同人誌まんが)
・初期キャラクターラフ
・Twitterキャンペーン御礼まんが
・旧版電子書籍特典まんが
・旧版とらのあな特典まんが
・Twitter投稿重版御礼まんが
・旧版書店拡材用POPイラスト
・旧版とらのあな特典イラスト
・「CIEL」2020年1月号掲載25周年おめでとう1Pまんが
・お休みの日にすることは(2022年新装版書き下ろし6Pまんが)
・ニッケ先生新装版ごあいさつ
・カバー裏まんが

(私はシーモアで電子購入したので↑にプラスして「あいつの大好物」1Pまんがもついてました。)
新装版らしい盛りだくさん感がありました!

【CIELフルールチャンネルボイスコミック完全版について】
有路(CV田丸篤志さん)高階(CV新祐樹さん)という意外なキャストの組み合わせだったので絡みシーンも聴いてみたくなり、全話配信前に我慢出来ずに完全版もまんまと購入しました!(笑)

完全版は本編のYouTube未公開シーン以外にも購入者限定ボイスコミック

・特典①(後日談)←新装版コミックでは「おまけまんが」の内容

・特典②(DOSUKEBE)

・特典③(お休みの日にすることは)

・特典④(あいつの大好物)

・フリートーク
がついてます。

新佑樹さんはアニメ東卍の主人公のイメージが強かったので、こういうインテリっぽい感じやBLらしい湿度のある演技もいけるんだなーと新鮮でした。
とんでもない変態発言や行動を当たり前体操と言わんばかりにサラッとやる高階を、新さんが淡々とした口調で演じられてて解釈一致でした。
くんくんスーハーするたびにニヤニヤ止まらん。
BL作品の出演はまだ少ないと思うので、どんどん出て欲しいです。

田丸さんはもう有路さんのイメージぴったり。田丸さんの声で聴く「ち◯ち◯む◯む◯してた」のパワーワード…ここYouTube版ではどう配信されるのか楽しみです(笑)
後日談の初エッチシーンも、DOSUKEBEでの有路さんも初心なのに快感に弱くて誘い受けっぽくなっちゃってる所が、田丸さん受けの醍醐味!って感じで大変おいしかったです。
マスク越しの吐息も、左右に首ふりながらのいやいや「んーんー」も萌え死にました…かわいすぎる。

エロについてはアッサリめでそこまで多くはないのでエロメインの作品が苦手な方にも読みやすく、聴きやすいと思います。

【最後に】
YouTubeでの配信ライブでは、ニッケ先生と担当さんが今の所毎回リアルタイムで参加されてます。
作品についてのコメントなど、先生と一緒に楽しめる機会ってなかなか無いと思うので、ぜひ観て欲しいです。