前作を聴いてからずっと、beat1の発売を楽しみにしていました。(今回もアニメイト限定セットを購入しました)
前作ラストでお互いに思いを伝えあった後、少し柔らかくなったお二人(小林千晃さん、田丸篤志さん)の声色や演技がとても好きだったので、今作は最初から恋人役としての掛け合いが聴けて嬉しいです!
【収録内容、尺について】
CDは2枚合わせて約123分(全7トラック)
トラック1〜5まではbeat1コミックス5話分。
6はbeat1コミックス書き下ろしの『帰宅後のふたり』
7はピンクハートジャム特装版、限定小冊子のエピソード『ファーストネーム』が収録されています。
原作に忠実な流れで、ほぼカットは無し。
音声だけで状況がわかるように、所々セリフの追加がありました。
【新キャラについて】
前作から引き続きのキャラは続投で、それ以外に新たに登場した目立つキャラは二人↓
・金江准(cv樋柴智康)凉さんの4つ歳上の兄で美容師をしている。顔のパーツは涼さんと似てますが、声質はあまり似てなかったです。優希との掛け合いの気さくなチャラっぽさに美容師感が出てました。
・ミネちゃん(cv今井愛実)重音部の優希の後輩。彼氏が欲しくて優希を狙っていたが、あっさり玉砕。
Cigarsの一夜限りの再結成ライブを叶えてくれた功績は大きい。ありがとうミネちゃん!
女性声優さん特有のキャピ声感はありますが、ノリのいいサバサバした後輩キャラに合ってました。
【感想&個人的好きポイント】
・原作を読んだ段階でピンポイントで音声で聴きたいと思っていたセリフがいっぱいあったんですが、個人的にどれも解釈一致の声、イントネーション、空気感で再現されてて嬉しかったです。
「…考えすぎちまうくらい好きでしんどい」
「俺も大好きですよ 頭の中凉さんでいっぱいなんで」
↑ここのシーン、ハグする前に原作にはない「優希」って名前を呼ぶ声が追加されてたのと、衣擦れの音の後、凉さんの声がちゃんと籠った声になってて、優希の胸の中で伝えてる感じが丁寧に表現されててグッときました。
私は二人が尊くてしんどいです……
あと、優希が林田さんにヤキモチを妬いていた事を知った凉さんが吹き出すシーンですが、想像より爆笑してくれてて、優希に心許してる感じがして好きでした。
・学生×社会人という立場の違いや、同棲カプならではのよさが詰まってました。
一緒に1日が始まり、日中は各々やるべき事をして、そして1日を同じ部屋で終える……そんな日常の中で、寄り添うように始まるセックスも、二人並んで眠りにつく穏やかな夜も、同棲カプにしか出せない空気感があって最高でした。
・なんといってもCigarsのライブシーンがとてもかっこよかったです!
こんなゴリゴリの凄テク演奏聴いちゃったら憧れちゃうのも仕方ない。
ライブの後凉さんが優希にCDを渡すシーンも、お互いの存在が支えになってるのが伝わって胸がいっぱいになりました。
・絡みシーンのえち度が格段に上がってます。
凉さんの快感に浸ってるような、吐息深めのハスキーボイスが本当に色っぽい!
田丸さんの耐え喘ぎの魅力が存分に発揮されておりました。「もっと奥…」も「やーだ」の煽りセリフもたまらん。
そして優希は前作より積極的になって、リップ音が増えてたり、攻め喘ぎの雄みが増しててよかったです。
原作からちょっと変更されてた「またイキそう?」ってセリフ、歳下攻めがえっち中に敬語はずれちゃうの大好き民として大変萌えました!
・その他のキャラは、林田さんは淡々と話しながらも、二人の関係をサラッと受け入れてくれてるのがよかったし、山内さんは相変わらずの自由人でいいキャラしてました。
マキさんと橘さんの登場はほぼトラック7だけでしたが、原作で読んだ時の印象より二人ともコミカルな感じで演じられてて面白かったです。
【BGMやSEについて】
・たまに出会う同じBGMを何度も使い回すタイプのBLCDは、またこの曲か……と、耳につく事がありますが、ピンジャムはそれを感じる事なく最後までストーリーやキャストの演技に集中できました。
・生活音が心地よかったです。動きのひとつひとつが耳から見えるといいますか……アニメみたいに頭の中で動いてる映像を見てる感じがしました。(音の使い方が全体的にアニメっぽい)
細かな動きにも丁寧に音がつけてあるので、ぜひ静かな空間で、イヤホンの音量大きめにして聴いて欲しいです。
【アニメイト限定版特典について】
・おしゃべりCD(約15分)
お二人の話に深く頷きっぱなしでした。
田丸さんが語られてた、重音部の下の代に受け継がれて行くことのエモさや、小林さんは前作を聴いた同業者の方に別の現場で「ピンジャム好きなんです」「素晴らしかったです」と褒められたという、ピンジャムの人気が伺えるエピソードを語られていて、作品のファンとしてとても嬉しかったです。
・描き下ろし小冊子
同棲がスタートした日の夜のお話。髪を切った凉さんとのえっち。
凉さんの色気とかわいさが爆発してました。これも音声で聴きたかった……いつか聴けませんか?お願いします、えらい人……
・Cigarsディスクプレート
Cigarsのライブシーンがプリントされたアクリル素材のCD型プレート。
実際の音源は同封されていたシリアルコードからダウンロードしてポケドラアプリで聴けます。作中で演奏したオリジナル曲『dizzying』のフルバージョンです。(3:50)
他にも、ポスターやポストカードなどがついてました。
【最後に】
優希と凉さんの穏やかなキャラクターに小林さんと田丸さんの落ち着いた声質がマッチしているのはもちろん、制作された方達がいい仕事をされてるのが分かる、とても聴き着心地のいい癒しのCDでした。
眠れぬ夜のお供に何度も聴いています。
これからもずっと見守って行きたい作品です。
単話でも追ってましたが、一冊になったので書き下ろしなどを目当てにシーモアにて電子で購入しました。
パートナーの実家に挨拶に行くという同性カップルの一大イベントを、サチ江さん(祖母)とマヨ(犬)という癒しの一人と一匹が迎え入れてくれてホッとしたのも束の間、灰賀の両親とは優しいながらも、ちょっとギクシャクとした空気感が漂います。
まぁ、カミングアウトは先にされてて、大丈夫!応援したいし、会っても自然に話せる!って思ってたとしても、実際会って話してみると相手の気持ちを考えすぎて、上手く話せない事ってあるだろうしなぁ。
男女カップルでさえ、両親との相性によっては初対面はギクシャクしちゃう事もあると思うし、それが同性ならなおさら……そう考えると、この辺りの描写は両親側も灰金側も私はリアルだなと思いました。
灰賀の元カノの写真を見てしまった金江さんが、ちょっと元カノに対抗心燃やしてそうで可愛かったです。
この辺りは元ノンケ彼氏を持つ側がだいたい曇っちゃうあるあるエピソードですよね。
ちゃんと信じてるけど、ずっと頭の片隅に居座る不安というか……
金江さんが「女とも恋愛できる人がゲイの自分を選んでずっと好きでいてくれたらどれだけ幸せか変な憧れがあった」ってピンジャム下巻で言ってた言葉を、ずっと二人で体現していって欲しいです。
そして、お布団の中でのえっちは、大丈夫!?ご家族に聞こえてない!?と、さすがにハラハラしましたが、ドラマCDを聴いた身としては、金江さん喘ぎ声控えめだから多分大丈夫!と、いう事にして雑念を払いました。
元カノとの思い出がちょろっとでも残る灰賀のお部屋が、金江さんとのえっちな思い出に塗り替えられていく感じは、とてもBLらしい展開だなと思いました。
それからお話しはマキさんとお客さん(おもちさん)関係のゴタゴタに灰金が巻き込まれる形で進んで行きます。
いやーこのお店(フロレゾン)オーナーを筆頭にもっと危機管理しっかりして欲しいというのが正直な感想です。
マキさんとの関係性的に、金江さんが無下に出来ない事を分かってて、キャストとして復帰をお願いするわ、灰賀の優しさに甘えて、マキさんの恋人役として送迎させるわ、このオーナー経営者としてちょっとなぁ……と。
オーナーもマキさんにも、あまり好感が持てず、今回登場したスミくんがマキさんの昔の恋愛事情に絡んできそうだし、ゆくゆくはスピンオフ展開もありそうな雰囲気なので、どっかでマキさんとフロレゾンの好感度をあげるエピソードが欲しいです。ピンジャムが好きだからこそ、なにとぞ……
なにはともあれ、灰賀はよく頑張った!おもちさんにナイフを向けられても怯まず、阻止して無事に金江さんの元に帰ってきてくれたし、今作品は、全体的に灰賀が男を上げた巻だったなと思います。
反対に金江さんは、恋愛をして大切な人ができたが故の弱さが見えた巻でした。クールで余裕そうな人が、恋愛で焦りが見えたり余裕を無くす姿が癖なので大変おいしかったです。
【本編やそれ以外の構成について】
絡みシーンは書き下ろし合わせて4回。(シーモア修正は白抜き)
書き下ろしではメイドさんコスプレエッチがしっかり見れます。金江さん似合いすぎ(あ、私はあの中だとナースか巫女をリクエストしたいです笑)
お話しの区切りに4ページ分『ぷちネタ』コーナーがあります。特にミニキャラ作画回が可愛い。
電子書店書き下ろしタイトルは『金江の探究心』エッチ中のエピソード。
協力書店限定ペーパーのタイトルは『ペアルック』ある日二人の元に届いたサチ江さんからの贈り物のお話し。
【最後に】
灰金は本当にお互いを思い合ってるのが伝わってくるカップルなので何があっても好きな気持ちは揺るがない安心感があるカップルだと改めて思いました。
なんか二人がゆったりした時間の中で、話したり幸せそうに抱き合ってる姿を見せてくれるだけで満足感があります。
でも作品としてはある程度波風を立てないと成り立たないだろうしな……と、思うと歯痒い所です。
今後の展開として、マキさん関係の方に舵をとるのか、それとも灰金の社会人エピソードをしっかり描いて行くのか、ドキドキしながら待っています。
もうすぐ発売されるbeat1のドラマCDも楽しみです!
加賀谷次長の顔面もスタイルも所作も好みすぎて、気がつくと毎巻追ってました。眼福。
そして、この9巻では作品の方向性に大きな動きが……
読者として、これまで非BLとBLの間にあるボーダーラインの上をずっと歩かされてる様な作品だなーと思いながら読んできましたが、8巻で登場した下薗くんが、9巻ではっきり自分がゲイだと自認しているキャラクターだと分かり(身近な人にはカミングアウトしていないようですが)よりBL感が増したと思います。
この作品は仕事描写や人間模様が魅力的に描かれてるので、男女キャラ共に「このキャラちょっと苦手かも…」と思っても読み進めればちゃんと愛着が湧いてくる所がとても好きです。
現に、私は人の心を弄ぶような思わせぶりな人たらしキャラって苦手な方なんですが、この作品って加賀谷次長をはじめ、そんな人がいっぱい出てくるんですよ。
下薗くんも、そのタイプ。
ただ、今までのキャラと違う所はゲイだというキャラ付けが加わった事で、より性的な意味合いでの思わせぶり、あざといネコちゃん感がガツンときます。
設楽くんにロックオンしていたかと思えば、加賀谷次長と初対面にして、すぐさま加賀谷次長の魅力の虜になり泊まってるホテルや連絡先を聞いたり……
まさに「加賀谷次長、狙われてます!」というタイトルに相応しい9巻でした。
はじめましての作家様です。
タトゥーや、バチボコにピアスをつけてるキャラがメインにいる作品は、そのキャラの人となりを知りたくなるのでつい手が伸びてしまいます。
この作品もシーモアにて新作をチェックしていた時に表紙の愛助の見た目に惹かれて購入しました。
【物語の始まりやキャラクターについて】
〈受〉森本尚紀(30)
結婚を目前にして「つまらない」という言葉を突きつけられ恋人と別れたばかりの平凡なサラリーマン。
『生まれ変わりたい』そんな思いを胸に抱えながら、偶然見つけたタトゥースタジオの扉を開けた事で彫り師の愛助と出会い、自分でも知らない欲に目覚めていく……
読み始めた最初の印象は、お人よしなオドオド系か?と思いましたが、愛助との関係が深まるにつれて、段々と欲深く大胆に変化して行く感じが丁寧に描かれていました。
本編終盤や描きおろしでは、年上らしい包容力も垣間見る事ができます。
〈攻〉愛助
タトゥースタジオで彫り師として働いていたある日、客として来店した見るからに仕事帰りのサラリーマン、尚紀と出会う。
ヒアリングを進めていくうちに、白くしなやかで墨が映えそうな尚紀の体を見て、内に秘めたものを知りたくなり……
見た目の印象からダウナー系やヤンチャな感じをイメージしていましたが、彫り師として人の気持ちに優しく寄り添ったり、芯のある考え方ができる真面目な子。
一方で、自分の感性や欲望には正直というか、どこか危うさも感じられる魅力的なキャラクターでした。
【全体的な感想や好きポイントについて】
・愛助の中で師匠(昔の男)の存在があまりに大きいのが思いの外、癖に刺さりました。
今は消してしまってるにしても、胸に師匠の名前まで彫るなんて、相当な尊敬や愛がないとしないと思うので、読んでいて何度も「こ、この元彼強いッ……」ぐぬぬ…となりました(笑)
だからこそ、師匠と比べてあまりに平凡なサラリーマンの尚紀が、はたして師匠以上の存在になれるのかというハラハラ感や、お互いが関係を重ねて恋人になれた時の嬉しさも倍に感じられました。
こういう、攻めにとって忘れられない存在の人が過去にいて、その後出会った受けと新しく尊い関係を築いていく話は、切ないですが前向きな読後感があるので私は好きです。
・タトゥーを題材にしたBL作品の醍醐味といえば、やっぱり濡れ場の華やかさだと思います。
タトゥーの入っていない尚紀の体に、蛇や般若、スカルモチーフのタトゥーが入った愛助の体が絡みつく姿は、最高にエロティックでした。
・描き下ろしの『ブラックアウトのその先で』のラスト、尚紀が愛助の過去ごと優しく包み込んでるって感じがしてグッときました。
アレが見えたってことは、愛助にとって尚紀がそういう存在になったのだという証なのかな、と思いました。
・愛助がこの見た目で、敬語キャラだったのも個人的に好きなポイントでした。歳下敬語攻めが好きな方におすすめです。
【ちょっと気になった点】
絵に関してなんですが、所々顔の輪郭や鼻に対して、口の位置がズレてる様に感じる所がありました。
絵柄や表情は素敵だし、合っている所がほとんどなので、ズレてる所が余計に気になってしまって…
よく言えば、作者様の絵の個性や味に繋がってるとも思えますが、私と同じように違和感として引っかかりを感じる方がいるかもしれません。
【最後に】
描き下ろし『蛇の弟子と鬼の師匠の話』ラストにto be continued?と書いてあったので、続くのかな?
愛助と師匠の過去の深掘りがもう少し欲しかったのと、愛助と尚紀は濡れ場以外でのイチャイチャがもっと見たかったな〜と思っていたので、続編があれば嬉しいです。
表紙の美しさに惹かれて、初めて読んだ時からイメージしていた声にぴったりなキャスティングで嬉しいです。
カプとしての主軸は双子×先生で、3Pはもちろんのこと、双子×双子や一部の限定特典では先生×双子のリバトラックもあったり、学校内でもお家でも、くんずほぐれつな関係を繰り広げる作品です。
↑に書いた中に苦手要素がある方は要注意ですが、お好きな方であれば癖になる作品だと思います。
【キャラやキャストについて】
・宇佐美 馨(cv田丸篤志)
新米教師らしい品行方正な見た目の裏で、自分と同じ"類"を漂わせる美しい双子の生徒に劣情を抱いていたが、内に秘めた淫らな欲望を暴かれてしまい、低劣な教師だと自覚しながらも、ただならぬ関係へと溺れていく…
田丸さんって本当にこういう胸の奥底に重たい物を抱えてたり、無自覚な色気を纏ったキャラ合いますよね…まごうことなき宇佐美先生でした。
瑠璃と翠以外に見せる顔と、瑠璃と翠だけに見せる顔の違いが声に現れていて、大変尊かったです。
・有弥 瑠璃(cv坂田将吾)
双子の兄。瓜二つの双子をなぜか本能で見分けることができる宇佐美と出会い、弟と共に執着していく。クールで落ちついていて、面倒見のいい性格(右目にホクロがある)
双子同士でも愛し合っており、双子でする時は兄×弟。
ローテンションながら、胸の奥でじわじわと燃えるような宇佐美への執着を感じる声色が、まさにイメージしていた瑠璃で、スッと双子の違いを聞き分ける事ができました。演じ分けすごい!
・有弥 翠(cv坂田将吾)
双子の弟。瓜二つの双子をなぜか本能で見分けることができる宇佐美と出会い、兄と共に執着していく。兄に比べ飄々としていてノリがいい性格。甘え上手。(左目にホクロ&舌ピアスをしている)
時々笑みを含んだ声色や、語尾の上りなどで分かりやすく抑揚をつけながら翠の独特な曲者っぽい雰囲気を演じられてて、めちゃくちゃ翠でした。
ちなみに番外編の「最初の物語」では、小学6年生の瑠璃と翠も坂田さんが演じられてます。
この作品だけで、攻めも受けもショタボも聴ける贅沢仕様はありがたい。
【個人的好きポイント】
・三人の共依存関係!これに尽きます。
宇佐美だけが唯一、瑠璃と翠を本能で見分け愛することができて、瑠璃と翠だけが宇佐美の本質を見抜き愛で満たす……そんな三人がどろどろに溶け合うような姿を音声で感じられたのがよかったです。
現実ではあってはならない関係だけど、これが双子と先生の愛のカタチなんだな……と、じわじわと常識が麻痺していくような感覚にドキドキしました。(まるで危ないお薬みたいな三人だ)
・一巻から先の話を読んでいるので、伏線になっているセリフにはやっぱりグッときました。
特に宇佐美先生の「俺が愛せは愛すほど〜」の所はうさみん……うぅっ……と、なりました。
・濡れ場は何度もありますが、特に二輪挿しの所は、息を呑みました。
いくらセックス自体に慣れてるとはいえ、さすがに二本は苦しいはずなんですよ。
でも「ふたりのだからすごい気持ちいい……」って宇佐美先生の声を聞いて、あぁそうか、二人を同時に受け入れて愛せた事が、精神的に満たされて気持ちいいって事なのだと、ストンと腑に落ちました。
先生…先生…って何度も呼ぶ瑠璃と翠の声も相まって、三人がより愛おしくなりました。
・キャストお二人の技術が光っていて、いいもん聞かせていただいた感がありました。
キャストコメント(約5分)でもお話しされてましたが、坂田さんはできる限り双子役を同時進行で収録されたとの事で大変難しい役だったと思いますが、すごく自然に二人を演じられていて素晴らしかったです。
田丸さんも、二人から同時に愛され攻められるサンドイッチ感や、誘い受けの煽り台詞の艶っぽさはまさに匠の技でした。
・本編+番外編合わせて約63分。最近のBLCDの傾向としては短かめですが、原作ファンにとって満足度が高い仕上がりになってると思います。カット無しな上に、かなり台詞が増えてるシーンもあって嬉しかったです。
分かってはいましたが体感7割ぐらいは濡れ場なので、「BL作品に濡れ場はいらない」派の方や、濡れ場耐性のない方は本当に覚悟して聴いて欲しいです。
【特典について】
いつも音声特典を優先して購入するので、今回はポケドラと、DL siteの2つで電子購入しました。
・ポケドラ限定特典は、かきのたね先生原案のオリジナルエピソード「たまたま、玉ねぎ」がついています。(約11分)
お家デート感満載のえっちで可愛いお話し。駄々っ子翠も拗ねてる瑠璃も絆されうさみんも最高でした。うさみん特製の玉ねぎスープ私も飲みたい…
・DL site限定特典は、同人誌や電子でも発売済みの「白」と「黒」の中から5つのお話しを収録したミニドラマ集がついています。(約14分)
リバ(宇佐美×瑠璃)ありなので、宇佐美先生の攻めが聴きたい方は、こちらがおすすめ。
酔っ払いうさみんによる雄みのある、あのセリフが聴けてニヤついてしまいました(笑)
【最後に】
教師と双子の生徒が愛を求め、愛を与え、愛欲に溺れる……そんなインモラルな作品の空気感が、忠実に表現された作品でした。
ただ、原作一巻では個人の過去などについてあまり深掘りされていないので、原作未読の方や一巻以降の話を読んでいない方はもしかしたらお話の本筋がつかめずモヤモヤしてしまうかも……
個人的には、一巻まるまる使ってでも外野から隔離されたような三人だけの倒錯的な日常をしっかり描いたことは、今後の三人にとって意味のあることだと、CDを聴いてより感じました。
これから先の三人の行方と、二巻で登場するキャラのキャストがどなたになるのか、わくわくしながら二巻の音声化も期待してます!
原作既読。自己肯定感の低い受けが、愛重めな攻めから、どろどろに愛される作品をお求めな方におすすめしたい、大好きな作品です。
【キャラやキャストについて】
・(受)菅原真夜/cv田丸篤志
VTuberタレントとしての"まひる"と、現実の"真夜"としての自分との解離に悩み、メンタルをやられがちな24歳。
なにかと世話を焼いてくれるマネージャーの荻野に密かに惹かれている。
自己肯定感の低さから、褒められても素直になれずツンツンしてしまう反面、本当は愛されたい(いじめられたい)健気な真夜くんに田丸さんの繊細さを感じる声や演技がとても合ってました。
まひるバージョンの天真爛漫な感じも、真夜バージョンのザ・陰キャな低めのトーンのおっとりした話し方もどちらも可愛くて、聴いてる間中ずっと口角上がりっぱなしでした。
・(攻)荻野洸貴/cv佐藤拓也
真夜のマネージャーとしてお仕事管理からメンタルケアまで抜かりがない、明るくて頼りになる34歳。
真夜からの好意には薄々勘づいており、荻野自身も真夜のことを大切に思っている。
真夜くんを元気づける明るい声や、優しく包み込むような落ち着いたトーンの声も、包容力溢れる荻野さんにぴったりです。
爽やかさ全開だったかと思えば、一瞬で大人の色気を漂わせたり、シーンによって声色の使い分けが絶妙でした。
甘Sボイス発動時の耳元で囁くような佐藤さんの声や演技にドキドキです。
・たくと/cv千葉翔也・つぐみ/cv市川蒼
たくつぐもぴったりな配役でした。
わちゃわちゃした漫才みたいな掛け合いが可愛くて楽しかったです。
あと、真夜くんの学生時代の同級生役でcv井上雄貴くんも参加されてます。
【個人的好きポイント】
・Luria先生もSNSでおっしゃってましたが、荻野さん登場シーンの「マヨくーーん」が、本当にイメージ通りのリアル荻野さんで、ご本人登場感がすごかったです(笑)生きてるッ!
・普段自分の本音をうまく言えない子が、泣きながら思いをぶつけるシーンに弱いんですよ。荻野さんの思いを知った後、勇気を振り絞って自分への気持ちを問いかけた真夜くんにも胸が打たれました。
聴いてる方は、真夜くんの学生時代の出来事を知ってるので、なおさらグッときます。
・とにかく二人のやり取りが可愛いんです。甘やかしデレデレVSツンツン合戦がたまりません。
平常シーンはもちろん、絡みシーンにも歳の差10歳の甘Sお兄さん×無自覚Mくんというカプの良さが、ぎゅっと詰まっておりました(本編絡みシーンは5回ほどあります)
真夜くんの自己肯定感を育てるような荻野さんからの「偉いね」「すごいね」「かわいいね」の甘いセリフの数々に溺れるように喘ぐ真夜くんが大変えっちでした。
佐藤さんの重厚な大人の色気を纏った声と、田丸さんの劣情を煽る震える声……最高です。
・佐藤さんと田丸さんお二人ともの声や演技の持ち味が"おぎまよ"にすごく活かされてる感じがして、CVの組み合わせ自体、聞き馴染みが良かったです。
特に田丸さんは直近でメインとして出演されたBLCD2作品が今までの傾向とちょっと違う属性の新鮮なキャラだったので、今回の真夜くんのキャラ属性には実家のような安心感がありました。
田丸さんが演じるツンデレ、健気、陰キャくん受けはやっぱり何度聴いてもかわいい!
佐藤さんは攻め役だと、クールだったり俺様系なタイプのキャラが多い印象なので、荻野さんみたいな老若男女に好かれるようなどっから見ても、明るくていい人!て感じのテンション高めのキャラは意外と珍しくて新鮮さもありつつ、スパダリお兄さん属性の佐藤さんは安定にかっこよかったです!
BLCD出演歴の長いお二人だし共演も多いので、正直キャスティング自体に意外性はないかもしれませんが、個人的にこのお二人の共演はいくつあっても嬉しいです。
【CDの仕様やBGM、SEについて】
収録時間はCD二枚合わせて約107分。目立つカットは無く、逆にセリフ(言葉攻めも)がかなり増えていて、とても丁寧に制作されてる印象です。
BGMは主張しすぎず、物語の世界観に馴染んでる感じで聴きやすく、SEについては普通の生活音はよかったんですが、絡みシーンのパンパン音があまりリアルじゃなくてちょっと惜しかったです。
【アニメイト限定版特典について】
・原作、真夜中の俺を見て1巻のアニメイト限定セットについていた小冊子「とろけるまよなか」の音声化が収録されてます。(約8分)
本編も十分エロいんですが、この特典での絡みが一番濃厚だと思いました。
結腸攻めする荻野さんも、攻められる真夜くんもえっち過ぎました。
・キャストトーク(約11分)
VTuberの世界の話や、印象に残ったシーンなどを楽しそうにトークされていました。いつか真夜くんに、荻野さんの下の名前を呼ばせたいと、二人して続編への意気込みを語られてたのが微笑ましかったです。
・書き下ろし小冊子(8P)+特典ペーパーもいちゃいちゃしてて可愛い。
【原作未読勢の方へ】
音声だけでは伝わらない視覚からの癖や、萌要素がかなり多いので、この作品はぜひ原作も読んで欲しいです(できればR18版)
佐藤さんもキャストトークで、Luria先生が描く手や表情がめっちゃ好きなので、原作片手に聴いて欲しいとおっしゃられてて、大共感でした。
【最後に】
事務所に所属しているVTuberタレントのお話しなので、リアルさを感じにくそうなイメージなんですが、本来の自分より明るく見せようとして疲れてしまったりする経験は誰しもあると思うので、ちゃんとキャラクターの気持ちに寄り添いながら楽しめる作品だと思います。
音声がついたことで、より荻野さん目線で真夜くんの成長が楽しみになりました。
さらに甘々になった続編の音声化も期待してます!
最近田丸さんと大塚さんが共演されている作品を追っていて、いつかBL作品での共演も聴いてみたいなと思っていたのでありがたく購入。原作もCD化をきっかけに読みました。
Dom/Sub作品の中でもハードな描写が多めの作品だったので、読みながら「うわぁこりゃあ大変だ!!これ本当に音声になっちゃうんですか!?」とCD発売前からわくわくしておりました。
【キャラとキャストについて】
・(受)白宮律路(CV.大塚剛央)
心理カウンセラーをしている。表向きにはSubということを隠しており、過去の辛い経験から、湧き上がる欲求を抑制剤で抑え込んで暮らしていたが、幼馴染の行瑠と再会したことで支配されたい欲求が抑えきれなくなって……
真面目でツンとした堅物そうな立ち振る舞いからうって変わって、Subとしての本能に呑み込まれた時の声の振れ幅を、大塚さんが繊細に演じられてます。プレイに夢中になっている時の甘えたような声がかわいい!
・(攻)高雛行瑠(CV.田丸篤志)
教会で神父をしながら、Sub専用セラピー店のDomスタッフとして聖職者らしからぬ副業をしている。幼少期に律路と引き離されてからも、遠くから律路の幸せを願っていたが、ある日コメンテーターとしてTVに映る律路を見て、救ってあげなくてはという衝動にかられ、16年振りに再会を果たす……
一見テンション高めで、チャラめのキャラかと思いきや、律路に対して向けられる絶大な執着愛を、真摯的に、かつ危うさを交えながら田丸さんが感情豊かに演じられてます。
ハイとロウの声色の使い分けが最高でした。
・律路の幼少期(CV.徳留慎乃佑)
・行瑠の幼少期(CV.榊原優希)
徳留さんも榊原さんも、かなり高音域の声で演技されてますが、無理を感じない自然な可愛さで癒されました。善悪の物差しが安定していない幼少期特有の無邪気さがでていてよかったです。両親に引き離されるシーンは胸が苦しくなりました。
【個人的好きポイント】
・幼い頃に心や体に刻まれた強烈な経験による共依存関係の二人が尊い。
行瑠ははっきりと自覚して律路に依存してますが、律路の方はどちらかというと無自覚依存な感じで、まだ本能に抗えると思っている所がこのお話の見所、聴き所の一つだと思います。
行瑠とのプレイによって、わからせられていく過程が、とても濃厚に演じられててドキドキしました。
「ゆくるぅ……ゆくぅ♡」ってなってる大塚さんのとろ甘ボイスも「ぜんぶおれのだ」ってなってる田丸さんのヤンデレボイスも最高です。
・二人共SSSクラスのDom/Subなので、そもそもの欲求の大きさがヤバいです。
とくに律路は制御できなくなると、四肢切断をも厭わない程の完全なる支配を求めてしまいます。Dom/Sub作品の中でもここまでSub性が強いキャラはなかなかいないんじゃないでしょうか?
後半の生命の危機を感じる破滅的なプレイシーンからの、お互いを思うがゆえに苦しむ二人の声の演技に胸が締め付けられました。
・音響がなんかすごかったです。
コマンドの音の重なりや、頭の中でこだまする声が右から左に行ったり来たりして、ぞわぞわしすぎて(いい意味で)途中でイヤホンぶん投げそうになりました(笑)
田丸さん、大塚さんファンにとってご褒美がすぎました。
・幼少期の声が男性声優さんなのがいいですね。
性別問わず子供のキャラって女性声優さんが声をあてられる事が多いので、男性声優さんのショタボイスからしか得られない栄養を久しぶりに摂取できて嬉しかったです。
【田丸さん推しとして語りたい事】
BL作品だと純粋健気受けのイメージが強い田丸さんですが、BL以外の作品では狂気的で癖ヤバめのキャラもたくさん演じられてるので(戦闘狂とか某アイドル殺しのストーカーとか)満を持して強レベルのヤンデレ攻めキャスティングがついにきたか……という感じでした。
個人的に田丸さんは受作品を好んで聴いてきたので、どうしても攻めポジのCDを聴く時は、ヨシ!と気合いを入て聴く感じなんですが、この作品はヤンデレ演技とコマンド台詞が聴きたい欲が勝ったのと、見た目がちゃんとヤンデレ系統の田丸ボイス顔だったので、わりとすんなり聴く事ができました。
【本編CDの仕様やカットについて】
・一枚の収録時間79:50
一枚に収めるためか、原作の流れに違和感が出ない程度に、カットされてる部分がありました。
・音響効果は多用されてますが、BGMは控えめでした。
【原作未読勢の方へ】
・地雷要素になりそうな点を上げると、嘔吐、首絞め、流血シーンがあることと、受けが攻め以外とも経験がある所ですかね……
・エンディングは2巻へつづく……的な、感じなのでこのCDだけでは正直スッキリは終わりません。めちゃくちゃ続きが気になる終わり方になってるので、どうしても気になる方は同日発売のコミックス2巻をぜひ。
【東京漫画社購入特典について】
・ミニドラマ(約4分)は1巻コミックスに収められている「play3.5」の話し。ヤンデレVSツンデレ感が可愛い。
・キャストトーク(約16分)Dom/Sub作品を演じられた感想や、作品にちなんだ質問に楽しそうに答えられてました。お二人も続きが気になって仕方ない様子で、また2巻でお会いしましょ〜と、締めくくられていました。
・限定書き下ろしコミックス(表紙抜き8P)は、ふたりで一緒にDom/Sub専用のAVを鑑賞するお話。
【まとめ】
ゆっくり落ち着いて聴くというより、ハラハラ、ドキドキしながら楽しめるタイプの聞き応えある作品でした。
突き詰めたDom/Subのアブノーマルな世界観が魅力的な作品なので、そういう癖をお持ち方はもちろん、音声による新しい刺激をお求めな方にもおすすめです。(ちなみにポケドラでの配信も始まってます)
これからの二人の行く末をコミックスで見守りつつ、CD2巻も楽しみに待ってます!
原作既読、CDはアニメイト限定セットを購入しました。
小林さんと田丸さんがメインカプの作品は2作目という事で、こんなに早くまたお二人の共演が聴けるとは思ってなかったので嬉しいです!
ただ、大好きな作品ゆえにドラマCD化にあたっての不安もいくつかあったので、その辺りが実際に聴いてどうだったのかもレビューしようと思います。
【キャラやキャストについて】
・灰賀優希(CV.小林千晃)
芸術大学一年。重音研究部に入部し金江と出会ってからというもの、不器用ながらまっすぐに金江を慕うかわいい後輩の灰賀にぴったりな癒しボイス。
一見すると頼りなさげに見えますが、人に対する思いやりや優しさをサッと行動に移せる、本当に素敵な子。金江に対しても飾ることなくありのままの自分で向き合う誠実さが、小林さんの純粋ボイスにより見事に表現されていました。
・金江涼(CV.田丸篤志)
芸術大学四年。重音研究部の看板バンドCigarsのギター。実はゲイ向けの箱ヘルで出会い目的でバイトしている(本番経験はなし)
気怠げな美人で、近寄りがたい雰囲気を纏う金江にぴったりな、すんごいクールビューティーボイス。田丸さんの低音ダウナー系の演技はBL作品ではまだ少ないタイプなので新鮮です。
灰賀相手だとつい気が緩んでしまったり、思わず笑みが溢れだす瞬間の演技も最高でした。
・マキ(CV.斉藤壮馬)
箱ヘルのNO1キャスト。セクシーなあざとさ、したたかさが滲み出てるのに、なぜか憎めない感じが本当にマキさんでした。
・林田(CV.畠中祐)
Cigarsのドラム。落ち着いていて頼りになる。金江に恋愛相談をされた時の反応が、ザ・ノンケ感があって、面白かわいかったです。
・山内(CV.海渡翼)
Cigarsのベース。気に入った相手には親しみを込めてイジるタイプ(金江いわくデリカシー皆無)ノリのいい声がキャラに合ってました。
他にも、水中雅章さん、高塚智人さん、石谷春貴さんなど、BLCD出演が着々と増えてきている方々も脇を固めていらっしゃいました。あらためて収録レポを見ると出演者の数かなり多いです。(男性12名、女性4名)
【個人的好きポイント】
・恋愛相談中に金江さんがポツリと言った例のセリフが聴けるのを楽しみにしていたんですよ…はぁ…可愛かった…田丸さんが想像以上に金江さんでした。
普段の金江さんとのギャップに「誰コレ!?」ってなってる林田くん(畠中さん)の演技含めてここのシーンが大好きです!
・灰賀と金江さん、二人が一緒にいる時の穏やかな空気感がとても好きです(喫煙所や、合宿の朝にジャムってるシーンなど)フィーリングが合う二人の居心地のよさのようなものを原作同様、音声からも感じました。
・絡みシーンは小林さんの年下攻めらしい、おどおどしながらも興奮してる感じの声や演技が本当に可愛い。金江さんにリードされる時と、がっつき感のある雄みが出る時とのギャップに萌えました。
田丸さんは、しっけ先生の収録レポでも「呼吸してるだけなのに色っぽい」とありましたが、特に絡みシーンの掠れた低音ボイスの色気にドキドキしました。快感をこらえたような、控えめでハスキーな喘ぎがとてもえっち!
・卒業ライブのシーンに感動。
ここは原作を読みながら聴くとよりグッときます。若いみんなのキラキラした姿は尊い。
泣きながら歌う灰賀にもらい泣きしそうでした。
【CD化にあたり、不安だったこと】
上・下巻分をぎゅっとまとめて音声化すると聞いて、かなりのシーンがカットされてしまうんじゃないかという事と、音楽描写がある作品の音声化は難しいというイメージがあるので、そこが不安でした。
実際聴いてみて、音声化する上で自然な流れになるようにセリフが前後したり、進行上重要な会話ではない部分のカットは何箇所かありました。でも、ここぞという聴かせどころのシーンやセリフに大きなカットは無かったので安心しました。
音楽描写やライブシーンも作品のイメージを大事にされてる感じで、違和感なく聴けました。
BGMやSEにもムダがなく、全体的に聴き心地がよかったです。
ドラマパートの収録時間は2枚合わせて約156分コミックス一話〜最終話、書き下ろし(シークレット会議)まで収められています。
【アニメイト限定有償特典セットについて】
・特典小冊子(表紙抜きで8P)
金江さんの卒業式から数日後の夜、幸せなひと時のお話。
そして、灰賀+林田+山内による金江さんへのサプライズ計画の裏話。
表紙裏には「Heart Colors」の全歌詞がついていました。
・重音研究部卒業ライブ音源CD (3:47)
Cigars+灰賀が演奏した「Heart Colors」がフルで聴けます。
ロック過ぎずポップ過ぎず、万人受けしそうな曲で、灰賀のキャラと小林さんの癖の少ない爽やかな声に合ってました。金江への思いにリンクしたような歌詞がスッと胸に響きます。
本編のドラマパートを聴いた後の締めに聴くと、エンディングテーマみたいでとてもよいです。(できれば特典じゃなくて、みんなが聴けるようになんとか本編CDにねじ込んで欲しかったなぁ…)
【アニメイト購入特典】
・おしゃべりCD(18:27)
小林さんと田丸さんが終始穏やかなトーンで、楽しそうにお話しされていて癒されました。作品やキャラについてのお話しから、お二人が初対面した時のお話など、貴重なエピソードが聞けて嬉しかったです!
【最後に】
発売前にXで公開された収録レポの内容からも制作陣の拘りをしっかりと感じていたので、期待値がかなり上がった状態で聴きましたが、作品のファンとしても声優ファンとしても、大満足のCDでした。
ゆっくり丁寧に紡がれるストーリーがお好きな方、音楽を題材にしたBL作品が好きな方には特におすすめです。
続編beatのCD化も楽しみにしています!
同人誌『いとしさにくちびるよせて』(10ページ)の電子配信作品です。
コミックシーモア限定で、書き下ろしのショート漫画(4ページ)と、あとがき漫画(1ページ)が同時収録されています。
丁度新作にも使えるクーポン配信中だったのと、同人誌未読だった為、ありがたく購入。
まず、表紙の三森さんがえっちでかわいいのは言うまでもなく、二人のいちゃらぶな日常を覗き見しちゃった感じで癒されました。
お掃除フェラからのイラマでお口で感じる三森さんも、そんな姿に煽られて雄みのある表情の悠真くんも良きでした。
シーモア書き下ろしは、二人のモーニングルーティン。歯磨きの後のキスに萌えました。
どちらも短めのお話でしたが、フェチズム描写が魅力の作品シリーズなので、お口がクローズアップされるたびにドキドキしました。
作品ファンの方はぜひ。
表紙のイラストを見て「なんだこの二人、顔がええな…」と、惹かれたので試し読みをした所、想像以上にバイオレンスな暴力描写の連続で、びっくりしたのと「あ、この受け多分男前ケツ抱き系だ……」とピンと来たので欲望に従いシーモアにて電子購入しました。
普段サイコパス系や暴力描写のある作品は一般作品ではよく読んでいるものの、BL作品では好んで読んでこなかったので、個人的には冒険でした。
【はじまり】
ー俺達は身体の内側に怪物を飼っているー
表向きは同じ会社で働くごく普通のサラリーマンの先輩(受)と後輩(攻)ですが、ふつふつと湧き上がる暴力衝動を発散させる為に、夜な夜な警察官の制服に身を包み、街に現れる暴漢や通り魔どもをフルボッコするという行為を繰り返していた。
そして暴力衝動を発散させた興奮に煽られるように、二人は激しくお互いの体を貪り合う……
【感想】
・暴力、どエロ要素てんこ盛りなお話でした。
アクションシーンも描き込みがしっかりしてるので迫力がありました。暴力行為の最中や、セックス中に興奮してイッちゃってる顔がキモえろかった……いや、これだけのイケメンの顔をちゃんとキモく(いい意味で)崩せるのはなかなかの画力だと思います。
毎回キメセクみたいな激しい感じだったので、一回ぐらいスローなまったりセッも見たかったかなぁ。(それじゃあ二人らしくないのかもしれませんが)
シーモアの修正は白抜きでした。
・受けの冬木は期待していた通り男前ケツ抱き属性でした。基本Mっぽいですが、攻めの春本を飼い慣らしてる感じはSっぽくもありました。
・二人が秘密を共有する事になったきっかけや、過去の話などもちゃんと深掘りされてます。
作中で、冬木が「俺たちにとって、暴力が第二の言語」「誰にも理解されないコミュニケーション方法」だと言っていますが、誰にも理解されずに大人になった二人が唯一の理解者に出会い惹かれ合うのは必然だと思いました。
二人だけの世界って感じのバディ物はわりと好きです。
・中盤くらいから、本物の警部が出てきてバイオレンス要素がさらに濃くなってきたり、ストーリーが一捻りされてるので、エロだけじゃなくハラハラする盛り上がりもありました。
【地雷要素やおすすめできない方】
・しょっぱな女性がレイプされかけている描写があります。試し読みの段階からこれなので、トラウマなどがある方は試し読みもおすすめできません。
・暴力描写や流血描写がかなり多いので、ダメな人は本当にダメだと思います。ご注意ください。
【特典について】
・シーモア限定特典は、仕事中のとある出来事。(3P)
・電子限定特典は居酒屋でイチャイチャする話し。(6P+イラスト1P)
【まとめ】
正直、暴力行為や痛みが性衝動に直結する人種の方の気持ちは分からないので、二人に感情移入はできませんが、だからこそフィクションとして切り離して楽しめました。
地雷要素が多いので間違いなく読む人を選ぶ作品ではありますが、その反面こういうマニアックな作品を求めてる方もきっと多いんだろうなと思います。
我こそはという方はぜひ。