思えばシリーズ初期の頃から颯助とコマを見守る側としては、今作はご褒美巻ではないでしょうかーー
元々八百万の神様がおられる我が国、お休み処は今回颯助が助けた群れからはぐれたサンタさんのトナカイちゃんを保護する許容の広さです;
無事にトナカイ“ギンコ”を群れに返す作戦に、イツメンに代わってここはやはり鹿の榊さんや、イタチのおひいさま 柊が加わり、ワチャワチャ感が楽しそうな始まりでしたが・・・
颯助が十二支神使となる前のエピソードに涙が止まりませんでした…!
あの明るくて懐っこい颯助にそんな過去があったなんて…
颯助のその大切な地を気軽に空を駆ける練習に使うとなって複雑な心境のコマ、懐いてるギンコにやきもち焼いてしんどいコマ、
そんなコマを小さい頃からの歌で元気づけてる胡太朗のシーンは心が温かくなります♪
コマ…、言葉は乱暴だけど情が深いなぁ〜
そして動物の特徴、わんこワイルドなラブラブは良きです♡
これからの季節にぴったりなストーリーです︎*꙳ᔦᔧ*꙳ ルドルフ …フフフΨᵔᴥᵔΨ
前巻『なつめさんは開発(ひら)かれたい』で、努力の人なつめさんの可愛さに惹かれて恋人になった鴻くんとのその後のお話〜
なつめさんは自分に自信が無いながらも鴻くんに相応しくあろうと改にアジェンダを立て取り組みますが…
またまたその“がんばり”が可愛くて可愛くてーー鴻くんではないけれど、「なつめさん最高です b!!」
新キャラなつめさんの親友 胡桃ん登場で、鴻くん初の感情にすれ違いも…
今作ではデリヘル時代の鴻くんの変化や、
胡桃んとなつめさんの思い出がショートストーリーで入ってますが、
その少しのシーンで泣きそうになりました。
胡桃んと鴻くんの挨拶、面白かったです。
ストーリーはこの巻だけでも楽しめますが、前巻を併せて読むとなつめさんのアジェンダ遂行がよくわかり、
2冊並べると素敵な表紙です♡
初巻からサブキャラが面白くて楽しい作品でしたが、
今回は年上の仕事が出来るセクシーキング王生さんが登場した事で、余裕なく独占欲と拗ねモードになる忍!
ジェラシーワイン瓶飲みオラオラエッ○見応えあります!
ある意味攻めザマァで美味しい展開でした〜
声小っさ!忍はカッコカワイイし(紙本の方はルーペ、電子書籍はぐいーと拡大必要)
そして、こんなに愛されてるヒカルの終始幸せそうな満面のプリンススマイルに、忍だけじゃなくて読者もキラキラにやられるし
サクランボ食べてるだけでセクシーな王生キングの顔は良いし
マスター&ツインズ…ww
最高な男ばかり出てくる巻です✨
実はレビュータイトル迷走しました…w
・声小っさ!!
・作品名 逆回収の巻
・ショッ王(キング)
『猫とスピカ』はいつも、鴻太とクロのあまあまで ラブラブで 可愛くて エチエチが安定のシリーズとして楽しみに読んでいました!
もう一人の《人間の姿になれる猫》シーナさんと善良な人代表の様な福永が登場して、ファンタジー設定もふわふわした感じがよく、
クロ達が育てた仔猫、大吉が大型猫(人)になって懐いてるのもラブコメ感が面白かったのですが……
その設定や世界観がこの完結巻で、全てに意味があったのかと感動しましたー
鴻太とクロ、福永とシーナさん、大吉と宗春が選んだ人生と未来に涙あふれてしまいました…
野良猫の過酷な状況や保護される猫の生命の大切さが、作品を通して伝わってきたと思います!
あの小さかった双子が育ってる!
1·2巻併せての感想です
ぬいぐるみで喧嘩しててテオを取り合った幼き双子に月日が流れて、シャイアが!
大人になる前の若くて精悍な顔つき、白が輝くツヤツヤな毛並み…良きです!
従者となる条件付きで婚約者となったΩのベリルにとっては、高慢で上から物言うシャイアだけれど、
それは家族思いで、そしてヒューゴとテオを護る為の優しいシャイアの覚悟に感動を覚えます(泣)
そういえばシャイアは自分のお気入りのぬいぐるみを泣く子に渡すような子だったよ…(『プチミニョン 2 -獣人おめがばーす-』参照)
ベリルは前番との思い出の家を守る為にお見合いしたけど、そんな格好いいシャイアに心惹かれ、
でもテオとの事や幼馴染のガルの関係もあって2人の気持ちはすれ違うばかりで、読んでて切ないです(私としては期待大♡)
そして2巻は登場こそ無いですが、ベリルの家を修復したりする、こんなシャイアに育て上げた父様母様のジュダートの影響が見え隠れして嬉しい巻でした(電子描き下ろしでダートの後ろ姿が!)
ヒューゴPartではおっとりな感じだけれど、テオへの執着愛が大人びたヒューゴもまた格好よくて、次巻が楽しみです
えっ嘘…最終巻!?もっと2人の掛け合いの活躍とイチャイチャを見れると思ってたので、すごいショックです…
でもとても素晴らしく綺麗な幕引きでした!!
初巻では同世代のひよっこ歌舞伎役者同士が切磋琢磨お稽古する中で芽生えた恋愛から始まり
役を深く理解する為につまづき足掻きながら一生懸命演ずる努力家な2人が両思いになり
後半は名門の家の御曹司同士であるがゆえの恋愛に立ちはだかる高い壁に2人はどうなる?
というBL作品なのですが…
もーー歌舞伎の演目についての楽しい・切ない解説がとっても勉強になり面白くて〜!
途中、じいちゃん達の源惣コンビの悲恋や
蔦丸兄ちゃんの女形葛藤エピソード
そして!玉乃屋の内弟子 忠さんと惣五の関係が泣かせるくらい物語に深みをもたせ、あっという間の10巻です(忠さんに助演男優賞あげたい…)
まだまだ源惣コンビとして板に立ち始めた2人、名門の重責など困難が立ちはだかるだろうとは推測しますが、歌舞伎って遺伝ではないので(見目姿は遺伝で似ますが、芸は師匠からどれだけ吸収するかの才能だし、養子取るしね)、
今巻の演目「切られ与三」のラストを読むと、良い役者になるのにそれが何の問題にもならない(菊右衛門じいちゃんも言ってます)
ただここに役者に人生を掛けた素晴らしい若者がいる!と期待感しかありません✨
少し心残りなのは、名跡は継いで行くから晃生×雅臣とじいちゃん達のように、淳平×周吾と本名で呼び合って欲しかったなぁ
革職人の白川さんですが、スピンオフ元『恋が満ちたら』で登場した時は(いくら無自覚でもなんだこの人妻にやたら距離近い人…!)と当て馬好きだけど、いけ好かない奴だと思ってましたがーー
とらえどころの無い年上美人受け イイ!
その、人タラシな白川さんにはまっていく寡黙な家具職人の蘇芳くん、出会ってすぐ身体の関係あるのにこの二人はピュアっピュアな告白してから付き合うなんて〜良きシーンでした
上田アキ先生が描く作品の設定は専門職が多くて恋愛部分以外にも興味深く読め、今作も蘇芳くんの家具作りのシーンは格好良くて、ページ合間の“革を使った木製椅子”イラストが素晴らしかったです
そして“手”の描写がため息出るほど良いですよ!!
『恋が満ちたら』の時間軸が交差する場面は同時に読み比べるのも面白いと思います
下巻は海洋生物編(の擬人化BL)
まずはホンソメワケベラ編なんですが、いきなりの「俺たちは皆幼女だった」のパワーワードのリーマンBL!オジサン受けに年下攻めで、
ゾウアザラシはキングが登場するハーレムBLもの!褐色で体格差が良きで、
そしてバンドウイルカは、イルカらしい浜辺でナンパするチャラ男バディものです!
バンドウイルカのオスはメスとの交尾はその場だけなんですがオス同士のバディの仲は一生ものですって!?…萌える!
全話ちゃんと本当の生態に基づいての擬人化で今作も大変勉強になりましたが、
もうそれぞれにピッタリな設定で癖に刺さるし面白く、絵も綺麗でお尻もぷりっとしています
ずっとレビューを書きたかった作品で、電子では完全版1巻出ていたのでちるちるの掲載依頼していました(私だけではなかったはず…)が採用されなかったのは単行本が出るからだったんですねー理由がわかりました
電子では数年前に配信されていた、生物擬人化BL♡
上巻は【ペンギン♂♂】【キリン♂♂】【カタツムリ】
下巻は【ホンソメワケベラ】【ゾウアザラシ♂♂】【イルカ♂♂】のカップルです
私はアデリーペンギンの幼馴染みカップルの話が一番好きです
寡黙でオトコ前なギンちゃんに幼い頃から守られてたかわいいシロ…巣(家)を作ってプロポーズされるですが、小さい頃の2人はめっちゃ可愛いし、
巣立って海から戻る大人になったムキムキぎんちゃんは換羽期の擬人化描写であるヘアスタイルも格好いいし、夜のシロはあざと可愛いし、もう作画が素晴らしいです!
他にもキリンはネッキング(首で殴り合いするから)のヤンキー学園モノのケンカップル
カタツムリは雨夜のワンナイトで、両方の生殖器を持つ雄雌同体の濃厚エッチ(交尾)など
それぞれの種にあった擬人化ストーリーで、生物の世界はBLであふれています〜そしてそれだけでなく知らない生態すごく勉強なります〜
一つだけ残念なのが、電子の完全版の表紙の方がカッコ可愛いかったんです…
今までは主に星の視点で嬉しい・切ない…と読むストーリーでしたが、ここに来て
顕の視点で萌散らかす事になるとは!
もう二桁の巻数でそろそろマンネリ化…と思い始めてる方、読んで損はない11巻です
↓顕ファンの方ネタバレになるのでスルーして下さい
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2年に進級してより男の色気が出てモテまくる顕
女子が熱い眼差しで見つめる中、縁結びの御利益ペアネックレスが見えてしまいます(…?確かダサいとか言ってあんなに付けるの嫌がってたのに付けてる!?)
星(はいつも付けてる)とまさかのお揃いに見えてしまった女子の何かに火をつけた罪深い2人だなぁ
星の親友 山口進に「黙ってて悪かった、俺 星と付き合ってる」と話す顕(少しほほえんでる)!
1年のチビオが顕に惚れ込んで舎弟にしてくれとつきまとって来るところで「星は俺の恋人だ」発言!
ちなみにこの時、急な顕のカミングアウトに星は二度とも驚いてますww
独占欲の塊の顕、大変良きです
当て馬的なチビオ登場に星がやきもちで「こいつは俺のモンだ!」と断言した時に、顕の中で嬉しさがパチパチ弾けてる描写がたまんなくて、星を今すぐ抱きたいって目が色っぽくて
ストーリーの新展開よりも顕視点が増えたのが読んで良かったぁと思いました