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女性ゆゆしきさん

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今年度807位

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オメガバ作品の中で最推しのα×α作品です。

まずα×αって点が珍しくて良い。

以下、他サイトのレビューにも書いたのとほぼ同文にだいぶ付け足ししたものですが。
α×αで、攻×攻みたいな、強くて男前な受けが好きな方には超お薦めな作品です。
韓国作品らしく皆さんガタイが良いです、受もマッチョ(むしろ攻よりマッチョ)ですが大変エロくてよろしいです。筋肉好きな方にはたまらんものがあるかと。
一応言っておくと白い方が攻で茶色い方が受です。

狼どもに狙われまくってレイプされたり不遇な目に遭う姫受Ωをスパダリαが救って支えるテンプレα×Ωは食傷気味だよ…。
そんな環境の中に射した一筋の光明作品です。
受が女々しく無いってだけでも十分評価できる。

以下、完全なネタバレなのでご注意ください。おおまかな全体の内容です↓
αとしてのラットに囚われると凶暴な一面が出てしまい、過去にΩの恋人をその衝動で傷つけてしまってから、贖罪のために穏やかな言動を心がけΩには優しく接することを繰り返しているヘイデン×スリルが好きでαだけど実は被虐願望があるためヘイデンの本性を見抜き自分に乱暴してくれるよう色々誘導してレイプされるまで持ち込んだブレット。
そして、過去のΩの恋人はヘイデンの凶暴性に耐えられず行為によって障害を負う程になってしまったけど、頑健なαであるブレットは耐えられるしむしろ望んでるしってことで、利害関係の一致から、体の関係がその後も続く。…って感じです。
6話で一度完結して、期間を空けて7話から再連載されたので途中から絵柄が若干変わってキャラたちのガタイがますます良くなってますが、エロさもグレードアップしていて大変美味しいです。(元々6話の読み切り作品だったけど、好評だったから続きが出たって感じなのかな、多分)
全体の割合からするとエッチ回より通常回の方がやや多いのは意外でしたが、エッチ回がとにかく濃厚でエロいので多く感じるのかな。
ヘイデンがラットではなく正気の状態でのエッチはまあ普通めですが(体位がすごいときもあるけど)、ラットで半分正気を失ってるときはとにかく豹変するので乱暴で強引で激しいです。ギャップ萌えってやつですね!
ヘイデンがラット時のブレットはかなりエロすごいことされてますが、本人が望んでることだしαで頑健なので後日にはピンピンしてるからあまり痛々しさはないです。
基本お人好しのヘイデンと、基本悪い奴ではないけど金持ちの坊々特有の無神経な言動も多いブレットの微妙な温度差とか関係の変化が読んでいてハラハラするやら面白いやら。
まだ恋愛関係ではないですが、だからこそ今後二人がどうなっていくのか、とても楽しみな作品です。

現在ほとんどのサイトで6話までしか掲載されておらず、唯一BeLTOONのみ7話以降も読めますが、もう少し待てば他のサイトでも続きが読めるでしょう、多分。
そして26話で一部が完結して、現在休載中です。
再開は10月頃予定って作者さんがXで言ってました。韓国語の翻訳間違ってなければ。楽しみです!

イライラ要素満載だけど、惹かれてしまう

総評としては、「イラつくテンプレ作品だけど、推せる点もある」です。
好きな作品ではあるけど、以下かなりきつめなことも書いてますので反対意見は聞きたくない、という方はご注意ください。

オメガバもののドテンプレ作品です。
あらゆる男どもから狙われまくるΩ受。レイプに不遇な扱いと、それはもうこれ以上ないほどテンプレ通り。
強くあろうと努力はしてるけど、正直性根まで女になってんなこいつ、と思えるくらい姫受特有のなよっちい演出も多いです。
テンプレα×Ωものに食傷気味な方にはうわー…となる展開多々。

とにかく受がね、そこは言えよ、そこは休めよ、という場面場面でことごとく無駄な強気と健気っぷりを発揮してあかん方へと持って行くので正直イライラします。困難を攻と共に乗り越えるため、絆を深めるため、なにより受が今まで散々経験してきた不遇な境遇から来ている諦めや自己犠牲精神のせい、とわかっていても。
女々しい受が苦手な私としては途中で何度「うがー!」と投げ出しそうになったかわかりませんが、優しい親や姑の存在、なにより子供達が良い子すぎて可愛すぎて、彼らの存在のおかげで読み進めることができました。ほっこりする。
あと、受が途中から、男らしさを装ってるけど実際は性根まで女々しい姫受→鼻につく女々しさは多少緩和されてきた姫受に進化してきたので、だいぶ楽に読み進めることができるようになりました。

テンプレと言えどなんだかんだ惹き込まれるストーリー性があるので、子供たちの今後の幸せを祈りつつ、今後も最後まで追い続けようと思います。

…α×Ωはもう量産されすぎてて基本真新しさがない、という不利な状況の中頑張ってるとは思うけど、私はやはりα×αかΩ×α推しだな。

確かにエロくて雰囲気良くて名作だとは思う…けど辛い部分も

声優さん方の演技がとにかく圧巻で素晴らしいです。
遊佐さんはかっこよく、神谷さんは儚く綺麗でエロい。メイン以外も皆さん演技が素晴らしい。
ストーリーもしっかりしてる。

これだけ絶賛されてるなか言い辛いのですが、以下、少し厳しめな意見を。先に言っておくと、私はこの作品好きです。それを前提に。
この二人って一言で言うと「クズ×超ウルトラハイパードクズ」なカップルなんですよね…。汗
家庭環境がそうさせた、生まれ持った資質・体質がそうさせた、世間がそうさせた、時代がそうさせた、…と、どうしようもない状況に流された結果ではあるけれど、この二人に巻き込まれて不幸な目に遭う周囲の面々が哀れでなりません…。
描写が丁寧で綺麗で雰囲気も儚いため騙されそうですが、この二人がしていることは、クズ行為以外の何者でもありません。その辺が聴いてて辛かった。
好きな作品なだけに、もうちっとこう…自分達のことだけでなく人にも優しくしようぜ!いや互いのことしか見えてない他の奴らが、例え身内だろうがどうなろうと知ったこっちゃない(一応気にする描写も有るには有るが行動を止めないから一緒だ)な二人だからこその萌えなんだけど!と、聴いてて終始ヤキモキしました。笑
その辺を、「互いしか見えてない二人!素敵!」と受け入れられるかどうかで意見が若干別れる作品じゃないかと。