前作「良き隣人のための怪異指南」がすっっっっごく好きで、続編を知った時はやったー!と両手を上げました。口に出して言いたいタイトル「良き隣人のための怪異指南」!続編!おめでとうございます!
電子書籍配信日をいまかいまかと待ち、続編を読むのだから⋯。と前作を読み返し、友春くんと御影さんに改めてときめき、どきわくしながら今作を拝読しました。
お、おもしろかったですー!!!!!
あとがきで海野先生が前作よりも怖さをマイルドに⋯みたいなことを書かれてましたが、マ、マイルドでしたか!?わたし前作よりもぞわぞわ怖かったんですけども!
なんでだろう⋯と考えたんですが、前作は怪異を寄せ付けちゃう御影さんに巻き込まれる友春くん、みたいな形だったのでそこまで怖くなかったんです。命の危機も御影さんだったので。わたしは夢子も大好きで(かわいいですよね!)前作の後編ラストはめちゃくちゃ和みました。
しかして今作。友春くん自身が怪異に狙われる。友春くんが抱く違和感、読者であるわたしも同じ違和感を抱くんですよ。「おかしい、おかしいよ!」とぞわぞわするも、なにがどうおかしいのかはっきりわからない⋯なんせ友春くんは怪異の知識があまりないし、読者のわたしも妖怪とかさっぱりです(「牛の首」とか!勉強になります!)(前作のきさらぎ駅は軽く知っていたので「知ってるお話!」と大興奮しました)
そういった怖さをじっくり堪能させていただきました⋯。そして御影さんの頼もしさにときめき、彼の不器用さにもときめきました。
後編のお話は日常に潜む怪異とでも申しましょうか。とんでもねえ怪異でした。はたから見たら地味かもしれませんが、当事者になるとたまったもんじゃないですよ。人間不信まったなし⋯。
友春くんと御影さん、出会ってまだ数ヶ月だというのに、命の危機を共に乗り越えたからか絆の強さがはんぱないですし(お互いまだ遠慮はありますが)友春くんが内面しっかりしてる男ですので、なんと友春くんが!怪異を解決して⋯!
怪異に震え怯えてた友春くんの成長に涙しました。立派になって⋯!
この2人は、これからもこうやって怪異に襲われても互いの手を取り合って退けたり解決して過ごしていくんだろうなってしみじみ思えるいいエンディングでした⋯。続編読めませんかね⋯お願いします先生⋯出版社様⋯!
個人的に、夢子は無敵じゃないことがわかって嬉しかったのですが見せ場があまりなかったのでちょっぴり残念でした。つよつよ夢子、見たかったです!
が、御影さんの残念ネーミングセンスにめちゃくちゃ笑ったので、読後感も大満足!です!!!
おっさん?おじさまと、呼ばせてください...!
42歳のおじさまが聖女。なるほどおもしろそうな予感しかしない...!とわくわくしながら拝読しました。面白かったです!
辺境の田舎で日々を過ごしていたからか、ステータス高めの村人のおじさま。40も過ぎてから聖女となり、3人の騎士を連れ、自国の穢れを祓う旅に出るー。
おじさまの側に侍るのは、彼を発見した美形騎士(おじさまの加護を得て、勇者様となる)
冒険あり、戦闘あり、魔王あり!
面白かったです...!!
おじさま聖女様がとても魅力的な方で。主におじさまの一人称なので、ことあるごとにご自身のことを「さえないおっさん」と言われているのですが、とんでもねぇです。
このおじさま聖女様、めちゃくちゃ働くし先を見越して動いてらっしゃる。そして、優しすぎる。
そんなおじさま聖女様と、自己犠牲がすぎるおじさまを、支え、護り、パートナーとなる騎士様との物語、とても楽しませていただきました...!
ラストの流れも大好きです。こう、ふたりの背中でエンドカード、みたいな!俺たちの冒険はまだまだ続くぜ!みたいな!
ふたり支え合って、世界を平和にしていくんだろうなとしみじみ思いました。最強聖女様と最強勇者様のバディは無敵!
面白かったです!
好き要素しかない!と電子配信を指折り楽しみに待ってました!敗北した魔王様と勇者の末裔の物語、すっっっっごい面白かったです!!!!
世界観の作りこみもすごかったです。コミカルだったりシリアスだったりとテンポもよく、長い物語ですがするする読み終えてしまいました。
元魔王様の、ジェネレーションギャップに戸惑う姿はかわいらしく、でもその立ち居振る舞いは優雅で優美。そして、心優しい魔王様でした。
勇者の末裔であるもう一人の主人公も、はじめこそ腐ってましたが誠実で男前!そして元軍人なのでつよい!!
孤独を抱える2人が出会い、絆を深めてからのシリアス展開は本当に胸熱です。最後の勇者パワーと魔王パワーには拍手喝采でした。
すっごい面白かった…!
後日談は、本編冒頭にちらっと出てきた姪っ子ちゃんのお話でした。気になっていたので、後日談で彼女のこと、そして仲睦まじい2人の様子が拝読できて満足すぎる後日談です…いいお話だったァ…!
電子版SSも!ふたりはずーっとこうして時を重ねていくんだろうなと思えるお話で。この2人なら何があっても大丈夫!つよいし!と読後感最っ高のお話でした。大満足です!おもしろかった!
泣きました…。ハンカチを用意してなかったので頬がべしょべしょです。
六青先生のお話なので、それはもう受けは健気で不遇な出自で…つらい目に合うんだろうなぁ…と心構えをしてから拝読しました。予想以上でした。主人公の過去が凄惨すぎる…冒頭からひどい目にあってる様子でヒィィと思ってたのですが、後からわかる事実にうわーっとなりました。
健気すぎる主人公、ひどい目にあってきたからこれからはしあわせにーーーなんていきません。更にひどいことは続き、残りページ数を見ながら「大丈夫!?ハ、ハピエンですか!?残りページが!少ないんですが!!」と、バッドエンドorメリバだったら号泣しちゃいそう…!とハピエンを願いながら読み終えました。
よかった…!!!
主人公がラストで倒れちゃったあと、希望を残した状態(森の煙)で王様視点に変わったので「これはー!」と思いましたがいい意味で予想が裏切られました。こうきたか!つらい!と更に涙が溢れ…いやほんと間に合って良かったです。
王様はこれから先、一生かけて主人公をぐっちゃぐちゃに甘えさせ構いまくって幸せにしていただかねばなりません。ラストでしれっとした顔で立ってる側近の騎士、おまえが主人公にした仕打ち、忘れてないからな。(仕方ないことですが)罰としてらっぶらぶあっまあっまな2人を護衛しながらしょっぱい顔をしててください。
面白かったです!!!
お子様が出てくるお話大好き!こちら、表紙にメインカップルより大きくどーんと描かれてるお子様がとても可愛くって、ずっと気になってた作品です。表紙から抱くイメージ通り、心がほんわりあたたかくなる、優しくってかわいいお話でした。
若手の役者である主人公が、空腹のあまり倒れそうになるところを、かわいい3歳児のひつじくんとその叔父の喫茶店店長ーに助けられる…そこから始まる恋物語。
主人公がお芝居や人間関係で悩んで、店長やひつじくんに癒されつつ答えを出し、成長していくー。そんな主人公の成長を見守りつつ、手が早すぎる店長の行動に「はやい!手を出すのが早すぎる!」と笑ったり、ひつじくんの最強3歳児っぷりに「つよい…!」と、その逞しさに胸ときめかせたりしながら読んでました!
ひつじくんの初恋、応援したいですね…。続編も読まないと!
おいしいご飯とスイーツ、そしてイケメン店長の溺愛とかわいいお子様!心も体も満たされ癒されました!面白かったです!
電子版で拝読しました。めっっっっちゃくちゃ!!おもしろかったです!!!
処刑された愚王の寵童と、新たな王の物語。冒頭から惹き込まれ、夢中で拝読しました。スワイプする指が止まらない!!面白すぎて!!
ゆっくり心を通わせていくふたりに、こう、胸がきゅんきゅんしました。両視点なのでお互いの想いがこちらによく伝わってきます!
全体的にシリアス展開なんです。シリアスなんですが……イマジナリー猫チャンが出てきたり、苛烈な王の苛烈な妄想劇が適度に挟まって笑わせてくださいまして…!コミカルなシーンもありつつ、ラストまで楽しく読み終えました。
主人公の性格もとても好ましいです。頭の回転が早い!主人公と王が夜の塔でたどたどしく言葉を交わすシーンがとても好きです。
シリアス時々コミカル、そしてちょっとした謎解きもありで本当に面白かった…!
もちろんハッピーエンド!おすすめです!
バディ!転生!勇者!好き要素ばかりだったので発売(配信)日を心待ちにしておりました!
面白かったです!!こうくるか…!と、中盤以降は予想できない展開続きでわくわく読ませていただきました。面白かったです!(2回目)
主人公、ヨルくんがめちゃくちゃ好きです!彼の偏った知識の発言の数々に何度も笑わせていただきましたw
何もかも自分より有能な相棒が、単独任務へ。そして届く、殉職の知らせ。
相棒の死の謎を同僚に協力してもらいながら探るヨルも事故にあい、気づけば赤ん坊になっていてー。
ラノベとアニメで英語を学んだヨルくん、異世界転生の理解の速さに笑ってしまいましたwわたしと脳内と同じようなツッコミをしてくれるw
「自分が転生したなら、相棒も転生してるんじゃないか?」と考え、2歳児なのに冬の夜、城(王子様に転生したのです!)から抜け出す行動力溢れるヨルくんがすごく勇敢で格好よかったです!
割とすぐ相棒と合流でき(幼児と青年(イケメン)のでこぼこコンビもすてきです~!)世界の謎を解いていくー
これは是非ともネタバレを見ずに読んでいただきたいです!この異世界転生、新鮮です!!
世界の謎は、わたしがその方面への知識がほぼないので、なるほど!へぇー!そういうことだったんだ!とあかべこのように頷くばかりでした。キーキャラである白猫ちゃん、とてもかわいいです…シリアスな場面でも、猫ちゃんがいると和みますねぇ…
終盤に登場するサブキャラクター含め、魅力的なキャラが多かったです!
わたしのツボを突きまくるお話でしたし、主人公たちが選んだ道を進むお話も読みたい!と思いました。続編でませんか~!?またこの2人の冒険を読みたいです~!先生!出版社様!よろしくお願いいたします……!
短編です。読みやすい文章で、さくっと読了しました。最低最悪の出会いから始まる、実は変態な外見王子様と外見ヤンキーなオトメンとの恋!
両視点なのでストレスなく読み進められました。
とんでもない出会いだったのに、お互いが転げ落ちるように相手に惚れていく様が面白かったです。攻めが受けの泣き顔に惹かれ、その人柄を知り、惚れてー…両思いになった後の溺愛っぷりはすごかったです。受けの無自覚なあれこれに煽られてて笑っちゃいました。
受けも中身がかわいいガテン系青年で。最低だ!変態だ!って思ってた攻めにあっという間に絆されててチョロかわいかった…!
サブキャラも個性が光ってました。受けの初恋相手でもある実兄は、彼女持ちのドがつくブラコン(後日談SSで、攻めと仲良くなってて笑っちゃいましたw)、受けの先輩の泥酔っぷりなど。
ラブコメらしくコミカルに描かれていて、笑いあり、すれ違いあり(あっさり解消されます)にちょっぴり切なさをプラスされたふたりの物語、面白かったです!
電子版で拝読しました!犬化症候群を罹患してる主人公と、俳優活動もしてるアイドルの攻めとの物語り!
全編通して、めっちゃくちゃかわいいお話でした…主人公は犬化症候群で感情が高まったりすると犬になっちゃうんですが、それが、ポメラニアン!
末広マチ先生のイラストでポメ化した主人公を拝見できますが、すっごいかわいくって!そりゃ攻めもメロメロになりますわ、と。
さて攻め。主人公の推しである彼は無口でクール、そして公表していないけれど犬好き。そんなふたりが偶然出会い、すれ違いながらも心を通わせ合う、あたたかくってかわいすぎるお話でした。
攻めの溺愛っぷりをこれでもか!というほど堪能できる作品です。あああああまーーーーーい!と何度も心中で叫びました。それゆえふたりのすれ違いがとても切なかったですが!
おもしろかったです!ふたりに幸あれ!
「モブ顔の俺が別世界ではモテモテです」の対になる作品!美形すぎてひどい目にあい続けて美醜感覚が違う世界の自分と入れ替わっちゃった、直央くんのお話です。
前作も面白かったんですが、今作の方が個人的に好きです!前作の直央くんは、周囲に振り回されひどい目にあうので可哀想は場面が多々あったんですが、今作は美形すぎるわけでなく平凡なモブ顔なので!性的な意味で危険な目にはあいません。
全体的に明るく、ちょっぴり切ない物語でした。
ヒーローである飯田はスパダリホテルマン。めちゃくちゃ格好いいです!そんな彼にも秘密があるんですが、それがまた切ないものでした。
理由は違えども、直央も飯田も周囲をよく観察して過ごしていたからこそ、互いのことが理解できるってのが…。こう、胸にじぃんときましたね…。
しあわせになってくれ!!!とペンライトぶんぶん振り回したくなりました。おもしろかったです!