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女性井戸みずさん

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またこのふたりに会えるとは!

シリーズ5作目!大好きなシリーズです。中でも一作目の稲葉大町カップルが最推しですので、電子版の配信日を指折り数えて楽しみに待ってました!

一作目は憂い顔スタートだった大町くん。今作はラッブラブなシーンから。たいへん仲良しなふたりの濃厚なあれこれをしょっぱなから浴びて最高に素敵なスタートです。出来上がったカップルの続編はこれだから美味しい!と歓喜していたというのに…。

大町くんが!ストーカー被害に!

大町くんはスポーツマンで爽やかな営業マン。その成績はトップ。趣味はランニング。一作目でもよく走ってました!
もやもやすることがあっても走ったらスッキリしちゃうという脳筋爽やかマンな大町くん。そんな彼に、ストーカー…。
大町くんのランニングタイムを奪った犯人は万死に値します。許せない。
ストーカーからの手紙を稲葉に見られ、ちょっと仲違いしますが、このふたりにはしっかりと絆がありますから。拗れまくって別れの危機!なんてことにはなりません。大町くんは素直な子なので、きちんと反省し、謝罪できるいい子。稲葉さんもそう。お互い想いあってる絆というものを見せつけられました。熱い熱い。最高です。

ストーカー被害は大町くんだけでなく、まさかの彼もで。彼が出てくると大町くんが憧れの人登場ゆえときめき、その場に稲葉さんがいれば、そんな大町くんに苛立ち「大町くんの憧れの君」に嫉妬する姿も見られます。美味しい。たいへん美味しいです。心が通じあってるラブラブカップルでも嫉妬しちゃうんですね。たいへんよろしいと思います。すきです。
ストーカーは大変気持ち悪かったです!でもストーカーの所業を知るたび怒り狂う稲葉さんと、稲葉さんに仕事を押し付けられた部下の彼の活躍が見られました。山田くんと仲良しで嬉しいです。ずっと仲良しでいてくれよな。

稲葉さんの重くならないように見せかけた激重プレゼント、最高でした。その真意に気づいちゃう大町くんに特大の拍手を。一生いっしょにいてください。

某彼と稲葉さんの、同級生らしい会話も楽しめちゃうし、シリーズの主役キャラも活躍したり、ちょろっと登場したり名前だけや存在感だけどかんと出してきたり、シリーズファンとして嬉しすぎて楽しい一冊でした!
まだ続きますよね!?新作待ってます!!

追いかけて追いかけて

大好きなシリーズ一作目!ヤクザと美人大学生のラブコメ、ふたりの出会い編です。
酔うと女性を口説き、その記憶が飛んじゃう酒癖の悪い比呂くんが、朝目覚めたら全裸でホテルのベッド。聞こえるシャワー音、ベッドの周囲には脱ぎ散らかした衣類。またやっちゃったかーと頭を抱えていたら、浴室から顔を出したのは背中に刺青のある男で。
記憶は無いけど一夜を過ごしただけのヤクザに何故か執着され、頼りになりすぎる友達を巻き込んでヤクザの組長、柏木から逃げ回るお話です。
一部、柏木視点もありますが、主に比呂の一人称で書かれています。この比呂くんの発言や心の声が面白すぎて!何度も笑わせていただきました。
数日前出会ったばかり。そんな柏木からの重すぎる執着や愛に戸惑いつつも絆されかけ、でも信じきることもできず柏木から逃げ出す。
物語スタートから本編終了まで数日間のお話です。色んな意味でハイスピード。比呂からすると相手を認識したその瞬間からドドド執着されてるんですよね。ストレートに愛をぶつけられて、流されてあっという間に囲い込まれ…そりゃ自分の気持ちもはっきりわからず逃げ出しちゃいますよ。こわいよ、囲い込みがすごいよ。
ドドドドドド執着されてる理由は柏木視点で語られます。これぞ運命。

形振り構わず比呂を追いかける柏木と、逃げる比呂。笑ったりうっかり涙したりな鬼ごっこ、すごく面白かったです!

眼鏡っていいですよね

切江先生のラブコメ大好き!眼鏡キャラ大好きですので、眼鏡×眼鏡の今作、楽しく読ませていただきました!
ちょっぴり残念なふたりの恋物語。イケメンでイケボで眼鏡なのにヘタレな攻めさんと、眼鏡フェチで伊達眼鏡美人で中身は男前な受けさんのラブコメ面白かったです!
眼鏡、大事にしようって思いました…眼鏡は体の一部なので…。受けさんのおかげで眼鏡の知識が増えました。

最初は押せ押せだった攻めさんが、自分の勘違いに気づきヘタレ化。そして受けさんが攻めさんを追いかける側に変化するのが読んでいて面白かったです。受けさん男前すぎました!

後編は晴れて恋人になったふたりの話。受けさんから嫌われたくないあまりヘタレ化が続く攻めさんと、やはり男前な受けさんでした。ふたりの愛も眼鏡への愛もてんこもり!眼鏡交換プロポーズ、新しいです。おもしろかった!

宝石のようなキラキラしさ

主人公が宝石商だからか、宝石がたくさんでてきますし、宝石がキラキラ輝いてるような描写が多くて読んでて新鮮でした。宝石には全く詳しくないのですが、そんなわたしでもキラキラした美しい世界を見せてくれるお話!

森の奥で、ひっそりとお店を構える宝石商であるルベルと、自警団のリーダー、ゼーの物語。
ふたりが出会い、ゆっくりと距離を縮めていく過程は微笑ましくもあたたかいものでした。
片思いの苦しさや、ふたりのすれ違いも本当に切なくって!面白かったのです、が…
ルベルがゼーの正体に気づき、奇病が発症したあとくらいからでしょうか、全体的に駆け足気味なのが残念でした。
盛り上がる、見せ場のシーンは多々あるのです。それがばばん!と一気に押し寄せてきて、さーと終了、みたいな。
舞台の国が「家族を大事にする」というだけあり、周囲は家族仲良く当たり前、のような国です。片親だったり両親がいなかったら揶揄されるような土地で、他人と距離を置いて隠れるように暮らしてきたルベルの一族や、異国出身の母親をもつゼーがその風習に染まりきっていないのは理解できます。が、後半の展開で、親世代にもやもやしまくりまして…。
さらっと出てきてネタばらしして、またさっといなくなる。
めちゃくちゃもやもやしました。
ルベルとゼー、ふたりの物語ですからさくっと退場されたのかもしれませんが、ルベルとゼーはそのことに傷つき涙したこともたくさんあるでしょうに…。幼なじみくんも言っていましたが、せめてルベルには伝えてほしかった。なんのために隠したのか、主治医のパパに問い詰めたい気持ちでいっぱいでした。家族を大事にするお国柄はどこへ?

そのもやもやがずっと残っちゃったので、ルベルとゼーのあまあま同棲生活に浸りきれなかったのが残念です。親たちが勝手すぎる。

奇病のこともあり、気持ちは伝えられない云々は理解できなくもないですが、親も子も、みんな言葉が足りなすぎます。
会話をしなさい、会話を。

途中まですごく面白かったので、その後が駆け足で残念でした。

呪いの解呪は大変

呪いの装備って、外れないんですよね。うっかり装備しちゃったら呪われた音楽なんか鳴っちゃったりして、解呪のための施設にえっちらおっちら足を運んだり…そんな、国民的王道RPGを思い出しちゃいました。

面白かったです!

自分から装備したわけじゃないのに、セクシーランジェリーが脱げなくなってしまった主人公ヨルンと、そのセクシーランジェリーを探していた勇者の末裔ガシュアとの、笑いあり濃厚行為ありの珍道中!
ヨルン視点だと最悪なスタートなこのふたり、ゆっくりと心を通わせていく過程がしっかり描かれていて読んでてニヤニヤとまりません。
圧倒的強者であるガシュアが、ヨルンに嫌われたくないと欲を我慢するとか可愛すぎました。はやく全ての解呪を終わらせて森でのんびり暮らしてほしい。
しあわせになってほしいふたりです!

番外編はガシュア視点。彼の生い立ちが描かれていました。彼の過去はつらいもので…旅に出て、ヨルンと出会い、彼の言葉に救われてたんだなぁと。よかったねぇ、出会えてよかったねえ!としみじみ思いました。王国滅ぼしてもいいとおもうよ。

本編も番外編も電子特典SSもすべておもしろかったです!ボリュームたっぷりでおなかいっぱい!大満足です!

切なく甘くやさしいお話

受けの凜一さんがめちゃくちゃ愛おしくて仕方ない…本編ラストや後日談、電子特典SSでしあわせな姿を見せていただけてすごく満たされました。しあわせになってよかった…!

毒親・毒祖父に育てられたため、自己肯定感低すぎの、「出来損ない」アルファである凜一さんが主人公です。
もう彼の育ってきた環境がつらくて…!優秀な兄と比べられては出来損ないと罵られ、厳しく躾られた凜一さんは他人を寄せ付けないクールビューティーと化し、29になる今まで友人もおらず、会社でも孤立していました。そんな彼が、包容力MAXな年下ベータの青年に出会い、とある事情で頼み事をし、青年と接していくうちに恋を自覚するー…。
すごくすごく、優しいお話でした。甘くて切なくて、とびきりにやさしいお話。
青年と出会ってから、凜一さんが表情豊かになったり、他人と穏やかにお話できるようになったりと、成長が見られるのもすごくよかったです。心が暖かくなりました。
感情ダダ漏れな耳としっぽもかわいい!面白かったです!

わんこ転生者とスパダリ主人の恋

葵居先生の転生もの、しかも主人公は、モブ!
モブ主人公大好きなので、配信日を楽しみにしておりました!

ふと気づけば、大好きなWeb小説の世界へ転生していた主人公、紀里斗。転生した先の身分は、作中の悪役である魔術師ディートフリートの雑用係キリト。
紀里斗は大好きなキャラ、ディートフリートの恋を実らせ幸せにしようと奮闘します。

紀里斗の前人格(?)であるキリトはディートフリートの雑用係。厳しい主人に叱られても辞めず、幼い頃から現在までの十数年間、雑用係を務める物静かな青年。ディートフリートはキリトの名前も知りませんが、自身がつらいときも常にそばにいたキリトを信用していました。その素地があったから、転生して中身が紀里斗になって今までと違う言動や行動を起こしても、面食らいつつも話を聞き、受け入れてくれる。
キリトのこれまでの献身が、紀里斗を救った…。それに気づいて紀里斗が胸を痛める場面もありますが、そこに気づける紀里斗で良かったです。

「幸せ」をテーマに描かれたこの作品、読後心があたたまるような、やさしい物語でした。
タイトル通り、転生して雑用係になった紀里斗に惚れて求婚しちゃうディートフリート様ですが、他人に厳しい面もありますが、言葉が足りないだけで心優しいスパダリ。
ディートフリート様が紀里斗にスキンシップしたり迫ったり求婚したりのシーンはニヤニヤしました。この攻め、見せつけたがりさんです。周囲に誰がいようとおかまいなし。「さあみなさい、このかわいい俺のキリトを!」な勢いでいちゃついてて笑いました。やさしいせかい。

紀里斗の転生理由や、それにまつわるあれこれに傷つき苦悩する場面は切なくもありましたが、読者的には…これでもか!というほど見せつけられていたので、「心配せんでええよ…」と生ぬるい微笑みを浮かべちゃいました。
事件解決のくだりは駆け足気味でしたが、まあそんな詳しく知りたいとも思わないので(笑)大満足です!
キリトくんにもさらっと触れてくれてのハッピーエンド。面白かったです!


読後、キリトくんのことが気になりすぎてディートフリート様と紀里斗のハッピーエンドに浸れなかったなぁと個人的に思ったり。
転生した紀里斗は「小説でディートフリートの行動や今後の展開を知ってる」という強みで彼の関心を得ますが、あっちへいっちゃったキリトくんはどうなったんだろう……と気になって気になって。
紀里斗と同じ条件なら、言葉は話せるし理解できるとしても、文字は読めない全く知らない世界で、たぶん資料を抱えたまま床に転がった状態で気がついたんだろうなと…。
紀里斗より過酷なんじゃないか…?と思うので、転生チートかなんか得てて、紀里斗の面倒見のいい先輩とやらに世話してもらって、しあわせになってたらいいなぁと思います。スピンオフないですかね!?キリトくんの幸せ物語が読みたいです!

笑いあり、涙あり、最高に面白い物語

何度も読み返しては笑って萌えて切なく胸を痛めて、ハッピーエンドで喜び泣きしちゃう作品です。よかったねえ!
学生時代からの親友に、ずっと恋心を抱いてる魔術師ネロ。ネロの恋する親友は、太陽のように輝く美貌を持つ、モッテモテの貴公子。来るもの追わず、去るもの追わずの彼は学生時代から恋人がたっくさん。
そんな彼が呪いを受け、とんでもない姿に変貌してしまうことに!

長年の親友らしさあふれるふたりのやりとりに笑ったり、親友を苦しめる原因を作ってしまい、それを告げる勇気のない自分を責めるネロの気持ちに切なくなり、とんでもない伝説上の怪物、シヴァ犬のモフみに癒されたり、予想以上の世話焼きっぷりを発揮するミケーレにおかんみを感じたり、終盤のふたりの別れに涙し、想いを伝えあってのハッピーエンドで嬉し泣き!
萌えて笑えて涙してと、感情がジェットコースターで忙しく、何度読んでもめちゃくちゃ面白いです!

電子特典SSは学生時代のミケーレ視点。この時からネロのことが好きだったんだなって微笑ましくなりました。この頃にはすでに下半身ゆるゆるだったのかあと想うとちょっと微笑ましさ半減しますが。ネロのそばかすもかわいいとか、ベタ惚れすぎてニヤニヤします!

体は弱いけれど、心は強い王子に若頭はメロメロ

体はひょろひょろだけど、心はつよつよな王太子が召喚した異界人は、人生に疲れきった心も体もつよつよすぎる若頭だった…!

お互い相性の良すぎる者が召喚されるとあって、若頭は893らしいオーラをまといつつも自分好みの王子に内心はメッロメロのデッレデレ。
受け攻め両視点で書かれるので、召喚成功した異界人が同性かつ不穏なオーラをまとう若頭なことに戸惑いつつも、彼と接しているうちに惹かれていく王子の気持ちもしっかり描かれてますし、若頭が内心では王子にめろめろデッレデレ、かわいいかわいいと思いまくって愛でてることがこちらにしっかり伝わって、にやにやしちゃいます。かわいい。

王子は体が弱いながらも国と民のことを考え、努力できる子で、そんな彼だからこそ護りたい若頭。なんと、王子は体力不足で失敗続きだった精霊召喚の儀を終え、小さな火の鳥と契約を結びます。

いらんことする王族であわや国の危機!というところで若頭と王子、契約した火の鳥が活躍して場をおさめてのハッピーエンド。
これからもグールに襲撃され続けるのは変わりませんが、ちょっぴり光明差したかな?な、気持ちのいい〆でした。
王子(王)の後継も問題ありませんし、これからも若頭とふたり並んで国と民を守っていくんだろうな。

ちょこちょこ「ん?」と思う箇所(誤字かな?)はありましたが、面白かったです!

このゲームをプレイしたいです

すごいタイトルだ!元ヤリチンがひとりの男に惚れ込んじゃうんですか?そういうの大好き!と、手に取りました。すっっっっごい面白かったです!
あとがきで、先生はRPG好きと書かれてました。それが納得のゲーム描写で。わたしも古き良き王道RPGを好んでプレイしますので、わかるわー!な世界観でとっつきやすかったです。
信仰心に禁欲禁酒が関係するのには笑いました。斬新!

主人公の雪也が転移した先は、直前までプレイしていたゲームの世界。そこで聖女(仮)として勇者パーティーに同行することになります。
来る者拒まず去るもの追わずだった雪也が、訳あり勇者に惹かれていく様子にニヤニヤし、雪也や勇者の過去に胸を痛め、エロトラップのせいで催淫状態になったり触手プレイされたりな雪也にあららー!と笑ったり命の危機に慌てたり、聖獣のもふみにほのぼのしたり、仲間たちの絆に心あたたかくなったり、本来の聖女が登場したときの、雪也の心情にしんみりしたあとの、彼女のチートな効率厨っぷりに爆笑したり、ラスボス戦の勇者と雪也と聖獣に熱いエールを送ったりと、最初からクライマックスまですっごく楽しませていただきました!
すばらしいハッピーエンド!黒画面に金文字で~fin~と描かれた画面が目に浮かぶようです!
「この世界を救うのは二度目」すごく格好いいセリフです。痺れました。

王道RPGストーリーのマルチエンディング、隠しパラメータがあり、勇者が黒魔法を使い続けたら魔性値が上がってBADEND…元ゲームがすごく魅力的で、このゲーム、やりたい!と強く思っちゃいました。もちろん、聖女ポジは雪也さんでお願いします!