久しぶりに手元に戻ってきたので再読。
結構、内容を忘れててびっくり。茅島氏は私がBLにはまり始めた初期に読んだからでしょうか。こうこうだったなぁ、と思い出しながら読んでいたところ・・・
あ、あ、こういうことだったのねぇと茅島氏の庭師に対する愛情の深さを感じた箇所を発見。
Anniversary で、庭師は茅島氏が自分とクリスマスイブを過ごすことが嬉しいのだろうと単純に考えていたわけですが、茅島氏にとっては庭師、つまり自分の大切な人の誕生日を共に過ごせることが喜びだったわけで。
茅島氏が滅多に着用しない燕尾服(茅島氏がこれで出席しただけで一流のパーティーだと認められるくらい着ない)に身を包み庭師の前に現われるシーンでは本当に心が震えました。
茅島氏は本当に庭師に深い深い愛情を敬意を持っているのだなぁと。
すっかり自分の誕生日を忘れていた庭師にも、もちろんその茅島氏の気持ちは通じるんですけどね。
庭師が4人もいる豪邸に一人で住んでて、仕事もせずに、執事と秘書に大切に扱われて・・と、何一つ共感できない「茅島氏の優雅な生活」なんですけど、それでも茅島氏を愛しく思うのは庭師に対する一途な思いが私の胸をキュンキュンさせるからなんでしょうね。