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女性ちろこさん

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女の恨みはこわいこわい

とんでもない村ぐるみの事件でありんした。

村ぐるみの組織犯罪だったとはいえ、結局皆を扇動していたのは独りよがりの女の嫉妬心。下巻はあの人物の本性が暴かれ、人相もえらいこっちゃの悪人顔になってしまって、ぎょえーーー恐ろしかったです((((;゚Д゚)))))))
慶臣の父親への憎しみを容姿が似た息子である慶臣に重ねて見ていたみたいだし、逆に母親似の三輪に傾倒していたことからも異常な執着性が伺えました。村のことなんかなんかどうでもよく、全ては自分の自己満足のため。こんなにも悪行を重ねるオンナの思考は完全にイカレポンチでした。

慶臣たちも含め、村の人たち共々彼女に洗脳されていたに等しく、なんだか哀れな結末でした。
彼女がいなければ慶臣たち親子は3人で幸せに暮らしていたと思うと果てしなく切ない……。父親の報復なのか、彼の死によって悪女の所業が暴かれることになったのは良かった。息子たちの解放を導く大きな手かがりを残してくれて、父の最後の愛を感じるところでした。

紀人と慶臣のロマンスも、しっとりとまとまってくれてホッとしました^ ^
紀人の前では心も身体も素直に曝け出すことができる慶臣の感情の昂りにはグッとくる一場面も。飄々として、掴みどころのなさそうな紀人の慶臣に捧げる求愛も胸アツでした!( ´∀`)
一本のミステリー映画を観たような高揚感に包まれた重厚なサスペンスストーリーでした。スッキリとした読後感も良く、全てが解決したあとの2人の甘い時間も文句なしの神評価です。

可愛がっても可愛がられても、どちらも愛情の大きさに変わりなし

好きな人は義理の叔父で、育ての親。ゆるっとした漫画家を目指す無職ニートで元人気ホストの真弥に恋心を寄せる雪成の一途な恋心に萌えゴコロが止まらないラブコメです♪

年齢差はなんと10歳。真弥の見た目が若いので、あんまり歳の差を感じませんが、無職ニートをしながら雪成を大学まで出す真弥のホスト時代の蓄え……どんな金額の貯金だよと気になりながらも、個性的な漫画で一発当てようと目論んでいる真弥の謎の野心に大笑いした2人の可愛いやりとりに心が和みました。
姉の再婚相手の連れ子で、真弥とは血縁関係がないながらも雪成を立派に育て上げる覚悟はすごい。雪成にとっては色んな意味で特別な相手となるのも頷けました。
ただ。
自分の子どものように思ってきた雪成から恋愛感情を向けられていることと、真弥自身にあまり恋愛感情が湧かない性格から、2人の恋愛模様は簡単には進展しません。雪成の押せ押せプッシュに真弥がオチるそのときを期待しながら見守りました。

とにかく雪成の頑張りが光るストーリーで、真弥を振り向かせようと奮闘する一生懸命な姿にエールを送りたくなるような恋模様でした。
だって、引き取って大学まで出してくれた相手ですよ。庇護下にある子どもという感覚が真弥の中から消えない限り、雪成の求める恋人関係になるのは難しそう。
雪成は安定のイケメンに育ったし、学内の女子にもモテモテ。きっと就職先もいいところにお勤めできるような大人の男に成長するでしょう。でも、真弥の前ではお酒に飲まれて失態をやらかしたり、家出に失敗したりと、真弥のこととなるとカッコがつかないところが雪成の魅力で可愛さでした。

タイトルの言葉は雪成と真弥のどちらの目線のものかは分かりませんが、可愛がったり可愛がられたりのイイトコどりで、2人ならではの恋人関係を築いていけたらいいのでは?^ ^
可愛がっても可愛がられても、どちらも愛情の大きさに変わりはないのですから、対等な関係的にもどっちも甘えてどっちも甘やかして、そんな2人のままでずっと仲良くいて欲しいなと思いました。

終わりと始まりは表裏一体だったりする

はぁぁ〜〜……切ない…!切な過ぎて泣ける……。゚(゚´Д`゚)゚。

勇気を出した、望田くん。
ちゃんと自分の気持ちに向き合った彼を最後まで応援したい気持ちでいっぱいになりました。

挑発的な恋のライバルも登場し、桐生への恋心がいっそう掻き乱された2巻ですが、いい意味でも悪い意味でも秘めた想いに対するいい刺激になったと思います。
桐生を狙う恋敵は、おっとり癒し系の望田とは対照的な毒舌系挑発キャラ。桐生にはブリッ子、望田には塩対応の分かりやすい態度は清々しく感じるほどでした。望田に牽制かけるシーンはイラッとするけど、あっちからしたら急に現れた恋のライバルに焦った故の行動だと思えば、そこまで嫌悪感も湧きませんでした。
やってることは子どもじみてるんでね、小動物がキャンキャン吠えてら(笑)くらいでスルーしとくといいでしょう^ ^

しかし、2巻の本線はそのキャラつよライバルの登場ではないんですよ。
桐生と望田の関係に少し…いや、かなり動きがあり、そこが大きな見どころとなります。
望田が自分の気持ちを伝える大事なシーン……こちらまで緊張感が伝わる場面でした。結果は結果として受け入れなきゃならない桐生の返事でしたが、一番切なかったのは微妙に離れてしまった2人の距離感。もうあんな風にたわいもない会話を交わすことがなくなると思うとやるせませんでした。

ただ。ここから新たに始まる展開への足掛かりになったような雰囲気もあり、桐生サイドの心の変化が以後重要局面となりそうです。
望田の中では終わろうとしている恋が、桐生の中では始まろうとしている恋の布石となるのかならないのか。ぜひ桐生に"キラキラ"した恋をもう一度味わわせて欲しいものです。
終わりと始まりが錯綜する恋模様が今後2人をどう結びつけていくのかハチャメチャに期待しています♪

ミステリー映画にありそう

おお……なんだ、これは。世界観が金田一っぽい。
民俗学チックなとことか村の風習とか、よそ者にどこか排他的なところとか、秘密のベールに隠された淫靡な慣習にゾクリとしました。
何か隠してますよ的なオーラの不気味さたるや。。。村の雰囲気も村の人たちの反応も陰鬱で嫌な感じしかしない。これから村ぐるみで何かが起きていきそうでコワッコワでした((((;゚Д゚)))))))

村の神事が、まー悪趣味。村の男たち何人もと交わる祓いってなんだよ……
その行為自体が穢れそのものなのに、誰も何とも思ってないのがこの村の価値観の闇深さを物語っています。
事件の調査で訪れたとは言え、双子と双子が共鳴し合うかのように出会ったことには何かの縁を感じましたし、監獄のような村から慶臣と三輪を救い出すための救済の足掛かりになったことの運命性を感じざるを得ませんでした。

まぁ、とにかくですね……
薄気味悪い村の薄気味悪い慣習が物語の鍵になってるのは間違いないわけで、慶臣と三輪の役割、彼らに課せられたお務めなどなど胸糞悪い背景が浮き彫りになることによりストーリーから目が離せなくなってきます。
まだまだ謎だらけなところもあり、下巻ではどう回収されていくのか楽しみです。

動きと変化が多い読み応え

誠一郎が襲われてピンチを迎えたものの、そこからのリカバリーが最高!
誠一郎を救うため血相を抱えて"治療"を施すアレシュの姿、誠一郎を襲った犯人たちへの断罪。見る景色全てがワクワクハラハラいっぱいで最高潮の楽しさでした。

今巻、浄化遠征を申しつけられて、何かが起こりそうな予感しかない……。゚(゚´Д`゚)゚。
あの第一王子め、毎回毎回意地悪言ってくるのどうにかならんかね。聖女もろとも外野で大人しくしておいて欲しいのですが、一応この2人とて物語のキーパーソンでもあるのでここはグッと我慢我慢…。
第一王子が遠征に誠一郎を指名しないと動かない物語展開でもあるので、第一王子の愚行はスルーするとして、瘴気の多い現場へ行く→誠一郎への身体の負担→アレシュの過保護→治療という名のイチャイチャ(甘み成分はナシ)に繋がるルートは期待大でした。

誠一郎に当たりの強い勢力が一定数いるのが地味に嫌な感じですが、反面誠一郎の味方もいますし、ずっと嫌な気持ちにならずに読めるのは良かったです。
大掛かりな遠征で何が起きるのか、アッパラパーな聖女の方にも何か心境の変化が生まれたようですし(誠一郎、よくぞ言ってくれた!)、どんな結果に転がっていくのか楽しみです^ ^

加速してゆく恋模様

詐欺師とは違う槙尾の別の一面が少しだけ分かったけど、一体この男はどれだけのバックボーンがあるのだろう。。。
妙に肝が据わってるのもヤクザと付き合いがあるからなのか、知れば知るほど槙尾のことが気になって仕方がないのは和智だけではなく、私もでした^ ^

槙尾のことが知りたくてたまらない和智の勇み足が、とある事件の始まりに繋がるのがこの2巻の見どころ。爽やかイケメンとの出会いにより、きな臭い動きもありーの、ピンチ展開ありーので、またもやハラハラドキドキ襲来です。
簡単にはボロを出さない槙尾は手強いですが、槙尾も槙尾で表向きは和智を突き放すような態度を露わにすれども、ちゃんと和智のことを見守ってることに愛を感じました。槙尾の突き放すような態度には裏があり、そのときは一面に切ない感情で覆われるけど、ネタ明かしの瞬間は格別の幸せです。
槙尾のツンな態度も可愛いし、2人の距離がしっかり詰まっていってるのが分かって思わずフフフとなりました♪

どんどん槙尾への執着が止まらない和智の本気の愛はアクセル全開の恋模様です。
ベッドシーンも甘くて、読み方もたっぷり。3巻を読むのが楽しみです。

クズ男に芽生えた本気の恋

美人詐欺師、かっこい〜〜( ´∀`)

恋愛に誠意のないクズ男・和智へのギャフンは小気味が良いですが、何よりもその和智が槙尾にどんどんのめり込んでオチていくのが面白い!
人を好きになることも、恋愛がどんなものかも分からなかった男に芽生えた恋心はカッコ悪いし部分もあるけど、槙尾への感情を剥き出しに執着する姿はがむしゃらでグッときました。
槙尾もワルっちゃワルだけど、ホンマもんのワルじゃないところもこれまた良いですね。和智に詐欺投資を持ちかけた"友人"なる男への華麗なる制裁にはゾクゾクしました。

10巻まで続く長編作品なので、どうこれから2人が物語を紡いでいくのか楽しみです^ ^

社畜の鑑

社畜根性が叩き込まれ過ぎていて、洗脳的で病気かと思うくらい。
何でこんなに頑ななんですかね?
誠一郎のモーレツな仕事ぶりによって結局倒れてはアレシュに迷惑かけてるし、過度な残業で同僚たちに気を遣わせているし、頑固で自分勝手な仕事スタイルは少々頂けないですね。
自分の存在意義のために周りを巻き込むなって話で、もうちょい要領よく立ち回れないものかとモヤモヤしました。あと、自分の身体を心配してくれる人に対する態度でもないし、誠一郎の仕事への執着はここまでのレベルかとビックリもしました。(どんな会社に教育されたんだか…)

でも今巻、一番モヤモヤしたのは誠一郎にではなく、あの聖女。
あーーーウザい…めちゃくちゃウザいー……!!。゚(゚´Д`゚)゚。
アレシュに惚れたんだね、すごい迫るじゃん。そしてしつこいじゃん。
早くにご退場願いたいのですが、腐っても聖女だし、これからもウザ絡みしてきそう。お呼びでないことにも気付かずにずっとアレシュにアプローチする可能性も大ですね。地味にイラッとしますが、アレシュにコテンパンにフラれる日がくるのを楽しみにして我慢しときます。

唯一の楽しみは、アレシュの誠一郎への態度。恋が芽吹き始めたアレシュの内面を覗き見ることだけが癒しです^ ^

人気作なのにはちゃんと理由があった

もう7巻まで発刊されているというのに、今更ながらに読んでみた。

やっぱ元ネタが小説なだけあって、文字やセリフで魅せる手法がズバ抜けてますね。舞台背景の説明は細やかな設定がベースにあるためやや固めですが、人物相関はさほど複雑でないのが有り難い。持ち前の社畜体質で国の杜撰な予算管理をどうにかしようと奮闘する姿は見上げたものだけど、身体に鞭打つ危うさにはハラハラしました。
仕事に献身的で、かつこの身を捧げるほどの熱量で仕事に向き合う無茶な仕事ぶりが、まさかのBLルートの重要トリガーになるとは、面白い設定を入れなさる(笑)
ベッドシーンはあるにはあるけど、ちょこっとだけ。必要に駆られての意味しかない2人だけの治療の時間に、いつしか甘さが加わるのだろうかと思うとワクワクします。

ただ気になるのが、あの聖女の女の子。頭の悪さが際立つノンデリ発言にはイラッとしましたし、物事を深く考えない思慮の浅さが今後台風の目とならないことを祈ります。
今のところは、聖女がメインで誠一郎の方がおまけ的な存在ですが、もしかするとおまけの方が聖女の方でしたよパターンがあるかもと期待しています^ ^

めいどみーはっぴー 電子 コミック

chocoanpan 

メイドなラブ、いざ開幕

続きもので完結はまだしてません。
途中の段階ですが、今んとトコなかなか良いところまでいってるので、次巻も大期待です!

とはいえ。1巻終わりの時点では、不穏なシーンで終わってしまいました。
いや、あれはきっとアングルが悪くて、キスしてるようで実はしてませんよのパターンではないかと踏んでいますが……さて、どうなんでしょ。
好きな女の子がいるノンケ後輩に想いを寄せるなんて、ああ……前途多難な恋の道を、伊吹はどう歩いていくのか。ひょんなことからメイド姿を見られ、それをネタに脅し脅される関係になってしまった東と伊吹ですが、ラッキースケベのような、お近づきのチャンスが転がり込んだような、お互いの距離がグッと近づいていくメイドなラブにドキドキでした。

東は恋敵として伊吹に敵対心を抱いていたはずなのに、いつしかその女の子の存在より伊吹の方を優先していく東の変化は非常に分かりやすくて面白いです^ ^
単純なのか、自分に正直なのか、心も身体も素直に伊吹に反応していく東の感情変化の高低差はすんごい。いや、キスまでしちゃうのも、おお!ってなったけど、まさか伊吹のバイト先まで追いかけるとは。これはもうマジもんのマジでしょう^ ^

お互いに身体目当て的なことで気持ちを誤魔化してるすれ違いにはモヤモヤするけど、うまくいくフラグしか立っていないので嫌でも期待しちゃいました。
東が絆されやすいのもナイス!ほどよくエッチなシーンがあるのもナイス!
BLの旨み成分がたっぷりと散りばめられている楽しさで満たされまくりでした。

2巻では、2人の気持ちが両思い確定に向かうと良いな。
瑛子ちゃん(東の好きな子)の存在も地味に気になりますし、どんなエンドを迎えるのか楽しみです。