精一杯虚勢を張って、真面目に一生懸命生きてる。
しかも、貧乏 or 多額の借金ありな“受”って、真船先生の割と定番の様〜な。
もちろん今作も、そんな健気な“受”に惹かれちゃうお金持ちの“攻”との話なのですが…
いつもと微妙に違うんです(私的には)!
多分、ホントに些細なんですけど。
久々に、2人のハッピーエンドのその先が読みたくなりました。
きっと2人は、多少の問題を抱えていたとしても、ラブラブ〜なんだとは思いますが、新しい目標に向かって歩き出した“受”が、目標の1つである新たな職業を掴んだ後、その先の目標(攻の祖母の来日に役立ちたい)に向かって行く姿とか、ホント気になって…
刊行から、だいぶ時間経ってますが、続編書いて頂けたら嬉しいナ(*^◯^*)
こんなに、色々な気持ちで泣いた作品はないかも。
最初は…8巻の続きで、悲しくて。
最後は、もぅ!!!!! もちろん嬉し泣き♥♥♥
“人と紙様”
男同士な上、しかも異種(←コレ位普通ですが…)。
何より、お家の生業を守る為のパートナー。
更に、実はご先祖様だし(紺&雷蔵CP以外)。
どのカップルも、その困難+それ以外のそれぞれの困難を乗り切っていて、
どのエピソードも、心を揺さぶられるものでしたが、
この2人(阿沙利&彰伊)は、格別でした。
前の主に心を残したままの阿沙利と、
弟を、一族を、
そんな建前以前に、阿沙利を守り&認めてもらう為に。
そんな2人が、葛藤を乗り越えて、
長い時間をかけ、お互いを何より大切に想う気持ちに素直になろ~とした時(8巻)に
阿沙利の白紙化。。。
やっと自分の気持ちに素直になって、
真っ直ぐに、彰伊だけを求める阿沙利が消えちゃうシーンは
最高だったのにぃぃぃ~
で、
長い間、自分の心を押さえ続けてきた彰伊が、
自己満足だろ~が、当主としての権力だろ~が、
阿沙利を取り返す為だけに全力を注ぐ姿は、ホント切なかった。。。
お互いに、何より強い想いがあったからこそ、
ずっと、言葉では表せなかった気持ちが溢れ過ぎて、
奇跡を起こせたんじゃないかと。
氷見&玄間も、ある意味似た様な状況だったけど
あの2人の場合は、2人だけの絆を作る為には
やっぱり、仕切り直しが良かったと思うナ。
で、次は…
今まで、カップルとしては出て来なかった和記&力一だ。
1巻~の登場があってこそ、
いつしか、思い入れも育っていた阿沙利&彰伊。
そこをいくと、コミックス初登場の力一。
ケド、あの和記が、永い間“柩”を大事にしてたわけだし。
想いの強さじゃ、全然彰伊に負けてないよ~な気もするから、
阿沙利&彰伊とも、氷見&玄間とも、違う展開になるんだろ~な。
でも!!
阿沙利&彰伊を超えるエピソードってあるんだろ~か???
あって欲しいよ~な、欲しくないよ~な。