動物好きの幼馴染みで二人とも獣医になり、二人で病院をやっていくという話でした。
あんなことも犬や猫に囲まれながらです。
中編ながら学生時代と獣医時代を描かれています。それぞれもう少しじっくり描いて欲しかった気がします。
同時収録のHOLD UP!は、社長の息子(高校生)が元家庭教師(同じ会社に就職)を押し倒して恋人になる年下攻な話。跡継ぎなどのことも考え、受の方が転勤を申し出るけど、結局捕まって…
愛ある家族は、金持ち一家の4兄弟の四男が長男を誘う話。全員、四男が好きで女装させたりするのですが、長男は気持ちを抑えて家を何年も離れ、戻ってきたところで捕まります。
同時収録の2本の短編は割と好きです。
掲載誌のカラーにも寄るかもしれませんが
みろくことこさんは、エロ控えめのものから多めのものまで
いろんなストーリーにチャレンジしているように思います。
攻の芳野はサッカーの選手でごつい体型ながら
ストーカーっぽく委員長につきまとい、反応が女性的な変態です。
受の久世原も合気道に秀でていますが、可愛い小柄なメガネっ子で
委員長という立場を真面目に遂行しようとしています。
芳野を投げ飛ばすこともできますが、真面目な性格が災いして
たまにしか武術で反抗せず、押し倒されます。
それでも芳野の成績を心配したり、真面目な委員長としての側面も
保ち続け、途中からデレっぱなしにならないツンデレとして
メリハリがあるキャラになっています。
攻がボケて受がツッコむコントのようなリズムのいいストーリーに
仕上がっていると思います。
シークレットシリーズの方は同じ学園モノであっても、
絵的にもショタではなく、大人同士の漫画にチャレンジしている感じです。
教師×優等生、同級生同士、後輩×先輩等、無理矢理なHという感じで
委員長シリーズの方とはかなり雰囲気が違います。