表紙に惹かれてフラフラと購入。初めて読む作家さんでした。イラストレーターさんでもあるのですね。中表紙も素敵です。色味も塗りの感じも。全体的に、表紙のイメージそのままといった感じの本でした。
内容は、それぞれの季節毎に登場人物と舞台が変わる構成になっています。
【春】
職場で同じ部署のリーマン二人。そろそろ親戚に身固めをほのめかされる時期、二人の距離が揺らぎます。
【夏】
バイト先での同僚二人。生まれつきのアザの為に偏見の目に晒されがちな子と、彼の優しさに惹かれていくもう一人の子との温かいお話。
【秋】
彼女と同棲している男の所に、一度別れた男の恋人が会いに来た。
【冬】
家政夫バイトの大学生と、バイト先の大学教授。まるで親子のような二人の関係は、一通の手紙で変化を遂げます。
【そして春】
【春】のリーマン二人、左手の薬指にはめる指輪を買いに行く模様…!
【おまけ】
今までのお話全ての種明かし的な感じです。これが有ると無いとじゃ、終わり方のイメージが全然違うと思います。本全体の雰囲気にぴったり合ったまとめになっているので、心地良い余韻に浸れるかと…!
どういう方向性のレーベルかは詳しくない事もあり、的外れな意見になるかもですが、この絵と内容とが上手く合っていると思ったのは【秋】【冬】です。
どちらもある種の生々しさが入っている話です。しかし読後感は嫌みが無い。それら(生々しさ)の鋭さを柔らかくカバーしつつ、切なさを増幅させる、という正反対の効果が一度に味わえて、とても興味深い仕上がりだと感じました。
【春】【夏】は私にとってはちょっと甘さが多いかな、と。可愛いですけどね。季節柄しようがないか。あと【夏】のアザが分かりにくかったのがちょい残念。もっと違和感有る感じだとしっくり来たかも。
付いていた限定ペーパーはすごく普通でした…
次はどのような話を描くのかが気になる作家さんです。
2000~01年の作品が収録されている、ちょっと古めの作品集。やはり全体的にラブラブで身体描写が麗しいですv色々なタイプの話が楽しめます♪
『デンキ』『静電気』
帯電体質な二十歳の高校生×コワモテ高校生
外見のせいで友達が出来ないコウザ。ある雨の日の出来事でやっと一人の友達が出来たのだけど…?
コワモテな外見を色々と裏切ってくれる受が可愛いです。もうちょっと攻が意地悪だったら尚良かったかな?
それにしてもS○APの某ヒット曲を思い出します…ゲッチュー☆♪
『抱きしめたくない』『右側に気をつけろ』
ホスト青年×リーマンオヤジ。オヤジを青年が買う話。…以上!(えっ)
今とはちょっと違う感じの絵柄になってます。特にオヤジキャラ。目が小さめで個人的に好みですvオヤジは眼鏡着用ですよv
表題作である割にはそんなに深みの見られないストーリーでした…葛藤とかはあまり感じられずさっくり読めちゃいます。手篭めにされるオヤジの姿を楽しむのにもってこいの作品ですvvv2000年の作品なんですが、その辺りにはもう『オヤジ受』作品て有ったんですねー、なんて妙な所が気になったり。
ところで、タイトルと内容がイマイチ合ってない気がするのは気のせい…?『抱きしめたくない』ってよりは『最後までさせたくない』とかそういう感じかと(←モロ過ぎるか)。『右側に気をつけろ』も、別に右側は関係ないような。読み落としてるのかな私?
『欲望の理由』
天外孤独の中卒×ボロアパートに祖父と二人住まいしてる美人
住み込みの仕事をクビになってヤケになっていたなつめだが、家政婦として勇一に拾われる。
結構しっかりした内容の話。キャラの設定が上手く生かされてる感じがします。まあ…これより後に出た作品の方がより洗練されていますが(当然ですけどね)。
受がいかにも野良犬が拾われた感じで可愛いです。誘い受美人の勇一も素敵です。そしてじじ(勇一の祖父)がイイ味出してると思うです。全体的に可愛らしい話じゃないかなv
『秘密のナイフ』『バラとナイフ』
死神×若き殺し屋。トラウマ持ちの殺し屋に惚れてしまった死神の話。ハードな要素(血とか手首飛んだりとか)は有るけれど、ラブは甘々ですv
片目が無くなったり(眼帯姿有り)、殺し屋の師匠が登場したりと見どころたっぷりです♪フリートークと4コママンガも有。
フリトでも有りましたが、二話目は確かに脇キャラが濃い。(個人的には大好きです!…死神もw)このキャラのエピソードを読んでみたい、と思わせてくれるのですが、残念ながらちょっと消化不良気味かも。それだけキャラの魅力が有り余っているのでしょう。もっと話を引き伸ばしたら、このシリーズだけでコミック一巻分になりそうなくらいwむしろそのくらいのボリュームで読んでみたいかななんて思いました。
●表題作シリーズ
・何故かゲイバーで出会ったノンケとゲイの話。
一応ノンケ×ゲイなんですが…続きのリババージョンって無いのかなー。観たいです。
・↑の話のサイドストーリー。腹黒眼鏡S風味×ちょっとイタい系小動物
余裕アリアリな攻と余裕ナシナシな受の組合せが美味しかったですv
●短編
・学園モノ。眼鏡の真面目な生徒会長が、自分でも気付かなかった性癖に目覚めていっちゃう話。
・監禁でSM。監禁された方がSでした。えっ、M攻めだったの!?
・眼鏡×スーツ。超短編。
・少年愛モノ。母親の再婚で転校した黒髪の眼鏡少年。転入先の学校で美しい金髪のアーネスト少年に惹かれます。
●全体的に
画面の中にメリハリが欲しいかなーと感じました。絵はステキなんですが、みんな同じボリュームで描かれているから肝心なコマが目立たなかったり、ちょっとギッシリ詰まり過ぎな印象。そういう所が勿体無いなと…!!
絵が好みなのと、表題作シリーズが結構楽しかったのとで萌評価です。ちょっとおまけ評価かな…
余りの表紙のハッチャケっぷりに手に入れずには居られませんでしたーっv肌色!肌色!!いや、肌色の面積が広けりゃ良いってもんでも無いんですよ、こう、表紙全体に漲る気合いというか、配色のアヤしげなドギツさというか、トータル&瞬速で私の腐ったハートを鷲掴み!!って感じでしたvvv(すみません、最上級の褒め言葉のつもりです…!)
結論:読んで良かったーーー!!!!!vvv
…あ、ここでレビュー読むの止めないで下さいw執筆者のお二人とも、ストーリー物と1P漫画を手掛けています。
●ストーリー物
“フンドシが脱げなくなる呪い”に掛かってしまった(!?)芭蕉。呪いを解く為に(エロ的な)苦行を強いられます☆
師匠のアホさに磨きがかかっているのでギャグのまま行くかと思いきや…なんとシリアス展開!1P目からは考えられないような甘く切ないラストになっています。そして…エロが…vそんなにがっついて舐めるなんて!そこまで呪いが怖かったのかこのヘタレオヤジ…!!!個人的には、師匠の口へ自分の指を挿し込む弟子とそれを素直に受け入れてくわえる師匠の図が大ヒットです!!行為に至るまでの手順って大事ですよね!前戯とか!!(力説)
もう一つは、旅の途中に浜辺で戯れる師弟の話。弟子がご立腹なのは道草で旅が遅れる為なのかと思いきや…後は見てのお楽しみ♪ほのぼの甘々展開ですv「ちゃんとしっかりつかまえてて」ってセリフの持って行き方が上手い…!
もちろんちゃんとサービス有り!!フンドシを外さずに突っ込んでます♪太陽を背に…って何ですかもうそのロマンティックの止まらなさ!!!夏の砂浜でコトに及んでる師弟の図…ご馳走さまでしたvvv
二作とも、芭蕉の体型がちゃんとオヤジなのがまたポイントかと。お腹ちょっと出てたり、尻もキュッとはせずに皺が入ってたり骨っぽかったり…そんなだらしなさがヘタレオヤジスキーの腐ゴコロを心地良くくすぐってくれますvvv
●1Pマンガ×2
フンドシに対するちょっとした解説(?)。種類とかバリエーション(!?)とかw解説しながらいちゃつく二人が拝めますv何気にどっちの作品も、弟子が師匠へ甘えてるってコトですよね( *´艸`)ムフフ
●ゲストさん
マンガは短編が一つ。師匠がどういう訳か弟子とフンドシとの二者択一を迫られる話w曽良の暴走っぷりに吹けますww目が正気じゃないよ!!
イラストは、親子ネタかな?博多祇園山笠の衣装を着た二人の図。ちっちゃい曽良がラブリーv
あー、眼福眼福vでしたーvvv幸せ(*´д`*)
表題作が素敵です。最初のカラーイラストの透明感も凄く良いと思います。
始まり、マフラー、夜、絵文字。
セフレ、初詣で、家での料理。
そうなんです、
「そうやってちょっとしたことから変えられてっちゃうん」
です、レンアイは。
そして、
「そうやっておぼえたことはたぶんもう忘れない」
んです。
このエピソードのここ、とかじゃなくて、全体が一つの大きなメッセージになっている感じがして。
読み終わったら、恋の話がしたくなる。
“恋ってどういうもの?”って問われたら、一つの答えとして、私はこの作品を挙げると思います。
こういう作品を出されると、神にせずには居られません…
あと確かに、かなりエロい受の姿は見たかったですね。その点は残念。
●『昔の話はしたくない。』
表題作の当て馬(?)邑崎くんの話。切ない。“冬”という舞台が痛いぐらいに合ってます。
●『Re:hello』
ゲイの叔父さんがトラウマになっている女子高(中?)生の話。『恋の心~』の時に引き続き(レビュ参照)、地雷作でした。理由は自分でもまだ良く分かりません。
●『フェブラリー・メッセンジャー』
ヘタレ二人の3日遅れのバレンタインはえびせんで。なんか…アニバーサリーに本当に興味無さそうな描き口で。作品よりも作家さん自身の方に興味が行きます。
●『スパンク・スワンク!』
デザイナー(ゲイ、天然)とそこの会社に営業に来ているリーマン(シュッとしている)の話。本人達それぞれは至って真面目なのに、ハタから見てると超可笑しいっていうwwSM要素入ってて更にツボ♪
KISSと美しいポットとデザイナーくんの天然さに私も鼻水吹きましたwオチも!…続き見たいな。
この作家さんの初単行本なんですね。子供が可愛いv
●ショタ作品2作
『ヒミツのテクニカルアート』は美大生×小生意気な子供モデル。生意気な子が素直になると可愛いよvという話。ラブラブ☆
『僕、がんばります!!』は、剣道道場の先生×真面目な生徒。けがれのない可愛い黒髪の子…好きですv先生も真面目なイイ男だ、って思いかけたけどやることしっかりやっちゃってます…まあ時代物だしね!
どっちかと言えば後者のが好きかなー…地に足が着いてる話で。この本の中でも一番好みです。
●ギャグ作品
私にはちょっと微妙でした。設定はみんな面白いなーと思うんですが、笑うにはなんかもうちょっと足りなかったです。むしろギャグじゃなくてもとか思ったり。ううむ。
ギャグについては、もしかしたら時代性もあるのかも。エロネタや下ネタが何というか、やり過ぎ感があるぐらいにストレート。最近のギャグだとここまで露骨じゃない気がします。私も詳しいわけでは無いですが。
あ、この作家さんの初読み作品が『無頼庵』だった私は、ここで既に熊ネタが使われてた事にビックリwww軽く萌えました。熊に。←
山ごもりネタが初期から有ったとは!!なんか感動。
●イラスト
マンガ同様、そこまで露骨にしなくてもというか。オヤジギャグ(しかも濃ゆい)の域に入りそうな雰囲気では…?編集部さんが入れたというキャッチのせいかな?多分、引く人は引くと思うです。
●シリアス作品
『君に続く道』。若いリーマン×若いホームレス。ある日、リーマンが浮浪者を家に呼ぶ事になるのです。
さらりと読めます。やっぱり設定が面白いと思う。
●表紙・裏表紙
収録作品とは全然関係無いw
作家さん自身が銀髪の長髪に弱いとの事で、やっぱり銀髪キャラがステキだと思うvvv(←裏表紙です)
あと…表紙に熊のぬいぐるみが…そんなに熊好きだなんて!(笑)
今回は前半が鳩木くんと館長(本編のサイドCP)、後半は表紙にも居る新キャラ・クラヨリ様と高校生つむぎの話です。何気に館長は後半にもチラッと出没。この巻ではすっかり主役な雰囲気ですw
●表紙の二人の話
つむぎは家事が得意な高校生。まるで花嫁修行のように家事全般を教え込まれていたのですが、それには本人も知らない秘密があったのでした…
新キャラのクラヨリ様は狐耳!更に、パッツリbutボサボサな髪型といい、着物+トレンカという着こなしといい…外見だけでも既に魅力的過ぎますv言葉遣いは古くさい感じ(ってか爺様キャラ!!)で、それがまた一層可愛さを醸し出してると思うvvv
嫁シチュ経験が浅い私、色々とドキドキしつつ読み進めました。男同士で“嫁”ってどうしても非現実度が高く感じられ、展開について行けるか不安なのです。ギャグならまだ受け入れ易いんだけどね。
でも、そういう不安は束の間でした。嫁になりたいと願うつむぎの心中が割と自然で、そんなに大きな違和感を感じずに話に入れました。もちろん全然違和感が無かった訳では無く、最初の辺りはちょい解せない所も有り。しかしそれらはちゃんとフォローされているから、読んで行くうちに少しずつその理由が解って来て納得v優しくて良い子だよつむぎ!!!
この巻では、BL的土台をしっかり固めた所で終わっています。続きは次の巻?ラブラブが早く見たいなあvvv
●『この世天国』
鳩木くんと館長との関係なんですが…とにかくのんびりし過ぎてて愉快なので観て欲しいですww「お前の職場、飽きねーな」ってセツの言葉にも超同意(笑)
この二人らしいっちゃあらしいし、味が出てて面白いから良いと思う♪“初めては襲い受”ってコトですね了解ですvvv
ちなみに“おっさんが喘いでない”件については、あとがきを見るまで気付かなかった私。流れが自然だから何の疑問も無く受け入れちゃった…でも気付くと凄い残念になって来たwお願いしますよツタさーん!『天国』なんだから!!(笑)この二人のヘブン状態はしっかり描いてもらわないと!!!
●あとがき
・手伝ってる友達が面白過ぎるww
・チラ見が絶妙過ぎるw
・「私としたことが」←全くです!(笑)
●まとめ
面白いんですが、片や土台固め、片や超スローペースなもので、読後の満足感はちょっ…と低めになっちゃうかな。4巻を手元に置いて読み始めると吉かも…って思ったら4巻もジリジリ進んでくようで。のんびりまったり楽しむとしましょうかー☆
“いかにも女の子っぽい受”がちょい苦手という私がどうして手に取ったのかと言うと、「カワイイ作品!」って評判をよく聞く作家さんだからです。新しい道を進んでみるのも修行のうち♪
わたなべあじあさん初読み。表紙の絵から「いかにも女の子っぽい受が出て来るからカワイイって事かなー」とか単純に考えてました。
まあ確かにそれも有るとは思います。
しかし、それだけじゃなかった!!!
遊郭話と吸血鬼話が入ってます。アホアホでラブラブで楽しい…v何か中高生の頃を思い出すノリ!
表題作は表紙のような絵柄の作品だと思ってたんですが、結構違ってました。作品中でもかなりキャラの顔が違うwギャグ顔だからとかそういうレベルじゃないと思うw髪型変えたら誰だか判らないこと請け合いです。
ところが!!
そういう細かいコトも気にならないぐらいの艶やかな世界観…!開いたページ全体の雰囲気で見事に読み手を惹きつけると思いますvvv絵の雰囲気だけで“アリ”という、珍しいタイプの作家さんじゃないでしょうか。(逆に、絵柄が苦手な人は多分ムリだと思います)
吸血鬼話を見てはっきり気付いたけど、結構ROCKとかPUNK(+ちょいゴス?)っぽい絵柄な気がします。舞台が舞台だからってのもあるかな。ソレ系のファッション好きな人は気に入るハズ。
個人的には受ちゃんの、たまに出てくるマヌケな少年って感じの表情がイイなあと思います!風呂場で背中流せって言われて困ってるひよちゃんとかvジャンのヤってる最中の表情全般とかvvv
…ヤベっ、受ちゃんばっかり見てるかも!確かにカワイイ…なるほどそういうコトだったのかー!!!
ところで、最初のページのカラーイラストは誰なんだ…。メガネ兄ちゃん二人で片方がはだけてるけど。
何だろう、凄く上手いと思うんですよ。ただ、上手すぎて要らん所まで見え過ぎるというか…。どうしても書きたかったので。長文注意です。
■『ベイビー,ハートに釘』『悪党の歯』『悪童の歯』
BLを読む・惹かれる理由って人それぞれだとは思うんですが、
“男性同士の関係にはどうしても女性では入り込む事の出来ない部分が有り、しかも女性はそれにとても憧れ(がちであ)る”
これは、その理由の中で結構重要なウエイトを占めているのかな、となんとなく私は考えていて。その憧れ部分をものすごく濃くしてドリーム成分も多少入れて巧い具合に形作ったものを、作品ジャンル的にBLって呼ぶのかなーとか考えてたりするのです。
“どうしても入り込めない”ってやはり女性としては羨ましいし、ちょっぴり悔しくもありますよね。指くわえて見てるしかない。それをBLを読むことで中和してるのかも知れません。
それを前提としてBLを読んでるこちらからすると、この本の作品中の女性達からも同じ種類の“悔しさ”がどことなくにじみ出ている気がして(しかも何故かそれにシンクロも出来なくて)「そんなコト百も承知だし、わざわざ形にして目の前に晒されたく無い!」って思ったりもしなくはないかなーと。だってまさにその感情をどうにもできなくて、どうにかしたくて読んでるワケだから。同族嫌悪って事ですかね。言いたいコトは解るけどそれをここで言われても、みたいな。
要らない所や見なくてもいい所まで読み手が見過ぎてしまうのか、それとも描き手が見せ過ぎてしまうのか分かりませんが、そこに更に持ち味(冷めた視点とか)も悪く作用していて私は読後にかなり悶々としてました。他の収録作と足して割っても中立評価かな…。
作品としては本当にクオリティ高いと思うんですよ。なので…女性キャラの目を通してBL作品を描くというのは凄く難しそうだなあと感じました。そうなるとむしろレディコミ寄りなのかも。(レディコミほとんど読まないけど←あっ)
女性抜きじゃ成り立たなかったんだろうかこれらの話は。『歯』のヤクザの二人とか超気になるのに。
■描き下ろし作品
あれっ全然ピンと来ない…この作家さんの作品裏話は人を選ぶと思いますなんとなく。あとカバー裏も。
■他
以上に挙げた以外の作品をまとめたコミックスだったら素直に萌えたのに!いや、凄い面白い話ばかりですよマジで!!もうそういう方向で良いと思うんだけどな。表題作は黒い羽が生えるシーンと、歩いて行って最後にうずくまるシーンが秀逸です。あとオチに作家さんの本音みたいなのが見える感じで良いなー。家族ネタのも、図書室の二人も、バカとしか言えない超バカも、全部凄くイイのに!!!…デリヘルはあれホラーだよねw
「さーて、面白くて萌えた作品について書こう!」と思ったら全っ然文字数足りないよ!!…まあ、ここまで色々とこちらの頭を刺激してくれる作品を描けるのがヤマシタさんの凄い所って事なんじゃないでしょうか。いや、決して皮肉じゃなく。素で。
という事で、テンション高めでお送りします。
初っぱなから師匠がヤラれてますv「気持ち良ければ細かい事はどうでもいいじゃないですか」(by曽良)って原作でも言いそうで笑うwwつくだにさんの作品は本当に可愛くてツカミもバッチリです♪
以下も続々と、
夜の痕が恥ずかしくて露天風呂に入れない(つかさ)/上からも下からも色々と漏れまくりでさあ大変(います)←※スカトロ注意/今日の一句:痛みには別な痛みで対処する(アズ)/傷口は縫われなかったけれども違う薬を塗られた(市川)/薬塗られるのと罵られるのとそこで感じちゃうのはセットが基本だよNE☆(ヤマダ,みずのと)/捕まえていたのは自分の方だと思いきや(ネネミィ)/退廃的v(イケガキ)/ちょっとおイタしただけなのにマジに洒落にならなくなったでござるの巻&ほのぼのの巻(メロン丸)/光と闇(りら)/やっぱり弟子の性癖は歪んでます(瀧賀)/痛いのに…嫌いじゃない…(春ナオミ)/セクハラの神降臨☆(小枕知寄)/
…こんな感じで楽しめますv付録のすごろくもイイ感じ!「人生の旅にはゴールはないんだよ!」ってw
そんな中でも。
●師匠が山賊に身ぐるみ剥がされるのを心待ちにしてる弟子の図(OMEGA2-D)
→傍観という発想は無かったので新鮮!!目からウロコ…!!!
●妙に現実味帯びててちっとも甘くない、けどそこが良いエロv(ヤマダサクラコ)
→曽良がどこかがっしりした体格に見える不思議!有りだと思うですv脱いでなくて残念だなー
●下ネタだらけの『○休さん』替え歌がハマり過ぎるんです(かしわぎもちこ)
→風流さん、ふぐり連発やめてーwww
●超不遜な今時の若者、曽良20才(伊佐見)
→夜這いしといて相手に告白させるってどんだけ斜め上かと!いいぞ弟子もっとやれ!!!…オチも清風と素英が年寄りくさくてイイんですv
…ってあたりが特に気に入りました♪
そうそう、一番と言っても過言では無いぐらいに気になっていたフグ子さんの作品ですが。
ええと…同時期の作品を既にいくつか目にしていた為か、ちょっと粗い箇所が気になっちゃいました。画面全体の配置のバランスとか。話の流れとか。全体的な完成度は個人で出された再録集の方が高いのでは。
キャラはイイですvvvちょっと古い絵がまたイイ感じで、芭蕉さんの色気が半端ないです!それ明らかに弟子を落としにかかってますよねってくらいフェロモンダダ漏れ!!妖艶松尾!!!そりゃ弟子も勘違いして犯しますから(笑)これで天然って恐ろし過ぎる…w
えー、まとめると。今よりももっとずっと曽芭がマイナージャンルだっただろう時期に、これだけのボリュームと読み応えの有る豪華な本が出てたってコトはとても凄いと思いました!!えっ何で神じゃないか?…フグ子さんの作品に期待し過ぎてたからです。本当にすみません。
ここまで読んで頂きありがとうございました!