巻を増すごとにどんどん好きなキャラが増え、オルシスとアルバへの愛が深まる大好きな作品の5巻。4巻ラストの大波乱を経てついにアルバが高等学園に入学です!!
今回比重の大きいテーマはアルバの高等学園内を巡る1年生の学園イベントと竜がいるダンジョンのような洞窟に竜退治にいくお話でした。
学園イベントは優秀でアルバの人柄を見る人であれば誰からも愛され、周りの人を頼るのが上手というアルバの長所が目白押しのアルバいい子~と思わずよしよししたくなるようなストーリーでほっこりでした。
竜退治は様々なポイントはあれど個人的にはどんどんアルバ過保護になるセディ・ジュールコンビへの愛しさが増し増しです!!
そして今回もっとも印象的だったのは間違いなくオルシスから「好き」をねだられたアルバの反応!!!普段恥ずかしげもなく盛大な賛辞を送り続けているのに、「好き」一つであんなにタジタジ照れ照れしちゃうのあまりにも可愛い…たまりません!!
まだまだ続きそうな物語、これからも楽しみです!!
本心読ませないゲーム感覚で人を落とそうとする小馬鹿にした態度のいけすかないイケメンきた〜!!(褒め言葉)
そしてお姉様にちょっかいをかけるこの先輩にあっという間に落ちてしまった境遇的にも中々強気になれない不憫よりの弟という設定がとてもそそられました。
先輩が興味の対象をお姉様から弟に早々に移したのは僥倖でしたが、これ本当の好きに変化するのはいつになるか…と思いつつ読み進めていたので上巻ラストではガッツポーズが止まりませんでした。
個人的にこの地面となってる板が割れて落っこちていく描写がすごく好きです。自分の根幹が簡単に崩れて落っこちてしまうほど衝撃的であり、かつ一才抵抗ができないのが恋なのかというのを目の当たりにした気持ちです。
下巻、先輩が本当の気持ちだと理解してもらうために奮闘するターンになるのでしょうか!!?楽しみです!!
遊び人がまっすぐピュアボーイに夢中になってしまう物語からしか得られない栄養があると思うのですが、例に漏れず供給過多な読後です。
上巻ラストが先輩が落っこちてしまった描写で締めくくられた時はあー下巻は先輩が自分の気持ちが遊びじゃなくて本物だと信じてもらうために奮闘する物語かなと予想していました。
その予想通り初恋度合いが伺える本気なのに本気っぽくなかったり、ちょっとカッコ悪くなっちゃったりするある意味不器用なアピールをする先輩にやられます。
そしてまさかの付き合ってからの嫉妬したり本音を探り合う2人まで描かれているという豪華仕様。
想像を遥かに絶するほど仄暗い執着を拗らせている先輩の呆れたような表情を拝めるとは…そしてそれを嫌味なくただまっすぐに教えて欲しいとぶつかることができ、その上まさかの欲を晒してしまうアキオくんも大変好きです…
本当に上巻と下巻で先輩の顔つきが別物なので!!ぜひその辺りも見比べながら読んでみて欲しい作品でした。
恋人になったれんげと史郎くんの可愛さにあっという間に悩殺されてしまいました…
健気すぎるれんげに翻弄される遊び人の史郎くんという構図がそもそもドンピシャなのですが、恋人になってパワーアップした2人の破壊力はとんでもなかったです。
えちなことを覚えた天然ちょろアホ可愛い最強の無自覚煽りでほわほわな発言連発のれんげとそんなれんげをおちょくるように接する史郎くんという史郎くん優位な関係性にみえて、ものすごく煽ってくるくせに拒絶も甘えたもはっきりしているれんげが好きで好きで夢中になって振り回されている史郎くん(しかもれんげにその自覚がない)という厄介仕様な2人が大変尊いです。
お互いしか見えていないくらい超両想いな2人を邪魔するのえくんと渡橋さんが煩わしいな~と思っていましたが、ただ2人の思いを深めるいいスパイスになってくれたというオチでよかったです。渡橋さんが墓穴ほったところ、一笑いいただきました(笑)
1巻と2巻でだいぶ期間が空いていたためか、少しれんげの絵柄が変わったかな~という印象を受けましたが(1巻では輪郭丸っこくてぽにょぽにょ可愛いれんげ、2巻はちょっとすっきりしたキレイと可愛いのいいとこどりのれんげ)どちらも可愛くいろんなれんげを見ることができて結果オーライです!
ニヤニヤが止まらない1冊でした。可愛い…!!
恐れられるαの兄弟と正義感が強い美しきΩの三つ巴オメガバースという設定盛り盛りでコメディ度マックスの序盤から物語が進むにつれラブコメ感増し増しできゅんが止まらなくなる、そんな1冊でした!!
見目麗しい容姿も正義感溢れるセリフもケンカに強いのも恋愛ごとになると漢気がありつつもピュアなのもとにかくカッコいいと可愛いが見事に共存した一紗さんのファンになること間違いなしです。
そして一紗さん大好き似た者兄弟に見えた2人も物語が進むにつれ違いが見えてくるのが良かったです。雷太くんの有言実行で一紗を守るために動けるのとても推せる…!!
三つ巴、ラストはどちらか選ばれる展開だと切なさ不可避かと思いきや最後までラブコメ作品らしく湿っぽくならないのも最高でした!!
恋人になって可愛さマックスの一紗さんをもっと浴びたい…
わが先生の可愛い絵柄で描かれる女装男子の可愛いこと!!!表情や雰囲気はもちろんのことお洋服にこだわっててもうめちゃめちゃ可愛い女の子でした。
そしてだからこそ可愛いMAOと自分が乖離してMAOが人気になればなるほど自分を好きに思ってくれる人なんていないと悩む茉央という設定に繋がっていくのがまた上手いなと。
MAOのことも茉央のことも好きになってしまった比良山くんがあくまでMAOはファンで、そんなMAOであろうとする部分も含めた茉央が好きだと言葉を尽くして寄り添う姿にもすごく好感がもてました。
表紙や設定から受ける可愛いほわほわな印象以上にしっかり2人の悩みや気持ちに向き合う作品で読み応えがあり、恋人になってからの2人はひたすら可愛くて萌えの面も含め大満足の1冊でした!
人間の大学生×獣人と人間の混血の大学生の種族違いによって悩む不器用な両片想いのお話が切ないんだけどきゅんが止まらない1冊でした!!
特に物語序盤ではニオイが無理でマスクをして周囲に溶け込むのを苦手としていて無愛想で壁を感じさせていた昴が恭弥と距離が縮まるほど明るく可愛く素直になるのにきゅんとしながらも、最大の秘密を隠しているが故の今後への不安と獣人を否定する言葉に傷つく切なさで気持ちが振り回されました…
個人的に逃げてしまった昴を恭弥が自分が必要以上に傷つけてしまったことを自覚した上で最後まで粘って追いかけ続けてくれた展開がものすごく刺さりました…!!!
なんやかんや初恋同士の2人のピュア可愛い恋人姿ももっと楽しみたい、特大ハッピーエンドのお話に大満足です!!
こういうテーマやストーリーが面白すぎる作品ってここにどうBLが落とし込まれるのか、無理矢理感はないのか、とか途中でそういうことが頭をよぎるのですが、そこまで含めてあまりにも最高なのでぜひみなさん読んでください。
大手建設会社の悪い事を暴くのに相棒となった2人のお話。
まず何よりその悪事が暴かれる過程や解決後の爽快感にそういう系統の小説やドラマが好きな方は間違いなく虜になるくらいすごく作り込まれています。
その上で恋愛展開がもうびっくりするくらいドンと投げられるのですが、それがまた興奮を煽られる…虹郎からなのか!!という衝撃はもちろんですが、「この思いは知らせないつもりだったんだ」に湿っぽさが入ってこない感じがとんでもなく解釈一致で最高でした。
これ下巻どうなるかな~恋も相棒もどう転がるのか全く目が離せない作品です!
と読後思わず漏れた第一声です。
読後の爽快感もキャラの個性ももちろん恋模様もすべてにおいて最高に面白くて最高に手に汗握る作品でした。上下巻にしてくれて本当にありがとうございます。
小さい問題を一つ一つ解決していく単話構成かと思いきやすべては繋がって大きな問題へとぶつかっていく、味方が実は敵だったかもしれない、とかもう連ドラのそれじゃないですか…そしてなんやかんや悪い人はいませんでしたのほっこりエンドもいいですが、こういうテーマならではの勧善懲悪はやはり最高に気持ちがいいですね!!
そしてちゃんとBL漫画だというのが置き去りになっていないのがまた最高によかったです。下巻二人ともめちゃくちゃ甘くなってる…!!普段押され気味の梶さんが上手に立っているのも、虹郎が挑戦的だけどフタを開けてみればピュアでめちゃくちゃ可愛い反応を見せてくれるのもこんなんみんな好きでしょ、という気持ち。恋人という甘い関係であり悪友でもある、そんなケンカップルとも違う友達とも違う最高な関係性を生み出されてしまいました。最高です。