下巻のレビューです。
改題されたタイトルもほんと素敵で読むほどに意味が、東湖の後悔がジーンと染み込んでくるタイトルですね!
下巻では西野との関係が奥村にばれてしまい、会える状況ではなくなってしまう二人。会えなくなってから、本気で奥村を好きだったことを自覚に大号泣する東湖にキューンとしました。
そんな中、教授選で勝った加藤先生の祝賀パーティが!
仕事だから奥村も東湖も気まずくても顔を出さないわけにはいかず‥そして再会。
奥村は東湖が西野と寝たことも、教授選負けたこともずっと悔しかったんですね!
そして「やましさ」を抱えたまま、何のために兄を思ってMRになったのかまたしても虚無感に苛まれる東湖を救いたいとの思いもあって、
奥村が動きます。次回の教授選に向けて動く奥村、とっても見応えがありかっこよかった!
次の教授選の結果(二年後)とその時の二人も見たい!と思いました〜!
旧タイトルの時から連載を追わせていただいていたので、コミックスにまとまりとても嬉しい!
脳外科医の奥村×MRの東湖
脳腫瘍からの脳梗塞で兄を若くして亡くした東湖は、その無念からMRとなって待ち続ける患者さんに少しでも新薬を提供したいとバリバリと仕事に打ち込む。自社メーカーの治験を進めやすくするためなら手段も選ばず、教授選で暗躍するほどに…
そんな東湖ですが、いざ教授戦で推していた医師が勝つと罪悪感と虚無感に襲われたのか、ドイツ支社に赴任します。
そこで出会ったのが、教授選の対抗馬で負けた方の医師、奥村。
その場では双方気づかず、異国の地で惹かれ、流れのままに関係を持ってしまう。
つかのまの恋人気分で終わらせるはずだった東湖ですが、日本に帰ってもまた会いたいと思うほど奥村に惹かれていく姿が可愛い。
とはいえ、二人とも日本に帰国した後も、教授選に奥村が負けた原因が自分にあると言えない東湖、「罪悪感(やましさ)」を抱えながら奥村とつきあう姿が切ない!
いつバレるのかヒヤヒヤしっぱなしで‥!
上巻のラストは、東湖が加藤先生を勝たせるために、1票を動かすために関係を持った西野先生が登場し‥ドキドキで終わります。下巻レビューへ続きます。
東湖が教授選で推している加藤先生を勝たせるために、1票を勝ち取るために西野先生と寝ていたことが奥村にバレて
上巻に続き、大好きな作家様の下巻レビューです!
折り合いの悪い父親の手を借りてまで三輪捜索に駆け回る紀人!
愛する慶臣のためというのがまた素敵。
橘兄弟の両親のお話から、紀人はなんでも器用にこなす分、執着がない…というのがわかりますが、そんな紀人が!なんでもソツなくこなす紀人が!立ち回りが悪くなってしまうほどに心を奪われたのが慶臣なのね…とニヤニヤが止まりません。
仲がいいのか悪いのかどっちなんだよ!とツッコむ慎仁の気持ちがよくわかる(笑)
人魚事件の真相もわかり無事に事件も解決。この事件についても伏線がしっかり回収されていて上巻で謎だった部分もスルスルと解明されて小気味が良いです。
神主の巳國さんは悪役ですが事情を知ると切ないところもあり、
何より無駄に(?I)カッコ良すぎて勿体無い…ので続編などでまた登場してほしいキャラです。
「助けに来てくれるって信じてたからだ」
「ありがとう、信じてくれて」
の慶臣と紀人のやり取りもジーンとしました。
橘兄弟の関係性、宗像(卜部)兄弟の関係性、紀人&慶臣の関係性、慎仁&三輪の関係性がとても素敵で、喧嘩しつつも信頼してる橘兄弟や、自己犠牲も厭わない宗像兄弟、尊い…。
二組の双子たち、お互いが大切で信頼して成り立っている関係がとても素敵でした。
これからは4人で楽しく過ごすだろうなと安堵しながら読了しました。
上巻もレビューさせていただきます。
夜の帳、の事件から三輪は目醒めず、警察病院に入院中、慶臣は紀人と暮らしつつ、定期的に三輪のお見舞いや身の回りの世話をする毎日。
そんな中、三輪が突然病室から消える!
双子ならではのテレパシー?!で三輪おかれている状況がわかり、探そうと慎仁に協力を仰ぐ慶臣
ヒントは人魚伝説があり漁業がさかんな村。
慎仁とともに目星をつけた村へ向かい、村の伝承や因習から神社の神主へと繋がっていく。
ここまでが上巻で、めちゃくちゃ読み応えのあるストーリーで引き込まれます!
三輪が行方不明になり紀人ももちろん動きますがなかなか連絡がとれず不安な慶臣ちゃんが可愛いし、再会後の二人のイチャイチャも眼福!
いつものごとく怒られ損で不憫な慎仁も面白かった!続いて下巻レビューします
旧版発売時もリアルタイムで拝読していた大好きすぎる作品!
新装版でまた新たなエピソードが書き加えられていて、狛と伊月の二人が過ごした時間を垣間見ることができて幸せです。
人外と人間の恋の描いた作品は数あれど、大体がハピエンになったところで終わるか、ミラクルが起きて(?)寿命が同じくらいになる(人外が人間になるとかその逆だったり)のパターンが多いように個人的には感じておりましたが(それが嫌だとかではないのですが)
寿命の違いは変わらぬまま、それぞれの最期まで描かれているこの作品が本当に愛おしくて仕方がありません。狛が伊月を看取ってからも伊月と暮らした家で伊月の遺したものと大切に最期まで過ごした様子がとても美しくて、でも寂しくて、なんとも言えない、、、そんなところが大好きです。
旧版から三年経過し、改めて読み返しても人外BLマイベストでした。
新装版、旧版との違いも見つけては「ここのセリフが違う」「ここのコマ、先生が描き直しされている!」と喜んでいます。
オーソドックスな主従BLかと思っていたら大間違い!
主従かつ、自分たちを陥れた者への復讐?ダークファンタジー、時間巻き戻り!と面白い設定もりもりで一気に読み、あぁ続きものだった!早く続きが知りたい!と思った素敵な作品でした。
政略的に決められた婚約者に陥れられ死んでしまった主人公(受け)、起きたら時間が一年前に巻き戻っていて、やり直しができる!
ここまではたまに見かける設定ですが、なんと攻め(主人公の専属騎士)も時間がまきも取っていてそれぞれが相手の様子を伺いながら、死なないルートを模索している(後でお互いに知ることになるのですが)ところが斬新で面白かったです!
巻き戻りの術をかけた魔族のアドラも単純に良い奴とは言い難く、これからどんなふうにストーリーが進んでいくのか楽しみです!
大好きな作品のドラマCD化ということで発売前からずっと楽しみにしていました。
2枚組で原作上下巻の壮大なストーリーが見事に再現されていて、圧巻!!!
ハーリド、ハーリド幼少期、イリヤ(イリヤ幼少期も!)のキャスティングはもちろん、脇を固めるスゥヤのお声が本当にピッタリでスゥヤが話すたびに背筋が伸びる思いで聞き惚れました!
チェンは策士感が適度にあり(爽やかだったのでもう少し曲者感があってもよかったかも)ザインは声を聞いてるだけで「兄、ムカつくーーーー!」と思うほどの好演をされていて、とても楽しかったです。
1回聞いて満足になりがちなのですが、こちらはこれからも何度も聞くと思います!
ちょっとだけの出演だったキリル王(アミルの声もされている)やソーンのお声ももっと聞きたいので、続編「雪花の章」もCD化希望です!
恥ずかしくて普段はなかなか聴けないドラマCDなのですが、塗れ場が2枚目の終盤までほぼなしで進んでいくのでドラマCD初心者の私でも集中して聴けました。
元々、前後編読切だった作品で、強烈な面白さに続編を熱烈にそれぞれが希望し、ファンの皆様のおかげで「おかわり」が始まって単行本になった1冊!
すでにレビューも同じようなことを書かれている方が多数で恐縮ですが、レビュータイトル通り、初読みの方は絶対に前情報なしで読むことをお勧めします。
もちろん二度目三度目も読めば読むほどスルメのように美味しい素敵な作品なのですが、できることならば記憶を消してイチから何度も読みたいすごい作品です!
主人公の太郎くんが本当に可愛くて、中学の時に仲良くなった潤くんが高校デビューしてしまって一軍男子入りし、(潤くんは変わらず仲良くしようとするのですが)太郎は寂しくなって疎遠にしようとするんですよね。でも寂しくて潤くんが一人でいる時は嬉しそうに話してるし、めちゃ可愛い太郎!
共通の好きなキャラ「ウルフマン」も後々の伏線につながります。
「アイ」の意味を初見でスルーした私はアホです。
本当に度肝を抜かれた素敵な素敵な作品です!