作者さんが好きなこともあり、読みましたが、よかったです。
何も知らないまま読み始めたら、攻め受けが印象と逆で驚いたのですが、いい意味で予想を少し外してくれるところがこの作者さんの素敵なところのひとつだと思います。
丁寧な心情の描き方と表情の多彩さが素晴らしいところも好きです。好みが別れるかもしれないのですが、イラストもド好みです。
『一途な犬は諦めない』に収録の『対岸の犬を呼んで』で少しだけ登場するホイップちゃんがメインのおはなしです。
このおはなしだけでも読めると思いますが、先に前作も読んでいるとなお良いと思います。前作登場の世田さんと湘吾くんも出てきますので、個人的にうれしいです。この作品を読み終えた後、一途な犬は~をまた読み返したくなって読み返しました。味わい深い。
タイトルは知っていたのですが好みの絵柄ではなかったので読んだことがなく、ふと見たら完結していたのでこれを機にと読みました。
結果、一気読みが大正解のよさでした。
音楽+恋愛なストーリーもしっかりしていて、切ないしんどいからのハッピーなストーリーとてもよかったです。
えっちなシーンとストーリーとのバランスも個人的にはよかったです。受けの宗純くん、最初は好みじゃないなぁと思っていたのですが、めちゃくちゃかわいく見えるようになりました。一途な子大好きなので最高でしたね……。
過去と現代のストーリーが行き来するのでそこが少しごちゃごちゃしてしまうのですが、わたしは逆に何度も読み返したくなりました。
4巻完結という長さなので途中でやめずに一気に読んでほしいです。