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女性どみちゃんさん

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二人だけの世界じゃないからこそ

 1巻からずっと読んでの感想です。とにかくこの作品には、豊田悠先生の優しさがいっぱい詰まっている気がします。
 始まりはギャグテイストが多くて、とにかく笑っちゃう。黒沢くんの妄想も、それを知った安達くんのあたふたも、可愛くて面白くて。何より、みんな本当に誠実。黒沢くん安達くん、だけでなくて、柘植くん湊くんも。
 でも、巻を追うごとに二人だけで幸せになるんじゃなくて、それを祝福できる周りの人たちもとっても大事なんだって、当たり前のことなんだろうけど、感じました。
 友達、それぞれの家族、会社の人たち、新居を決めるにあたっての世の中との接点。二人を取り巻く人達が、当たり前に受け入れ、偏見なく接してくれる、そんな近未来に繋がっていってほしいと強く願います。それは、きっと先生も思っていらっしゃると…。
 これからもずっと見守っていきたい二人、いや四人です。

細やかな描写、だからこその王道

 1巻からの感想になります。二人が出会うことでお互いに光を見出し、育み、新たな道へ。展開としては王道なのかなと思いますが、二人の心の変化、成長を丁寧に丁寧に描きながら進んでいきくところが大きな魅力なんだと思います。
 好きなところ、まず雅。もう、かわいそうは可愛い、優勝!の代表。過酷な家庭環境にもめげず、たった一人で頑張ってきた姿、晴斗でなくてもあの肋骨をなんとかしてあげたいって思っちゃいます。Ωであってもいいんだ、一条を頼ってもいいんだ、と心が解けていく過程、ほんっと可愛い。大学では周りとの交流が増え、自立したい、一条の役に立ちたい、対等でありたい、と成長していきます。エライ!そして、断ち切った家族との関係に向き合うことでその先へ。晴斗を待つ不安そうな雅、可愛くて可愛くて。
 そして晴斗、爽やかアルファなんだけど、雅のこととなると溺愛、庇護欲全開。わかります、わかります。大学生になってからも雅を守ろうとするあまり、衝突。でも、雅の弟を通してその家族に会いに行くって、なんてかっこいい!
 これから何があっても二人なら大丈夫、きっと乗り越えていけるって確信してます。1巻も2巻も泣けたけど、最後は幸せな気持ちで涙しました。咲本﨑先生、素晴らしい物語をありがとうございます。美しく完結したのになんなんですが、スピンオフで超甘あまがいただければ幸いです。

人生で絶対に読んでほしい宝物!

 前評判を軽く、超えてくる物語でした。3巻通しての感想です。
 こんなにも長く長く熱い想いを持ち続け、それは明るい未来へと続いていくなんて!!人生で出会えたことを感謝、の作品です!
 この物語のキーマンはラベルかなと。リー様が本当に望んだのは、常に愛する人の隣にいること、共に暮らし、歩んでいくこと、ではないかと思います。
 王への気持ちは、縛りをかけられて伝える事はおろか、抱くことも許されず、水垢離?で流してフラットな自分を保とうとしていたようですが、それでも抑えきれない、思いきれない愛を使役に託したのだと思います。王が願ってやまなかった、最初で最後の一夜でさえも!なんて切ない。王はリー様の縛りを知らないが故に…。ツライ。王もまた、一人の人ではなく、王という役割の中でしか生きることを許されなかったように思えます、魂だけになるまでは。けれども、やっぱり全幅の信頼をおけるのはリー様、だからこそラベルの全てを預けたんだと。
 ラベルを育てることでリー様には自然と新しい道が現れてきたんだと思います。川岸へラベルを迎えに、そして王とお別れをしに向かう事態が生じるまでは、自覚はなかったのかもしれませんが。そして、守り慈しみ、育ててきたラベルによってリー様は解き放たれるわけです。
 リー様とラベルの関係は、家族と言えると思います。ラベルは、「リー様」と呼んで師として敬愛していますが、時々使役が漏らす本音、いいですよね。リー様もそれを受け止める日常。
 でも、これから二人の関係性は変わっていくんじゃないかと思います。王の目指した人と魔法使いが対等に共存する世界の実現は、図らずもラベルに受け継がれました。坂の上の家で、志を共に満ち足りた日々を重ねていく人生。二人は家族よりもっと特別な関係になっていくのでは、と思いました。
 この作品は、私のように後から知って大好きになる人がこれからもたくさん出てくると思います。私もこれからも幾度となく読み返すこと必至。何度も何度も泣けますが、最後は幸せな涙で満たされます。明治カナ子先生、本当に本当に素晴らしい物語をありがとうございます!

No Title

 電子で買ったけれど、紙で欲しくて本も。切ないんだけれど、ほっこり温かい、大好きです!
 まず。画力すごすぎます。狐と鳥の子なんですが、めちゃくちゃすてき。しっぽや羽が着物と本当に違和感なくマッチしていて美しい。九重の耳やしっぽの豊かな毛並み、ステキです。ピー助の羽が成長とともに変化するに伴い、着物もシュッとクールにかっこよく変わっていきます。
 次に。ピー助の成長、刺さりました!もう、ほんっとに可愛くて可愛くて。鳴いて「ごあん」を与えてもらうばかりだったのが、九重の役に立ちたい、ためになりたいと。九重は非常食だったはずのピー助に、絶対的な信頼、というか愛情をもらっていくうちに変わっていきます。
 飛べるようになったピー助改めよすがは、まだひな鳥ちゃんなんて言われてるけど、これからもっともっと雄みを増して、かっこよくなっていくんだろうなあ。
 ずっと一緒、ずっとしあわせに暮らしてね。

想像のはるか上!でした

 年下✕年上、溺愛ふんわり日常かな、と勝手に想像してたんですが、んー、はるか上、でした。
 まずどっちも眼鏡イケメン、好きです。そして大人同士の、しかも5年も同棲してるのに、この可愛い関係は!
 まず、啓司さん。男同士、年上、自分には好きになってもらえる魅力がない、と思い込んでいて、その自信のなさから嫉妬、モラハラ的な言動、となってしまう。ほんとは潤也が大好きでずっと一緒にいたいと思っているのに。この不器用さがなんとも可愛すぎます。潤也に言われた通り、指先くるくる体操(?)しちゃってるなんて!
 潤也がすごいのは、啓司さんの不器用ゆえのひどい物言いを受け止め、その上をいくところ、健康管理もしっかり考えていろいろ実践しているところ。全て自分のものにしたい、支配したい、的な溺愛が、本当にささりました!ビターチョコでコーティングされてるんだけど、中はシロップ漬けのスポンジケーキ、みたいな。
 ぜひ、二人の日常をもっとください、よろしくお願いします。

蘇芳くん、とにかくかっこいい!

 剛毅木訥、みたいな感じのキャラはそんなにすきじゃなかったんですが、蘇芳くんにさされました!!上田先生の、恋が落ちたら、恋が満ちたら、もすっごく好きで、大人の相手を想っているからこそのモダモダ感、はこのスピンオフでも堪能させていただきました。決して派手ではなくて、シックでスタイリッシュな雰囲気、ほんとにステキです。
 蘇芳くんの、顔もスタイルもほんとにかっこいい。そして、セイさんとは対照的。セイさんが巧言令色ってわけじゃないんですけどね。セイさんの、人の懐に入りやすくて、親しく接するところは良さでもある、とわかってはいてもやっぱりモヤモヤする蘇芳くん。わかります、わかります、いい気分はしないよねえ。自分ばっかりじゃない?って思ってしまう。
 でも、菱本さんからのアドバイスを受けて、セイさんから歩み寄ってくれて、ほんとに嬉しかったんだよね。
 二人のお家も仕事場もステキ。これからもきっとコラボ制作は続くんだろうなあ。その後の二人を知りたいです、できれば続編をお願いします。

人生、捨てたもんじゃない、たぶん私も

 初めて読んだときは、ガッツリ野末さんに寄り添って、自分まで救われた感じ、というか、これまでの自分を肯定できる、と思えて、温かい、ほっとした気持ちになりました。でもこれはおばさん目線かなとも思いました。何度も読んで、やっと心落ち着けて感想を書けるかなと。
 この物語には、人生の哲学的な要素もあると思うんだけれど、それを抜きにしても、きゅんポイントやシックなおしゃれポイントがいっぱい。
 まず、外川くん、可愛すぎ。いつもいつも野末さんを思って動いたり、時にはズバッと攻めの姿勢を見せたり。健気でほんっとに野末さんに惚れ込んでる。何度読んでも、よかったね、よかったよね、外川くん!うん、うんって気持ちになり、ニヤニヤ泣けてきます。
 そして、野末さん。外川くんを意識して、そんな自分を認めていくことで、人生の色が大きく変わりましたよね。好きなんだっていうことを認め、告白することには、おじさんだからこそ(おじさんには全く見えないですよね)の勇気が必要だったんだろうな。
 あと、大好きなのは、女の子ごっこで出会ったスイーツたち。オシャレなんだけど、落ち着いててほんとにすてき。それから野末さんのお家。シックでおしゃれで、じっくり見入っては、いいなあって。
 読む人の年代によって、刺さるポイントが変わってくるのかなと思えますが、でも間違いなく、穏やかな温かい、しあわせな気持ちになれると思います。私も、これからもさらに読み返していく作品です。まだの方、ぜひ!

百と卍 2 コミック

紗久楽さわ 

百の優しさは強さ

 ほんとに百は優しい子、そして強い子。
 2巻では卍さんの過去が明らかになります。大きな煙管問屋の三男坊として、何不自由なく、まあ、乳母日傘で育ったんでしょう。何が不足で叔父さんの家を飛び出したのか、火消しになって纏まで任されたのに、そこも出ていってしまう、世間様からみたら、なんでって思われていたんでしょう。そんなモヤモヤに纏わりつかれ、そして、叔父さんへの激しい恋心、執着、でも決して実らない、周りに気取られてすらならない。荒んだ暮らしを送っていた自分を情けない、不甲斐ないと思っていたんですね。だから、千が絡んできたが無ければ、百にも話す気にはなれなかったのだと思います。
 そんな卍兄ィのことを、百は、まるっと全部、全て受け止め、「ぜンぶ好きになれるョ」と言い切る!千との喧嘩沙汰での啖呵、千の心情を見抜くように圧倒し、黙らせる。かっこよすぎ!
 百樹自身、辛い辛い子ども時代があったのに、この包容力、優しさ、ほんとに強い子だなあって。そして、渇望していた愛に出会った卍兄ィの涙。何度読んでも、幸せな涙が溢れます。
 兄ィを抱きとめる百樹、最高!年の差はあっても、お互い対等に想い合う二人、ほんっとに大好きです。紗久楽先生、ありがとうございます!

百と卍 6 コミック

紗久楽さわ 

以津真天、は千へのメッセージ?

 はい、千と兆、ホントによかったね、やっとやっと千は救われたんですね。
 鵺の千にカップリングするから、やっぱり得体のしれない妖怪を持ってきて、以津真天にしたのかなって思っていました。いつまで死体を野晒しにしておくんだって、いつまでって鳴くそうですが。
 でも、本巻を読んでいて、以津真天って呼びかけているのは、千に向かってなのかなと思いました。いつまで億政を思い続けるの、いつまで悔やみ続けるの、いつまで穏やかな幸せを手に入れた卍を許せないの、そしていつまで自分を不幸の中に捕らえておくの、って。兆の想いで、千はやっと過去の呪縛から自分を解く事が出来たんだなあ、ほんとによかった、しみじみ泣けました。
 さらに!皆さん好きだろうなって思う、兆の顔と体格!あんなに華奢で美しいなんて。でもいざという時に短刀持って、ひらりと旦那を救いに割って入る度胸と力強さ。脚、脚がほんとにエロくてきれい。その後の、小冊子へと続くあまーい展開、最高です!
 それから、兆には妻子があるっていう設定も、江戸時代の風俗など、文献読んで描いていらっしゃる紗久楽先生、さすが!作品に厚みというか、リアリティを感じます。本当にありがとうございます。最終章を心待ちにしつつ、参考文献、また探して読んでみますね。

土岐さま、阿座上さま、あー幸せです。

 虎谷くん、さらにキュート、めちゃくちゃ可愛い、そしてエロさ爆発。
 初めは嫌悪と緊張、緊迫感、でも恋人(まだ仮)になってからの変化、ヘッドの虎谷くん、ほんと素晴らしい。喘ぎ声とイク声がこんなにも可愛いなんて。土岐隼一さんご出演のドラマCD、初めて聴いたんですけど、耳福?です。拝んでしまいました、ありがたや。ほんっと可愛すぎ。聴いた後にまた漫画読んでさらに可愛くて。無限フィードバックのしあわせ。
 犀川さん、キャスト見て、おお!って買ったら大当たりでした。序盤は、虎谷くんのことを憎からず思っている、と言うか、大いに気になってる、何とか接点を持ちたいっていう感じがストレートに伝わってきました。そして、低温で柔らかい声がどんどん優しく、甘くなっていき、虎谷くんを放っておけない、恋人(仮)になった後も、もっともっと可愛がりたくて仕方がないっていう思いが表現されていて、聴いてる私も幸せに!
 3巻の本当の恋人になって以降、どんだけ甘くなっちゃうのって。そして犀川さんがずっと悩まされてきたのであろう懸念、による弱さ、阿座上洋一さんにどんなふうに表現していただけるのか、
 続編を楽しみにしています。早く出してくださーい、お願いします!