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女性どみちゃんさん

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美しい刺青、二人の再生

 すっごくオシャレでクールな絵。タイトルに刺青ってあるけど尖ってたり危うかったりする要素はないです。刺青を介して心の奥を探ったり、それを受け入れたり、包みこんでいったりするような。優しい物語だと思います。
 蛇はすごく象徴的。脱皮して成長する様子を生まれ変わると捉え、洋の東西を問わず、神様、神様に繋がる特別な存在と見なされてきたそうで。その蛇を纏った愛助くんと出会い、惹かれながら関わっていくことで、本当に尚紀さんは生まれ変わったんだと思います。
 そして、初対面なのに、尚紀さんをエッロい想像へと誘ってトロトロにしちゃう、愛助くんの不思議な魅力は、蛇の神がかった力から来てんだなあって、なんか勝手に想像して浸っています。愛助くん自身も、尚紀さんと出会ったことで過去に「けじめ」をつけ、直樹さんとの新しい未来へ。
 とにかく、全編通して刺青が綺麗でいちいちかっこいい!ぜひ続編をお願いします。

たまきい〜!

 このシリーズ、巻を重ねる度に二人の人生がどんどん立体的に、深く描かれていって、ほんとに大好きです。
 7巻は、吾妻が久慈にハマっている自分をよりはっきり自覚していき、翻訳を仕事として続けていくことができるのか、やりたい気持ちと焦りや不安を抱えつつ、次のステージへっていうところでしょうか。
 シリアスなんだけど、吾妻の踵がガサガサだったり、40過ぎには堪える夜桜だったり、すっごくいい、笑っちゃいます。
 1番染みたのは、環の「そうだといいなぁって思ってたし」。朔ちゃんが飾らない率直な言葉で伝えた事に、環も思っていた事を素直に発した場面。久慈さんが涙ぐむ前に、私もじんわり。環は、朔ちゃんが久慈さんと恋人同士である事も自然と受け止め、それも含めて朔ちゃんが大好きなんだなあって。本当にすてき、幸せな気持ちを分けてもらってにやにや、泣けました。
 そして、頑張って頑張って走り続けたて辞めてしまったMR時代の経験が、今やりたい事に繋がっていくという展開!辛かったことも次へと活かされていく、報われていくんだね、本当によかった、よかった。
 また何度も読み返して続きを楽しみに待ちます!波真田先生、ありがとうございます。

そうだよね、大切な種くん

 すっごく楽しみにしていました。そして期待の上をいく満足度!です。
 やっぱり種くんなんですよね。そもそもの二人の出会い、それ以前の、豊は覚えていなかった出会いも、種くんがきっかけを作ってくれてたわけです。種くんあっての二人の関係。
 そして、穣がいないと種はできない、みのらないんですよね。おとんも頑張っているけれど、種くんの毎日にはまだまだ兄ちゃんがいないと。健やかに成長していけないんだ。だって、ずっとずっと一緒に生きてきたんだから。種くんにとっては母親的な側面も大きい兄ちゃんなのだろうから。
 種くん視点での豊は、兄ちゃんの仲良しの友達であり、頻繁にお家に来て遊んでくれる人。クリスマスや初詣、お花見に海水浴などなど家族の行事を一緒に過ごすことが種くんにとっても自然なことで特別感のある人。
 でもやっぱり兄ちゃんとは違うんだよね、まだまだ。お母さんが亡くなって豊と出会うまで、穣も種くんも日々を積み重ね、精一杯生きてきたんだなぁって、丁寧で優しい表現が心に染みてきました。豊との出会いで毎日が明るくひらいていった穣の想いがより伝わってきました。二人で住むことを考えていたけれど、種くんが泣いてしまったことで豊も大粒の涙、とても好きなシーンです。
 「僕らの食卓」の終わりに中学生の種くんが登場しています。稔が出張から帰ってきても、兄ちゃんいなくても大丈夫、むしろもう少し豊かと二人でいたかった的な、種くんの気持ちが表現されています。そこに至るこれからの展開、すなわちただ種がみのっていくのではなくて、豊かにみのっていくお話が楽しみです。

車谷晴子先生の受け、好き

 電子で見かけて紙本買いしました。最初は読み切りで描かれたとのことですが、みーんな続きが欲しくなりますよね、この作品。
 とにかく二番くん、チョロすぎにも程がある可愛さ。素直で頑張り屋で、負けず嫌い、特に一ヶ原に対して。まあ、保育所の頃からの因縁を見るに、そっかあって。二人ともめちゃくちゃかわいい!車谷先生の描く小さい子たち、とにかく愛らしい。むにゅむにゅほっぺにくりくりお目々で悔し泣き、一ヶ原くんがドスッと射抜かれちゃったのも無理はないかも。
 そして一ヶ原くんの執着。二番くんの泣き顔で性癖ができているって言っても、酷いことをして泣かせたい訳では全く無くて、ずっとずっと好きで、本当は側で大事にしたいって思ってるのに実はなかなかのSっ気。すごく素敵です。
 続編が既に始まっているらしいので、そのコミックス、楽しみに待っています。

ハルシュラ 電子 コミック

chocoanpan 

阿修羅は美人、ですよね~

 かねてより仏像の中性的な美しさを漫画に!と思ってました。そんな作品を見つけたあ!!って嬉しくてわくわく。
 モデルは興福寺のあの阿修羅像。この作品ではホントに可愛い、可愛いシュラ、となってます。別に仏像だからって小難しい話じゃなくて、デレデレだったり、ツンツンツンデレだったり、キュートでコメディ要素大の物語です。阿修羅像の三面がそのままハルの人格となっているところが、物語の根幹となっていて、かわいいだけじゃないよって厚みを出しています。ハルの素朴な、温かい包容力も好き。そして、仏様(?)らしきキャラもびじーん!好き。
 優しくて温かい雰囲気を醸しているのは、なんと言っても物語の舞台。ゆったりとした時間が流れる田んぼや縁側、地域の人たち。ほわっと読め
てほっこり癒やされます。素敵な作品を見つけられた高揚感、ありがとうございます!

高校生活の二人、幸せ!

 4巻まで読んでの感想です。
 正直、1、2巻まで読んだ時点で、ここがピークでは?と思っちゃったんですが…。違いましたね、すいません。
 小田島くんの、家庭と自己のアイデンティティをめぐる苦悩、狂おしいまでの恋心、溺愛を自分の気持ちに気づいて認め、受け入れてきた矢野くん。ここでは、二人だけの世界にいた小田島くんが開けて、クラスメイトと共にやっと普通に交流するように。よかったねってホッと穏やかな気持ちになりましたが、矢野くんの独占欲と嫉妬、かわいい!
 ここに至って二人がやっと普通の高校生らしい日々を謳歌している様子を、文化祭を通して見ることが出来て、ほんとによかった、よかった。
 そして!!大サービスの小田島バトラー。やっぱかっこいいです。さらに!!矢野くんのメイドちゃん、めちゃくちゃかわいい、好きです。
 今後、ちょっとずつ立ち直りかけてきた小田島母との関係も、どう展開していくのかな。二人の更なる幸せを願いつつ、楽しみに待ちます。

被写界深度 下 コミック

苑生 

キャラの魅力が物語る!

 上下巻読んでの感想です。
 紺ちゃん、早川、二人のキャラクターをすごく丁寧に描いているところがすごく好きです。絵も好みなんですが、読んでいて、ああ、こんな事言いそう、紺ちゃんはそうだよね、早川はそうはいかないよねって、共感しながら、腑に落ちながら。厚みのある、リアリティのある二人が進めていく物語だからこその魅力を強く感じました。
 二人のやり取りにも、特に上巻の高校生編ではDKらしさが随所に表現されていて、そこからもリアルな二人を感じることができました。よく、キャラクターがどんどん動いて物語を進めていってくれるっていうような事を見かけますが、こんな感じなのかなあ。初めての感覚でした、上手く表現できませんが。
 ハピエンなんですが、このあとの二人、また軽妙なやり取りをしつつも、互いへの想いや相手を大切にする様子が散りばめられた続きが見たいなあと。

新しいけど安定の癒し、いただきました。

 ふわあ、ほわあ、かわいい、かわいい。タイトル、表紙ともにキャッチー。でも内容は奇をてらったような、無理のあるような、そんな展開ではなく、安定の癒しを提供してくれます。千野ち先生のあとがきにあるように、ほんとに「絵本のような優しいBL漫画」。
 雨宮くんが心の安定を保つためにおしゃぶりを吸う気持ち、とても共感できます。期待されて、必要とされて頑張っちゃう、ちゃんとできちゃう、また頼りにされてしまう…。そんな循環からますます抜け出せなくなって、更におしゃぶり行為に依存していく。でも、そんな中でしか承認欲求が満たされない、自己有用感を見いだせない。雨宮くんはきっと自己肯定感も低いんだろうなあ。ここまでじゃなくても、少し似通った思いを抱いた経験のある人、少なくないのでは?
 そして幸村くんに出会えてほんとによかった!優しくて、気遣い、包容力ともに大、雨宮くん「聖母フラッシュ」とはよく言った!でも、ちらりと見える希理先輩への仄暗い執着心がまたいい。独占欲が強いところも。
 これから幸村くんのおかげでおしゃぶり行為は減るのかなあ、いやいやそのままでいて欲しいです、ずっと。そう思っているのは幸村くんだけじゃなくて読者のみなさんもですよね。ああ!!涙目のちゅうちゅう、最高です!
 千野ち先生、可愛くて温かい物語、ありがとうございます。出来ればおかわり、欲しいです。

No Title

 キャストがぴったりだなあって思って聴きたくなり、購入。もちろん、原作も大好きです。
 ナルさんはこれまで通り山中真尋さん、ホントに素敵です。甘くて優しくてまろやかなんだけれど、策を巡らす闇っぽいところ、毅然とした態度を示すところ、盟への庇護欲でグイグイいくところ、盟の恋心を愛でながら掌で転がすようなところ、全部ナルさんそのままって感じで山中真尋さんじゃなくちゃ、ここまで表現してもらえなかった!と思います。
 かわいいかわいい盟、大好き。土岐隼一さんドンピシャ。かわいいんだけど、21歳という年齢を考慮した表現、すごいなあって。素直で明るくて、飾り気のない純情、イメージ通り。天真爛漫なんだけれど、小さい頃の両親との離別が傷として今も深層にある…。そんなところも盟がベッドで帰りを待つシーンで表現されていて、ほんとにありがとうございます。
 次も楽しみに待っています、でもなるべく早く聴きたいです!!

アラフォーだからこそ!刺さるピュア

 そうだよね、アラフォーだってこんなに素直に可愛くときめいちゃう物語があるの、素敵すぎる、ありがたすぎる!
 二人に共通しているのは、マイノリティであることを世間に知らせたい、というかマイノリティであっても普通に存在しているんだ、生活しているんだぞって主張したいという思いがあること。
 でも、二人は対照的。クールでスマート、自分が世間の人からかっこいいと見られていることを自覚している藤嶋さん。一方、春江さんは恋愛経験ゼロの自分に自信がなくて、いちいちどうしていいかわからない。
 そんな二人が出会って惹かれ合っていく過程、藤嶋さん目線で春江さんを見ながら、藤嶋さんとともに、なんってかわいいんだ、なんてピュアなんだって!「同い年でその輝きなの」の一言、藤嶋さんの想いをほんと、ストレートに表現してて、大好きなシーンです。
 それぞれに歩んできた人生があってのアラフォーだからこそ、二人の誠実で素直な、相手への優しさ、真っ直ぐな想いがほんとに素敵で、幸せな気持ちになりました。
 これからまた、春江さんはネガティブな事言ったりするんだろうし、藤嶋さんはそれをやんわりかっこよく受けとめて、春江さんの素敵なところ=惚れてるところを伝えたりしていくんだろうな。
 ぜひ!!続きを!!!よろしくお願いします。