かねてより仏像の中性的な美しさを漫画に!と思ってました。そんな作品を見つけたあ!!って嬉しくてわくわく。
モデルは興福寺のあの阿修羅像。この作品ではホントに可愛い、可愛いシュラ、となってます。別に仏像だからって小難しい話じゃなくて、デレデレだったり、ツンツンツンデレだったり、キュートでコメディ要素大の物語です。阿修羅像の三面がそのままハルの人格となっているところが、物語の根幹となっていて、かわいいだけじゃないよって厚みを出しています。ハルの素朴な、温かい包容力も好き。そして、仏様(?)らしきキャラもびじーん!好き。
優しくて温かい雰囲気を醸しているのは、なんと言っても物語の舞台。ゆったりとした時間が流れる田んぼや縁側、地域の人たち。ほわっと読め
てほっこり癒やされます。素敵な作品を見つけられた高揚感、ありがとうございます!
4巻まで読んでの感想です。
正直、1、2巻まで読んだ時点で、ここがピークでは?と思っちゃったんですが…。違いましたね、すいません。
小田島くんの、家庭と自己のアイデンティティをめぐる苦悩、狂おしいまでの恋心、溺愛を自分の気持ちに気づいて認め、受け入れてきた矢野くん。ここでは、二人だけの世界にいた小田島くんが開けて、クラスメイトと共にやっと普通に交流するように。よかったねってホッと穏やかな気持ちになりましたが、矢野くんの独占欲と嫉妬、かわいい!
ここに至って二人がやっと普通の高校生らしい日々を謳歌している様子を、文化祭を通して見ることが出来て、ほんとによかった、よかった。
そして!!大サービスの小田島バトラー。やっぱかっこいいです。さらに!!矢野くんのメイドちゃん、めちゃくちゃかわいい、好きです。
今後、ちょっとずつ立ち直りかけてきた小田島母との関係も、どう展開していくのかな。二人の更なる幸せを願いつつ、楽しみに待ちます。
上下巻読んでの感想です。
紺ちゃん、早川、二人のキャラクターをすごく丁寧に描いているところがすごく好きです。絵も好みなんですが、読んでいて、ああ、こんな事言いそう、紺ちゃんはそうだよね、早川はそうはいかないよねって、共感しながら、腑に落ちながら。厚みのある、リアリティのある二人が進めていく物語だからこその魅力を強く感じました。
二人のやり取りにも、特に上巻の高校生編ではDKらしさが随所に表現されていて、そこからもリアルな二人を感じることができました。よく、キャラクターがどんどん動いて物語を進めていってくれるっていうような事を見かけますが、こんな感じなのかなあ。初めての感覚でした、上手く表現できませんが。
ハピエンなんですが、このあとの二人、また軽妙なやり取りをしつつも、互いへの想いや相手を大切にする様子が散りばめられた続きが見たいなあと。
ふわあ、ほわあ、かわいい、かわいい。タイトル、表紙ともにキャッチー。でも内容は奇をてらったような、無理のあるような、そんな展開ではなく、安定の癒しを提供してくれます。千野ち先生のあとがきにあるように、ほんとに「絵本のような優しいBL漫画」。
雨宮くんが心の安定を保つためにおしゃぶりを吸う気持ち、とても共感できます。期待されて、必要とされて頑張っちゃう、ちゃんとできちゃう、また頼りにされてしまう…。そんな循環からますます抜け出せなくなって、更におしゃぶり行為に依存していく。でも、そんな中でしか承認欲求が満たされない、自己有用感を見いだせない。雨宮くんはきっと自己肯定感も低いんだろうなあ。ここまでじゃなくても、少し似通った思いを抱いた経験のある人、少なくないのでは?
そして幸村くんに出会えてほんとによかった!優しくて、気遣い、包容力ともに大、雨宮くん「聖母フラッシュ」とはよく言った!でも、ちらりと見える希理先輩への仄暗い執着心がまたいい。独占欲が強いところも。
これから幸村くんのおかげでおしゃぶり行為は減るのかなあ、いやいやそのままでいて欲しいです、ずっと。そう思っているのは幸村くんだけじゃなくて読者のみなさんもですよね。ああ!!涙目のちゅうちゅう、最高です!
千野ち先生、可愛くて温かい物語、ありがとうございます。出来ればおかわり、欲しいです。
キャストがぴったりだなあって思って聴きたくなり、購入。もちろん、原作も大好きです。
ナルさんはこれまで通り山中真尋さん、ホントに素敵です。甘くて優しくてまろやかなんだけれど、策を巡らす闇っぽいところ、毅然とした態度を示すところ、盟への庇護欲でグイグイいくところ、盟の恋心を愛でながら掌で転がすようなところ、全部ナルさんそのままって感じで山中真尋さんじゃなくちゃ、ここまで表現してもらえなかった!と思います。
かわいいかわいい盟、大好き。土岐隼一さんドンピシャ。かわいいんだけど、21歳という年齢を考慮した表現、すごいなあって。素直で明るくて、飾り気のない純情、イメージ通り。天真爛漫なんだけれど、小さい頃の両親との離別が傷として今も深層にある…。そんなところも盟がベッドで帰りを待つシーンで表現されていて、ほんとにありがとうございます。
次も楽しみに待っています、でもなるべく早く聴きたいです!!
そうだよね、アラフォーだってこんなに素直に可愛くときめいちゃう物語があるの、素敵すぎる、ありがたすぎる!
二人に共通しているのは、マイノリティであることを世間に知らせたい、というかマイノリティであっても普通に存在しているんだ、生活しているんだぞって主張したいという思いがあること。
でも、二人は対照的。クールでスマート、自分が世間の人からかっこいいと見られていることを自覚している藤嶋さん。一方、春江さんは恋愛経験ゼロの自分に自信がなくて、いちいちどうしていいかわからない。
そんな二人が出会って惹かれ合っていく過程、藤嶋さん目線で春江さんを見ながら、藤嶋さんとともに、なんってかわいいんだ、なんてピュアなんだって!「同い年でその輝きなの」の一言、藤嶋さんの想いをほんと、ストレートに表現してて、大好きなシーンです。
それぞれに歩んできた人生があってのアラフォーだからこそ、二人の誠実で素直な、相手への優しさ、真っ直ぐな想いがほんとに素敵で、幸せな気持ちになりました。
これからまた、春江さんはネガティブな事言ったりするんだろうし、藤嶋さんはそれをやんわりかっこよく受けとめて、春江さんの素敵なところ=惚れてるところを伝えたりしていくんだろうな。
ぜひ!!続きを!!!よろしくお願いします。
うわあ、なんだこれってなりました!原作大好きで何度も読んで幸せな気分に浸っていましたが、CD聴いてもニヤニヤ、ああって涙が出てきて。ホントによかった、こっちも大好きになりました。
まず、阿部敦さん、初めて聞いたんですが、雀ちゃんのころころ変わる表情が直で伝わってきて、ぴったりだと思いました。原作より少し若い感じですが、物語前半のコメディ感がより出たなって思います。可愛い可愛い雀ちゃん、こっちでも大好きだなって。
次に江口拓也さん、安定の期待通りって予想してました。が!とんでもない、軽く超えてくれました。慶司くんのグイグイ来る感じは原作そのままなのに、なんて優しい、甘い、クールなのに艶あり。すごいなあと、改めて強く感じさせられました。雀ちゃんを大事に想って、大切に大切にしているのが伝わってきます。
そして!忘れちゃいけないすず子!暖かく雀ちゃんを包むような明るく励ますような。ちょっと落ち着いた声で、イメージ通りでした。
早く、2、の方もお願いしたいです!
1を聴いて、こんなに甘くて優しくて、次はどんな表現を聴くことができるんだろうって思っていました。期待を越える大満足です!
これまで動画を手元に虎谷くんを支配するかのような犀川さん、対等ではない関係だったのが、本当の恋人同士になる本巻です。
でも、これまでもほんとに犀川さんの虎谷くんを大事に思う気持ちが言葉の端々にも表れていてあまあまでした。それを越えてきたな、と思わせてくれる、ほんとに素晴らしい表現!犀川さんは最初から虎谷くんが気になって、どんどん関心が高まって惹かれていたのに、それをどうアプローチしていったらいいのか行き詰まっての動画だった…。という流れが、阿座上さんの演技だからこそ、リアリティと立体感を持って感じられました。
そして、原作を読んでいるとき以上に、犀川さんという人の、人間性を強く感じました。クールでシゴデキ、スマートに虎谷くんを転がしてる、んだけど、本当は一途で不器用、なんとか虎谷くんと関わりたい、付き合っていきたい、自分を見て欲しい、自分だけに関心をもって欲しい、好きになって欲しい、そんな想いが迫ってくるような。聴いていて、そうだよね、そうなんだよねって。犀川さんかわいいです。
前作に引き続き、土岐さんの喘ぎ声、酔っ払ったかわいい声、ほんとに大好き!次も楽しみに待ちます!
下巻では吉鷹くんの過去と真意が明かされていきます。上下まとめ買いしてよかった!
吉鷹くんは、これまでラベリングされてきたような人生で、本当の自分で、素の自分のままで、人と関わることがなかったみたいです。だから、林さんと出会って御曹司というバックボーンを全く考慮しない扱いが新鮮で嬉しかったんですよね。そこから林さんの事を、もっと知りたい、愛おしい、手に入れたい、諦められない…。どんどん想いが強くなっていく過程で、頑張りましたよね、ものすごく!こんなふうに剥き出しの自分で恋愛をした経験がないから、ほんとに頑張ったんだなって。最初はSっ気あるなと思いましたが、経験値がなさすぎる故の不器用な接し方、付き合い方っていう方がしっくりくるような気がします。
そして最後は林さんの大きな包容力、優しさ。これからも、林さんがオブラートに包んで察してほしいと思う吉高くんへの想いを、さらっと剥がして突き詰めてはっきりさせたい吉高くんの言葉は、ちょくちょく出てくるんでしょうね。でも、林さんは、もう駆け引き無く、温かく受けとめていけるんだろうな。ほんと、よかった!会社で森長さんを、え?と思わせるような執着がたくさん見られるんだろうなあ。
一癖二癖の恋物語、堪能させていただきました。宇良たまじ先生、ありがとうございます!
表紙買いしました。大学生とリーマンのおしゃれな感じの恋の話、と勝手に想像してたんですが!良い意味で期待を裏切るお話でした。
林さんの、ときめきながらも大学生相手にダメだよなって思い、自制しなきゃって気持ちはとても共感できるし、吉鷹くんの態度からその気持ちを図りかねている様子もかわいい。
でも、吉鷹くんは…?年下なのに妙に余裕ありげで、林さんをからかうような、試すような。じぶんのガードは崩さずに、林さんの気持ちを一つ一つ確かめて剥き出しにしていくような。なんでもっと自分の気持ちを素直に表現しないんだろうって、正直、イヤな子じゃん。
でも、何かあるんだろうなあってところで下巻へ〜。上下まとめ買いして正解でした!ぜひ、続けて読んでください。