ふわあ、ほわあ、かわいい、かわいい。タイトル、表紙ともにキャッチー。でも内容は奇をてらったような、無理のあるような、そんな展開ではなく、安定の癒しを提供してくれます。千野ち先生のあとがきにあるように、ほんとに「絵本のような優しいBL漫画」。
雨宮くんが心の安定を保つためにおしゃぶりを吸う気持ち、とても共感できます。期待されて、必要とされて頑張っちゃう、ちゃんとできちゃう、また頼りにされてしまう…。そんな循環からますます抜け出せなくなって、更におしゃぶり行為に依存していく。でも、そんな中でしか承認欲求が満たされない、自己有用感を見いだせない。雨宮くんはきっと自己肯定感も低いんだろうなあ。ここまでじゃなくても、少し似通った思いを抱いた経験のある人、少なくないのでは?
そして幸村くんに出会えてほんとによかった!優しくて、気遣い、包容力ともに大、雨宮くん「聖母フラッシュ」とはよく言った!でも、ちらりと見える希理先輩への仄暗い執着心がまたいい。独占欲が強いところも。
これから幸村くんのおかげでおしゃぶり行為は減るのかなあ、いやいやそのままでいて欲しいです、ずっと。そう思っているのは幸村くんだけじゃなくて読者のみなさんもですよね。ああ!!涙目のちゅうちゅう、最高です!
千野ち先生、可愛くて温かい物語、ありがとうございます。出来ればおかわり、欲しいです。
キャストがぴったりだなあって思って聴きたくなり、購入。もちろん、原作も大好きです。
ナルさんはこれまで通り山中真尋さん、ホントに素敵です。甘くて優しくてまろやかなんだけれど、策を巡らす闇っぽいところ、毅然とした態度を示すところ、盟への庇護欲でグイグイいくところ、盟の恋心を愛でながら掌で転がすようなところ、全部ナルさんそのままって感じで山中真尋さんじゃなくちゃ、ここまで表現してもらえなかった!と思います。
かわいいかわいい盟、大好き。土岐隼一さんドンピシャ。かわいいんだけど、21歳という年齢を考慮した表現、すごいなあって。素直で明るくて、飾り気のない純情、イメージ通り。天真爛漫なんだけれど、小さい頃の両親との離別が傷として今も深層にある…。そんなところも盟がベッドで帰りを待つシーンで表現されていて、ほんとにありがとうございます。
次も楽しみに待っています、でもなるべく早く聴きたいです!!
そうだよね、アラフォーだってこんなに素直に可愛くときめいちゃう物語があるの、素敵すぎる、ありがたすぎる!
二人に共通しているのは、マイノリティであることを世間に知らせたい、というかマイノリティであっても普通に存在しているんだ、生活しているんだぞって主張したいという思いがあること。
でも、二人は対照的。クールでスマート、自分が世間の人からかっこいいと見られていることを自覚している藤嶋さん。一方、春江さんは恋愛経験ゼロの自分に自信がなくて、いちいちどうしていいかわからない。
そんな二人が出会って惹かれ合っていく過程、藤嶋さん目線で春江さんを見ながら、藤嶋さんとともに、なんってかわいいんだ、なんてピュアなんだって!「同い年でその輝きなの」の一言、藤嶋さんの想いをほんと、ストレートに表現してて、大好きなシーンです。
それぞれに歩んできた人生があってのアラフォーだからこそ、二人の誠実で素直な、相手への優しさ、真っ直ぐな想いがほんとに素敵で、幸せな気持ちになりました。
これからまた、春江さんはネガティブな事言ったりするんだろうし、藤嶋さんはそれをやんわりかっこよく受けとめて、春江さんの素敵なところ=惚れてるところを伝えたりしていくんだろうな。
ぜひ!!続きを!!!よろしくお願いします。
うわあ、なんだこれってなりました!原作大好きで何度も読んで幸せな気分に浸っていましたが、CD聴いてもニヤニヤ、ああって涙が出てきて。ホントによかった、こっちも大好きになりました。
まず、阿部敦さん、初めて聞いたんですが、雀ちゃんのころころ変わる表情が直で伝わってきて、ぴったりだと思いました。原作より少し若い感じですが、物語前半のコメディ感がより出たなって思います。可愛い可愛い雀ちゃん、こっちでも大好きだなって。
次に江口拓也さん、安定の期待通りって予想してました。が!とんでもない、軽く超えてくれました。慶司くんのグイグイ来る感じは原作そのままなのに、なんて優しい、甘い、クールなのに艶あり。すごいなあと、改めて強く感じさせられました。雀ちゃんを大事に想って、大切に大切にしているのが伝わってきます。
そして!忘れちゃいけないすず子!暖かく雀ちゃんを包むような明るく励ますような。ちょっと落ち着いた声で、イメージ通りでした。
早く、2、の方もお願いしたいです!
1を聴いて、こんなに甘くて優しくて、次はどんな表現を聴くことができるんだろうって思っていました。期待を越える大満足です!
これまで動画を手元に虎谷くんを支配するかのような犀川さん、対等ではない関係だったのが、本当の恋人同士になる本巻です。
でも、これまでもほんとに犀川さんの虎谷くんを大事に思う気持ちが言葉の端々にも表れていてあまあまでした。それを越えてきたな、と思わせてくれる、ほんとに素晴らしい表現!犀川さんは最初から虎谷くんが気になって、どんどん関心が高まって惹かれていたのに、それをどうアプローチしていったらいいのか行き詰まっての動画だった…。という流れが、阿座上さんの演技だからこそ、リアリティと立体感を持って感じられました。
そして、原作を読んでいるとき以上に、犀川さんという人の、人間性を強く感じました。クールでシゴデキ、スマートに虎谷くんを転がしてる、んだけど、本当は一途で不器用、なんとか虎谷くんと関わりたい、付き合っていきたい、自分を見て欲しい、自分だけに関心をもって欲しい、好きになって欲しい、そんな想いが迫ってくるような。聴いていて、そうだよね、そうなんだよねって。犀川さんかわいいです。
前作に引き続き、土岐さんの喘ぎ声、酔っ払ったかわいい声、ほんとに大好き!次も楽しみに待ちます!
下巻では吉鷹くんの過去と真意が明かされていきます。上下まとめ買いしてよかった!
吉鷹くんは、これまでラベリングされてきたような人生で、本当の自分で、素の自分のままで、人と関わることがなかったみたいです。だから、林さんと出会って御曹司というバックボーンを全く考慮しない扱いが新鮮で嬉しかったんですよね。そこから林さんの事を、もっと知りたい、愛おしい、手に入れたい、諦められない…。どんどん想いが強くなっていく過程で、頑張りましたよね、ものすごく!こんなふうに剥き出しの自分で恋愛をした経験がないから、ほんとに頑張ったんだなって。最初はSっ気あるなと思いましたが、経験値がなさすぎる故の不器用な接し方、付き合い方っていう方がしっくりくるような気がします。
そして最後は林さんの大きな包容力、優しさ。これからも、林さんがオブラートに包んで察してほしいと思う吉高くんへの想いを、さらっと剥がして突き詰めてはっきりさせたい吉高くんの言葉は、ちょくちょく出てくるんでしょうね。でも、林さんは、もう駆け引き無く、温かく受けとめていけるんだろうな。ほんと、よかった!会社で森長さんを、え?と思わせるような執着がたくさん見られるんだろうなあ。
一癖二癖の恋物語、堪能させていただきました。宇良たまじ先生、ありがとうございます!
表紙買いしました。大学生とリーマンのおしゃれな感じの恋の話、と勝手に想像してたんですが!良い意味で期待を裏切るお話でした。
林さんの、ときめきながらも大学生相手にダメだよなって思い、自制しなきゃって気持ちはとても共感できるし、吉鷹くんの態度からその気持ちを図りかねている様子もかわいい。
でも、吉鷹くんは…?年下なのに妙に余裕ありげで、林さんをからかうような、試すような。じぶんのガードは崩さずに、林さんの気持ちを一つ一つ確かめて剥き出しにしていくような。なんでもっと自分の気持ちを素直に表現しないんだろうって、正直、イヤな子じゃん。
でも、何かあるんだろうなあってところで下巻へ〜。上下まとめ買いして正解でした!ぜひ、続けて読んでください。
たいちゃんが!ほんとに可愛くて。ぽやっとしてて危なっかしくて、宝先輩だけじゃなくて友達もほうっておけない、なんかしてあげなきゃってなってますよね。わかります、みんなそう思っちゃう。でも、一度会っただけの名前も知らない人を追いかけ、進路まで変えちゃう一途さ、強さもありますよね。そんなところも大好きです。
それから、この作品で開眼?したのが二人の体格差!ハマりました。おんぶされてるところも、宝先輩の服を着てるところも好き、です。そしてなんと言ってもバックハグ、最高!めちゃくちゃ好き、大好きになりました。
宝先輩はたいちゃんとは対照的に、感情があまり表面化しませんよね。でも、たいちゃんに対して、その場の思いで軽率に手を出しちゃダメだとか、気に入ったからってビー玉のように拾ってはいけないんだとか、ものすごく真摯に誠実に向き合っていますよね。たいちゃんを大切にしていきたい、でもどんどん好きになって自分の気持ちを受け入れていってほしい、みたいな過程が繊細に描かれているところもほんとに好きです。
きれいに完結していますが、宝先輩の卒業とその後の二人、知りたい気持ちが募ってます。
「サヨナラゲーム」からずっと読んできました。いろんな人生が描かれていてホントに好きです。エンゲージは、ナルが人間らしい情緒を回復?獲得?していく過程、盟の創紫さんへの想いが憧れから恋へと育っていく過程。そして、4巻では互いに恋い慕う気持ちが溶け合って…。
盟は、ほんと、もう初手から可愛くて可愛くて。まっすぐ素直で誠実、優しい子。実家が鯛焼き屋さんである環境からか、如才ないところもあって誰とでも親しみやすい子。鈴森夫妻に本当に愛されて育ったんですね。掛け値なしの、本当の家族の愛情、人生の根幹となる居場所、そんなものに恵まれて。
ナルは、本当は優しくて温かい人ですよね。そのナルに本当の家族のように接してきたのが基比だったのでしょう。ナルにとって盟は、あるがままの自分を受け入れ、居場所となってくれた義兄の象徴なのだろうと思いました。ずっとずっと大切に盟を見守ってきたナルでしたが、盟の想いを何度も受け取るうちに、自分の恋心を自覚していく様子が!!ほんとにすてき、好き。利害関係無しの、ただただ一緒にいたい、触れていたい、という想いが溢れて…。純愛ですよね。
盟にも16年の想いを実らせ、幸せになってほしいのはもちろんですが、ナルにも駆け引きなしに自然体でいることができる幸せを掴んでほしい、スーパーハッピーエンドを待っています!
連載で読んでたんですが、絵もすっごく好きで手元に置くべく購入しました。誰かを真剣に好きになって、夢中になったことがないであろう二人が関わり合って、徐々に温かい関係を築いていく物語が丁寧に描かれています。
戒くんは子供の頃の家庭環境のせいで、自分に興味を持ってくれる人、自分と真剣に向き合ってくれる人、大事にしてくれる人、なんていないと強い人間不信になっていたんだなと思います。自己肯定感も低いであろうことも、パパ活してる一因なのかもしれないなあと。パパ活の過程では嫌な思いもしてきたことが描かれていますが、それでもやめられない。そんなにまでして自分に関心をもってほしい、本当は自分を尊重し、認めてほしい、のだろうなあと。
悠真さん、いいですねえ。素直で誠実で、ちょっと天然ですかね。戒くんに、初めからトキメイて、どんどん惹かれていく様子が可愛くて。自分の態度が誠実と言えるのか真剣に悩んだりして。自分の友達の店に連れて行くのは、戒くんと真面目にお付き合いしてるつもりだからなんですよね。
これから、もっともっと温かい幸せを育んでいくんでしょうね。あまあまの続編も!お願いしたいです。