表紙の褐色の君・ラナに陥落しました。
七ツ星ホテル、ウィテカーホテルを舞台に複数の恋愛模様をオムニバス形式で描こうとしていた作品だったそうで。個人的にはオムニバス形式の作品としても読んでみたかったです。
名家のホテルオーナー・ロンと元王族の捜査官・ラナの長年募った片想いからの恋模様と、IT関連の若きCEO・ハルキとホテルで特別なスイートルームのコンシェルジュ・加城との恋の駆け引きを描いた、なんと2組の恋をぎゅっと1冊にまとめた盛り沢山な内容になっています。
詰め込みすぎて最初話の展開が飲み込めないところがありましたが、読み返してるうちにこういう思いがあるからこうしたの?!とわかってくる愉しみがあります。なのでさらっと読むのには向いてないかもしれません。
やん先生が描く肉体美は眺めるだけでも価値がありますので!
攻のふたりは勿論、受のふたりがちゃんと男の人っていう感じがして、どこかにいるのではないか?と思ってしまいます。