主役cpは大学生なので、「少年」ではないような気がします。
そんなお話は、、、
真知のもとに高校時代の同窓会のお知らせが届き、知人に促されるまま出席する。
が、まさかの同窓会は他のクラスと合同で、苦手で会いたくなかった菅原も出席していた。
できれば接触したくないと思っていたが、
菅原はトイレまで着いてきて、、、
という展開。
なぜ、真知が菅原のことを苦手かというと、学生時代教室で失禁してしまったときに、変なあだ名をつけられたからなのですが、
ネタバレしちゃうと、
嫌よ嫌よも好きのうちってことで、
大学生になってこうして再会したことで、歪んだ分かりずらい菅原の真知への好意が明かされるのです。
で、
こういう歪んだ? 愛とは、たいていの作品で激重感情や拗らせが絡んできますが、
この作品は短編ということもあり、
そこまで濃くなく、さらりとお〇らしBLを楽しめる一作となっております。
ちなみに、真知も絆され系受けでした。
ですので、小スカが苦手な方でも比較的読みやすいえちな作品かなあと感じました!
修正は、白抜きです。
冒頭、おじさん同士が言い争う場面から始まり、
なになに、どしたん?!! 話聞くよ?!!
ってなるくらい、この作品の受けとなるおじさん(兄が社長で、受けは弟で副社長でした。ちなみに、兄弟BLではありません←当たり前)の性格が悪すぎて、
いったいどんな攻めと恋に落ちるのだろうかと、若干不安に、、、
やがて攻めが登場、、する前に、
なんとこの副社長であり受けの直太朗は、既婚者でそれなりの年齢の子ども(青年)がひとりおりました。
が、結婚22年目にして、冒頭で直太朗の兄に指摘された通り、あまりにも人間性に問題ありすぎて三行半を突きつけられて、家を追い出されてしまいます。
そこで出逢ったのが、
直太朗の会社に勤務する見た目チャラいけれど、優秀なSEの上条でした。
料理もそつなくこなす今どき男子な上条と、妻がいないとなにもできないどころか、基本周囲をまったく見ていなかった勘違いヤロウな、直太朗。
常に断崖絶壁に立たされていた直太朗は、上条と出逢ったことで、
反発しながらも心に変化が訪れていきます。
また、上条もどうしてこんな傲慢なおっさんの直太朗がいいのかなあと思っていたら(実際にも、上条は現在の直太朗を見て失望していた瞬間もあった)、そこには家族の絆の救済と、今のキャリアに繋がるきっかけが。
こういうざまぁwwww 展開起きてほしいほど胸クソ悪く思えてしまう(失礼)直太朗は、幼い頃からの家庭環境などによりかなり性格が歪んでしまいましたが、
上条からの崇拝のような溺愛は本当に救いになったと思いますし、
直太朗が上条の愛に包まれてめちゃくちゃ可愛くなって改心し、
双方とも救われたハピエンに、まりあげはまでハッピーな気持ちになりました。
愛されると、オジは変わりますね///!!
良き、オジ受けでした♡!
中学生の頃から、αの飛鳥をライバル視していたΩの基弥だったが、
自身の不注意で番になってしまったことで、基弥は罪悪感を募らせ、番解消すら考えている冒頭。
とにかく最初から切ないです。
ですが、さらに追い打ちをかけるような切ない現実が訪れます。
番になったときの噛み跡が消えかかっており、
このままなにもしなければ飛鳥との番関係が、解消されるてしまうというものです。
このお話のすごいなあと思ったところは、
番関係がまっさらになってしまう→飛鳥を自由にしてあげたい→いや、でももう一度さらで飛鳥とやり直したいと決意!
という、ただただ切ないだけで終わらせない、基弥の前向きな恋への姿勢にグッときました。
で、
飛鳥はずーーーっと基弥のことを好きだし、番になったときも本当は嬉しかったんだろなあという瞬間が垣間見えていましたし(おそらく病院の待合室ですでに覚悟はできていたと思っています)、
周囲に牽制していたし、大好きムーブが全身から溢れて、基弥とずっと対等でいたのも個人的にすごく好きでした。(タイトルが飛鳥の本音とか妄想すると、本当に愛しかなくて推せますね!!)
それから、ちゃんと約束通り、成長するまで二度目の番になってないのも、真実の愛って感じがして尊いお話でした///!!
同性を好きと自覚してから、いつも恋が叶わない、バレー部副キャプテンの榛名。
顧問の教師が結婚したと聞き、またしても失恋してしまう。
ふと、泣き顔を一つ下の後輩でバレー部エースの松永に見られたどころか、タオルを渡される。
涙目の榛名を記憶から抹消してほしいと松永に頼むと、その代わりに対価として勉強を教えてほしいと提案されて、、、
という冒頭。
松永の提案で、お試し恋人期間がスタート。
Xmasまでと期限を決めますが、榛名も松永のおかげで恋のトラウマどころか、
まっすぐ想われる初めての恋にドキドキします。
そんな松永は、榛名の前ではかっこつけたくて、そつなく振る舞っているように見えますが、、
実は、合宿中に榛名の裸を見てのぼせてしまったり、
榛名が好きだった教師の結婚祝いを部活のみんなで企画しようとすれば、元想い人には勝てないと思い、
わざと仮病使ってその場から逃げるなど案外カワイイ面もありました。
とある榛名の言葉がきっかけで好きになったこともあり、
榛名への愛はホンモノでした。
しかし、まだ若すぎるがゆえに、榛名に誤解されてしまうこともあり、
まさかの元カノ登場ターンではせっかく上手くいっていたふたりの関係が、途端に切な展開となり、
あまりの不器用さに歯がゆさを覚えました。
ですが、レビュータイトルでも触れた通り、
榛名は松永の素をそこに見て、
平気なわけはなく、
好きな人に好いてもらうために実はみんな頑張っていたことに気付くなど、
きれいな面だけじゃない恋愛模様も描いていて、リアルみのあったキラキラした恋のお話でした。
大型ワンコ攻め(忠誠属性)攻めの一途愛がお好きな方と、ピュアLoveがお好きな方にはオススメの一冊です!
都会での仕事漬けの生活から離れ、実家のある田舎へ休暇を過ごしにきた誠一。
そこで誠一を出迎えたのは、八年前に亡くなっていたはずの父親で、、、
という衝撃的な冒頭。
んん??
これは怪異的BLかな??
と、思っていたら予想外に切なくハートフルなお話が待っていました。
あの、、
唐突ですが、
ジ〇リ映画でたぬきが出てくるお話があるじゃないですか!
あのBL版ぽいなあと。
いや、全然ストーリー展開は違うのですが汗
ですが、あの哀愁感漂う、人と自然や大いなるモノとの共存とか、、
扱っているものの大きさというのは、
ジ〇リ顔負けだったなあと。
不覚にも期待せずに(だいぶ失礼すぎてすみませんでした!)読んでいたこともあり、
誠一と、最初に亡き誠一の父のふりをしていたこの大いなる山の主である青年のスイビとの恋の行先を考えてしまったことで、
こ、これは、、、もしや、、、メ、、メリバ?!!
んんん、、、??
いやいや、こんなにもふんわりテイストで心にしみ入るストーリーなのに、最後突き放される?!!
と、
最後の最後まで予断を許さない展開であったせいか(ちょっと矛盾した表現。でも、読めばその意味がわかるはずです)
小さくドキドキした作品でした。
でも、結果めーーーっちゃ読んでよかったですし、泣けました。
メリバ、、じゃなかったあ涙(最近大袈裟にメリバかも、、と予感するまりあげは)と、
安心の涙とともに。
ぜひ、心洗われる人と大いなる存在との心の洗濯BLが読みたい方には、オススメの一冊です!
スイビの獣姿がめっっちゃ可愛くて癒されます♡!
目付きが悪く、寡黙なせいでフォークだと周囲にレッテル貼られ、学校で一匹狼な廉。
ある日、一軍男子の蛍からフォークなのかと声を掛けられて、、、
という、ケーキバースの冒頭。
実はフォークだと思っていた廉ですが、蛍とのキスにより、ケーキだと判明します。
そういえば、物語がスタートしてすぐに廉がひとりで昼食をとろうとした場面で、
味がしないとか、そういった表現がなかったので、んんん??
フォークなのかな??
とは、思っていました。
で、そこから蛍に執着され、定期買って家に迎えに来られるわ、グイグイ迫られます。
執着溺愛攻め好きには堪らない、この流れ。
けれど、フォークという性質上、蛍を大切にしたいのに嫌な思いをさせてしまうかもしれないと気遣い、そのせいですれ違う展開はとても切なかったです。
強引すぎる蛍でしたが、その影で今まで他者との関わりでは、めちゃくちゃ気遣うし、
そんな蛍を見ていた廉も、蛍をさりげなくフォローするし、で、最終的に正反対なふたりでしたが、とても良きcpな作品でした!
とにかく攻めがグイグイくるお話が読みたい方、
受けがもとは一匹狼設定のお話が読みたい方、
またケーキバースがお好きな方にオススメです!
声優を目指し、養成所に通っているがまったく芽が出ず、やる気もほぼなく、コンビニバイトに明け暮れている環。
環がコンビニでバイト中、クレームを受け、助けてくれた青年がいた。
彼は住居を持たず、ヒモ生活を送る倫太郎で、環のことをよく知り、後をつけていたストー〇ーでもあった。
その倫太郎を家に上げ、奇妙な共同生活が始まったが、、、
という冒頭。
終盤に向け、倫太郎がどうしてヒモをしているか、その秘密が明かされます。
意外な理由と、それぞれがお互いの存在に影響され、救済されていただろう描写がありました。
で、さらにふたりの関係がどう変化、成長するのだろうかと、その後に注目していたら、、、
なんと、これは続きがある結末だったのでしょうか。
それとも、このなんの救いもないラストと見せかけての、実はここからやはり環は声優をふたたび目指してイチからやり直すエンドなのでしょうか。
もう少し、ヒントがほしい結末だったので(いや、まりあげはの想像力と読解力の欠如は否めない、、、切腹)、
この評価にさせていただきました。
色々と、Loveに関してもなにからなにまで伸び代のある作品だと感じました!
追伸: デビュー作とのことで、おめでとうございました!!
お表紙から分かる通り、コンビニの店員(DK)と常連客のお話です。
元々Xやpixivでの自主掲載作品であったせいか、一話一話がとても短く、テンポよく読めます!
とにかく顔はいいですが、接客態度悪すぎな茸屋(クサビラヤ←読み方がすごすぎます!)の冒頭から、常連客の周に対してブッ飛ばしすぎる饒舌? な絡みに大笑いします。
そして、周の返しも負けてはいない、漫才コンビ風なやり取りがホントにクセになるのですが、
ただコメディというわけではなかったことが、途中で判明します。
たしかに、茸屋の絡み方や、周に対する解析度が、コンビニの店員と常連客の距離ではなく、ヤケにおかしいなあとは違和感を覚えていたのですよ。
なにか、そこに理由があるんだろうなあ、、、と。
そしたらまさかの!!
ピーーーー(←伏字。ぜひ、この秘密はご自身の目でご確認くださいませ!)で、大変驚きを隠せませんでした。
なるほどです。。。
これが、茸屋が周に執着する理由のひとつだったんだなあ、、、と。
どストレートすぎる愛の告白と、求愛行動(わりと、えちな言葉多め笑)が大好きマンなので、
過去の恩というか、
本当に周のことを大好きな想いが伝わってきて、
またひとつ拗らせド執着年下攻め(超絶褒め言葉)が爆誕したと喜びました!(万歳三唱)
上巻ということで、まだ続きが読める幸せ。
そして、上巻ではまだえち展開が公にできる年齢ではないので、
下巻に向けてその成長が楽しみです♪
そして、この度ナンバーナインさんから新しいレーベルが誕生され、その第一弾作品とのことで、
本当におめでとうございました!!
今後も、おきぬ先生、そして新レーベル様の益々のご発展心よりお祈り申し上げます✧
10月末のこの作品を皮切りに、年末までに全四冊刊行予定の「きみ恋シリーズ」。
今回は、DKの司とその司が通う高校へ教師として赴任してきた春とのお話です。
ちなみに、春は司の兄のことを好きで、そのせいもあって弓道に限界を感じ、やめました。
とにかく年下攻めの一途愛がゴリ押しすぎて、
色々当時のルールや気配は残しつつも、今読んでも古くなく、やっぱり年下一途攻めは最高だなあ~♡と思えたし、
一時ですが兄と弟と同じ人を好きになるって展開は、性癖だなあ~♡と再確認した作品でした。(兄は受けですからね!!)
けれど春も、やっぱり自分をずっと見ていて、慕ってくれた相手を大切に想ってしまいますよね♡!
ちなみに、紙コミックスでは折り込みの表裏でカラーイラストが封入。
豪華なそれに、つい何度もちらちら見てしまいました。(とくに内側のほう。別にえち系ではないのですが、アナログ原稿にしか出せないキレイさにうっとりしてしまいました✧)
来月発売の三冊もとても楽しみです♪
Batsuの正体を犬見に明かし、同時にきちんと告白とした椎葉。
縋り付くような全力の告白は、まるっきり上巻のそつなく大学生活をこなしていた椎葉の面影はなく、
むしろ全力で犬見にぶつかるその姿勢に、
攻め厨なまりあげはのなかでは、好感度上がりまくりでした。
で、
無事に恋人となるわけですが、、
とにかく肌色シーン多めです。
そして、紙コミックスでの修正も甘く、細短冊(少し多め)でした(◜ᴗ◝ )
と、先に修正の話をしてしまいましたが、、
犬見も椎葉の周囲と接する機会が増えます。
そこで犬見から、椎葉はふたりの関係を周囲に話しているのか問題が浮上するのですが、
その返答たるや、
ガチ紳士すぎて、本当に最初見た目でチャラそうとか思っててゴメン、、、
と、土下座したくなるほど真面目尽くし系攻めでした。
また、人はそう簡単には変われないけれど、椎葉にとって犬見と出逢えたことで、変われたこと。
それから、本当は人付き合いが得意ではないけれど、それも含めてBatsuの活動はできていることなど、
若いのに人間の真理にも触れており、
上巻のレビューでも書きましたが人間の内面に迫り、丁寧に心理描写が描かれた作品だったように感じました。
ひとつの物事をきっかけに繋がりができ、そこからお互いが恋とその物事から大きく成長していく、
アオハルピュアLoveが読みたい方にオススメな一冊です!
とくに下巻は、えち色が濃かったように思います///♡!!(大事なことなので、繰り返し伝える)