てっきり4巻で完結かと思って、いつもより緊迫した面持ちで読んでいたら、、、
まさかのカバー下で、「5巻」の文字が!!!
次は何編となるのか、早くも楽しみです。
そんな4巻は、前巻の終盤で2人が活動していることをいまだによく思っていないSoSファンにより、水をかけられた乃亜を心配するJ。
1週間の休暇をもらい、べったりしすぎじゃない♡とニヤニヤしたくなるほど、Jは乃亜から片時も離れない冒頭から始まります。
乃亜よりもJの精神状態を心配する周囲。
でも、だからこそ強くならなければならないと考えた事務所が引き受けた仕事は、、、
なんと!
まさかの歌のコラボでした。
また今巻で、乃亜がメンタル面もしっかりと成長し、将来が楽しみなくらい逞しくなったように思われました。
Jの葛藤や苦悩は本当に大変そうでしたが、なんとか2人で乗り越えられてよかったです!
そう遠くはない未来、今回SoSのメンバーが2人のステージを見て感じたことが、確信となったビッグアイドルになりそうな予感がしました。
ファンとして。
読者として。
ビッグになっていく2人を最後まで見届けたい!!
改めてそう感じた4巻でした。
それにしてもJの心配性すぎる溺愛が最高でしたね。
SoS時代、メンバーからメンタル面などを追い詰められていたJにとって、大切な人が乃亜で本当によかったと思います。
土地神様である「くじろ様」と、幼き頃に神隠しへ遭い、くじろ様へ求婚した人間の清澄との、一途再会Loveです。
個人的に嫁入りBLは、断然攻めが「嫁」で、受けに尽くすのが大好物です。
しかも攻めがハイスペックであればあるほど、萌えます。
プラスして、神様系のお話では次第に人間たちから見向きもされなくなったけれど、カップリングの相手にだけは(こちらのお話だと受けになる)、神様のことをずっと大切にしてて、愛していて、、、
と、いう設定も大好物です!
ですので、この作品はまさにどストライクでした。(キラキラ)
というか、天涯孤独だった受けの前に、紋付袴で受けの前に現れた攻めが、もうまりあげはの心を鷲掴みにしました。
イイデスネ!!!!
途中、攻めの家族のような当て馬? 的な人物もでてきますが、お互いがお互いを好きなために存在理由となっているのが尊いので、そういったお話が好きな方にはとてもオススメな1冊です。
ちなみに「水遣り」っていう、2人がいちゃラブ(挿入なし)するときの比喩も良きでした!
安西先生の書かれる日常BLが大好きです。
そんな大好きな作家様が、芸能BLをお書きになると聞いてしまったら、もちろん読む以外の選択肢はないでしょう!!(買ってからだいぶ熟成させてしまったのですが、、大反省)
と、いざ読書!!
同い年同士。
バイトしている大学生×親たちが芸能界隈で有名な一家の息子で自らも二世の優等生役者。
受けの現場で、代役としてスカウトされた攻め。
バイト先にも了承を得て、バイト代も出るからと参加。
その後、別の作品のオーディションで最悪な再会をし、、、
という展開。
攻めが最終的に、受けと同じ俳優になることを選択せず、リーマンになった結末はさすが安西先生と言いますか。
あと、攻めと受けが恋人同士であることを、受けは隠したいけど攻めは、、、
などという心理描写があったり。
芸能BLと言えば、個人的には華やかなイメージがあったりします。
が、先生の作品はあくまで「森田(攻め)」という人間と「碧(受け)」という人間とが、育ってきた環境などの違いによって恋に落ちたけれど、色々なハードルがあってすれ違い、けれどやっぱりお互いがお互いを好きだと離れてたいた期間で再認識して、、、
と、どこか現実味を帯びたヒューマンラブなんですよね。
(なんだかうまいニュアンスで伝えられず、当たり前のことを言ってるだけになってしまった、、、褒め言葉ニュアンスです)
あ!終盤の元カレ展開からのカミングアウトは、びっくりしましたが。
まさかそうなるとは!! と。
けれど読後、なんだか安心感のあった1冊でした。
「忌神」として恐れられている火を扱う彌宵御主神の生贄、「斎王」となった真白。
冒頭では、真白が一族が受けた迫害のために彌宵を殺めようとするが、失敗してしまう。
しかし、諦めない真白。
傍にいるうちに、「忌神」の本当の正体を知り、実は誰よりも優しい神様なのでは、、、??
と、思い始めるのと同時に、自分はすでに斎王への資格がないことや、ハメられていたことなどにも気が付いた真白だったが、、、
という展開です。
こんなにも想いあってるのに、直接真白は優しき彌宵へ触れられないなんて!!
と、読みながらまりあげはも取り乱していたら、やはりその辺の救済措置はありますよね、、
と、知った途端安堵。
個人的に、BGMは「We’re ○ll alone」が脳内で流れまくってた作品でした。
メロいんですよ。
ホントに。
あの、強引に鏡を割らされるシーンとか。
ハラハラドキドキ、からのキュン///で。(説明ヘタクソ代表)
描き下ろしが一番甘々なので、甘めBLがお好きな方はそこを目指し、溺愛攻めが少しづつ受けへ心開き、甘々に蕩けさせていく姿にニッコリ微笑んでしまうこと間違いなしです!!
タヒすら分かつことのない2人の永遠愛を、ぜひ骨の髄まで? ご堪能なさってみてください( ◜ᴗ◝ )
(↑のタイトルは、東京○レンドパークのランニングクイズ風に読んでみてください。古いネタ)
人と獣の姿をした哺乳人外が恋愛する世界観のお話です。
そんななかでも大学生の花游は、植物しか愛せない男だった。
けれど、バイト先であるフラワーカフェの店長でパンダの陳から告白され、お試しでプラトニックのお付き合いが始まった。
植物好きで、花がいっぱいの陳の家へ連日泊まるようになった花游。
泊まった日は、植物の触手が身体を這う夢を見るようになる。
と、同時に部屋へ籠る陳から、絶対覗かないようにと告げられていた花游はこっそり覗いてしまい、、、
というお話。
なんでしょうねえ。
もえ先生だからこそ、また新しい人外BLを見せて下さるんじゃないかという、勝手な期待感!!
そして、決して裏切らないエンタメ感!!
パンダのおしりから植物の触手が生えて、しかもえちしすぎて濡れると、根腐れするなんてトンデモ(褒め言葉です!)設定、誰が考えます?!!
天才デスか!!!!
攻めがうどん粉病からのアルビノ設定だったり、人格変わったり、でもパンダのときは愛らしすぎるほど可愛かったり、、腐の民の心を鷲掴むの上手すぎるのですが?!!(狂喜乱舞)
ちなみに、パンダの陳×大学生の花游CPです。
普通の人外読み飽きたぜー!
という方は、やはりもえ先生の新刊をチェックするのが間違いないように思います。
今回もぶっ飛んでました。(でも、個人的にはアサリの衝撃が1番だったかなあ、、)
一度で何度も美味しい、人外BLの良さとタイトルにもある「溺愛」がキラリと光った新刊でした!
営業部の王子様である芹澤に片想いしている法務部の田中は、腐男子でありゲイだ。
自分の片想いは成就しない。
割り切っていたが、ある日、ビッ○サイトでのイベントで人気大手作家の売り子として芹澤が参加しているところに遭遇。
実は芹澤の姉がその大手作家で、芹澤自体もBLが好きだったことが判明する。
好きな作品の傾向などが同じと知った二人。
田中の家のエアコンが壊れて、芹澤家で同居したり、芹澤からBLプレイをしてみないかと提案されて、、、
というお話。
恋に関しては叶うはずがないと思っているせいか、田中は芹澤の好意を素直に受け止められないでいます。
そのせいで、芹澤も田中の言動を誤解してしまい、致してしまったあとで、一線を引いてしまいました。
そんななかでの芹澤の人事異動の発表。
田中のとった行動に、読者も勇気をもらえました。
すごい。
よくやったよ、田中!!
と、スタンディングオベーションなまりあげは。
空港での告白シーンは、やはりロマンティックでいいですよね。(最後に種明かししてしまってすみません!)
まさにBがLしていた作品でした。
動物園の人気者だったホッキョクグマのカイと、チャラいコウテイペンギンだったスバルが、流れ星に願いが届き、それぞれ大学生とホストな人間になってしまったお話でした!!
なんだ、このファンタジーな可愛い設定は?!!
と、悶絶したのはまりあげはだけじゃないですね??(念押し)
正直に申し出ましょう(キリッ)
もれなく握手したいです!(おい)
なにより、19歳年下攻めのカイのばぶちゃん具合が可愛いすぎませんか///♡(ホントのところ下心あってなのか、ホントに全てが素でばぶちゃんなのか分からないけれど)??
スバルに頭なでなでされて、ロックオンした瞬間にニヤッとした執着ラバーなまりあげはさん。
で、ペンギンの群れにいたスバルについて。
人間社会に適合するのが早かったですが、欠点はモテまくっていたペンギン時代から変わらず。
中身がないだとか、薄っぺらいだとか。
結果、檻の向こうで生涯のパートナーと出逢いたいと。
一途に自分のことを大切にしてくれる相手と出逢いたい。
そう願った相手が、紆余曲折上巻であって、もしやカイなのでは?!!
と、気付くところで終わるのですが、、、
それぞれの動物の特徴を捉えたキャラが、ヒト化してもうまく取り入れられていてキュン…♡しかなかったです。
とくにホッキョクグマの特性を持ったカイの一途な執着愛が最高すぎますので、攻め執着ラバーな方は今月の課題図書としてぜひ…!(小さな圧)
スバルに触れると、すぐ勃っちゃうのも好きが溢れてていいですよね。
かわいすぎるばぶちゃんな愛情表現!!(おい)
最終的にヒト化した二人の恋がどうなるのか。
今から下巻がとても楽しみです!!(早く刊行してくださってありがたきです!!)
イケメンのカフェ店員の要は、本当はドSでゲイだ。
そんな要が、パパ活女子が客と揉めていたところを助けると、実は相手は女装男子の咲耶だった。
ちゃっかりしてる咲耶に煽られ、致してしまった要。
予想以上に相性がよく、しかも好きなタイプの顔で、、、
という冒頭。
個人的にこのお話のハイライトは、女装受けであること。
また、受けが攻めのことを好きになってしまったが、パパ活をしていたが故に、攻めとのこともセ○レではないかと誤解されてしまったこと。
受けも攻めも、お互いがお互いに対して恋心を抱き始めているのに、過去の言動などが邪魔をし、疑心暗鬼になり大きくすれ違い、切な展開に胸がギュッとなったこと。
けれど、ドSで遊んでいた攻めが、受けを大切にしようと向き合い、週1の食事やおやすみを言うなどの展開は超絶甘々で、思わず「お、おっ、、おぅ、、、///♡」と砂糖を舐めてるように読み手の心も糖度高めになりました。
タイトルにもある黒猫っぽい受けちゃんが、攻めじゃないですが、拗らせててもなにしていても可愛かったです!
第13王子のサフィール×宮廷魔術師レヴィの年の差ファンタジーBLも3巻です。
今回も人がタヒんでいきますので、血なども含めてご注意を!
今巻のラストで壮大なる第1部が、ひとまず完結です。
結果、2人に訪れたのは別離でした。
歪んだ愛をサフィールへ向けていた王妃が処されたのは、安堵しましたが。
せっかくサフィールの命が助けられたのに!
と、歯がゆくなりつつ、、、
というか、遡れば前2巻はこの結末のための幸せなときだったのだなあと、読んだあとで知ってしまった絶望。
そして、11年後。
ショタから青年となったサフィールがレヴィへ逢いに行った、第2部「学園騒乱編」のプロローグで今巻は終了します。
(市梨先生のショタ攻め好きなので、ちょっぴり残念、、、)
早くも4巻が読みたくなる導入部に、離れ離れとなっていた11年の想いがどう影響されていくのか。
二人の再会は、スムーズなのか。
殲滅の使徒と呼ばれたレヴィの今は??
サフィールの執念が、いかにもまりあげは好みの不穏さを発揮していて、色々詳細が気になって仕方がありませんでした。
とくに、第2部の冒頭のモノローグからの「守る為に遠ざけた」のセリフに、ゾクゾクと興奮した執着攻め好きさんは他にいらっしゃいませんでしょうか??(おい)
少しずつ謎が明らかとなって、Loveの部分もいよいよ本格的に描写されるのでしょうか。
とにかく続きが楽しみです!!
とある事件で利用され、ムショ生活を送っていた怜慈。
出所間近、実家で一緒に暮らそうと申し出てくれた優しい姉が亡くなった。
けれど、居場所のない怜慈。
出所後、実家へ戻ると見知らぬ青年の光がいて、、、
という、ひとつ屋根の下で突然の同居が始まる救済BLです。
ちなみに、この見知らぬ青年は怜慈の亡き姉が結婚した相手の連れ子。
そして、他人と接することで赤面してしまうため、長らく外へひとりでは出られない、引きこもりです。
でも、在宅でどちゃクソお金は稼いでます。
二人の間には、まったく血縁関係はありません。
しかし甥っ子×叔父の関係のまま、ストーリーは進んでいき、やがてお互いがお互いの存在のおかげでネガティブな現状から脱却しかけている展開が、最高に救済BLしてて、
さすがakabeko先生!! と、唸りました。(褒め言葉)
最後、甥っ子ちゃんが連れ去られた怜慈を助ける雨さために震えながらも奮闘するシーンは、胸を打ちました。
からの、タイトルの意味を考えて、今度は別の意味で震えました。
横文字にするとキャッチーなタイトル。
このお話を読んだあとで意味を考えると、本当に重い!!
そして、akabeko先生のこういった二人の作品は、本当に間違いなく面白いと再確認した1冊でした!