紙コミックスは、ピンクベースにキラキラなホロが載っている、女装男子なカワイイお表紙♡!
しかもタイトルには「大」が5回もつき、キャッチーな響きに期待しかありません/////!
そんな今回の新刊は、なんと先生が商業デビュー前後に描かれたという創作BLの同人誌を加筆修正+前後編の新作オムニバスだそうです。
以下、それぞれ簡単なレビューです♪
◆「大大大大大好きな君に抱かれたいから。」
お表紙のお話。
同じ会社のリーマン同士。
好きな相手は女装好きかと察して、メイド服のような女装をして抱かれるメガネ受けの一途な健気さが、カワイイです。
そして、えちえち。
◆「日曜日のサイダー」
学生×普段無表情で、えちのときだけ感情を出す恋愛小説家。
年の差のお話で、受けが社会人で学生の攻めはセ〇レ扱いされている。
が、それでも攻めは受けを好きで。
一目惚れで。
タイトルのサイダーとは、読み終えたあとで知る、分かりずらいメガネ受けの「愛」なんだと感じた。
エモし。
◆「ぬれる」
トンデモすぎるストー〇ーメガネ受けのお話。
普段、様子おかしすぎる攻めが好きなまりあげはですが、こんな様子おかしすぎる受けもイイ!!(唸り声を上げる)
とにかくぶっ飛んでいますが、ラストの攻めの反応に、もしやこちらも様子おかしいのでは、、、(ゾクゾク)?!! となった作品。
◆「あの世で罰を」
一卵性双生児の実の双子の兄弟のお話。
メガネのほうがやっぱり受け。
倫理観ムシの背徳感たっぷりな設定ですが、なんとなくカワイイのはめがね先生の作品だからでしょうか??
攻めの執着愛が重くて良き!(サムズアップ)
◆「初夏の春」
唯一、受けがメガネじゃない貴重な作品。(いや、もしかしてどこかにそういう描写があったりするかな??)
DKで、悪い噂によってクラスで孤立している男子が、センパイと校内でイチャ…してるところに、真面目な男子が出会してしまい、、、
というお話。
正反対のふたりが織り成す、当の本人たちのえちはない、友達以上恋人未満なアオハルストーリーにキュンとした!
◆描き下ろし
表題の描き下ろし。
えちぃですね/////♡
みなさん、アレが染み染みなメイド服男子を拝みませう!(おい)
短編集ということで、どの作品も読みやすく、そしてえちくて朝から血圧が高くなるほど興奮した1冊でした!
メガネ好きの方はもちろん、今日は短くてえちなお話をいくつも読みたいなあという方には、オススメの作品集でした。
いつだって斜め上を行く、やんちゃ先生作品の設定。
メスお兄さんだとか、アレコレどうしてそんな設定思いつくの?!!
と、毎回驚愕されっぱなしですが、今回もまた顎が外れそうなくらい大きな声が出たトンデモ設定でした。
その設定とは、、、
犯罪を未然に防ぐために、生きてるだけで周囲に影響を及ぼす危険な人物を収監する特別監獄「EDEN」が増設され、そこへ若手看守が配属されて、、、
というものです。
ちなみにこの若手看守。
名を、「正義」と書いて「ジャスティス」と呼ぶ、キラキラネームメンズでした。
ビジュアルは名は体を表すではないですが、まさにジャスティス顔。
EDENに君臨するキング、煌星(きらぼし)のいるだけで周囲を魅了してしまうソレに、ジャスティスは唯一惑わされることがなく。
結果、煌星はジャスティスを本気で振り向かせようとして誘惑に奮闘します。
と、これだけでもやんちゃ先生節炸裂のブッ飛び設定で読みたくなりましたよね??!
プラス今回はこのコメディ要素に、実は再会要素まで加わってくるのです。
どんな再会なのかは、ぜひ物語を読んで確認していただきたいのですが、、、
とにかく笑って、泣き…はしないですが、笑って、笑って、笑いまくって、時々真面目! なストーリー展開に、
気付けばグッと引きずり込まれていること間違いなしですので、ぜひラストまで随所に散りばめられた小ネタ探ししながら、しっかり読みこむことをオススメいたします♪
追伸:攻めの巨tnの表現力が ネ申 !! でした!!
早くもカメ恋、3巻です。
人を惹きつける演技力高めな藤永の舞台は盛況に終わり、観劇後のケイトは藤永から会いたいとのメッセージが。
こういう展開って、会ってしまったらナニかが起きそうでワクワクしますね/////!
で、やはりナニ(ここ強調!)かが起きましたね♡
そう。
告白イヴェント(突然発音良くなるテンション高めなまりあげは)です。
そして、付き合い始めたふたり。
無事に付き合うこととなりましたが、藤永は実は恋愛経験なしとのことで、ケイトにその旨を伝える場面がとにかく初々しくて、アルバイト初日みたいになってておぼこかったです♡
ナニアノカワイイ生き物は!!
ふたりのやり取りを眺めて、愛おしいとは、、、
という感情を改めて再確認した、まりあげはでした。
そしてふたりのデート編となるのですが、舞台で有名になった藤永に周囲は気がつくわけで、、、
ケイトはそれをわかった上で、声を出さずに手話を使うわけで、、、
(このときに撮られていた写真は、いったいいつどこでどう影響が出てしまうのか。それとも撮られのはこの限りで終わりなのか、、とても気になる所存)
藤永へサインネームをあげたケイトの独占欲。
そして、過去のケイトの交際に嫉妬する藤永。
どちらも可愛すぎる独占欲や嫉妬、また手話間違えにより、藤永が今すぐキス以上のことをしたいと勘違いし、ガッツクケイトの雄みも良き良きでした。(もちろん、いつもの優しいケイトも好きです!)
そして今巻の終盤。
ひとり暮らしを望んだケイトに立ちはだかる、最初のハードル。
次巻では、このハードルのなにもかもが解決しているのでしょうか。
まだまだ始まったばかりのお話。
今冬の4巻発売が楽しみです!!
個人的に、あの舞台のお話や次のお芝居のお話を、じっくり読んでみたくなりました。
今巻のお表紙の天陽は、口許に紅を引いているし、これは一体何ごと?!!
と、クエスチョンマークを頭に並べていたら、わりと物語が始まってすぐその答え合わせが。
結果、ここで明かしたら最大のネタバレになってしまうのでは?!! と、思っていたら、普通にあらすじに記載があり、すでにネタバレしてましたね 笑
ということで、今回天陽は身代わりとして皇帝のフリをすることとなり、そのための女装でした。
また今回、天陽の亡き想い人・雨流とそっくりな敵将の欠月のめまぐるしい感情面の成長に、興奮した回でもありました。
雨流に嫉妬をする欠月。
そして、天陽から愛しい人を励ます術を学び、後日学習して天陽へ寄り添う。
明らかに天陽のことを愛おしく思い、また毒を盛られた天陽のために犯人と対峙しようとするなど、欠月の行動にBIGLOVEを感じました。
(見た目ドーベルマンで、中身はカワイイ従順な仔犬ちゃんに、欠月が見えてしまったまりあげはでした!)
ちなみに、「欠月」という名で呼ばれるようになった切なエピソードから、それでも天陽には敢えて「欠月」と呼ばれたいという流れは、言葉には言い表せられないエモさと愛情をそこへ感じました。
最終的に、欠月と雨流とはどうなるのだろうかと、ハラハラドキドキしながら今冬の3巻発売を待とうと思います。
個人的には、皇帝と桃華の過去エピソードももっと読みたかったです!
お表紙にそれぞれタイプの違いそうな3人がお目見えです。
そう、
御曹司とルームメイトな幼なじみと、庶民の三角関係です。
主人公は、庶民の柚木。(お表紙真ん中)
二年前、セレブばかりが通う全寮制の高校付近のベンチで寝ていたところ、ファーストキスを奪われました。
その後、そのキスの相手を探しに、特待生として入った柚木だったが、いつしか周囲は誰が柚木とキスできるかなど、面白半分でゲームのように迫る始末。
また、柚木もキスできなくて破局を繰り返してばかり。
キス相手の手がかりは、その場に落ちていたピアスのみ。
そんなある日、女性を部屋に連れ込んでいた理事長の息子、徳定(お表紙だと一番上)と出会います。
嫌なヤツでしたが、この徳定があのときの片割れのピアスを身につけていて、、、
また、一方でルームメイトで幼なじみの七瀬(お表紙一番下)から告白されて、、、
二年前、柚木にキスしたのは誰なのか。
ハラハラドキドキ、予想しながら読み進めていきましたが、まさかの真実が!!
若干、最後のLove展開があっさり過ぎて拍子抜けしましたが、まあ、でもそうなるだろうなあ、、、
というところで着地したので、あなたのその読みは間違っていないはずです!!(誰に念押ししてるの?!! まりあげはさん!!)
あと画の線が細く、とても綺麗な描写が多かったように思います。
三角関係ですが、さんぴーはなく、タイトルに「くちびる」とあるくらいなので、キスに特化した作品でした。
どなた様でも読める、カワイイDKたちの三角関係Loveです!
ちなみに、カバー下に書いてあった3人の名前の由来と花言葉がエモかったです。
まさに、その通りでした。
帯に、「ロミジュリBL」と書いてあり、身分差BL好きマンとしてはやはり期待しかないとページをめくったわけですが、、、
最初にお伝えしておきます。
めっちゃ面白いです。
で、す、が、、、
身分差的に引き裂かれようとしたところ、攻めが受けを大好きすぎるが故、今の自分の身分を捨て、愛の逃避行してしまうまでは切なラバーとしては、ホントに良かったのですよ。
胸がギュウゥゥゥと、絞られるような痛さを覚えましたし、、、
が!!
なんと、そのあとの展開が人によっては地雷だったりするのかなあ、、、と。
思わずその展開に叫び声を上げてしまったまりあげはさんでしたが、それだけ攻めが受けのことを好きだって、激重愛の証拠を見せつけられたような感じがして、めちゃ…好き♡となりました。
ちなみに、欠損BLです。
リアルに欠損する描写ありなので、苦手な方はご注意ください!!
奪うことしか知らない民族の次期族長(攻め)と、闘いによって足を負傷し、攻めの一言で民族から追放することはなくなったが、慰みものとなってしまったかつての凄腕戦士とのお話でした。
画も綺麗ですし、もっとじっくり長尺で読みたかったなあ!の1冊でした。
今までの読んできた芸人BLとは違い、業界の裏事情までじっくり読ませる1冊だったように思います。
そんなお話の主人公は、若手お笑い芸人「駅徒歩5分」の小峰。
学生時代、母親が大病し、免疫力を高めるためにと看護師からお笑いコンビ「他人の不幸」の動画を貸してもらったことがきっかけで、自らの努力の矛先を間違ったのではないかと、そのコンビの動画を見たら、自らもボケの飯田のことをもっと知りたいと思うようになり、お笑いを始めた。
そして今、飯田に認知してもらった小峰は、、、
という展開。
ボケ担当ふたりの恋の行方は、果たして、、
というより、小峰の片恋の行方は??
芸人ならではの賞レース問題や、過去の出来事。また、自らのビジュアル問題など、他者コンビの不祥事からの敗者復活戦などがリアルに描かれており、すべてのエピソードに説得力あり、お笑いのことをふわりと触りだけ描いて、あとはLove面のみという作品とは違い、とても読み応えたっぷりだったように感じられました。
というか、さすが関西出身の一穂先生だ! と、唸る以外ないストーリー展開でした。
また、志村先生がストーリーの説得力を画でビシッと表現されていて、圧巻の1冊でもありました。
正統派? お笑いBLが読みたい方には、間違いなくこちらの作品を全力でオススメします!!
ちなみに、普段はセンパイとして飄々としている飯田の些細な表情の変化が好きマンです。
ホーム社さんからの発売かと思ったら、初Charaコミックスさんだったのですね!
だからこそ、物語の特徴としてLove色というよりは、人対人のお話模様(恋も人対人ですが)のほうが色濃く出ていたのではないでしょうか。
ちなみに、DK時代の同級生同士が、立場も逆転して偶然再会するお話です。
スクールカースト底辺だった瀬田(受け)は、今やいっぱしの商社マンに。
人生どん底で893系に追われていた園山(攻め)を助け、家政夫として雇います。
ちなみに、現在は超がつくほどのクズ野郎でした。
というか、瀬田は園山のことをDK時代から好きで、かつては勃〇してしまったのを目撃されたこともありました。
そんな程度の接点だったふたりが同居。
当然、うまくいくはずもなく、、
冒頭でも述べましたが、恋愛というよりは人付き合いの極意のようなものが語られるなど、人付き合いが不器用すぎるふたりが、かつてと立場逆転し、不器用なからも(とくに瀬田??)関係を少しずつ築いていく、ヒューマンドラマのような展開で面白かったです。(この辺りが、タイトルの意味にもなるのでしょうか??)
瀬田の園山への監視案件は、少し様子おかしすぎてびっくりしましたが笑
(日頃は、攻めの様子おかしさにキュンとするまりあげはなので、、)
受けの様子おかしさもまた、良きと思えた1冊でした!
タイトルから、恋地獄ってどんなお話だろう?? と、ドキドキ。
でも、ダヨオ先生の作品だから的な、絶対信頼感はあるわけで、、、
で、やはり地獄が舞台のお話でした。
事故タヒした詐欺師の楽が主人公で受け。
そして、DK時代の同級生である学と地獄で再会をし、紆余曲折あって同棲することになります。
この同級生の学ですが、かつていじめられっ子で、でも楽の存在が生きる道標となり、そのおかげで努力を重ね、気付けば楽を超えるステキな男となっていました。
そのせいで、楽は転落人生を歩み、高校も退学。
そこからは今の人生を歩み、、、
流行病で亡くなった学は、本来であれば地獄ではない場所へたどり着く人だったが、おそらく地獄へ来るだろう楽を待つために、閻魔様に頼んでここで待っていたという健気な一途さに、胸を打たれました。
というか、攻めが過去の受けに救われ、一方で転落人生になったしまった受けが、かつての自分のおかげでエリートになり、受けに恩や愛を感じ、救うというエモな循環愛が最高すぎたし、ダヨオ先生の人情劇場はやはりなにかと心に訴えかけてくるものが多く、どうしてこの演歌みたいな(偏見すみません!切腹)タイトルからしみじみするような一粒の宝石を愛でるような愛情物語へ?!! と、なりました。
また、終盤のDK時代の学を助ける大人の楽のシーンや、見開きの絶叫告白シーン、見事ハピエンとなったあとのふたりが天寿をまっとう(地獄だけど)するシーン、それから生まれ変わって眩しいくらいにキラキラしている二人のシーンなど、涙と嗚咽しかでなくて、目尻(泣きすぎて)と胸がギュッと痛くなるほどの感情に溢れた尊い作品だったように思いました。
本当にラスト、、
2025年、ベスト尊い賞でした!
アレハ反則ナラストデス(超絶褒め言葉)
好き!!
旧作品は、まだまりあげはがこっそりBLを電子書籍のみで購入していた数年前に、このBLすごいよ! と知人からオススメされて読み、タイトルとお表紙から、ガン! と雷にうたれたような衝撃を受けた作品でした。
「さきっぽ」って?!!
すごっ、、、
と、腐の世界に出戻ったばかりのまりあげはは、その攻めたナニモカモに、覗いてはいけないような禁断の世界をソコへ感じたわけで、、、
で今回、完全版の紙コミックスを手にし、こんなにもつむぎくんは分厚かったんだ?!!
と、嬉しい方向へ驚きを隠せなかったまりあげはです。
ちなみに、なにが完全版かというと、先生もカバー下の裏面で触れていましたが、過去のオマケなど再録できるものは全部収録され、またかなり加筆修正もされたとのことです。
これは、旧版読者でもかなり楽しみなラインナップでは?? と、もう何度読んだのか分からないこちらの作品を、再び読み始めるまりあげは。
このふたりの歪な関係と、双子との関係性など、登場人物の誰しもが危うくて、このギリギリ感と純愛は先生でしか描けない唯一無二のトーンを持つ作品で、あのラストの左手薬指こ指輪のシーンは何度読んでも、胸が熱くなりました。(令和7年現在も)
ちなみに、ロマンスカーエピソードって旧版にあったっけ?? と読み比べたら、なかった…です…よね?!!(リサーチ不足かもしれないので先に謝っておきます)
あと、続編も視野に入れていた…と、先生のエピソードにありましたが、たしかに大人になったふたりが気になるし、けれどこれはこのままで完結でもいいなあと思ったまりあげはでした。
とにかく、11周年目の記念すべき折に、先生の転機となった作品が完全版として発売できたこと、心から祝福を申し上げます。
そして、今後のご活躍も楽しみにしております!(レビューというより、応援私信みたいになってすみません!切腹)