とんでもなくピュアで尊い気持ちを描くのに
まるで対極のような、
エロくて爛れた2人をみせて語ってくる話。
この最高のギャップ萌え、読み応えともいう、
大好きです❤︎
個人的には記憶に新しいところでいうと
イイモ先生の悪癖を思い出しました。
(すいません、他の作家様のなんですけど)
純愛が語られているという、あのお話は
SとMと、暴かれた人の性が語られていながら
2人のニコイチ的純愛と言わざる得ない
素敵な作品でしたが、
この作品を読んで、最初から全然違う
プロセスを踏んでるのに、
読み終わった時に、とんでもなく幸せな気分にさせられてしまう
久しぶりに、ギャップ萌えヤラレタって思いました。
とにかく、寮部屋から始まった
2人のプレイがほんとこれも見応えありまくりで。
この完全版といわれてる今作は、
がるまにに先あげてた単話をまとめてるんですかね?描き直しもあるみたいですけど、
もぅど迫力でいて、素晴らしくエロく大満足間違いないです❤︎
その部分が詳細であるほど、
不器用な2人の本音が尊くみえる…❤︎
最高です。最強?笑
ぜひ、堪能されて下さい。
実は、最初評価は星4だったんですが
理由としては、攻めの方の
好きって気持ちに切り替わっていくところが
いまいち分からないかもーと思ったからなんですけど、そこは自然な流れなんですかね
出どころが少しでも語られると萌っとなったかも。
しかし、後から振り返ると
いつのまにかハマってたな的好きだとすると
堪らなくなり、限りなく5に近い、
それに、他が最高過ぎるということで
星5にさせていただきました。
(すいません、まどろっこしくて)
こちらも続編あると嬉しいなぁ
不器用な2人のイチャイチャを
もっとみてたいです。
おすすめです❤︎
出版社さんとか気にしないで読むので
確認するまで気付かなかったんですけど
他に出された作品みるとエロエロな感じなんですねぇ
このタイトルが、かろうじてラブコメを感じさせてはいるものの、エロみを前面に出しとるなぁと思ったんですが、納得です。
しかし、もぅ内容はめちゃくちゃしっかりしたストーリーで読ませる王道ラブストーリーだと申し上げたい!
最初の試し読み部分を、先生のXで読ませていただいて、大分そのギャグに笑ったんですけど
でも、そこら辺から既にキャラの性格やトラウマがしっかり反映されていて
後から知る、天然キャラ受ちゃんの抱える闇に改めて泣かされる羽目になるので
読み応えのあるこの面白さ、是非読んでみていただきたいです。
まず、主役2人について。
攻めは、爆モテイケメンです。
昔から女の子に言い寄られては付き合ってはきたものの、
見た目が良すぎた為、女の子がマウントを取るために使われたり、あらぬ噂を流されたりと酷い目に遭ってきたせいで、自分の気持ちが追いつかないまま、EDにもなってしまっています。
受けは、いわゆる天然ちゃん。
今の言い方でいう特性持ちなんでしょうね。
拘りが強くて、過集中。周りからは度々奇行と呼ばれてしまってるんですけど、
本人も気にしていないわけじゃなくて、自分も他の人のように、周りと上手く付き合うことができたら、自分は気持ちの伝え方が上手くない、と悩んでいます。それでも唯一、上手く伝えられている気がしてるのは賞を獲ったりした絵を描くことで、今は美大生なんですね。
この2人が、攻めの実家である銭湯で運命の出会いをするわけなんですが、美大生の受け、ましろくんは、子どもの頃から男体、特に勃キしたtnk に魅せられた癖持ちで、銭湯で一緒になった彩人くんの身体に変態スイッチが入ってしまい、また勃たなかったと落ち込んでる攻めに、あなたの立派なtnk を描かせて欲しいと前のめりで迫るところから話は始まります。
いやーBLならではの展開ではあるんですけど、先生の漫画力が素晴らしくて、丁寧に過程が語られつつ、わざとらしくなく読んでいて本当に楽しい。
勃ってるところを描きたいけど、EDになってるから無理。なはずなのに、下心なく純粋に自分自身を認め、欲してくれる受けの様子をみて、落ち込んでいた攻めの彩人くんが初めて心が動くんですね〜(tnk も笑)
といいつつ、はじめはモデルとしての造形的魅力ではあるんですけど、その様子が真っ直ぐで心地良い、と関わっていくうちに、まぁモノがtnkだけに先に身体がというか、一緒に気持ちも反応していくという素敵なやつなんですね。
やーまんまとやられた笑。
そこからのコミカルからシリアスへのグラデーションも見事です。
エロネタ全開かと思いきや、気付いたら萌えが止まらなくなっている最高楽しいパターン。
久しぶりに良い作品に当たったわ〜と感無量です。
また、とても丁寧な描写も特筆ものです。
ファッションのセンスも外してなくて
自分の頭の中で補完することなく安心して?楽しめました。
TLも描かれていますが、BLを描かれるのは初めてなんでしょうか。
キャラや表情なんかも凄くひきつけられる魅力があって、とっても良いです〜
受けちゃんの美大生ファッションとか好きだなぁ。
背景の描き込みも細かくて好きな感じです。
先生の画力で他のジャンルを描かれた作品も読んでみたい。
こちら、1〜3話の合本版なんですけど、
コミックスになって欲しい。
いま、1話無料となってるので是非読んでみてもらいたいんですけど、回を追う毎にストーリーが深くなっていくので、ぜひ読み進めていただきたいです。
太陽と、風と土と水と生きる素朴な営み、
フォークロアなディテールで溢れた世界
大好きな世界観で描かれる本作は
一巻からずっと追って読んでました。
それから、完結巻リリース前の
作家様の配信を視聴したり
ちるちるのインタビューを読んで
また解像度があがった気持ちで
3巻を読んだ次第です。
思えば、王道シンプルなストーリーといえば
そうなんですよね。
神様に嫁ぐΩ受、からの溺愛ターン。
でも、そこに神様、とひとことでは語れない
この世界に存在する生き物の在り方などが
まるで想いがカタチとなって叶っていく様で
語られていて、そこに気持ちが乗っていく
読み応えがある所以なんじゃないかなと思います。
BLを読んでて、オメガバースにも大分慣れましたが笑
その読み慣れた設定でさえ、
この世界観の中でちゃんと点と点が線で繋がるようにして語られていて、もぅ未読の方は(3巻のレビューでいないと思いますが)是非そこら辺も味わって楽しんでいただきたいです。
私はこのオメガバ、一番好きだなぁ。
3巻を読んで、正直大きな事件などはないです。いや、あると言えばあるんですけど。(どっちやねん)
2人の関係は、奇跡のような特別な出来事によってではなく、
誰かと気持ちを交わし、会話を交わすようにして淡々とした日常の積み重ねから出来てくる
当たり前のリアルを、丁寧に描かれている感じです。
今回は、妊娠、出産という局面になるんですが、これ、本当は大変な事件なんだけど、
現実でも当たり前のように取り扱われてたりしますよね。
でもよく考えたら、身体が急に大きく変化していく訳で、しかもルカは母親をそれで亡くしているから怖くなってしまったんでしょうね。(2巻最後から出だしの辺り)
ここで、クロがもう男前過ぎる!
一巻からずっと、クロの朴訥でいて優しさが半端ないところにキュンキュンきてましたが、ほんとカラスの本質も相まってるのか、番に対する献身ともいえる健気さ、ヒトにはないピュアなところに惚れてまう、です。好きだー!
他の神様も、元々は動物だった訳ですが
それぞれ性質が影響してる部分がみえるのも
読んでいて楽しみのひとつ。
また、読む前から気になっていたノアの話は
ウェレに想いを寄せていた、というだけではなくて
ノアがはじめた物語で語られる、この世界の仕組みに関わる話で、全てが線で繋がった時の衝撃みたいなものはあったんですけど
そのショックの後に訪れたのは、切なさであって、ルカの「同じ」という言葉に救われる、彼もまたささやかな存在でいいんだという答えで。
何処にどう、と言葉で言うのは難しいんですけど、
記号のように使われる言葉ではなくて、
そこにちゃんとストーリーがあり、
想いが紡がれていることに、只々胸が熱くなります。
作家様の想像力と、創造するちから。
それから向き合ったもの、その深さと広がり
そうやって出来たのではないか、そう思います。
最後に、他の皆さんも大いに感じ入っていると思いますが、2人のイチャイチャがほんと最高❤︎
エロいといえば、めちゃくちゃエロいんですけど、
土着的といいますか、愛の営みそのものを
こんなに描かれてるのってもう好き過ぎる❤︎
Renta!では、10P丸ごと睦み合いが最高でした。
個人的には、その前の書き下ろしで、ほろ酔いのクロがピュアっぷりをまた暴露したくだりにも爆でした❤︎
是非読まれて、楽しんでいただきたいです!
上下巻まとめてのレビューになります〜❤︎
パラレルワールド全開の
この展開、どうなることかと思われましたが
見事にお話を締め括られました。
ほんと、さすが。
描きたいものを描かせてもらえた、と
先生のコメントがありましたが、
本当に遊び心すら感じられる仕掛けを
随所に施して、鮮やかにラストを迎えた感。
読んでいて、楽しかったです。
正直、すぐこの場で解説しようとか
そんな気分にはなれないくらい
カロリー消費して、今。って感じなんですけど
楽しいくらいに翻弄されて
清々しい程のヤラレタ感❤︎
是非、体験されてください笑
BL要素は少なめとも言われてましたが、
これは妄想してみて下さい。
ひた隠しにするどころか、本人でさえ
ほの見えてる位の淡い恋心ともいえる
特別な感情を、
未来が視えてしまうばかりに
先に知ってしまい、多分それがなければ、
始まることのなかったかもしれない恋。
なんですよね〜萌える❤︎
幼馴染同士の恋は
めちゃめちゃ遠回りをして
彼らにしかできないプロセスで
想いをカタチにしたわけですな。
そのことを自然に引き寄せるようにして
2つのパラレルワールドと
お祖父様というメンターによって導かれるように辿り着いた果てで
晶の気持ちが追いついて
蛍の気持ちが形になって
その2人の姿に、読んでる方も
いつのまにか迎え入れている幸せなラスト。
描き下ろしでは、2人のifな世界線で
それぞれ、その後のストーリーを
描かれています。
でも、ちゃんとそこもきっと2人は大丈夫。
って思える強い気持ちが宿っていて
読んでいて、とても素敵な気分になりました。
説明調になりすぎず、(特にBLの部分で)
読み手に託すようにプロセスをみせ
投げかけるように語るストーリー。
改めて、先生の骨太な作風といいましょうか
好きだなぁと思わずにいられない体験となりました。
ぜひ、上下巻で最後まで読まれてみて下さい。
おすすめです。
先生のXであげられてる時から
大好きで読んでましたが
コミックスで今回読み直して
こんなに刺さる話だったのか…!と。
周りに人がいるのに、涙が出てきて
久々にヤバかったです。
なので、うまくまとめてレビューできるかどうか自信はないのですが。
まず改めて、ノンケものの良さを感じたことを
お伝えしたい。
どっちも恋愛対象は異性なのに
そこから恋愛感情が芽生えるって、
見た目ではない性的でもない、
入り口は未知の領域なんですが
本作では、それが自然且つエモーショナルに描かれていて読む方を引きつけて放しません。
特に言葉以外で表す心理描写に
とてもセンスを感じます。
人ってこういった反応するよね、の
イメージの解像度がエグくて
そこにキャラの性格もしっかり乗って
読んでるとワクワクしてくるですよね。
ストーリーの面白さに加えて、
そういったところも、ろじ先生作品の魅力のひとつなんじゃないかな、と思います。
そのストーリーについて。
今回の2人はノンケ同士ですけど、
身近な親しくしてる友人にゲイカプがいるんですよね。(今作のスピン元となった「青と碧」の2人)
それが多分、彼らの価値観を変えてくれるのに
一役買ってるのかな。スピンの良さというか、
設定の妙を感じます。
でも、それだけじゃ普通は同性に特別な興味が向かない。
そこの詳細をコミカルに、ドライなぐらいに淡々と描かれている、そこがとても良い。
上でもあげましたが、なんというか心理描写が説明調にならず
必然の結果のように行動が変わっていくことで心情を伝えられているんですよね。
無理矢理に展開していく感じが一切なく、
クセつよ同士でノンケ2人のBL展開が描かれる紆余曲折の面白さ。
ぜひ読んで堪能していただきたい。
作中で、吉田くんが飯田くんに
「分からないけど、分かるよ」と言う場面があります。
2人は、境遇は違えど生き方が似ているんですね。
飯田くんは周りから押し付けられるレッテルに辟易する日々
吉田くんは度重なる転校で目まぐるしく変わる環境に順応していく必要に迫られた子ども時代があり、
その結果、何よりも先に周りを読むことで
自分の行動を決めるようになっていました。
それは、社会人となったら普通に必要なことなんですけど
本音は2人ともずっと寂しさや、周りと違うといった孤独感を感じていて、そのことを消化できずにやり続けていた為に、
今では(それを感じなくて済むように)感情的になることを避け、
他人と深く関わらずに、本音をはぐらかしてばかりいるようになってしまったんですね。
所謂、『本音と建前』の建前ばかりが上手くなっていって、
その実、自分の柔らかいところを誰かに預けたりして、それが裏切られるのが怖い。
そのために本当の気持ちと怖くて向き合えなくなってしまっていた2人。
そんな2人がひょんなことから出会うわけですが、
第一印象が、お互いの作り笑いを見破るという、面白くなってきたなーと2人を引き合わせた碧くんグッジョブな展開から始まります。
そして、同族嫌悪とまでは行かなくても
お互い、まるで自分を見ているかのような相手の痛いところを突き合う、
そして、お互い一歩も引かない合戦が始まるという笑。
似たもの同士とは言っても、吉田くんの方が素直でバイタリティがある感じなのかな。
直ぐに飯田くんに対して興味を持って、関わろうとしていきます。
吉田くんのそういった健全さは、生来のものでもあるし、それを見守ってくれてた、おばあちゃんの存在が凄く大きいのかな、と思います。
彼のポテンシャルはまだまだこんなもんじゃない、という風なことを先生も仰っていましたが、
拗れ具合が凄い飯田くんと、このポテンシャル吉田くんの組み合わせは、ほんとお似合い。
コミカルでいて、衝動的に感情が迸るエモさ。
なんて素敵なこのやりとり❤︎最高ってなるはず。
吉田くんと、おばあちゃんの話は泣けちゃいました。私も子供がいるから分かるんですけど、
子育てに必要だからというのもありますが、本人が気付いていないところまで、気付いてしまうし、必要なら言葉をかけてあげたくなるんです。
それは、ほんと愛って部分だと思うんですけど。
そんな風に、吉田くんが平気なふりをして本音を隠す度に、それを止めてくれる人がいなくなってしまった。
そう思った吉田くんが、飯田くんと出会って
どんなに嬉しかったか。(その時は無意識でも)
それは飯田くんもきっと同じで。
書いてて、また泣きそうなんですけど、
本来の吉田くんは、もっと素直な人なんでしょうね。飯田くんもそれなりに…これからも続くお話で、剥かれるようにして少しずつ素直な彼らが見られるのを楽しみにしてます。
ろじ先生作品は、エチは基本描かれないですけど、それは今作でも同様で、
でも、想いを言葉にするエモさ、
2人が自然とキスする場面も多めで
めちゃくちゃトキメキました。
レビューではなく既に感想になっていて
申し訳ないんですが、
読むと言葉にならない気持ちになって、
そのことに心を温められるような
素敵なお話です。おすすめです〜!
追記:
とらのあなさんと、アニメイトさんで紙本を買ったので、特典のレビューをひとつ。
とらのあなさんは、4人で飲んでる話。
本編で酔った吉田くんが飯田くんに絡んでいく場面がありましたが、嘘だと判明。あざとい吉田くんに、読者もやられたand萌えます❤︎
アニメイトさんはドラマCDと小冊子。
先生のXやpixivも追ってる方はピンと来る人もいるかと思いますが、4人がリモートでタコパ?した時に、飯田くんが吉田くんの2人が一緒に暮らしてるのがバレましたが、その前日譚となっております。聴きたくなってきませんか⁈
是非ともですよ。声優さんも解像度上げてくれるような声されて最高でした。
どれも後日談なんですけど、2人の居心地良さそうな感じが読んでて幸せになりましたよ。
先生がXで仰ってましたが、先生の描くゆるやかなBLに、私も益々沼りそうです❤︎
実は、ずっと気になっていたものの
巻数が多くて、なかなか手が出せず
読めずにいたんです。
なんですけど今年、発売されたふくくせ〜で初めて先生の作品に触れ、すっかりハマってしまい、今回、何日かかけて1巻からゆっくり読んだ次第です。
6巻を読まれてる方には、
今更かもしれませんが
なんといっても背景の描き込みの素晴らしさですよね。
今回ラッキーなことに、トークイベントに
オンラインですけど参加させていただくことが出来、
先生のお話を伺う機会に恵まれたんですけど、
私はてっきり、各国を実際に旅行をされた体験を活かして描かれたのかと思いきや、
そんな事はなく(幾つかの国には旅行経験ありとのことでしたが)
そしてアナログで描かれているというお話で
とにかく驚きの連続でした。
どれだけの熱を愛情を持って描かれているのか…先生ご自身(お会いした事はありませんが)
バイタリティと言いましょうか素敵な人柄が
作品からビシバシと伝わってきて、色々胸熱です。
そうなんです、作品はもちろん
伝わってくる愛情が半端ないんですよね。
それはネップリや、ハッシュタグ企画のユニークな内容にも引き継がれていて
読書体験を盛り上げる楽しいアクションが
また魅力でもあるのかな、と。
先生自身も本当に楽しんで作品を創作されているんですよね、きっと。
コマの外に書かれたコメントなんかも
とっても愛を感じます❤︎
ほんと全て手書きなんですよね…
ため息が出ちゃいます。
前置きが長くなりましたが、
作品のレビューとして、先生も仰っていましたけど
こちらの作品は心理描写、モノローグなんかも
一切ないんですよね。
キャラの視線で切り取られた景色や、
表情、そこに当たる光の陰影
会話、足跡だけを描くカメラロールのような
コマの使い方で巧みにそれを表現しておられます。
これ、彼らの笑顔に騙されて?(とにかく笑った顔がキュート過ぎる)サラッと読んでしまいそうなんですけど、すごくリアルだし
読者の想像力を様々に掻き立て
自然に彼らと気持ちが重なっていく感じが
本当に心地いいんですよね。
是非、堪能してみて欲しいです。
みつきのカメラも素敵な小道具というか
効いてるなぁ。って思いました。
時々、レンズ越しに覗いたり、相手に向けた
アクションで
時に俯瞰したり、きっかけになったりしていて。
6巻になる今作では、2人の距離が近く
一緒にいることの意味を
ひとりではなく2人で一緒に感じることのできるようになった彼らが映し出される場面が
度々出てきました。
これほんとエモい…
この広い世界で、と言う場面が
グランドキャニオンの前だったりするんですよ。たまらないです。
私は電子で読んだんですけど、
見開きで見るコマが素晴らしいので
敢えて、タブレットを横にして2ページずつ
スクロールしながら読みました。
しかし、先生がトークイベントで仰っていた
背表紙で虹を作りたいというコメントを聞いて
紙本にしたい…と少し揺れてます笑。
ほんと色々素敵なんですよねー
ぜひ、一緒に楽しんで読んでいきたいです。
ハッピー、そして愛で溢れる気分になること
請け合いです。あと旅行したくなる笑
おすすめです。
好奇心が旺盛なひとは、心のままに
そうでない人(は、BL読者にあんまり居ないと思われるが)も、楽しんで読んで欲しい。
要は、新しいってこと。
いま持ってる価値観とか
王道で〜とか色々言ってみても
いまいちしっくりこない。
それが、蜂煮先生の作品なのかな、と。
今回は、前作に比べてビジュアルが更に
ぶっ飛んでるんですが、
そこに描かれているキャラの内面が
とても良い感じでのっていて、
また、気持ちの揺れや、成長、変化に
笑いとトキメキ、あと母性…?
複雑怪奇な(言い方)気持ちになるという
それを読み応えと呼ばせていただきたい。
こちら、テーマはアオハルではありますね。
幼馴染の恋に、カーストが邪魔をして
純粋な子ども時代に深く傷ついた2人。
特に、誰よりも純粋で自由だったゆうちゃんは
そこからずっと、
人を陽キャと陰キャで分け、
交わることのないものだと決めつけてしまいます。
ここの下りは、コミカルでサイケなノリが最高
なんですけど、読んでいて何処か哀しいものに気づかされていくんです。
このカテゴライズする価値観が
ゆうちゃんの恋が実ると共に
変化していく、という
素敵なストーリーを
随所に散りばめられた、笑いとも
エモさとも言えるイケてるディテールが
まるでエキセントリックなゆうちゃんの心象風景のようであり、ゆうちゃんを生み出した
蜂煮先生の作品の魅力全開であり
読む方を飽きさせません。
ハッシュタグキャンペーンで、
好きな場面を募集されているんですが、
もうページをめくるたびに見つかる勢いです。
ファンからのツッコミと共に集められた
それらを見るのも楽しいので、
興味のある方はぜひ、Xで#蜂煮カ月 で検索されてみて下さい。笑
参加が間に合う方は、是非。沼ります。
また、先生が日常的に2人のイチャイチャしてる漫画をあげてくださってます。読後に見ると、こちらも沼ること請け合い。おすすめです。
私は個人的に、ゆうちゃんの背中に
天使の羽が生えてる表現が好きです。
ほんと天使に見えてくる…好きです❤︎
ゆうちゃんを知れば、みんな好きになると思う。一緒に沼りましょう。
ずっと朔ちゃん視点で描かれてきましたが、
ここに来て、久慈さんのターン!
もう湧きました笑。
単話でも興奮してましたが、前後の話を読んで
知った上で、改めて読み直した久慈さんが語る彼の送った日々。
しみじみとした気持ちになりました。
いやでも、ほんと久慈さんのロマンチストな一面の解像度が上がります。
堪能できること請け合いです、是非
味わってみてください。
どうして、あそこで伝えなかったのか、
またその逆に謎の行動力とかね笑。
特に、一巻では朔ちゃん視点で描かれた
あの夜の出来事に至るまでの久慈さんの気持ち。
まさか、明かされるとは何故か思っていなくて
単話公開前は歓喜したものですが、
ほんと…人間らしくて凄く良いです。
久慈さんのモノローグでも語られますが、
恋する気持ちは、ひとりよがりで
相手を見ているようで見えていなくて
ほんと一方通行なところがあって
そこにマイノリティの事情が重なると
とことん視界も狭くなってしまうのか。
刹那的で、想いを告げることもなく
一度は終わらせてしまった恋だったんですよね。
男っぽいなー久慈さんぽいなぁ
でもすごく切なくて、いたたまれなくて。
そんな気持ちにしみじみなったところで
場面は現代に戻ってくると、
あの時があって、今がある。
この瞬間の幸せがほんと尊く感じるんですよね。…ほんと、ずっと共感しまくりでした。
もうこの展開は流石というしかないです。
表紙をめくったところの先生のコメントに、
2人はマイノリティであり
マジョリティでもある。と書かれていましたが
ゲイであることは、間違いなく彼らの生き方を左右しているファクターのひとつです。
多分、それは2人それぞれのやり方で
自分のかたちに収めてきたんだろうと思います。
朔ちゃんの場合は特に、これまでの
話のなかでやっと、自由になれた部分ですよね。
そして、ジェンダーとは関係なく
人生というイベントはもれなく
誰のもとにも発動するもので、
家族がいて、兄弟がいて、友人、同僚、
いろんな人とのやりとりに心を揺らし
それは当たり前に味わうんです。
マイノリティの感情も抱えながら。
なんか、そういったことを指して
コメントされてるのかなぁ、と思いながら
読んでました。
各々の視点で見えてた風景が語られて
今作6巻では、一緒にその風景のなかを
歩いて行こうとする2人の姿も描かれていきます。
この本を読んでると、
大人になるっていいもんだなぁ、と
思ってしまいます。ほんと素敵な話ですよね。
こうして、お互い一方通行だった気持ちは
少しずつ相手のかたちに馴染むように
恋から別のものに変わるかのごとく
伝えられるようになってきたんですが、
深く関わろうとすればまたそこで
すれ違ったり、意見が食い違ったりもあり
でも、そこにある感情を
自分の為にだけ使うのではなく
2人で一緒にいるために使おうとするなら
前に進むことができるのかもしれない。
後半では、久慈さんの、この大きな前進が
語られますが、ほんと胸熱で。
「俺たちは違う
育った環境も経験も
違って当たり前だ
だけど
どこか同じで
よく似た感情をわけあってる
そう思うのは
うぬぼれじゃない」
私、もうメモりました。忘れられない…
ぜひ、読まれて堪能してください。
次は、2人のどんな気持ちが描かれるんでしょうか。
めちゃくちゃ楽しみです。
なかなかレビューがレビューでなく
感想としてもまとまらなくて、
後で修正入れるかもしれないですが。
一巻から読み直したりと
この長いお話が一旦、一区切りとなった
素敵な本作でした。おすすめです!
初めて読む作家さんですが
リリース前の試し読みで、これは良き作品!
絶対読みたい!!と楽しみにしてました❤︎
いや〜ストーリーが面白かったです
人魚姫っていう、恋を絡めたお伽話が
ベースになっているというのがもう素敵ですよね
お伽話の人魚姫では、恋に敗れた
人魚姫は魔女の言葉通り、
泡となって消えていってしまうところを
サラッと書かれてるだけなんですけど
転生しても、人魚姫の時の記憶が残っている
亜依人が当時の記憶や感覚を克明に語るんです。
考えたら残酷で、なんて悲しい話…
往年の名作を掘り下げて描かれてるとこは
ファンタジー好きとしてワクワクするし
それがフラグとなってストーリーの先が気になっていく。最高でした!
個人的には、コマの使い方も好きだな、と。
映像が流れるかの如く、カメラワークのように
テンポよくコマ割りがされててセンス好き〜ってなりました。絵も、表情とかも良いんですよね〜読んでて楽しかったです❤︎
強いてひとつ難を挙げるなら、
ラブなシーンが欲しかったかなー…
結構、亜依人くんが葛藤する場面がメインで
かなり頁を使って描かれていて、
肝心のイチャイチャがない…
これは作者様の作風なのでしょうか。
大学生で、このプラトニック的な終わり方は…
好みが分かれるかもしれませんが、ラストここは良かったねー!と盛り上がりたいところだったかな。
あぁ続きが読みた過ぎる❤︎
という期待を込めて、限りなく星5に近い
配点ということで、星5にさせていただきました。
でも、素敵な話を読んだなぁって
読後感があります。
良かったら、堪能されてみてください❤︎
本間先生の御本が出たということで
読むのを楽しみにしていました。
うーん、おもしろい。
やりとりも自然で且つコミカルで面白いし
登場人物それぞれに複雑な人生ドラマがありそうな感じ、それを直ぐ言葉で説明されるのではなくて
会話のやりとりや、キャラの行動なんかで
少しずつ伝えられるところとか
先へ先へと、頁をめくる手が止まらない面白さです。
がしかし、テンポよく進んでいるところに
自分でも水を差したくないんですが、
なんで攻めはこんなにアプローチするんだろ、と、ふと思ってしまったわけです。
攻めだから、受けを好きにならないと話にならないんですけど、
ご褒美にエロいことしたいってとこは強引でも腐にとっては了解できなくもないんですし、
ふたりの距離がなんだかんだで
近付いていくのは読んでいて楽しいんですけど、
どんな風に好きなの?っていう、気持ちの部分がもう少し読みたいかな、と。
色々読んできてるので、深掘りしたくなってる自分に今回気付いた次第です。
でも、その色んな人生ドラマが折り重なって
気持ちがカタチになっていく感じは、本当にワクワクしてて。
次巻も楽しみにしてます〜。