きいろぞうさんのマイページ

レビューした作品

女性きいろぞうさん

レビュー数10

ポイント数166

今年度86位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

共感がすごい❤︎

やー、みんた先生の作品は
ほとんど読ませていただいているんですけど、
今作は色々アプデされてるといいますか
レビューなので、個人目線で好き勝手に書かせていただきたいと思います。
多少、何様?目線になるのをご了承下さい。

とにかく、キャラの心情に共感させる
描写力は言わずもがなですが、
今作はらそこを深掘りするのかという視点の妙、
キャラやストーリーに説得力が生まれ
解像度が高くて、ほんとエモかったです。

これは性別問わず、腐であろうがなかろうが
辛くて泣きますね…
まず、初っ端から
モノローグを語る勇志くんの部活引退から始まるわけですけど、
堪えられず、気付いたら涙を流してるわけです。

深く考え過ぎたから、と慌てるんですけど、
母子家庭で暮らす彼が
母親の不安定さ、ストレスを日常的に浴びて、浴びるしかなくて
学校に、部活に居場所を求めて、逃げ場だったんですよね。
それが無くなってしまう、
なんて言葉で言えばいいんだろう。
ほんと言葉にならない感情が溢れて、みたいな。彼しか分からない孤独感なんですよね。。

3年間ご苦労さまでした、だけなのに
もう必要ないですよ、と言われた気がしてしまったのか。
とにかく、いろいろ深読みしての涙なんですよね。
もぅそうだったのか、と勇志くんの現状、
抱えてる複雑な心情に一気に引き込まれましたよ。

それを、勇志くんは周りに相談も、詳しく明かしてないんです。
誰にも言わず、言ってもしょうがないと分かっていて気丈に振る舞う(当たり前ぐらいに思ってる…泣ける。)
勇志くんは、幼馴染の輝人にも勿論言ってないんですけど、

輝人からすれば、目の前の勇志くんが、
勇志くんの様子から感じるものが
とにかく笑っていて欲しいんですよね。
これから輝人くんの気持ちも明かされるんでしょうけど、
泣いてれば、それに直ぐ気付くし
涙のわけを聞かずに、それは嬉し涙じゃないと
それは輝人くんらしいやり方で見破るんですけど、それがもうね、すてき。

ずっと隣にいて見てきたから、
いつも笑って欲しいから、って気持ちひとつで
側にいるのが伝わってくる。
それは、きっと勇志くんもそうだし、
きっと当たり前のように
やりとりされていくうちに
自然と2人の間に流れていったんだろうなぁ。
…っていうのが、妄想込みですけど
言葉で説明するでもなく、目の前の2人のやりとりから分かってしまうエモさ❤︎

ぜひ、堪能されて欲しいです。

これまで、先生の作品はBLっぽさが割と初っ端から全面に出てくるイメージだったんですけど、(そればかりではありませんが)

今作は、かけがえのないものという想いから始まるラブが
すごく丁寧に描かれていて、とっても好きだなぁと思いました。

絵も変わられてましたね。
これは単話追い案件。
続きも色々、楽しみです〜❤︎

なんだかんだ平和です❤︎


とにかくフラフラする受けを
攻めがひたすら溺愛しまくります。
嫌いじゃないんですけど、
フラグが立ってもその後の展開が
リアルに寄りすぎて直ぐに収束する
イメージがして、なんか物足りない…
現実ってほんとそんなにときめく展開って
ないんだよね…
「BLってほんとファンタジー」色を入れないと
なかなか乗れないといいますか。

また、回想シーンもありますが、
面白い馴れ初めを期待するも
割とそこも平和で、
気持ちの芽生えもモノローグで説明されてしまった感じ。

作家同士の恋愛と
その日常を垣間見るお話といった印象で
それ以上の、萌え的なものを感じるのは
難しかったです。


読み慣れてしまったのか、
タイミングが違ったのか、
作者様の作品は好きなので、
また時間をみて読み直してみたいと思います。



番外編的テンション…

丸木戸先生の作品ということで
期待値が高くなかったとは言えないんですけど、
うー…ん、捻りも、ときめくシチュも
なくはないけど、なんというか平静で読めてしまう
レビュータイトルにもしましたが
これは、ひとしきり盛り上がって恋人になった後の
日常を切り取ったものを読んでるような。

キャラが好きだから、もう2人の何を読んでも楽しい~♪ってテンションじゃないと入ってこないやつ。

私が解釈違いなのか…
でも、本買って読んだ自分の感想なので。
個人的に、グッとくる盛り上がりが感じられず
丸木戸先生の作品っぽさ、
なんというか、アイデンティティとも柵ともいえる複雑に絡み合った人間関係の妙や、
そこで生まれる赤裸々な人情を深掘り描いているような衝撃もなく、
あとがきで、気軽にさっぱりと読めるものを書かれたとありましたが、確かにそう。
そうなのかもしれないですが、短編でもいけそうな内容に思ってしまいました。
そしてそんな中でも時折、機微を深掘りたくなる場面が出ては何事もなく消えていったりして、読んでて落ち着かないといいますか。

先生のファンなので、次回作もまた
出された際には、読ませていただきます。
楽しみにしてます。
辛口ですみません。

緊張と焦り高まる中で煽られるように盛り上がる2人のラブが最高❤︎

久々にレビュー書きます〜
シリーズ前作も、ミステリーに絡めて
燃え上がる2人のラブストーリーという
構図が最高でしたが、

本作もその勢いは止まらない感じ❤︎
はー満喫しましたw

なんといっても
レビュータイトルにした
まんまなんですけど、
緊迫した状況のなかでも
保っていられるのは、お互いの存在
そして、互いに想いを交わす事の幸福感
といいましょうか。

慶臣の紀人に対する想いを語るモノローグもきゅーんときましたが
紀人の方も、束縛愛と紙一重な激重い愛で慶臣に想いを伝えるとこで
読者を蕩けさすのは相変わらずで
何度もおかわりしちゃいました。

ほんと、このミステリーに絡ませる構図、
素晴らしいです〜❤︎

今回、紀人の嫉妬からのお仕置きセも
いただきましたが、
事件解決に単独で動くなか、
慶臣がまた危ない目に合ってしまうかも
と余裕がない紀人の心境に大いに共感しましたよ。(慶臣の可愛い反応も良かった)
またよろしくお願いします。。。

下巻も楽しみにしております〜

入り込めず…

他の方のレビューにもありましたが、
何度も読まないとわからないというより、
切ない、感動するといった作品を
描こうという意図は感じるんですけど、
読んでいて自然とリアルな共感がおこるような
シチュエーションが割愛されてるような印象や、
え、なんで…?といった辻褄が合わない箇所も実際あり
(補完する事もできないまま)
話に入り込める要素が少なく終わった感じでした。
ほんと、なんで…?が生まれちゃうと
作品を受け入れるのは難しいんですよね。。
アンノウンは好きだったので
決定された続編では、期待したいです。

可愛い2人❤︎好きだから言えない、抗えない受だよね❤︎

可愛いビジュと変わる表情に釘付けになるトヲル先生の作品
なんだかんだで読んでる冊数は少なめ。
今回は、単話で読んだ1話目に、先を読みたい衝動に駆られるものがあって
コミックスになるまで楽しみにしていた次第です。

結論からすると、安心して読める感じのおはなしかな、と。
攻めの視点ではじまったストーリーは
思ったよりあっさり安心の可愛い両片想いでした。

思わずキスしてしまった、から
なんの進展もなく繰り返されるキス
今までのBL展開では恋愛スイッチ入るよね。って思わなくもない。

が、攻めはモテる故に恋愛に食傷気味
キスしたくなるし、しても拒まれないし
で、なんて言うんだろ、まだ子どもみたいな。
可愛いからキスしたくなったやつ。

拒まれないのがいけなかったといえば
そうなんだけど、その受けというのがもう
じわじわ好きを募らせてたからなんだよね。
それで告白なり、先に進もうとしなかったのは
攻めが恋愛と自分に対してどう思っているのか
本音を聞いてしまっていたから。

あーこんな書いてると
なかなかに切なくて良いんだけど
何故か記憶に残るような
ときめきシーンがないんだよね…
なので、星4に限りなく近い3な感じです。

切ないものも求めてると物足りなさを感じますが、
イケメン×美人。眼福しながら
あとは告白するだけ!な安心の両片想いを読みたい人はオススメかも。

でも、も一回読み直してみようかな。
書いててちょっと読みたくなりました笑

再読しまして。
やっぱりなかなか良かったです。
この作家様の持ち味というんでしょうか
リアルで細やかな描写、モノローグなど
素敵でグッとくるものがあるんですけど、
表情に迫ったアップのコマに比べると
引きのコマに少し物足りなさがあるのかなとか、時々トーンの変わるコマが
思ってもみないかたちで差し込まれてる感…
少しそこは気になり、入り込むのに若干冷めてしまうのかなぁ

という諸々差し引きして評価は変わらずです。

理屈じゃない、熱量にやられる❤︎

はっきり言って、読み慣れない語りです。
BL誌から青年誌に移籍されて、とコメントされていましたが
読んでいて何となく感じる違和感、
コマ割り、行間の埋め方、見開き絵で表現されることの多いクライマックス
そして、読者に補完を委ねる分量の多さが
BLを読み慣れている自分としては強引なところを感じなくもない。

BL読者というのは、細やかでいて、あらゆる機微の表現を日頃から浴びるようにして読んでるんで、ある程度自動的に読み取る能力に長けてはいるんですけど、正直、ちょっと頑張って読んだ感がありましたね…

なので、星5寄りの4点代の評価なんですけど、
それでも最高だな、と思ってしまうのは
作者様が描こうとしているものの熱が半端なく、惹かれるものがあるからなのかな。と思います。

強いて言うなら、ここまで強引に引き込まれていくなら
もっと小難しくてもいい。ヲタクなんで…笑
特に、ダンスの場面では専門的な説明を入れて欲しい
だって、もっとリアルに知りたいから。
割と一枚絵が多い印象なんですけど、どんな動きなのか
想像したいなーじゃないと、どうしても説明調にならざる得なくなる。
キャラの表情と台詞だけで、この熱量を語るのは勿体ない。

なんか評価は高いのに、レビューは辛口になってしまいましたが、
熱量がとてつもない、ライブ感のある漫画は久しぶりで良かったです。
続きも楽しみに読もうと思います。

リーマンものの好きが詰まってる❤︎が、もう少しグッとくるなにかが欲しい気がする

作家様の作品は、いくつか試し読みさせてもらっていたんですが、コミックスを買って読んだのは今作がはじめて。

綺麗なリーマン×2
両片想い、ケンカップル
しごできでも可愛い反応する健気受け
年下攻め(が、ひれ伏す図も最高)

加えて、2人して実は孤独だったり、
苦労人だったりで、周りから評価されてる陰で人知れず努力していること、またそこにそれなりの理由があるとお互いに知り合うことで更に気持ちがカタチになっていく。

素敵な要素が詰まってるんですけど、
もうひと声深みが欲しいと欲が出てしまうといいますか。
キャラの背景、抱えている家庭の事情がそれぞれあるんですけど、説明で終わってる感がある、またその事情もありがちにも感じるかな…

共感が深くなると、頭で考えるより前のめりになってとにかく好きだってなるんですけど
家庭の事情以外のキャラの性格に反映するような何かがあると良かったのかなぁ
タイトルの「ひれ伏す」が攻めの前戯なんかに反映されてる感じはいいんですけど、もっと濃い分かりやすいくらいの癖をくすぐるものが欲しかったかも。
描き下ろしの、腕枕は受けがする側っていうとこは面白かったです。(なんかこうゆうところがグッときます~)

期待が大きかっただけに、辛口ですみせん。
リーマンもの初めての人には読みやすい本かと。


恋を知る前の気持ちの揺れが尊い❤︎

商業デビュー作だそうです。
作家様のインディーズでの作品は知らないのですが、
同人を読んだ時に感じる自由な作風が魅力的でした。

自由な作風、大きな点でいうと
ラストですかね。
BL読んでると、DK…16歳でも大人顔負けの
恋愛上手が出てきたりしますよね。
それはそれでオイシイ、全然ありなんですけど
今作は、もう少しそこを繊細に迫ってみた作品なのかな、と。

表紙の彼は、元々は誰からみても人懐っこい性格で
自分自身は群れずにひとりでいる事ができる人に憧れながらも
自分は寂しがり屋だといいます。

作品紹介では、表紙の彼、怜が受となっていますが
作中では、はっきり描かれてはいないですね。
とにかく、2人は子どもの頃に出会っていて
そのたった一度のやりとりをお互い忘れられずに
高校生になって再会するんです。

で、レビューの冒頭に戻りますが、
高校生というと、周りが恋愛を意識し始める年頃。
受の怜くんも、その渦中にいきなり放り込まれ
友達と遊べなくなったり、嫉妬されて、あらぬ噂を流されたり
それこそ、もみくちゃにされてしまいます。
彼自身、人嫌いではない、むしろ人恋しくなる性格なのに
いつもの日常が平気で壊れていってしまうような
そんな恋愛感情に拒否反応を起こしてしまう。

再会した、攻めは淡い恋心を再燃させますが
そんなこんなで自暴自棄になっていた受は、
自分を恋する気持ちが理解できない、と言って
再会を喜びながらも、うやむやにしようとするんです。

この背景を凄く丁寧に描かれていて、且つ
台詞や、ちょっとしたひとことに作者様のセンスが感じられて
読みながら、わくわくしてしまいました。

途中から出てくる、軽音部の仲間たちも良い味出してて
2人の関係が進む側で盛り立ててくれます。
クライマックスは文化祭であったり、DKアオハルならではの
展開がまたエモい。またクサ過ぎない。
ぜひ、読んでみてください。

そうやって、少しずつ親しく話せる友達が増えていくうちに
受の気持ちも癒されて、恋愛に対して気持ちが動いていくのかな、
そこの描写が読者に汲み取ってもらう的な描き方で、余韻を残す感じなんです。
短編ではないですが、どこか似ていて久しぶりにあの心地いい感じを味わったように思います。

型にハマっていない作り方なので、好みは分かれるかもしれませんが、好きって気持ちを前に改めて切り込んだテーマ、そして瑞々しい語りは、読み応えを感じる人もいるんじゃないかな、と思います。

エロいし笑えて、またいい話なんだけど、結局ずっとtnkについて悩んでる笑笑。なにこれ予想外の面白さ❤︎

とにかく、タイトルにある通り
エロが強めのドタバタコメディ調かと思いきや、キャラが深くて引き込まれる。
でも最後まで、ずっとtnkのこといってるんだよね。なんかもう複雑。
感想書くの、はっきり言ってまとまらないよ。
でもとにかく面白いから読んでみて!とおすすめしたい。

TL描かれてた作家さんの、初BLなのかな。
言われてみると絵柄がそんな感じの印象を受けます。

タイトルから、掴みを思わせるパワーワードやフラグの数々。
それらが最初は畳み掛けるような勢いを感じはしつつ
読み慣れてるこちらとしては
最初なるほどーと冷静に受け止めてたんですけど、

途中、変態純粋天然ピュアの
受のキャラが掘り下げて語られた辺りから
見事に掴まれてしまい、
なんでしょ、所謂
天然受けキャラが攻めを振り回す可愛いね–っていう癖を狙っているだけではない、と。

受は周りから宇宙人と呼ばれてしまうくらい
昔から浮いてしまう理由が分からず
自分には絵を描くことでしか上手く伝える事ができないと悩んでいるんですね。
これは、受に寄り添ってあげたくなるものを感じてしまいました。
やーわかる〜キャラ深かった。これは好きってなりました。

攻めの方も、そういった健気で真剣な受の姿に
いつのまにか自分の人間不信が癒され惹かれていくんですけど、

あ、このタイトルにある受のましろくんがナニがなんでも描きたいアレは、
臨戦状態の攻めのtnkなんですね。
でも、人間不信から攻はEDになっておったと。

攻くんのキャラも語れる深みがあっていいんですよね。
元々は下町育ちで今でも家業の銭湯の手伝いをしたりとイケメンで周りからちやほや言われてても
本来の攻くんは、人情味があって優しいコなんです。
この女の子からのちやほやされ具合がトラウマになるくらいの扱いの酷さで
BLなのでそこら辺は容赦なく描かれてしまうのかもなんですけど笑

ぐいぐいくるのは遠慮がないのに、周りくどい女の子に対して
求めてくるものは変態だけど、好きなものに真っ直ぐ素直な受け
ってことで、思わぬところから恋心が転がり込んでくる笑。

EDは心因性。その治った原因が受。性別は♂だけど、
そりゃ臨戦状態になったコレを次は受け入れて欲しいってなるし、
男でも全くやぶさかではなくなってしまうのは必然。
受もまた可愛いんです、おぼこい反応のギャップとか、改めみると色白でもちもち肌とか
気付いたらエロい目でみちゃってる攻。楽しい笑

でも受の方は、自分のことで精一杯だしおぼこい
きっと宇宙人とか言われてるくらいだから
あんまり人との付き合いも恋愛含めて浅いんでしょうね。
だから、攻の変化も気付けないし、
攻めが思わずしてしまったキスも
理由が分からず、自分がまた何か間違えてしまったと落ち込むんです。
ここのところが、他の作品ではあまりないパターンで
受キャラの複雑さとストーリーの面白さにグッときてしまいました。

最初は、EDtnk をたたせるために
抜きあったり(受けはそこまで考えてなかったとこも可愛い)
身体から先パターンではありますかね、
でも自分のEDが治って、受に傾いていくどうしようもない気持ちを
何にも分かってない受のために我慢する攻め。でも我慢できず、のモダモダ。
その優しさに受けも気付いて好きになっていく受。
あー大分ネタバレしちゃいましたけど、
これは是非、ここらへんを意識して読んでみて欲しい。

作品の外側からただ見ただけだと
あるあるな雰囲気がしますが、
作者様の描きたいものを応援したくなる
レイヤーが何層もあるような読み応えかと。

こちら、続編も決まっているそうなので楽しみな案件です〜
ありがちな展開ではなくて、ニッチな萌をまた読ませてもらいたいです。