本品は『魔王の三男だけど・・・』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、ある秋の日のお話です。
秋になり気温が下がった事で
屋敷の家庭菜園のトマトとキューリは実をつけなくなります。
サリエルは家庭菜園の前にしゃがみこんで
来年また美味しい実をつけてくださいねと
土をポンポンしていると
インナーが冬野菜と言ったらサツマイモだな
三つのように甘くてとろとろしっとり系のヤキイモぉぉと
言い出してイメージ画像を受けたサリエルが
土井繰りをしながら食べたぁいと呟くと
新しい目がピョコリンと出てきます。
またやってしまった!!
兄上が悪者に利用されないかと心配するので
新種を生み出すのは控えようと思っていたのですが
これが新首都は限らないという一途の願いで
備考欄を見ると・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにてサツマイモを作り出してしまうお話です。
あまーいあまーいいも サツマイモに似た植物
となっていてガクリと膝をつき、失態を嘆きますが
デキてしまったものは仕方なしとなかったことにして
家庭菜園を後にしますが
1ケ月後にはトマトの場所に緑の葉が生い茂り
あまーてあまーいいもが実っている模様です。
サリエルを探しに来たエリンともに掘り起こし
料理長にヤキイモにしてもらい味わっていると
レオンハルトがやってきて怒られそうになりますが
サリエルにあーんされてヤキイモを味わってしまうと
"勝手に生えてきた"ものにされて
繁殖力のあるあまーいあまーいいもは魔国全土に広がって
ソウルフードになるという幕引きでした。
※他店舗特典(レビュー済)
フェア店舗特典は夏の日のお話です。
今回は時代の魔王と言われる攻様と
異母妹フォローを義務付けられた受様のお話です。
母が絞舞を宿した事で魔王の三男となった受様が
長兄の攻様にロックオンされて婚約するまで。
サキュバスの受様母は
魔王の子を宿した事で魔王城に招かれ
連れ子の受様も魔王の三男として受け入れられます。
ただ受様は瞬間記憶能力を持つものの
魔族の象徴であるツノがなく魔力も少ない事から
受様母は育児放棄されたところを
魔王の正妻の運だ長兄に保護されて
攻様の元で育てられます。
この長兄が今回の攻様で
左右の耳の後ろから三重巻きの羊のツノを持つ
次期魔王と評される完璧スパダリです♪
受様は1つ下の異母妹に敵視されていて
家庭教師兼護衛と相乗乗馬をしているところを
異母妹に魔法で吹き飛ばされて意識を失い
目覚めると人や物の横に名前や紹介文の書かれた
四角いボードが見えるようになり
自分の中に別の何かがいる事に気づきます。
見舞いに来ていた攻様は
"シークレット政略対象 次代の魔王と目される悪役令嬢の兄
悪役令嬢と友達になる事で攻略できる
兄弟仲が良い事をアピールすると好感度アップ"
と書かれていて
受様が姿見で確認した自分のボードには
"魔王の三男だけど義理の息子でツノなし魔力なし
もっちリぽっちゃりの用なし落ちこぼれ幼児
悪役令嬢の兄(尻拭い)"と書かれていたのです。
それを見た受様の中の人は
魔王の三男に転生したのに底辺スタートで
義理の息子では権力もなく命も狙われるなんて
ムリゲーすぎとお怒りモードMAXです。
受様も異母妹に関わりたくないのですが
受様は異母弟の尻拭い要員確定なの!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
加筆、改稿しての書籍化で次代の魔王と目される攻様と
魔王の義息の受様の異世界転生ファンタジーです♪
異世界転生モノながら
受様と前世の人が別人格(=インナー)が共存しいて
悪役令嬢の異母妹に敵認定されているので
かなりひねられていますね。
読者にはゲーム世界だろうとわかるものの
転生者の受様に記憶がないため受様と一緒に
ドキドキスタートですが
攻様は登場時点で受様を嫁にする気満々なのに
受様は攻様の本気を感じていない状態が
MYツボ激押しで楽しいです。
受様は異母妹の悪意をフォローする事で
次々出てくる攻略キャラに可愛いと好かれていき
インナーがこの世界がどんなゲームかと気づく頃には
受様は攻略対象者達を完全制覇していてしまっていて
ゲームの展開がどういう未来へ向かっていくのか
全くわかりません ヾ(≧▽≦)ノ
むっちり我儘ボディなままでも攻様には無問題でしょうが
受様が育ってすっきり美ボディな美使少年になって
異母妹にぎゃふんと言わせる未来を読ませて欲しです。
本品は『臆病な従騎士の僕ですが・・・』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、アンセルの趣味のお話です。
ある日ヤンが
レックスの指示で探していた本手に執務室に戻ると
部屋を出る時にはいなかったアンセルがいました。
特に何も思わずに本を置いていると
アンセルが何やら後ろに隠してソファーに座り
どうにも気になってしまいます。
アンセルは何でもないといいますが
レックスが「それは俺のものだ」から早くよこせて
アンセルに手を出してきて・・・
A4サイズ両面にてアンセルの趣味のお話です。
覚悟したアンセルは隠していたものを
ヤンに手渡してくれます。
アンセルが持っていたのは鳥のぬいぐるみで
白くて丸く、つぶらな瞳と嘴が可愛いコロンとした
形状のぬいぐるみでした。
ヤンはアンセルの腕を素直に褒め
アンセルも褒められてうれしそうですが
ガタンと大きな音が立てて立ち上がったレックスに
取り上げられてぬいぐるみをなでる彼を見て
ムムッとしてしまうのですよ(笑)
ヤンも;レックスからぬいぐるみを奪い返すのですが
ぬいぐるみに焼くのがかわいいです。
和いいもの好きなレックスが
一番かわいいと思っているのはヤンだと思うのですが
なかなかままならないものですね♡
※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典はレックスのお話です。
本品は『臆病な従騎士の僕ですが・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面は中扉モノクロイラストで
裏面にレックスの特技のお話を収録しています。
今回の任務は王都を離れたものの
戦闘を伴うものではなく、計画が前倒しに進み
ヤンとレックスは気を利かせたアンセルに
撤収作業を免除されて散歩をすることになります。
2人で山中を歩いていると
水が驚くほどきれいな川を見つけます。
河にかかった端から覗き込むと
水はうっすらと青みががかっていて
大きくけれど水の勢いで迫力があります。
ともに川を覗いていたレックスは
「魚がいるな」「ちょっと下りてもいいか?」と
ヤンにひと声かけて岩を伝っておりていき・・・
ポスカサイズカードの三段組で
レックスが特技を披露するお話です。
ヤンが何をするのかと訝しがって
レックスは騎士服のジャケットを脱ぐと
川の中に入っていき
驚くヤンに無表情のレックスは「静かに」と言い
川の中の岩の近くで立ち止まって動かなくなり
体が冷えないかと心配しながらいると
なんと素手で魚を捕まえるのです!!
ヤンに問われた捕らえるコツとか
ずぶ濡れなレックスを見たアンセルの様子とか
おかしすぎて楽しい小話でした (^-^)/
※他特典(レビュー済)
コミコミ特典はアンセルの小話です。
本品は『魔王の三男だけど・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面は中扉モノクロイラストで
裏面にある日のサリエルのお話を収録しています。
もっちり我が儘ボディのサリエルは
日々ダイエットに勤しんでいます。
その日も屋敷の庭続きにある丘で
エリント鬼ごっことをして遊・・・運動をしていると
デカトンボロンが現れます。
去年は追いかけられて丘の上を走り回りましたが
今年はホバリングする1匹にインナーから教わった
人差し指でくぅるくぅるして目を回す必殺技を掛けますが
いつの間にやら2匹に増えていて!?
ポスカサイズカードの三段組で
サリエルのとある1日になります。
まだ足りないのかと指を回し続けたら10匹になっていて
サリエルに向かって飛んできて
またもや追いかけっこになるのです(笑)
その後なんとか逃げおおせたサリエルは
エリンと家庭菜園でトマトとキューリを収穫しますが
縁起がいいというホワイトスネークカモンが出て来て
スズメガススも縁起がいいとされていると知って
驚くという顛末なのですが
くぅるくぅるでほんとに増えたのか
単にそういうものにサリエルが好かれ過ぎるのかが
とっても気になってしまいました ヾ(≧▽≦)ノ
※他特典(レビュー済)
コミコミ特典は秋の日の小話です。
今回は強面無口な騎士団長と臆病な従騎士のお話です。
無自覚で強敵の蛇族を倒した受様が攻様の従騎士となり
攻様の番となるまでと恋仲になった後のお話を収録。
ここは鳥や蛇、猫などの動物が擬人化した世界で
鳥が住むハリア王国は常に夜盗の脅威にさらされています。
今回騎士団は蛇の夜盗集団討伐で派遣されますが
頭が仕留めらるという僥倖で帰還パレードは
大いに盛り上がります。
蛇を5人も倒したヤンバルクイナの受様は
英雄としてパレードの荷馬車に座していますが
皆が思うような美丈夫ではなく華奢な身体つきで
赤い大きな目を泣きだしそうなほど潤ませて
荷馬車の端を掴んで震える手を抑えていました。
受様は夜盗によって暮らしていた場所を失くし
今回の活躍で騎士団に帯同してきたのですが
ハリア王から「王に誰かに仕えているのか」問われた時に
「そんな大層な身分ではなく・・・」と話し始めた事で
志願兵扱いされた上に褒賞として騎士団長である
攻様の従騎士に任命されるのです(笑)
王の退室とともに緊張の糸の切れた受様は倒れてしまい
副団長にお世話されてしまいますが
攻様は終始恐い顔です。
ハシビロコウな攻様は一匹狼で従騎士はおらず
戦闘の役に立たないようなヤンバルクイナは邪魔だと
言いながらも王命故と受様を従騎士にします。
果たして受様の騎士団生活の行方とは!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改題、改稿、加筆しての書籍化でハシビロコウの攻様と
ヤンバルクイナの受様の擬人化ファンタジーになります♪
受様は戦とは無縁な庶民であり
衣食住のために目つきの悪い主人の世話をするのも
乗り掛かった舟と覚悟をして攻様に認めてもらうため
頑張りますが
受様の言動は攻様に溜息をつかせたり
突然お辞儀をされたりと意味不明な行動が多くて
ただただ攻様に付いて行くので精いっぱいです。
そんな受様ですが宿敵蛇を倒した英雄として
騎士団員たちは興味津々で攻様や副団長の目を潜り抜けて
お近づきになろうとされてなかなか愉快な展開です。
実家が仕立て屋で手芸が得意な服騎士団長
攻様達をからかうのが趣味のハクトウワシの王
美しいクジャクの攻様の婚約者
受様を突け狙うベンガルネコ
攻様のお辞儀を筆頭に
それぞれの性格や言動に族性が現れていて
コミカルなテンポで進んでいきますが
受様の過去が明らかになるにつれて重い展開になていき
ハラハラ&ドキドキ!!
騎士団が舞台なのに戦闘シーンが少ないので
受様の強さの証明が弱いかなと思いますが
受様の宿敵が倒され2人の恋が実るまで
楽しく読ませて頂きました (^-^)/
本品は『月満ちる第四皇子の婚礼』の
フェア店特典ペーパーです。
本編幕間、伴侶の誓いを立てる日の朝のお話です。
ナランと身も心も結ばれてから月の満ち欠けが一巡りし
今日、ダムディとラナンはタイ式に伴侶の誓いを立てます。
エニデルから円満離縁の打診を受けて
ダムディは逆にならんを生涯の伴侶としたいと申し出て
許されるのであればハドゥマサルにナランを
連れ帰りたいと望みます。
エニデルは両国の友好のために一番良い選択をしようと
王族会議を開いて双方の国の間に居城を築くことを提案し
キヨウは重臣や上流貴族達全員の前で
新たに伴侶の誓いを立てることになったのです。
今朝のダムディはナランが身支度を整える音で
目を覚まし・・・
B6サイズ片面にて
伴侶の誓いを立てる日の出来事になります。
ナランが団子をこしらえていると目を見張り
考えてみるにこんな風に身支度する彼を見るのは
初めてだと思い至り
見事な団子が出来上がるまで見届け
この髪型となった所以が語られて
ナランのように特別な思い入れのなかったダムディが
新たな気持ちでナランとの未来に向かうというお話でした。
ナランの真摯な想いと
そんなナランを愛しく思うダムディの様子が
感じられる温かいお話でした。
今回はハドゥマサル王弟と
アスタイダルガの第四皇子のお話です。
受視点で攻様との婚姻で受様が変わり攻様の唯一となるまでと
攻視点で本編裏事情を含む夫夫となった2人の続編と
あとがき後にSSを収録。
受様は大国アスタイダルガの第4皇子ですが
兄達に比べ貧相な身体つきで顔貌も百人並みです。
アスタイダルガは北のソランガと緊張状態にあり
両国の緩衝地にあるハドゥマサラに金銭援助する見返りに
受様は王弟の攻様と婚姻を結ぶことになります。
同性同士の婚姻は互いの利を満たせば
円満離婚する事がほとんどで
受様はこの婚姻話を一もにもなく承諾します。
攻様は戦に明け暮れて妻を持つ機会がなかったと言われ
受様は攻様が不承不承でも誠心誠意尽くそうと思いますが
側付き1人だけを伴って現れた攻様は優雅な物腰で
振る舞いや受け答えに堂々とした品格がある男でした。
受様は皇子として誇り高くあろうとして緊張し
公の場では立場の上の人間からしか会話ができないのに
たどたどしくつっけんどんな物言いになってしまい
受様に長年使える従者も苦言を呈すほどですが
自身の態度に落ち込む受様は素直に従う事もできず
初夜も攻様と過ごす勇気が持てず誘えません。
はてさてこんな受様に
攻様との親睦を深める術はあるのか?!
雑誌掲載作のタイトル作に書き下ろし短編をつけての文庫化で
小国の騎馬隊長を務めた攻様と兄達のように
兄弟で唯一戦力外の書庫の主の受様の恋物語になります♪
攻様の生国ハドゥマサラは
騎馬民族で元は遊牧民という設定なので現代の
中央アジアからモンゴル辺りを思わせる世界感です。
受様は末子の皇子として生まれるも
武人の兄達のように体格や武術の才に恵まれません。
読み書きを教えた高名な師に才を認められたことで
時期王の長兄に書物に詳しい行商人達に価値ある書物を
集めさせた書庫の管理を任されています。
攻様に向ける態度はなかなか向上しませんが
ハドゥマサラに関する記述のある書物を読み込み
攻様が少しでも良い環境をと慮るなど
大国の皇子の矜恃を保とうと素直になれない
不器用者な受様が攻様との距離を縮めていく様子が
ほのぼのしくてニマニマしていると
2人が婚姻を結ぶことになった原因のソランガ帝国が
アスタイダルガへ攻めいろうとしている事が発覚
その突破口がハドゥマサラに危機が迫り
ハラハラもドキドキもMAXに!!
受様の知略と攻様の武功で危機を乗り越え
2人が夫夫として生きること選ぶ幕引きまで
とても楽しく読ませて頂きました。
書き下ろし続編も本編とは逆視点となる事で
本編では見えなかった攻様の本心が明らかになり
大満足な1冊となりました (^-^)/
本品は『黒竜の王弟殿下は・・・』のフェア店特典ペーパーです。
本編後、発情期2日目の夜のお話です。
発情期2日目の夜
本能のままにラルフを求めてとろとろに抱かれたレオンは
ラルフの腕の中にすっぽり収まって横になる
心地よさに目を細めます。
そんな中昨夜
「俺への愚痴や惚気もぃぢんに聞きたい」という
ラルフの珍妙な希望を思い出し
本当に望んでいるなら叶えてあげたくなり
「良ければラルフ様への愚痴や惚気を聞いて頂けますか」
と遠慮がち提案してみると・・・
B6サイズ片面にてラブラブ後日談になります。
ラルフはカッと目を見開いて食い気味に
「愚痴から頼む」と言われるのですよ(笑)
でもシオンの愚痴も
ラルフと寝る前に話をしたかったのに
優しく頭をなでなされて安心してすぐ寝てしまったとか
抱きしめられて寝ると幸せで微睡んでしまって
寝起きが悪くなりそうだとか
シオンもラルフに尽くしたいのに
ラルフのモノに触れようとしたら止められたりとか
先端を口にふくんだものの
シオンが噎せるとすぐ中断されたりとか
愚痴じゃない愚痴(笑)の後の惚気もすごくて
シオンを抱きつぶしそうだというラルフの言に
納得しかない小話でした。
ご馳走様です ヾ(≧▽≦)ノ
今回はカルドシア王弟と
ハウザイクスの第一王子のお話です。
孤独に生きてきた受様が人質側室として向かった国で
攻様のつがいになるまでと後日談続編を収録。
この世界には男女の性の他に
バース性と呼ばれる第二の性が存在します。
王侯貴族などの高い位のものに多いアルファ
標準的で最も人口の多いベータ
男女ともに妊娠可能で定期的に発情期が訪れるオメガ。
王族男児はアルファでないと価値がないとされ
ハウザイスクの第一王子の受様はオメガ判定された
6才で王宮の敷地の外れの書物を保管する塔に
幽閉生活を余儀なくされます。
ハウザリスクは近年の財政難の挽回のため
近隣のイウマリクに侵攻しますが
イウマリクは竜人族が治めるカルドシアに援軍を求め
カルドシア先王が竜体で戦いを抑圧したことで負け
カルドシアの属国となります。
ハウザリスクは受様を人質兼側室と差し出す事となり
アルドシア王の代理としてやってきた王弟で
騎士団長の攻様とともにハウザリスクを発つのです。
受様がカルドシアで対した王は優美な美丈夫でしたが
握手の際に「美味しそうな人間だ」と言いながら
龍の鱗が浮かぶ半竜人となって見せる曲者でした。
外見の変化ではなく言葉に対して反応し
肉が付いていないので食べても美味しくないかも
と返した受様は王に気に入られたようですが
発情期を迎えてもいない発育不全では
側室候補にもならないと受様を連れてきた攻様は
受様を1人間のオメガにしろと命じられます。
果たして受様は王の側室となれるのか!?
雑誌掲載作のタイトル作に
書き下ろし短編をつけての文庫化で
黒竜ともなる攻様と薄幸な受様のオメガバースとなります♪
6才から独り暮らしを強要されて情緒未発達の受様と
兄王から受様を側室教育を命じられた攻様が
それぞれの視点で展開するためそれぞれの内面が見えるという
読者にはたいへん嬉しいお仕立てです。
戦いのための戦略ならお手の物の攻様ですが
美しく知識に見えるのに感情を見せない受様には
何をどうしたら良いかすらわかりません。
兄王は攻様に最初は部屋の中でいつも
受様とくっついて過ごしてアルファの匂いに慣れさせ
オメガの本能を取り戻させと指示をしますが
兄王がてへぺろ!! ってしてる姿が見えますよね♪
攻様が四苦八苦しつつも
少しづつ人慣れして感情が現れてくる素直な受様に
攻様が徐々に落ちていく様も大変美味しく
受様が徐々に攻様に懐いていく様も楽しく
兄王の種明かしで一件落着かと思いきや
兄王の元側室絡みで受様に危機に迫るというまさかな展開で
攻様が受様をつがいとするハピエンまで
大変楽しく読ませて頂きました。
受様の塔での知識が活きる展開の書き下ろしも
とても面白かったです (^-^)/