本品は『愛しいあの狐を娶りたい』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
現代を舞台にしたパロディ版です。
大財閥白狐グループ社長令息にして
モデル兼学生兼副社長な"山隅鼎"が
本大学に通っているらしいと知った男子生徒は
飲み物をこぼすほど驚きます(笑)
話しかけてきた女子生徒は情報通らしく
忙しい方だからキャンパスではあまり見かけない
と言いますが・・・
コミックスサイズ、表紙カラー・内面モノクロ印刷
20頁という大ボリュームにて前半は現代パロ短編
後半はキャラクター設定が収録された楽しい1冊です。
偶然なのか調度鼎が通りかかり
男子生徒がイケメンぶりに驚いていると
鼎をパパと呼ぶ子供達と
鼎の結婚相手である助手の賛も現れて
家族で楽し気に去っていく・・・と言う小話でした。
鼎はどこでもいつでも目立つみたいですね ( ̄∇ ̄)
あとは四コマ2本と
ラフ画とキャラクター設定になります。
結構文字がいっぱいなので裏話的な要素もあり
面白かったです。
本品は『愛しいあの狐を娶りたい』の
コミコミスタジオ特典リーフレットになります。
本編後、2人が写真館に行くお話です。
今日は賛の写真撮影会で
キラキラ衣装で撮影する事に耐えられず
恥ずかしさが募りますが
鼎はまだ満足していないようで
「最後にこれだけ」とひらひら衣装を示された賛は・・・
コミックスサイズ2つ折り内面2頁で
賛が写真を撮られるお話です。
自分だけじゃいやだと鼎にも写真を撮れと
プチ切れるのですが
モデルばりの鼎がポーズの撮影に
賛の方がノリノリになってしまうという
コミカルなお話でした。
うん、美形は何を着ても美麗♪
※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典は賛のお肌を楽しむお話です。
今回は一族を束ねる白狐と忌避される黒狐のお話です。
黒狐のために村人から忌避される受様が
一族を束ねる立場の攻様に求婚され番なるまでと
子供達世代を描いた番外編を収録。
人間が立ち入りを禁じられた山奥には
白狐の攻様を長とする狐一族が暮らしています。
受様は金狐の両親から生まれた黒狐で
村人には災いをもたらす忌み子とされ
愛した母を亡くしてからは
独りでの暮らしを余儀なくされていました。
最近は日照り続きで
人間達も山麓の稲荷神社詣でる者もいますが
狐族にとっても日照りには悩まされていたのです。
きのこ狩りをしていた受様は
人間が仕掛けた罠にかかった野良狐を助けるのですが
罠を仕掛けた猟師に見つかってしまいます。
受様は小狐だけでも逃がそうとして猟師たちにも
「不吉な黒狐が災いを招いていたのか」などと
憎々し気に言われてしまいます。
鉄砲を持つ相手に動けずにいると炎を操りながら攻様が現れ
人間達は記憶を消されて放逐されますが
受様は人間に見られるという禁を犯したとして
縄を掛けられてしまうのです。
村人達は「村の存在を知られるところだった」
「お前が村に災いを招いているのだ」と
猟師たちと変わらない言葉を泣け付けるのです。
大越甲と呼ばれる双子の白狐も
受様を何のとりえもない黒狐を哀れな存在と言い
掟を守るためにも受様の追放をと言いますが
一族の長である攻様は「受様を貰い受ける」と宣言し
「嫁として俺のもとにこい」と言いだして!?
電子単話連載をまとめての紙単行本化で、
変化や神術が使える攻様と忌避される黒狐の受様の
和風ファンタジーになります♪
受様は追放を受け入れるつもりでしたが
追放とは耳と尻尾を切り落として放り出す事で
間違いなく死を待つのみだと言われ
兼族が年々減り続ける中掟も毛色も関係ない
捨てる命ならば俺が貰い受けるという攻様は
さっさと受様を屋敷に連れ帰り
嫁扱いするのです♪
実は攻様は幼い頃に受様に助けられていて
それ以来受様を慕っていたのですが
受様にはとんとその記憶はないらしく
強引な嫁とりを村人たちから責められる攻様を
見ていられなくなり逃げ出すのですが
攻様が受様を逃がすはずがなく♡
紆余曲折を経て受様が攻様の手をとり
受様が村人達に受け入れられるまで
王道ラブロマンスとして楽しく読ませて頂きました。
ただ伏線は張られているのですが
当時要人物が本音と建て前を使い分けていて
過去語りで本当は・・・と言われても
あまり許したい感じにはならなかったかな。
本作は「ふったらどしゃぶり」シリーズ短編集の下巻です。
「ふったらどしゃぶり」のドラマ化記念にて
今まで刊行された番外編をまとめた2巻セットの下巻は
スピンオフ作「ナイトガーデン」のお話も収録されています。
記念刊行の上下巻発売ですし
竹美家先生の美麗イラストが対になってますし
セット購入する方が多いと思いますが
基本再録発刊なので「ナイトガーデン」がお好きな方は
下巻のみでもいいかなとも思います。
巻頭の「恋をした/恋をする」を少しご紹介します。
日曜日の晩、
そろそろ受様の部屋を出ようとした攻様は
「ちょっと忙しくなりそう」と言い出します。
時期的に年度末商戦かと思う受様でしたが
それもあるけれど再来月の結婚式の二次会幹事を
急きょ頼まれたと言います。
何でも新郎新婦の友人同士で
幹事グループをつくったものの代表2人に丸投げ状態で
意気投合した2人の妊娠が判明、
幹事メンバーに無責任だと責めたてられた2人が
キレてすべての段取りを無に帰したというのです。
そんな状態から引き受けるのが攻様
と知っている受様は見守るしかできません。
攻様は誤解されたくないと
女子の幹事とのやり取りも見せてくれますが
それは受様の不安を誘うことになり・・・という
攻様が結婚式の代打幹事を引き受けた事で起こる
ちょっとしたモヤモヤ展開が楽しいお話でした。
一穂先生のお話はタイトルが秀逸ですよね。
一気読みしないですこしづつ読み進めるのも
良い2冊だと思います (^-^)/
他の収録作(初出)は下記の通りです。
「泡と光」(同人誌)
・あわ
・ひかり
「ひかりのにおい」(同人誌)
・snowing
・ひかりににおい
「ひかるのはる」(同人誌)
「恋をした/恋をしている」(単行本「メロウレイン」)
「甘い香り」(単行本「メロウレイン」特典小冊子)
「Yummy,Gummi」(同人誌)
その他掌握篇3
・so deep is the night
(フルール「ナイトガーデン」特典ペーパー)
・バスタブでデート(ブログ掲載こばなし)
・桜のころ(note掲載こばなし)
・アマイミ(「ナイトガーデン」特典SSカード)
・コトノハ
(ディアプラス「ナイトガーデン」特典ペーパー)
・アメノメ
(ディアプラス「ナイトガーデン」発売記念こばなし)
「落ちゆく日々・下」
本作は「ふったらどしゃぶり」シリーズ短編集の上巻です。
「ふったらどしゃぶり」のドラマ化記念にて
既出の番外編を一気にまとめた2巻同時発売はスゴイです
本作の初出はフルール文庫でこちらで読んでいましたが
リメイクの新書館ディアプラス文庫が出てからも
結構立っているのですね。
完結したお話の番外編なので短いけど
現代リーマン者なので読者にも身近な日常で
2人が本当にそこにいるかのような小話が多くて
とても楽しく読めました (^-^)/
巻頭の「アフターレイン」を少しご紹介します。
そろそろ夕飯の準備を考えないといけない時間
空腹で動けなくなりそうな受様は
腹が減っているからこそ妥協はしたくないと
結構真剣に自分の胃袋との対話を試みます。
今家の食糧で食べでのあるものと言えば
攻様が持ってきた丸ごとのすいかですが
それをメインディッシュにするのは遠慮したいし
何も考えないまま外に出ると
とりあえず目についたものでこれでいいやと
なりそうだったのです。
攻様に「何を食べたい?」と尋ねられて1分ほどで
受様は「手巻きずしがたべたい」という結論に達します。
すし屋ではなく
「スーパーで好きなものを買って超巻きたい」と言うと
「超すか」と笑われますが
受様のすしプレゼンは
攻様の口を『手巻きずし待ち』にさせて・・・
というすしネタから始まりますが
会社でのイベントまで絡んでいく楽しいお話です。
テンポのよい日常会話がいいでよね (^-^)/
他の収録作(初出)は下記の通りです。
「アフターレイン」
(フルール「ふったらどしゃぶり」サイン会おみやげ小冊子)
・アフターレイン
・雨の日と日曜日は
「秋雨前線」(同人誌)
・きいろい星
・きいろい蜜
・秋雨前線
その他掌握篇1
・ユアーズ(フルール「ふったらどしゃぶり」特典ペーパー)
・雨上がりの夜空に
(フルール「ふったらどしゃぶり」発売記念ブログ掲載)
・In The Garden
(フルール「ナイトガーデン」発売記念ブログ掲載)
・春景淡景
(10周年記念ファンブック「long hello」特典ペーパー)
・雨恋い
(10周年記念コラボカフェ来場者特典SSカード)
・海を見に行こう(J.GARDEN無料配布小冊子)
「ハートがかえられない」(同人誌)
「LIFE GOES ON」(同人誌)
・LIFE GOES ON
・LOVE GOES ON
その他掌握篇1
・ミッドサマー
(ディアプラス「ふったらどしゃぶり」特典ペーパー)
・ふってもふっても
(単行本「メロウレイン」特典ペーパー)
・STAY HERE
(ディアプラス「ふったらどしゃぶり」発売記念こばなし)
・陽の当たる大通り
(単行本「メロウレイン」発売記念こばなし)
・シグナル
(10周年記念コラボカフェ来場者特典SSカード)
・海を見に行こう(J.GARDEN無料配布小冊子)
「落ちゆく日々・上」
今回は交番巡査と特殊部鑑識課の技能者のお話です。
センチネルの受様にガイド指名された攻様が
受様と公私のパートナーとなるまで。
攻様は友人が大怪我を負った
放火事件の犯人を捕まえたいと警官を志し
地元エリアの管轄区に配属されます。
管轄区には老朽化が進み住民が激減した団地があり
出火通報で先輩巡査と現場に向かいます。
火災には少々敏感な攻様ですが
今回燃えたのは倉庫の放置されていた段ボールのようで
近所の住民により鎮火されていました。
消防への連絡のためにパトカーに戻った攻様が
パトカーを降りた時人の気配を感じて顔をあげると
長袖シャツと白いボトムで素足にビーチサンダルながら
一度見たら忘れられない美貌な男が立っていて
「ひさしぶり」と声をかけられます。
この美貌の主が今回の受様です♪
攻様は一目で受様だとわかりますが
受様は高校で有名だった先輩ながら
口をきいたのは1回だけです。
その際になぜか「警察官になるつもりはない?」と
訊かれた事が心に残っていましたが
まさかの再会に驚いていると
受様は胸ポケットから警察手帳を取り出し
特殊鑑識課の所属を告げて倉庫を起点とした
百メートル四方をスキャニングした後に
「おれのガイドになってくれたら嬉しい」と
去っていくのです。
先輩巡査は
特殊部の技能者は超能力を有するセンチネルで
そのサポート役がガイドであり
相性のいいガイドをスカウトするらしいと言いますが
攻様は半信半疑です。
しかしその2日後、攻様に突然の移動通知が届き!?
センチネルの受様にガイドとして見込まれた攻様の
現代日本を舞台としたセンチネルバースです♪
センチネルバースは特殊能力を活かして
警察や事件に絡むバディモノが多い印象ですが
本作の受様も能力を活かす技能者です。
今回すごいなと思った設定は
センチネルは遺伝性で神経過敏の傾向がみられると
すぐ国家の保護対象となり
物心着いた時から共同施設で生活し
それぞれの資質にあった国家機関で働き
約に立たないセンチネルは生きている意味がないと
受様が思っている事でした。
常識者で健常な強さを持つ攻様を
ガイドにできた受様はより能力を高めるためと
個人的な繋がりを欲します。
受様母は相性の良いガイドを得られなかったことで
力を使い果たして亡くなっていたため
より強い力を欲するのはわからなくもないですが
受様が恋ではなく攻様との繋がりを欲するのが
とても痛かったです。
そんな2人の曖昧で危うい関係性に
攻様の友人が怪我を負った時と
同じような連続失火、放火事件が発生する事で
受様はより捜査にのめりこんでいき
ハラハラ&ドキドキ
連続放火犯の逮捕によって更なる難関に対した攻様が
受様を取り戻すまで楽しく読ませて頂きました。
本品は『きっと比翼の白と黒』の
アニメイト特典リーフレットです。
アオのヘアカットをするお話です。
アオの髪が伸びてきて切る事になります。
クロがアオの髪は長くても似合うなぁと思っていると
アオに鋏を渡されて!?
コミックスサイズ2つ折り内面2頁で
クロがアオに髪切りをねだられるお話です。
アオ的には以前は自分がクロの髪を切ったから
今度はクロの番という事らしいのですが
クロには上手に切れる自信がありません。
断ったもののアオのおねだり目線に負けて
何とか切るもののクロ的にはちょっと・・・でも
アオ的にはいい感じになめるという可愛い小話でした。
アオ的にはクロに切ってもらったことが
嬉しい感じでほっこりです \(^o^)/
※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典はクロのお話です。
今回は白カラスと黒カラスのお話です。
番を探す受様が森の奥で暮らす攻様と知り合い
番なるまでと後日談を収録。
受様はカラスの両親が年老いてから授かった子供です。
繁殖期前から互いを番と認識した2人のように
運命の番を求めるもののなかなか巡り合えません。
友人達に現実をみろと言われて
群れ中の同世代に声を掛けるも"このヒトだ"と
思う相手に出会えずうろつきまわった受様は
禁忌とされる森の奥の崖付近までさ迷いでます。
ここらはカラスを餌と狙う獣が出ると言われていて
受様は暗くなる前に帰ろうとしますが
白いカラスの攻様と遭遇します♪
受様は白いカラスを初めて見ますが
攻様は群れにカラスとは関わりたくないと
去っていきます。
受様もそのまま家に帰りますが
初めての発情期に入ると身体が疼いてたまらず
またもや森に入ってしまうのです。
そんな受様と遭遇した攻様は受様に縋りつかれて
欲情してしまい、受様の欲情を散らす手助けを
することになります。
翌朝目覚めた攻様には「オスに待てすり寄るな」と言われ
受様は恥ずかしさのあまり暴言を吐いて
逃げ出す事しかできませんでした。
果たして受様は番をえる事ができるのか!?
電子単話を改題してまとめての紙書籍化で
カラスの色をもたない攻様と老夫婦に育てられた攻様の
擬人化ファンタジーになります♪
あらすじと帯キャッチの「ハートフル甘えちラブ」で
コミカルなお話かと思ったら
黒いカラスの群れに生まれた攻様の境遇と
老夫婦の養子だった受様の境遇が交差する
シリアスなお話でした。
受様は仲良し両親のような唯一無二の相手を探しますが
巣作りで場所を借りているとやってきたツバメによって
夫婦の養子だったと初めて知ります。
攻様は村長の孫息子ですが白カラスが獣に狙われた事で
かつての村を捨てた過去を持つ大人達には
白カラスの攻様は忌避される存在だったのです。
黒い受様は拾われ子でも村に受け入れられ
白い攻様は血筋でも隔離される矛盾に悶える受様でしたが
さらに行方不明の弟を探す他村のカラスが現れて
受様を巡る状況に更なる変化がもたらされ
どうなる事かとハラハラ&ドキドキ
受様が攻様を番するまで楽しく読ませて頂きました。
老夫婦に育まれた受様の優しさが
攻様を変え、友人の協力となり、村人を変えていく展開も
胸熱でした ヾ(≧▽≦)ノ
カバー下に脇キャラ裏設定的なコマ漫画と
ツーショットイラストがありますので見て下さいね。