激しめのケンカップルでした。表紙がまずすごいですが、中身も同じ感じで、表情から見える感情がすっごく激しいです。こんなにキレ散らかしてるように見える二人がしっかりヤって恋人になっちゃうってのは、ちょっとした感動でした。
元同僚の楳沢と波瀬はどっちも素直じゃないな~って印象。楳沢は反発しちゃう方向に素直じゃなくて、波瀬はとにかく隠したくてミスってる。
楳沢の性格の悪さは清々しさを感じるほどに分かりやすくて、波瀬はよく好きになったな~と思わなくもないんですが、波瀬視点から楳沢を見るとすごく納得できます。その性格の悪さこそが魅力になってる不思議。
結局最後までケンカしながらくっついてくれて、とても良かったです。この二人にしか出せない独特の空気感が好き。これからもずっとケンカしつつ、ふいに甘々爆弾落としたりしながら仲良くやっていって欲しいと思います。
すっごく良かったねー!って思えるお話なんですが、15年募らせたはずの不毛な恋心に焦れる切なさ全開パートが短くて、あっさりすんなりくっついちゃうので、ちょっと物足りなかったかも。仕立て屋さんとか片思いとか、設定はめちゃくちゃ好みでした。
角南の仕立てたスーツを着て、10年付き合った彼女にプロポーズすると言う啓太。でも振られてしまい、さらっと忘れることにしたから、と。そこから即角南との付き合いを考えてみる、と笑顔で言うなんて、違和感が強いかも。
その後の流れもあっさりしすぎで、情緒が足りない気もするし、15年の重みをもう少し感じさせて欲しいと思っちゃいました。まあ、角南の方は十分に感じていたのかな。
描きおろしの二人がとても可愛かったです。
留学が決まった千晴と渉の約半年間の過ごし方。(物理距離的な)お別れ前夜って感じで、切なさがありつつ、最後は爽やか。このキラキラした清々しい読後感はクセになります。さすが!
相変わらずゆる~い雰囲気で、何でもない会話がいっぱい。そしてサブキャラたちもたくさん登場。彼らが二人だけでない世界で日々を生きてる実感がすごい。新キャラのダニエル親子はただの良い人たちなのかな。
寂しがる渉とか、ヤキモチ妬いちゃう千晴とか、表情だけで付き合ってるのがバレバレな二人とか、カップルの可愛さがあふれてます。そろそろ以心伝心までマスターしそうな勢いでしたが、ちゃんと言わなきゃってなってくれて良かったです。
半年間の留学期間は描かれるのかな。もう別れそうにない二人なので、安心して見ていられました。
怪異さんにきゅーっとなるお話でした。大きくて怖い人がしょんぼりしてる姿に弱いので…って怪異さんは人ならざる者かもですが。あと凶悪な顔して飛鳥に萌え萌えしてるとこが可愛すぎて!本編最終話(17話)は本当に最高でした!
飛鳥はめちゃくちゃよく泣く主人公。わりとすぐにボロ泣きしちゃって、ちょっとびっくりしました。こんなに泣かれるなんて、怪異さんに同情を禁じ得ない笑。
不法侵入から勝手に飛鳥宅に居座る怪異さんは、徐々に慣れて来た飛鳥に受け入れられていきます。でもこの二人はお互いが必要だと自覚するペースに差があって、飛鳥の方はゆっくりなのに対し、怪異さんの方は急速に飛鳥が心に入り込み、どうにもならない感じに好きがあふれているのが分かります。
そして不器用ながらも飛鳥に好かれようと頑張る怪異さんがもうたまりません!
一応はハッピーエンドを迎えた二人ですが、なにしろ相手は怪異さん。今後どうなっていくか分からない相手なので、ぜひぜひこの続きも見せて欲しいと思います。
ちょっとヘンテコなお話でした。肩の故障で競技をやめたジョンホ、なぜか肩が性感帯に…?って設定なんですが、ジョンホは真剣に悩んでて、でも作品自体はシリアスってこともなくラブコメ風味。受けのショタっぽさと体格差Hが見どころかな?
宅配員として働くジョンホが、現役選手のジュンヒョクカッコイイ~とか言ってたら偶然出会い、肩に触れられ、なんかそういう展開に笑。ジュンヒョクの方は最初からジョンホに憧れてた背景があり、興奮で鼻血出しちゃうくらい好きらしい。
ジョンホは絆される形でよろよろっと落ちちゃった感じかな…。肩の故障は唐突に治って競技に復帰しちゃって、なんかよく分かりませんでしたが、今後は二人で仲良く上を目指していくことになったみたいで良かったです。
外伝はジョンホから襲っちゃうラブラブH。童顔細身低身長で心配になるところもあったけど、気持ち良さそうだから大丈夫なのかな。激しくってめちゃくちゃえっちでした!
三角関係二巻目、真琴と北斗がイイ感じになったっぽいけど、全然安心できないこの感じ…なんなの。ラストに、全然違うとこから不穏な気配が迫ってきて、ええぇーってなりました。平和が壊れちゃうのかなあ。
今回印象的だったのは、あの定番セリフ!「俺じゃだめか」って、あれをそんな使い方するなんて!とシビれました。「俺にしろよ」って野球の話してるのに、めっちゃ萌える三角関係になってて、もうすごい。熱すぎて眩しくて溶けそう…。
で、やっぱり一番の見どころは真琴の瞳。ホラーじゃないのに光のない目でずっと気になってましたが、なるほどこの瞬間のためか、と納得して感動しました。その瞳の向かう先が北斗なのも泣けるし、鷲介のサポートあってこそってのも良い!
鷲介と北斗はこれでやっと一緒のラインに立ったんじゃないかと思いました。真琴が北斗の告白に応えても不安が残るのは、真琴の中で二人が同じくらいの比重を占めているように見えるからかな、と。
めちゃくちゃ引き込まれる作品。この三角関係をぜひ最後まで見守らせて欲しいです。
野球を絡めた三角関係のお話。元バッテリーで幼なじみの真琴と鷲介、そして真琴の現相方の北斗、この三者の設定が良い!しかも1巻じゃ終わらない。めちゃくちゃ萌えるストーリーが期待できそうでわくわくします。
1巻の時点では、北斗→真琴→鷲介っていう一方通行で、おや…鷲介?ってとこで終わります。真琴の想いは強そうだし、年季入ってるし、人格変わるくらい鷲介に影響されてるので、どんな形であれ鷲介への気持ちは持ち続けるんだろうと思います。
鷲介はすごくワケ有りっぽい。ケガで辞めたことも最初は隠してたし、後出しで衝撃を与えてきそうな気配がすごい。でもだからこそ面白い物語になっていくんでしょっていう諦め?があり、心構えをしてから見たくなります。
北斗は爽やかすぎて眩しい!一人で青春度を爆上げしてくる!BL目線で見ると北斗の立場が一番泣けます。追いかけて追いついて、やっと隣にいられるようになったのに。個人的には北斗を推したい…頑張って欲しい…。
最高にきゅんきゅんさせてもらえる三角関係の作品、続きが楽しみすぎます!