初めてレビューを書きます
5ヶ月くらい前に絵柄とタイトルにひかれて買って、今更上下一気に読みました こんなにしんどくなる作品は初めて読みました しんどくなる作品は個人的にすきです
前を向こう、頑張ろう、とかそういうのではないなと思いました 一つ一つの濃い事象がありそれを繋げている感じがしました 上巻はまだしも、下巻は癒しとして読むものではなかったのかなと思います
濡れ場かわいかったです
以下ネタバレ
すきですが、こわくて吐き気がしました
葵視点がただただしんどくてこわくて悲しくて 涙も出ませんでした 泣いてる場合じゃないのです
読み終わってすぐに思ったことは「純愛」です
わたしは愛についてよくわからないのですが、ひたすら求めて見つけて育む、壊れたらやり直す そして永遠を共にする そんなところが純愛だと思いました
福太がもう一度葵を見つけることができてもわたしはしんどかったです
なにより復讐といえど福太は取り返しのつかないことをした 人の命を奪いました そんな中、タイトルの「心中」が思い出され福太の覚悟というか愛を感じました 今までの福太の狂気を見ながらも福太を見くびっていたなと、そしていなくなっちゃうんだなと思って、しんどかったです
最後の葵の幸せそうな顔は読み終わってから2時間経っても何回もフラッシュバックされ心臓がギューとなります 2人いっしょになれて本当によかった ただそれだけです
愛があるなら、全部狂えばいい、死ねばいいってわけじゃないですけど、2人が望んたことならなんでもいいです こういう勢い サラッと 読み込みすぎるとしぬ
一読者でありここに感想を残そうとしているのに愛がなんだとか言って現実を無視しようとしています ごめんなさい 2人が残していったものはとても多いです でも見たくありません 2人の永遠のみ見ました
何回も読みたいです
よい作品に出会えました