「ひつじの鍵」のスピンオフ
前作で不憫ポジだった和楽のお話
「アンティミテ」単品での
素晴らしさは
他のレビューに譲るとして
語りたいのは
「ひつじの鍵」と
「アンティミテ」連作での素晴らしさ
まさに
作中画の「朝景」「夕景」
双主人公
ともに柔軟性をもって
自分を守る子
故の葛藤という
共通点がありながら
方や若さが助く動
方や老生した故の静だったり
恋人の年齢だったり
えっちの表現の頻度だったり内容でもそう
そもそも「ひつじ」の時点でも
羊の似て非なる対比として
とても効果的だった和楽
一作一作の素晴らしさは
言うまでもなく
両作を読んだ直後のとてもよかったなっていう
絶頂を超えた後
賢者タイムに入って
2作を俯瞰で見た時に見える
双方の対比構造に気づくと
改めてページをめくって
ここもか!
そういえばここもだな!って
確認したくてたまならくなる
秀作が傑作に昇華する感じを
ぜひ2冊とも読んで体験して欲しい
繰り返しになりますが
単品で読んでもとても素晴らしいと思います