まさか自分が他国のBLにハマると思いもしませんでした。間違いなく2024年で一番ハマった良作BLです。
韓国BLではよくある定番設定ですが、設定をこんなに活かしている作家さんはなかなかいません。作り込んだキャラクターのお陰で、一つ一つの行動やセリフに血が通っています。
特に攻めのテジュはちるちるでもヤバい攻め特集にも登場するようなキャラクターですが、得体の知れない感じは本当に最初の数話だけで、回を重ねるごとに魅力溢れる人間性に富んだキャラクターだということがよく分かります。
受けのイヒョンも攻めを本気で殴ったり首を絞めたりと、強気というか気性が荒いというかなかなか強い受けです。けれどその反面情に厚く、すごく優しくてとても臆病な子です。
攻めも受けもどちらにも感情移入してしまうというか、どちらの気持ちも分かるだけにすれ違いが切なくて苦しく、乗り換えた先の三部が最高です〜!
追記
オメガバースなのでアルファの肉体がとても大きくセクシーなのも魅力です。攻めのテジュは長身で筋肉質、イヒョンは長身ですが細身、身長差もですがウエイトの違いによる体格差萌えもあります。
普段はウブでストイックなイヒョンが、獣のようなセックスに翻弄され、儚げな雰囲気とトロ顔も素敵です。
あと序盤からずっといちいちテジュがどんな時もイヒョンに優しくキスするので、本当に付き合ってないんだよなお前たち!?
と言いたくなるようなあまーい雰囲気が随所で見受けられます
タテヨミを十分に活かした作品ですが、ぜひ日本語版を単行本で発行して欲しいです✨✨