表題作についてのみレビューです。
シングルファザー×保育士ものです。
受けはゲイで、攻めに惹かれているもののそれをカミングアウトする気は一切なく、後腐れのない関係を適当な相手と持っています。
しかし攻めに決定的な現場を見られて図らずもカミングアウトする事に。同時に自分の攻めへの好意も明らかになってしまうというまあ予測できる展開です。
ですが個人的には好意を寄せる攻めへの可愛いらしい面と、交際を迫ってきた相手を冷たくあしらった時に見せた男の面。その二面性の描き分けが自然でありながら生臭さや嫌味がなくてよかったと思います。
しかし、受けに重きを置けばその健気さに萌えますが、攻めの感情変化は今一つ追えない作品でした。受けが彼を攻めを好きだから好き?とも取れてしまいそこは物足りない印象でした。
とはいえ、絵柄も受けのもどかしい心理描写も好きなので個人的には良かったかなと。