まず初めにこのお話の前作「ひとりじめボーイフレンド」を読んでから読むと支倉くんの良さとこのお話の雰囲気がよりわかります。
先生×パシリ体質のヘタレヤンキーです。
俺様な攻めな先生×ヘタレでパシられるヤンキーってすごいいい相性ですね。
もうなんだかんだ言って攻めは受けがとても大好きで自分のものを傷つけられるのも勝手に傷ついてる姿を見るのも物凄く嫌だっていう攻めがかっこいいいいいい! って思います。
頼って欲しくて見守っていたけど放っておいたらとことん自分を追い込んでしまって攻めが「頼れ!」って無理やり言わせるかんじが凄いよかったです。お前のこと救ってやるよ、っていう本当にこの人、ヒーローだなって思いました。タイトルのどおり!
理想なドSがそこにいました……
ドSで乱暴もの(口調が)ですが花屋の店長というギャップがたまらない攻めです。
しかも、ノンケです。
受けはゲイで報われない恋をしてきた人で初めて攻めに愛される、を実感します。
しかし、出会いから2回目の再会で受けが上司のアレをご奉仕してる場面ありまして上司はすっきりして帰っていくんだけど
自分の処理はーーー? って置いてかれるのを見ていた攻めが俺がやってあげようかって近づくんですけど近づいて顔を寄せて、物凄くいい顔で
「誰がホモの相手なんかするかっつの」
って言い放ち、それに真正面から傷ついちゃう受けがいてここのシーンでこの本買ってよかったと思いました。
極めつけは言い放って帰るんですけどちゃんとライターをわざと置いて行って受けが届けるっていう小細工も忘れないところから気に入ったんだなー思う描写がありまして皆さんもおっしゃっておりますが好きな子ほど構うっていうかいじめちゃう小学生です。
ドSだけど受けをちゃんと愛してて受けを欲しがってくれる攻めっていう受けの言葉になんか泣きそうになりました。