もう5巻!長いシリーズになってきましたね〜。
今回は貴宏の大阪勤務が始まるところから。
以下ネタバレあります。
大阪では、これまで7人の店長を辞めさせたという魔性のボーイ、しおんが登場。波乱の予感?
希雄の方は「今の俺たちにはこれくらいの距離感がいいのかも」なんて、寂しさを押し殺してジム通いを開始。すると以前風俗通いしてた時指名してた涼介と再会、交流するように。
涼介さんのビジュすごい好きだな〜、男前!そしてエロさが滲み出てるw(過去の希雄と絡んでる1コマがエッロ!)
希雄が無邪気に懐くから、涼介に狙われちゃうw
貴宏は仕事が多忙で、精神的に余裕がなくなっていく。希雄が送ってきた写真を誰かに撮らせたと思い、メッセのやり取りも冷たくなってしまう。
希雄の方は「自分の知らないところで貴宏の近く男がいるのが嫌だ」という気持ちになり、だんだん不安な気持ちが募っていく…。
う〜ん、やっぱり遠距離って難しいなぁ。特に貴宏は感情をあまり表に出さない方だから、離れてると希雄が不安になってしまうの、なんかわかるな…。
しおんは貴宏にちょっかい出そうとするけど撃退され、逆に不安に陥る。すごく心に闇のある子なんだな…。
希雄は大阪出身の涼介に誘われて、一緒に大阪へ行くことに。貴宏の休日を確認し「居心地いいって思ってほしくて」。ほんと健気ないい子!
貴宏はだいぶ仕事で疲れていて、希雄が来るのにため息出ちゃった!しんどそう…。
なんていうか…長く付き合ってたら、こんなふうにギクシャクしてしまう時もある…そんな描写がリアルだなぁと感じる…。
希雄が来るのに、しおんがひと騒動起こす。
この子本当に難しい子だな…。
「愛されてへん」 その生い立ちから自己肯定感が極端に低くて、人を試すようなことを繰り返すのだろうか…闇が深すぎる…。
実は過去に涼介と関わりが。今回大阪に来た涼介と再会するのだろうか。この2人がどうなるのか、ちよっと先が楽しみかも。
貴宏は希雄との待ち合わせに遅刻。連絡くらいすればいいのに、余裕ないのかなぁ。
希雄は『もう無理』と帰ろうとする。遠距離のしんどさで心に余裕がないんだなぁ、クスン(;ω;)
しかし!貴宏「嫌だ」と手を掴む。
貴宏かっこいいな、わかってるな〜!そう、ここは帰しちゃダメなとこ‼︎
ここで希雄が気持ちを吐き出せたのは、二人にとってよかったなって思う。一人で溜め込んだら、きっとどんどんダメになる。
散らかった部屋を見ただけで、貴宏の状況を察する希雄、愛だな…。
「来ないほうが良かった?」「そんなわけないでしょ」
貴宏、あんまり態度に出さないけど、やっぱり愛してるんだなぁ…。
この後の貴宏のセリフにも、希雄への愛をすごく感じました。
今回はプチ遠距離恋愛編、距離の離れた二人の心の動きに、色々と考えさせられるものがありました。そして新キャラも登場。この二人が今後どうなるのかも大変気になります。遠距離もまだ続くのかなぁ。希雄が家族に貴宏を紹介したい件も保留だし、まだまだ続きそうですね。次巻も楽しみにしています♪
電子 白抜き修正(希雄のひとりえっち1回、濡れ場はラストに1回と、遠距離なのでえちはいつもより少なめ)
初読み作家様。発売早々すごい高評価数に後押しされて、試し読みしたら面白そう!とあらすじも読まずに読んでみました♪
ネタバレ抜きで読まれた方がきっと楽しめると思うので、以下決定的なネタバレは避けてレビューしてみます(とはいえネタバレ含みますのでご注意を)。
まず作品ページで攻めの絵が着ぐるみ⁉︎と驚いたわけですがw
アイくんの正体、わかる人はすぐわかるのかもですが、私は一瞬よぎったけど「いや、まさかね〜」ってスルーしてましたw
3人組の名前をよく見てみれば、アイくんの名前にトラップがあるんですね!(3人みんなアイくんw)よく考えられてるな〜。
さて内気な高校生・太郎は、親友の潤くんが一軍入りして遠慮してひとりぼっち。寂しくてSNSで呟いたらアイくんという友達ができて、毎日DMする仲になり、誕生日に会うことに。会いに行ったらそこにいたのは着ぐるみ姿の男で…というお話。
無印と【おかわり】の2部構成なので、分けてレビュー綴ってみます。(ちょっと暑苦しい長文レビューになりました…ご容赦を(汗)
【太郎 DON’T ESCAPE!】
まず太郎がホント可愛い♡
寂しくて泣いてた太郎が、アイくんとのDM交換で目をキラッキラさせてドキドキしてる姿が可愛らし〜。
誕生日、アイくんと待ち合わせの部屋(一瞬ホテル⁈て思ったw)へ行くと…全身着ぐるみのアイくんが‼︎w
初めこそ「殺される」とビビってた太郎だけど、アイくんがめちゃくちゃ明るく甘やかしてくれるので泣いちゃった(泣き顔もカワユ!)。
アイくんは可愛い着ぐるみのくせに「たろくんのこと 食べたいもん」とか肉食系を匂わせてくるのでドキッとします(そういやオオカミの着ぐるみだわw)。
そんな幸せな時間を過ごしたのに、家に帰ったらなんと!という展開が!
しかし学校へ行ったらもっと驚きの展開!!
アイくんの正体‼︎私は予想外だったのでめっちゃ驚いて笑ってしまった〜〜ww
続く攻め視点、ここもめちゃくちゃ面白い‼︎
まさかこの子がこんなこと考えてたとは〜ww
あと着ぐるみ姿の時のキャラと本人のギャップがすごいww
攻め視点はアイくんの行動の答え合わせみたいで楽しいです。
太郎と着ぐるみで会って、家に帰ってからの行動は自己中でちょっとクズっぽいんだけど…。
学校で太郎に会ったら、「やっぱ気ぃ済まへん」てキスした後のアイくんの顔がーーー!!!
なんこれ、めっっっちゃかっっっわーーーー!!!
可愛すぎて奇声をあげてしまったわww
普段のダウナー顔とのギャップがすっっっごwww
もう可愛すぎてキュン死ものでした!!♡♡
【太郎 DON’T ESCAPE!おかわり】
こちらはアイくんが太郎に正体を明かした後のお話。
アイくんが誰だかわかったけど、信じられない気持ちで混乱する太郎。でも声はあのアイくん。連絡先を交換して、映画デートに誘われる。
いい感じかな〜って思ったら、ちょっと気持ちのすれ違いが。すねちゃったアイくん「困らせたくないもん 笑っててほしいもん」て!!
あーーもーー!!かわいいかっ!!ww
その後も色々上手くいかなくて、モダモダが続く…。太郎は初恋だし、アイくんもきちんと恋するのは多分初めてで。初恋同士の2人のちょっと不器用なモダモダした恋が、焦ったくも可愛いです♡
デートの待ち合わせ、2人して1時間前に到着w
混乱しながらも、好きって気持ちを泣きながら伝える太郎と抱きしめるアイくんに、めっっちゃときめいた〜〜♡
そしてアイくんの家へ。
キスする前に見つめ合う2人の1ページがとっても素敵♡
アイくんのバックハグもカワユ‼︎
「なんでよぉ!ここに住みぃや」てww
そして本編ラストの2ページ!アイくんの「わ〜!」のお顔‼︎もう2人ともかわいい‼︎かわいすぎる〜〜‼︎‼︎
描き下ろしの太郎もかわいすぎた〜〜〜‼︎
そりゃあアイくんも発情しちゃうって!ww
初めはアイくんの正体にびっくりして、その後は可愛い2人にキュンキュンさせられる、すんっっばらしいラブコメでした‼︎
帯の「読めば読むほどハマるたろ逃げ沼」に偽りなし‼︎
他の方も書いてるようにぜひ今年のBLアワードにノミネートされてほしい!いやきっとされるハズ‼︎w
自分の中では今年のラブコメ部門第1位です‼︎
そしてぜひ、お付き合い編の続編も読みたい‼︎先生、担当様、ぜひぜひよろしくお願いいたします‼︎ (ツ _ _)ツ))
⚠︎注意⚠︎
アイくんは遊び人らしく、太郎を好きになる前は結構女子と遊んでそうな描写あり(軽くキスされちゃう1コマもあり)。苦手な方いるかも。
(濡れ場無し 軽いキスまで)
アワードランクイン作品。先日には某電子書籍で大賞も受賞!ということでやっと読みましたのでレビューしてみます。全238ページ。以下ネタバレあります。
先生の作品は数作拝読。『レトリック』以来久しぶりです。
キャラデザが少々苦手ですが、本作は攻めの斎藤が大人な男前で格好良いですね。受けのタカヤはちょっと可愛すぎるかも、猫目で可愛いけど。
先生は少々重い作風のイメージですが、本作はタカヤの可愛いおバカキャラのせいか、コミカルな雰囲気でなかなか楽しく読み始めました。
ノンケのタカヤが会ったばかりの斎藤にグズグズにされた後、付き合いたい気持ちになるもあっさりフラれる。その後斎藤に振り向いてもらおうと色々頑張りだすんですが…。
ノンケなのに、すぐに斎藤に恋して入れ込むようになるのがちょっと違和感がありました。BLあるあるではありますが。
個人的にいつもBLで重視するのは攻めですが、本作は、タカヤがおバカだけど純粋で一生懸命で頑張り屋さんでワンコみが可愛い、魅力あるキャラだなと感じました。ただウサギのキャラクター好きとか幼すぎる感じはありますがw
話が進むと斎藤の抱える心の傷と過去が明かされていく。そんな斎藤が、タカヤの明るい純粋さに照らされて心惹かれる描写が美しいです。
後半、タカヤがある人物に嵌められる。斎藤はタカヤと過去に救えなかった恋人を重ねて、必死になって探して助け出す。
その後病室で二人が話すシーン。斎藤が本音を曝け出し、二人の心が通じ合い抱き合う。
ここめちゃくちゃ良いシーンで、ハマれば号泣必死だと思うんですが…どうしてか先生の作品はいつも感情移入できないことが多くて…う〜ん、何故…(T ^ T)
タカヤの母登場。明るくてとっても良い母さん! タカヤの母なだけあるw
斎藤がタカヤ母から聞いた、過去のタカヤの言葉で、自分の中に恋人がいると気づく、ここも良きシーンでした。
病室で斎藤はタカヤへの気持ちを自覚したんだろうに、その場で告白せず、退院してからきちんと告白するというところに(しかも正座w)、斎藤の誠実さや大人の魅力を感じました♡
そして恋人となって肌を重ねる。
この濡れ場で初めてメガネを外して服を脱いだ斎藤がヤバい!!見るたびに叫んじゃう!w
メガネがない斎藤の美しさがヤバいです!!もっとメガネ外してほしかった〜…w
と変なところがぶっ刺さりましたが、置いといて。
ラスト、斎藤の恋人の遺品の携帯電話から遺言のようなメモが見つかるシーン、とても良かったです。斎藤の胸の痛みは無くならないにしても、少しでも救いにはなるのかなと…。
同棲を始めたその後を描く描き下ろしも良きでした。斎藤はスパダリ溺愛攻めですね♡
幸せな二人を描いた後日談の番外編とか読みたい気持ちになりました。描いていただけないかな〜w
色々書いてきましたが、最終的にはとても美しい救済ストーリーで素晴らしかったなと感じました。さすが高評価、アワード・大賞受賞作だなと。
評価は星4つと5つで迷いましたが、5つにせざるを得ないような作品の力を感じましたので、神評価とさせていただきます。
(あとぜひ音声化してほしいと思いました。先生の他作品のようにCD化してもらえないだろうか…)
シーモア ライトセーバー修正(濡れ場数回で大変エロティックな描写なのに、真っ白なコマなどあり残念!白短冊が見えたコマがあったので紙やRentaは白短冊かな。買い直そうかな?w)
好きな作家様。こちら1話の試し読みで興味を持ち、3話まで購読したのでレビューしてみます。
以前は、さきしたせんむ先生といえばエロコメ!というイメージでしたが、ホラーアンソロジー『東京戦慄奇譚』収録の『ほねとかわとがはなれるおと』や『mouth to mouse』を拝読し、こんなシリアスな作品も描かれるのか!と驚愕したものでした。
さてこちらの作品も、そのようなかなりシリアスな作品な訳ですが…
2話まで読んだ時点で、攻めの妄(みだり)(すごい名前だな汗)のヤンデレっぷりが、もう尋常じゃないな、ヤバいな…とガクガクブルブルしまして…
妄があまりにも怖くて、ゾクゾクしてきて「もはやこれはホラーではないか?」((((;゚Д゚))))
と寒気がしてきて震えちゃうレベル(汗)
いやもうね、妄の顔が怖いんです、ホント…
ヤンデレ作品、それなりに読んできましたが、ここまでガチで怖い作品はなかなかない気がします…((((;゚Д゚))))ガクブル
そして本日、新作の3話を拝読したのですが…
確かに2話のラストのコマの“ペキ”でね、これはヤバいぞ…って感じだったわけですが…
もうね、3話はね、妄くんが、ヤンデレを通り越して《鬼畜》に成り果てております、はい。
こんな妄くんに捕まってしまった亮平が、心底気の毒になってきます…
「おれ、なんにも 悪いことしてないのに」
ほんとそれ…
2話もなかなかの怖さでしたが、3話はちょっともう震えが止まらないような、始終ゾワゾワする展開でした…
こちらそのうち単行本化されると思いますが、先生初めてのコメディではない御本ではないでしょうか。きっと表紙でわかると思いますが、大変読み手を選ぶ内容なので、皆さん注意してね⚠︎という感じです(汗)
3話は亮平が大変可哀想な終わり方でした。
続きがどうなるのか、そしてヤンデレを超えて鬼畜となってしまった妄はどこまで行ってしまうのか…
最後まで見届けたいと思います。
(こちら『東京戦慄奇譚』と同じレーベルなんですね!なるほど、同じ匂いを感じましたw)
シーモア 白抜き修正
先生の『姉と俺と先輩と』が好きな作品。
本作も試し読みして面白かったので読んでみました。全253ページ。以下ネタバレありますのでご注意下さい。
親友だった高校生のマサキ(受)とタツヤ(攻)は親の再婚で義兄弟になった。陰でキスしてくるタツヤをマサキは拒絶する。その後タツヤは家を出て海外へ。6年後会社員となったマサキの前にタツヤが現れて…というお話。
まず初めに、こちら義兄弟ものですが、親友同士がたまたま義兄弟になってしまった感じで、義兄弟の背徳感は私にはほぼ感じられませんでした。
冒頭はマサキの妹ヨリコ視点でコミカルに始まりますが、ヨリコが寝て二人きりになると、タツヤがマサキに覆い被さってキスしてくる。突然のエロスにドキドキします。
先生の描くイケメンな攻めが好きなんですが、本作のタツヤもすごく好きです!
シュッとしたビジュもいいですが、チャラい外見なのに、実はマサキのことをずーーーっと好きという執着はたまらないものがあります。迷子のヨリコを助けてくれるような優しさも良き。
お互いに好意を持っていたけど、親同士の再婚で義兄弟になる。家族として同居してからタツヤはマサキに迫るけど、マサキは拒絶。
そのうちタツヤは当てつけみたいに彼女を取っ替え引っ替えするように。
マサキは大学に入ると彼女を作り、タツヤはそれがショックだったのか、大学中退して海外へ。そして6年後タツヤは帰国してマサキと再会、同居する。
とこんな流れなんですが…。
マサキは高校の頃から、明らかにタツヤを意識していて好きそうなのに、なんでこんなにも拒絶するのか、いまいち共感できませんでした。
いくら義兄弟になったとはいえ、血が繋がってるわけじゃなし、タツヤを拒否する理由としては弱い。
終盤にマサキが“自分に自信がなくてタツヤが自分を好きになるはずなんてない、と信じようとしなかった”というようなことを言っており、これが拒絶した理由のようですが、あんなグイグイ迫られてキスされてるのに、そんなこと思うの?と、やっぱりしっくりきませんでした。
というわけでタツヤの、外見はチャラいのに実は優しくて一途な執着攻め、というギャップのあるキャラは大変刺ささりましたが、マサキのずっとタツヤを好きなくせに、タツヤがあんなストレートでかっこいい告白をした後も、うじうじしてタツヤを家から追い出して、そのくせタツヤが家に戻らないことにまたうじうじするという…ちょっとマサキが自己中に感じてしまい、いまいち好きになれませんでした。
とはいえ良かった部分もたくさんあって…
・タツヤが何考えてるかわからない感じなのに、言動の端々からマサキへの想いが感じられて、その執着に萌える♡ 特に不意打ちのキスにキュン!
・タツヤ働き始めたバーの制服姿が、めっっちゃ似合ってかっっこいい‼︎♡ マサキも見惚れちゃうw
・再会後のタツヤの「好きだ」の告白シーン。真っ直ぐな告白にキューンとする!マサキ真っ赤っかw
・タツヤの「あの子でさあ 童貞捨てた?」
執着攻めの嫉妬、良き!
・高校時代、タツヤがマサキに「優しくていい人間だ オレが断言する!」と言われて、多分恋に落ちたシーン。タツヤがとても素敵な表情で、キューンとしました♡ アイスの棒ずっと持ってる一途さにもキュン!
・終盤のマサキの告白シーンは「やっとかい!」と思ったけど、タツヤの嬉しそうな顔が可愛いから良し!
などなど…
マサキはあまり好みではなかったですが、タツヤはかなり好みの攻めで、概ね楽しく拝読できました。
描き下ろしと電子限定描き下ろし(1P)は、その後の二人がイチャイチャしててほっこりしました♡
電子 白抜きorトーン修正(濡れ場はラストに1回で修正箇所は少なめ)
原作の伊達きよ先生は『春になるまで待っててね』が既読、可愛らしい作品でした。本作の原作は末広マチ先生の挿絵で気になりつつ未読です。ポメガバースの可愛さに癒されたいなと読んでみました。全181ページ。以下ネタバレあります。
まずはとにかくポメがカワユイですね〜♡ ほんとポメのアオくんを見てるだけで癒される〜♡
読みながら何度「カワユ‼︎♡」と叫んだことかw なんかもうアニメ化してほしいww
人間のキャラデザは、高遠は高身長黒髪イケメンで、碧はふわふわ髪のポメっぽい可愛らしさ。二人の体格差も良きです♡
さて主人公は犬化症候群(感情が高ぶると犬に変身してしまう病)、俗称「ポメ化」を患う碧(あおい)。ポメ化デリバリーでバイトする大学生。
碧は超イケメンアイドルの高遠ハヤテの大ファンなんだけど、ある時なんとその高遠に指名される!最推しの高遠に抱っこされてナデナデされて人間に戻っちゃった!と大失敗したのに、そこから高遠に指名されるようになって…というお話。
ポメ化デリって全員人間なんですね。心が満たされると人間に戻っちゃうのに、犬化して可愛がられるって…リスキーな仕事だな〜(^◇^;)
とにかく最推しの前で裸の人間になって大失敗しちゃったけど、「(犬の)アオに会えるなら人間に戻ってもいい」と、その後も指名されるように。
デリされても途中で人間に戻ってしまい、そのうち一緒に映画を見たりお話したり、友人関係みたいになっていく。
碧が高遠のファンになった経緯も語られる。ただのミーハーな気持ちではなかったのね。
中盤、高遠の後輩アイドルでポメ化を公表にしてる片岡が登場。そのポメ化姿がアオとそっくりだった!
自分は片岡の身代わりなんだと思い込み、碧の中に疑心暗鬼が広がっていく様子が切ない…。゚(゚´ω`゚)゚。
そうは言ってもすぐに誤解が解けるんじゃないの〜とか思ってたら、その後何年も会わなくなる展開にちょっと驚いた!
碧は会社員になり、黒髪の後輩くんと何やらいい雰囲気に…。当て馬…なんだと思うけど、ちょっと中途半端に感じました。コミカライズだから端折ってる部分あるかも?
そして終盤、高遠との再会も少々突然感ありました。高遠は碧を探してたにしても、どうやって見つけられたのか説明がないのが気になりました。ここも端折ってるのかな?
終盤、想像通り両想いになるんですが…。
気になったのが、高遠も碧もそのセクシャリティには全く触れられないんですよね。
受け視点だったから、碧が高遠を好きになった経緯はまあわかるとして、高遠も碧を好きになるっていうのは、ゲイ(またはバイ)ってことなのかな?
中盤寝ている碧を見て「まいったな」というセリフで惹かれてるのはわかったけど、セクシャリティにも好きになった経緯にも触れないので、高遠の「好き」に少々唐突感がありました。
その辺は汲み取って読んでってことなのかな〜。
と、気になるところは少々ありつつも、とにかくポメのアオがめちゃめちゃ可愛くて、イケメン×かわい子ちゃんの恋も可愛らしかったので、楽しく拝読できました♪
描き下ろしのアオ(犬)のコスプレも可愛いっ♡そして高遠のオタクっぷりww
巻末のQRコードから連載中のページに飛んで、続きの7話読めました!高遠の意外な一面がw
1巻はキリよく終わり、次巻はお付き合い編ですね。原作の情報によるとえっちな展開もありそう。クールな高遠がどう攻めるのか、楽しみにしています♪
一般作品もたくさん描かれている作家様。だいぶ前に格闘技ものの女性漫画を拝読して好きでした(“もんでんあきこ”名義)。
本作は偶然見つけて、男前攻め、美人受け、義兄弟もの、と好きな要素ばかりなので読んでみました。以下ネタバレあります。全175ページ。
幼い頃に親を亡くし、秀臣(攻)の家に引き取られた由希哉(受)。仲良く成長したが、高校時代にあることをきっかけに秀臣が家出する。7年後、騙され借金を背負った秀臣が、デイトレーダーの由希哉に金を借りる為戻る。由希哉は代わりに同居することを条件に出してきて…というお話。
以前より先生のしっかりした作画が好きですが、本作は特に美人受けの由希哉のキャラデザが好きです。ふわふわした髪が素敵♡
秀臣もホストのNo.1の男前。二人の体格差も良きです。
初めは攻め視点。読み進めるうちに、秀臣が家で前の高校時代から由希哉を好きだったことがわかってきます。
しかし由希哉の態度はスンとしていて…秀臣への気持ちは家族愛なのか⁈
中盤で受け視点に。なんだやっぱり由希哉も…なのね!しかし由希哉は亡き義父に家と秀臣の事を頼まれて、秀臣に気持ちを伝えるつもりはない。
一方秀臣も、由希哉の願いは秀臣が結婚して家を守る事だと思い、気持ちは伝えない。
ちょっと切ない両片想いです。
中盤、7年前秀臣が家を出るきっかけになった出来事が明かされる。秀臣が由希哉を襲っちゃったのかと思ったら、そこまで酷いことではなく。しかし、えっちなことに免疫のない10代の由希哉が、秀臣に触られ艶かしく感じる姿は大変エロティックです♡
そして現在に戻り、いい雰囲気になった二人がキスしてとうとう!
と思ったら、秀臣がとんでもない勘違いをして、由希哉は姿を消した。
すっごくいい感じだったのに、なんでそうなる〜〜⁉︎⁉︎焦ったい〜〜‼︎w
しかしその後は結構早めに誤解が解けて、しっかり気持ちが通じ合って、無事に結ばれたのでよかったわ〜。
そして終盤とうとう体もつなげる濡れ場。
秀臣は学生時代からモテモテで、男女問わず抱いてきた。一方由希哉は7年経ってもウブで、多分童貞処女かな?この人が本当に艶っぽくて、泣いて恥ずかしがる姿はエロ可愛くて、経験豊富な秀臣もぶちっと夢中になっちゃう!
良き濡れ場でした♡
描き下ろしはその後の二人。
普段はすごくクールなのに、濡れ場では相変わらずウブな由希哉が可愛い♡ そんな由希哉にちょっと意地悪する秀臣のSっ気も良きでした♡
そういえば脇役のラーメン屋のおじさんがすごくいい味出してました。初めは元893?と思ったけどやっぱり元刑事かな?と推理w
もう一人の脇役、少し当て馬っぽい薪野は、全然脈なしでちょっと可哀想だった。
二人が同い年だからか、義兄弟という感じは薄くて、幼馴染の再会BLという感じでした。そして男前と美人の焦ったくて長い両片想いと、好きな要素が詰まっていて、とても楽しかったです♪
シーモア tnをはっきり描かなかったり、先端だけ白丸で隠す修正
(ホタルとも違う初めて見る修正でした。tnの先端以外やanlは無修正で、かなり緩い修正でちょっと嬉しかったw 11年前の作品だからそんな感じなんですね♪)
上巻に続いて下巻もレビューします。全238ページ。以下ネタバレあります。
上巻は幼いハーリドとイリヤが心を通わせていくところに大変心惹かれましたので、中盤でハーリドがいなくなって残念でした。
下巻で格好よく成長したハーリドが再登場!ワクワクして読んでみました。
しかし一読して、どうも上巻以上にちょっと自分には合わないな〜と感じる部分が多く…。好きなところと、う〜んなところを書いてみます。
【好きなところ】
・冒頭成長して、軽々とイリヤを横抱きするハーリドにキュンとします。ハーリドに擦り寄る虎のタルジュに優しく語りかけるシーンも好きです。
・二人がこれまでのことを話してキスするシーンは、美しいキスシーンにキュン!
・敵のチェンからハーリドがイリヤを奪い返すシーンも格好いい!
・終盤、8年ぶりに改めてハーリドがイリヤに愛を違うシーンが素敵です。ハーリドはスパダリ攻めですね!
・ハーリドはイリヤに一目惚れなんだろうなと思ってたらやっぱりその通りで、濡れ場でそのことを伝えるシーンにもキュン♡
もう一度上巻前半を読み返したくなりました。
【う〜んなところ】
・そもそもだけど、ハーリドが王の座を兄から奪い返すというストーリー自体が自分の好みではないようで、あまりストーリーに入り込めなかった(初めから弟の勝利という結末が見えてるからかもしれない…)。
あと大罪人の兄を殺さないのはまだしも、逃すというのはいくらなんでも甘過ぎると感じる。
・二人が再会してイリヤが発情しても、簡単には性行為はしないエロは少なめの作風。ストーリー全体にグイグイ引き込む力があればそれでもいいが、そこまでの魅力を感じられず、全体的に物足りなさを感じた。
・上巻レビューにも書いたけど、ハーリドの兄のザインがあまりにも愚昧過ぎて、これでよく8年も王位につけたなと思う。
・下巻もイリヤの発情シーンが少なく、オメガバ設定をあまり活かせてないと感じる。オメガバじゃなくても良かったのでは…。
・上巻ではあまり感じなかったのですが、下巻では二人の顔が簡略化されるコマがちょこちょこ目につきました。少しコミカルなコマであえてそうしているのでしょうが、ハーリドとイリヤの美しい顔が崩れる感じがして、好みではなかった。
(他の方のレビューを読んだら、下巻は全体的に作画の荒さがある感じですかね、言われてみればそうですね、う〜ん…)
アワードランクインの人気作ですが、下巻は上巻よりさらに自分には刺さる部分が少なくて、ちょっと残念でした。でも好きだなと思える部分も少しありましたし、読んで良かったです。
今年発売された続編も気になるので、そのうち読もうと思います。
シーモア ライトセーバー修正(いくら修正に厳しくなってきた昨今とはいえ、真っ白にし過ぎでしょう汗)
初読み作家様。こちらアワードランクインの有名作なのにずっと積んでいました。ようやく読みましたのでレビューしてみます。こちらは上巻をレビューします。全220ページ。以下ネタバレあります。
オメガバース、ファンタジー、年下攻め、美人受けと、好きな要素てんこ盛りなのに、どうしてか食指が動かず…やっと読めて良かったです。
読了して感じたのが、すごく好きな部分と、ちょっとう〜んという部分があるなぁと。ちょっと書いてみます。
【好きなところ】
・まずはやっぱりキャラデザが美しい。冒頭のカラーイラストも美しくて惚れ惚れします。イリヤの美人っぷりはもちろん、幼いハーリドが可愛くてキュン!
・建物や衣装などの作画も美しくて、冒頭からワクワクしました。しっかりした世界観に美しい作画のファンタジー、大好きです。
・ストーリーは前半の、イリヤの輿入れからハーリドがいなくなるところまでが、めちゃくちゃ好きです。
祖国ではΩの王子として冷遇されていたイリヤが、Ω差別のないハヌ国へ嫁ぐ。「俺自身の魂は誰のものにもならない」と孤高だったイリヤが、徐々に幼い王ハーリドと心を通わせていく。少しすれ違いがありつつも、ハーリドがイリヤへの想いを伝えて、イリヤの心も絆されていく。二人で朝日を前に会話するシーン、本当に好きです♡
・ラストの成長したハーリドの再登場シーン、格好良かった!可愛かったハーリドが立派に成長してるの、萌えます♡
描き下ろしのイリヤがくれた時計にキスする1ページもすごく素敵♡
【う〜ん?と思うところ】
・上巻は好みじゃないところは少ないのですが、とりあえず幼いハーリドが可愛くて好きなので、ページの真ん中でいなくなったのが残念でした…。
・ハーリドを襲って王位を簒奪した兄のザインが、あまりにも暗君なのが残念でした。悪役キャラでももうちょっと悪知恵が働くというか、頭のいいキャラでないと…。こんな愚かで残虐で、国民も部下もどんどん殺すような王で8年も王権が持つの?と感じてしまいました。
・ハーリドとザインの兄アミルが庶民(?)になっていますが、この人は穏やかで賢そうな人なのに、ザインの残虐な振る舞いを8年も黙って見てるだけだったの?とちょっと疑問に思った。国民のためにザインを諌めるような、誠実さを持った人物に見えるのだけど。まあ、言ってもザインは耳を貸さなそうではあるけど。
・イリヤはほぼ発情しないので、オメガバースという感じがあまりしないと感じました。オメガバ設定をそんなには活かしてない印象。
ザインはΩのイリヤを蔑んだけど、そこはもっと興味を持たせて当て馬にした方が面白かったような…。
・う〜んというわけでもないけど、大虎のタルジュは一体何を食べてるんだろうとたまに気になりました。毎日すごい量の生肉が必要そうで、王室を出たイリヤはエサをやるのが大変じゃないかと。やっぱりタルジュの自己調達かな?w
上巻は、攻め不在の後半がそんなに好みではなかったですが、面白く拝読しました。下巻もレビューします。
先日1巻を拝読して、とても素晴らしかったのでこちらも読んでみました。全185ページ。以下ネタバレあります。
シェアハウスで出会い、SMプレイをする仲となった六郷(受)と朝三(攻)。
朝三と恋人になりたいと思ってる六郷。朝三に水族館デートに誘われて嬉しそう。ニコって笑顔が可愛い♡
1巻の脱衣所プレイは、やはり同居してるイオくんに見られていた!イオくんはある特殊な事情があり、もう一度二人のプレイをのぞき見したいとお願いしてくる。てことでドアを少し開けてプレイ。
六郷は朝三の買ってきたえっちな下着着用、エロいな〜w 朝三の敬語で紳士的なS責め、やっぱりすごく良い!
覗かれるプレイはいつもより「ドミナントじゃない自分の気配が濃い気がする」と思う朝三。プレイよりも普通の性行為に近いということ?確かに乳首責めとかドライハンプとか、プレイよりも性行為っぽい気がする。
イオくんに見られてもいいと言う六郷に、「嫌です」とドアを閉める朝三。これは見せたくないという独占欲かな?
その後六郷の笑顔に思わずキスして、長いキスからの攻めフェ、という濡れ場がすごくエロティックでゾクゾクします。これはもうプレイではなく性行為…ですかね。
全性愛者のしーくんと六郷の会話で「六さんが承諾してくれるならセックスできるよ」なんて意味深なセリフにドキッとしたけど、特に深い意味はなかったのねw
水族館デート。
魚に夢中の朝三が可愛い。二人がいい雰囲気に♡ 帰りに雨の中、六郷を軽々と横抱きする朝三、かっこいいな〜!
車で六郷が告白していい雰囲気だと思ったら…
「六さんが 愛おしくて恐ろしい」
朝三は暴走して六郷を傷つけるのが怖いのか…。
六郷の強さと明るさでいい雰囲気に。
車内のあまあま〜なキスがすごく素敵♡
そして六郷を抱えてドライハンプでよがらせる朝三と、よがる六郷がすっごくえっちです♡
元彼が登場。かなりのクズ!
朝三と元彼が鉢合わせに。と思ったら即撃退した!w 元彼が小者とはいえ、ちょっと呆気なかったな〜w
その後ホテルへ。
SMプレイ描写はなく普通に性行為する。朝三はちょっと理性が飛んで暴走しちゃったみたいだけど、こんなの暴走のうちに入らないなって感じたw
ラストは楽しそうなワンコの朝三が可愛かった♡
描き下ろしは本編ラストから30分後の二人。包帯と筆を使ったSMプレイがしっかり目に描かれました♡
これで完結ということなんですが…。
読了して感じたのは、なんというか紙面が足りないというか…。この1冊でプレイして、デートして、両想いになって、性行為もして、元彼も出てきて…とちょっとてんこ盛りというか。詰め込まれすぎてて、足りない!もっと下さい!特にSMプレイを‼︎ って感じてしまいましたw
1巻のプレイ描写が素晴らしかったので、あのようなプレイシーンをもっと読みたかったんですが、ちょっと少なめに感じました。キスシーンとか甘いシーンも素敵ではあったんですが。
なので2巻で完結というのはもったいないというか、もっと巻数を重ねて、色々とたっぷり描いてほしかったな〜と思いました。
できれば続編でもっと二人のプレイを見せてほしい!しーくん、イオくんのことなども、もっと色々描くことができるのではないかな〜と思うのですが…。
(まぁ勝手な思いです、すみません)
とはいえ朝三も六郷も魅力的なキャラクターで、2巻も楽しかったです。
シーモア ライトセーバー修正