上下読み終えてのレビューです。途中までネタバレはないと思います。
元々サスペンスが好きなのですが、登場人物の苦しみや心境の変化がよく描かれていて物語に入り込めました。2冊というのも、短すぎずちょうど良いスピードの展開。
恋愛のドキドキよりも事件のドキドキが大きく上回りました。途中「あれ?」と思っていた伏線も、最後できちんと回収されていて良かったです。
あと、所々に刺さる言葉が散りばめられていてグッときました。
以下ネタバレあり
少し気になった点としては、正確に24時間前に戻る訳ではないらしいことと、初読み作家さんだからか顔の見分けがつきにくかったかな…
あとパラレルワールド説が出てくるのですが、それだと2人がいなくなった世界もあるのか…などと考えてしまって辛かったです。でも漫画で描かれる二人的にはハッピーエンドなので、それでもよかったのかなという感じです。
ランキングで長い間気になっていたものを購入しました。
主人公たちを一言(?)で表すなら、
かなりツンがすぎる美人受けと、思い込みが激しい陰キャネガティブ俺様変態攻め (情報量!)
という感じがしました。この作品にハマれるかは、受けのツン度と攻めの変態具合を受け入れられるかで大きく変わる気がします。
個人的にはどストライクでした!!
前半の攻め視点、リアルで的確な比喩表現に感服!私まで清居に酔いしれそうになってしまった…危ない…
後半に受け視点があったことで、二人をより理解することができてとても良かった!強気美人受けが主食の私としては、受け視点はご馳走様の一言に尽きます…
受けが何度も言う「きも」「うざ」の変化が!尊い以外の何物でもない…(拝)
こういうのを貶し愛って言うのかな…尊いね…
しばらく余韻だけで生きていけそうなくらいですが、続編も購入したので逝ってこようと思います…