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女性碧蓮さん

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SUPER LOVERS 19 コミック

あべ美幸 

自信と覚悟のバランス

スパラヴァ19巻!
何度も何度も描かれ、理解したつもりになっていましたが、ここに来て漸く更に一段深く理解できたような気がします。
零と晴がどうしてここまでもだもだしているのか。

この二人はとにかく私には理解することが難しいです。
わかりやすいけれど、わかりにくい。
キャラクターの心情を辿りながら読むのが好きなので、理解できないキャラクターが出てくると、もやっとしながら読むことになります。
スパラヴァは最初からずっとそうで、理解できないからこそ、二人がどうなっていくのか気になって読み続けています。

零が晴に求めるもの。晴が零に求めるもの。
零が晴のことを思って取る行動。晴が零のことを思って取る行動。
夏生が言ったように「二人は両思い」とわかりやすいのに、それらが尽く擦れ違う。
だから、出てくる恋敵たちに私もいちいち心乱され、心配していましたが、19巻を読んで、すとんと納得しました。安心できました。
零が晴を諦めることはないし、晴はそれを知っている。
この世に絶対はないけれど、おそらくそれが変わってしまったら、零ではないのかもしれない。そう思いました。

つくづく、晴が覚悟を決めることが重要だと感じましたが、零が成人するまで(最後までは)手を出さないと決めている点は高く評価しています!
幼い頃から庇護してきた存在だからこそ、余計に。
零が早くそういう関係になりたがる気持ちは、とてもよくわかるけれど。
堂々と晴の虫除けしたいですよね…。やきもきするよね…。

カバー下の幼い晴&亜樹&蒔麻が可愛かったです!
双子から晴に向ける愛情、晴の双子に対する思い遣りを感じました。愛おしい…!

初期からノノノ先生作品の魅力満載!

読む機会を逸していたノノノ先生の初期短編が詰まっていました!(Collar me収録作品を除く)
どの作品にも、ノノノ先生作品の魅力が感じられます。短編なので仕方ないですが、「ここで終わりかぁ~!」と続きが読みたくなり、以前はこういう短編が多かったなぁ、最近は連載作品が多くなって読み応えがあるなぁと気付いたり。
連載でじっくり描いたら読み応えのある作品になりそうだな、と感じる作品もありました。
収録作品の中では特に「俺の愛は重いって言ってるけど俺の方が重い」が好きです。

おもしろさの裏の真剣さ

第1話から勢いがあり、要所要所で、ばなな先生らしい思わず笑ってしまう表現があって、最後まで楽しく読める明るいお話です!
全体的な雰囲気は明るく楽しいのですが、伊鶴や優人の事情というキャラクターそれぞれの背景がしっかりと描かれ、笑えるけれど決してふざけているわけじゃない、真剣さに心を掴まれました。

伊鶴は特に大真面目。孤高のソロプレイヤー(?)で「自分の手が恋人」を地で行く生き方をしてきましたが、それにも切実な理由がある。
一方の優人は調子がいいというか、いわゆる真面目ではないかもしれないけれど、家族を思う気持ちは真剣。
そんな二人が再会し、利害の一致で恋人のフリをするところから始まる。

とにかく伊鶴のキャラクターがインパクト大で、突然の行動に何度も笑ってしまいました。愛おしいです。
そんな伊鶴をいつの間にか、すっぽりと包み込んでしまった優人の包容力も素敵。
本当に微笑ましい二人です。
ストーリーの勢いやキャラクターたちの魅力を体感するために、是非とも読んでほしいです。
あの勢いも魅力も、あの画面からでないと伝わらないと思います。
ばなな先生の表現力ならでは。

運命を否定したうえで選ぶ

タイトルからもわかる通り、「運命の番」に抗う作品。
他に好きな人がいるから、運命の番という存在に抗って、その好きな人と結ばれるというお話が王道ですが、こちらは「運命の番」に惹かれているにもかかわらず、「運命」そのものに抗うお話です。

街中で偶然出会い、お互いに運命の番だと認識した海と隆臣。
このときの隆臣が純粋で素直で、運命に出会えたことを喜んでいて本当に可愛い。しかも好青年。
一方の海も、営業トップとしてバリバリ働く会社員で人当たりも良い。
積極的な隆臣の勢いに乗ってデートを重ねて、順調に関係を深めていく二人には何の問題もなさそう。
ところが、隆臣が親に紹介すると伝えた辺りから、何やら不穏な気配が…。
確かに、デートを重ねながらも、海の態度はどこか一歩引いたものでした。
その小さな違和感がまさか、あそこまで頑なな拒絶に繋がるとは思いもせず。

海のトラウマがそれだけ根深かったということなのだと思いますが、それがあまり伝わってこなかったので、海の心情に寄り添うことが難しかったです。
後々、トラウマの元凶と同じことを隆臣にしてしまったと自覚し後悔する場面が出てきますが、海は本人の同意なく、隆臣にフェロモン遮断薬を投与(正確には隆臣の親が実行)しているので、トラウマの元凶より更に酷いことをしていると思います。
フェロモン遮断薬を投与されても、番になれば番のフェロモンは感じられるので、結果的に安心と言えば安心なのですが、読んでいる最中はそのように考えられませんでした。

「フェロモンなど関係なく、その人を選ぶ」という選択がまさに「アンチデスティニー」です。
ですが、海が消えてしまってからの隆臣の変貌ぶりに胸が痛くて、素直に喜べませんでした。
運命に抗うお話は好きなので期待していましたが、私が期待したものとは少し違ったようです。
どこまでも執念深く、傷付けてくる相手には容赦なく、好きな人を監禁しちゃうキャラは好きなのですが、海が逃げなければ、あの素直で純粋な隆臣のままだったのでは、と思うとなんだか辛くて…。
そもそもそういう素質を持っていたということだと思いますが、海と出会った頃の隆臣が本当に可愛かったので…。
隆臣を変貌させてしまうほど、海の存在が隆臣にとって大きかった、と考えれば、少しは辛さも緩和されるかな…?

最後はハピエンでよかったです!
あの隆臣も好きなので!海と仲良く幸せに過ごしてほしいです。

可愛さと愛おしさが溢れてる!

もふもふでかわいい!
同軸で2カプ収録されていますが、サブキャラも含めてもふもふワールドです。

1カプ目は、リス獣人の暦とホワイトタイガー獣人の睦月。
みんなの前では冷たい態度で素っ気ないのに、実はラブラブ甘々カップルというだけでもわくわくする上に、幼い頃の恋を成就させるために努力している身分差カップルという健気さ!
暦も睦月も純粋にお互いのことを好きで求めていて、すぐに応援したくてたまらなくなりました。
周囲には隠しているけれど、家同士での話し合いは既に済んでいるため、あとは暦が条件をクリアするのみ!
睦月のカシェが完璧で、何の動物か明かされるのが楽しみでした。ホワイトタイガーかっこいい!
晴れて条件をクリアした後の睦月の初めての発情期えちは、えちえち!
もふもふのしっぽ同士を絡み合わせている様子が可愛くて愛おしいです。

2カプ目は、カラス獣人の葉月と熊獣人の皐月。
幼い頃から両思いの婚約者だったにもかかわらず、すれ違い、婚約を解消してしまうという切なさ。
健気な葉月が愛おしいし、皐月はがさつさがあるけれど一途で愛おしい。
お互いのことを思い合っているのに…というもどかしさまでも愛おしい。
葉月は明るいけれど奥ゆかしいところもあるので、皐月に突撃してくる勢いがあったおかげで、関係を修復&再構築できたのだろうなと思います。
改めて心が通じ合ってよかった!

新たなキャラクターも加わり、続きが読めるということで嬉しいです。

三人の関係性に心躍るも、因習村は私には無理でした。

あらすじと試し読みで、重い責任を負わされた子が幼馴染み二人がかりで溺愛執着されながら守られるお話かな、とわくわくしていました。
途中まではその期待通り、幼馴染み二人それぞれの異なる魅力も感じながら、根強く残る因習に戸惑いや違和感を抱きながらも従う三人を応援しつつ見守る気持ちでした。
「月印の者」である絢都が村の人々に蔑まれるのではなく、表面上は敬われているおかげで読み進められた気がします。
「月印の者」の快楽を鎮める役目は夜叉であり、儀式までは夜叉による準備のみという決まりは、結果的に絢都を守っているように思えてよかったです。
何より、夜叉に選ばれたのが、絢都が心を許している佳孝と諒賀だったから、安心できました。
儀式の際も、月印の者に触れたのは夜叉のみ。
衆人環視に晒されたとしても、絢都の肌の熱さを不特定多数に知られることはなかった。

それを心の拠り所のようにしていたせいか、村人たちに陵辱されるシーンは読めませんでした。
村人たちの言い分も全てを他者のせいにする酷いもので、家族までもが絢都を差し出す始末。
佳孝と諒賀のおかげで一度は逃げ出せたのに、相談することなく、家族の口車に乗ってのこのこ会いに行く絢都にも呆れました。
しかも、一度は監禁されかけた相手が指定した店で出された料理を口にするなんて。店の場所も相手のテリトリー内なのに、警戒心が薄すぎる。
それでいて、一応は警戒していたつもりということに「本気で言ってる?」と思わずにはいられない。
殺される前に助け出されてよかったですが、この辺りはもう、買ったからには最後まで読まないと損、という気持ちで、モブレ以降はほとんど感情なく読んでいました。

どうやら「月印の者」の呪いも解けて、因習はなくなりそうでしたが、佳孝と諒賀がどんなに上書きしてくれても、私の意識は儀式をおこなった広間で夜叉以外の者たちに物のように扱われる場面で止まってしまっています。しかも一回ではなく、何度も、何日も。
初めて読んだ西野先生の作品にモブレがあり、その後に読んだ作品にもあったので、持ち味なのだろうと思いますが、基本的に抵抗感があるので、今回の作品では受け入れられませんでした。
他のモブレあり作品を今回ほどの抵抗感なく読めたのは、内容によるのだと思います。
モブレのない作品は好きです。危ない場面はあるにしても…。

三人の関係性は期待通り心躍るものだったので、この評価です。

「君は夏のなか」から、もう一度読みたくなる。

最高ですか…!最高ですね…!
青い夏の空が印象的なシリーズですが、3巻は何と言っても、日の出シーンが印象的。
1巻よりも前、「君は夏のなか」から続くお話なのだと強く意識する描写が多い3巻でした。
あの頃の千晴の感情が垣間見えたり、お久しぶりなキャラが再登場したり。
幸せでラブラブな現在から、二人の始まりのあの頃を改めて振り返り、まるで何かを確かめるような描き方に、心を掴まれました。
その描き方が殊更に過去を振り返るものではなく、千晴の海外留学という未来に向けての話と並行して語られるところが素敵です。

半年間の海外留学というのは、想像するだけでも長い。
気軽に週末に会いに行く、なんてこともできない。
3巻冒頭にそんな衝撃的な事実を投下されて、「渉が不安でいっぱいになるんじゃ…」「ホームステイ先で千晴にちょっかいかけるライバルが出現したり…」と、渉より私のほうが不安に苛まれながら読み始めたのですが、全くの別角度から描かれていて、更にこの作品が好きになりました。
過去を大切にしながら、未来を向いて生きる渉と千晴の二人に、ただただ胸があたたかくなります。

基本的にかっこいい千晴が渉の一言や行動で喜んだり、照れたり、拗ねたりするのが可愛くて仕方ありません!
無意識に渉の項にキスマークを残してしまった千晴も可愛い…。渉への愛が溢れてしまってる…。
渉も素でかっこいい。何と言うか、人としてかっこいい。
千晴が惚れたヒーロー渉のかっこよさというのは、こういうところなんだろうな、ということを3巻にして改めて噛み締めました。
さらりと愛情表現をしてしまえるのは千晴のほうかもしれないし、渉は千晴のそういうところにも魅力を感じているけれど、渉も充分さらりと愛情表現をしているし、やっぱりなんだかんだ二人の仲や関係性を引っ張っているのは渉だと感じます。
もちろん、千晴もしっかり成長しているし、リードすることも多いですが、精神的支柱のような感覚です。

ホストファミリーのダニエルとノアと4人での東京観光エピソードよかったです!
千晴が留学しても大丈夫だな、と安心しました。
「眼差しでわかる」と伝えるダニエル、素敵です。

もう一つ、個人的にすっきりしたのが、消えるように転校してしまった千晴の行動に対して「ちゃんと怒った?」と浅田さんが渉に聞いてくれたこと。
そして、渉が「怒ったし、ちゃんと伝わったから大丈夫」と答えたこと。
この件に関して、渉と千晴は既に和解しているし、今更蒸し返す必要はないだろうけれど、漸く納得できたように感じました。
あの出来事が渉にとって一つの出来事と認識され、大切な過去として存在すると示されたことで、安心したのかもしれません。
描いてくださって、ありがとうございます。
この流れでやきもちをやいた千晴のおかげで、何の意図もないのにやきもちをやかれて驚く体験が初めてできました。でも確かにあの状況は、やきもちやいても仕方ない…。

何よりも印象的な3巻ラストの日の出シーンは、感動です。
間近に迫った千晴の海外留学を控え、今一度、二人の始まりへと立ち返り、改めて想いと言葉を交わし、伝え合う。
お互いに感謝し合える二人が好きです。
千晴が告白してくれたからだという渉も、渉だから告白できたという千晴も、二人ともが愛おしい。
何かが違えば、こうして日の出を見ることもなかったという切なさ、恐怖も認識しながら。
二人の始まりである「君は夏のなか」をもう一度読みたくなりました。
タイトルが「君は夏のなか」から「君と夏のなか」に続いた感動もよみがえってきます。
この作品を読めて幸せです。ありがとうございます。

千晴の家の管理のため、渉が合鍵を受け取ったことも安心しました。
千晴の留学中も、家に行けば千晴との繋がりを端的に感じられると思うので。
キーホルダーに関する描写も最高ですよね!(思わず語りかけ)
やはり古矢先生の描写力、表現力、流石です。
アニメイト特典リーフレットの徐々にやきもちをやく渉は可愛かった…!千晴が見た夢を私も見たくなった!
着ぐるみを着て踊る渉をデレデレしながら眺める千晴の図を眺めて見守りたい…。

痺れるような感動ストーリー

雑誌連載時から好きな作品のコミックス!嬉しい!
どストレートなタイトルが来たな、と思いました。
いったいどんな作品だろうと第1話を読んで、雑誌の前作「鴉は雲雀に甘くてあまい」とのギャップに、驚きとわくわくが募りました。

個人的に、えち度は高い部類に入ります。今まで読んできた作品全体の中で、高い部類に入ります。
タイトルに偽りなし!
「こんなにえっちでごめんなさい。」という言葉が似合う陽汰くんですが、普段はエロさを感じさせないところがいい!
保育園の先生をしているときの陽汰くん、好きです。
真面目で優しくて、清潔さを感じられる先生。
でも、KAIさん出演AVを見ているときには、心置きなく陶酔して、えちえちな自分を隠そうともしない。
どちらの陽汰くんも、自分の心に真っ直ぐ正直で好きです。
絵本も大好きだし、AVも大好き。
「こんなに清純そうな子がエロいの最高」というギャップ萌え(?)とは、異なります。
そういう差を楽しむのではなく、「両方あるのがいい」「どちらも陽汰くん」だから好感を抱くし、愛おしいし、好き。

この感覚は、海江田さんに対しても同じです。
ゲイビ男優として活躍するKAIさん、かわいい絵本を描く絵本作家の、いだれん先生。
元々は絵本作家になりたかった海江田さんがゲイビ男優になったのは、絵本作家を続けるため。
でも、そうして生み出されたゲイビは、陽汰くんの心を救っていた。
更には、陽汰くんの大好きな絵本作家がいだれん先生という、運命のような偶然!
しかし!元を辿れば、そもそもの始まりは、いだれん先生の絵本と、陽汰くんが先生に送った手紙という、痺れるような感動ストーリー!

陽汰くんの隣に引っ越してきたのが、推しゲイビ男優のKAIさんだった、という始まりから、このような感動ストーリーに引き込まれるとは思いもしませんでした。
隣人として少しずつ距離を縮めていくうちに、これらの背景が徐々に明かされていく展開が見事です。
最初の「引っ越して隣人」は、意図的かも?意図的だったら嬉しいな楽しいなとは思いましたが、まさかこんなにも深く切実な背景があるとは、思いもよらず。

海江田さんの執念、大好きです。
強引そうでいて、一歩引いたり、スマートに陽汰くんを誘うけど、常に陽汰くんの意思を尊重したり。
穏やかなのに、底知れぬ策士感があるところも魅力的で好きです。
本当にかっこいい。
そんな海江田さんに対して、素直にめろめろになって、えちえちになっちゃう陽汰くんが本当に可愛い。

様々な要素が絶妙なバランスで絡み合って、結果として優しくあたたかな魅力を放っている作品だと思います。
そこに少しのスパイスが妖しく光る。
そして、タイトルに偽りなしのえちえち!
この作品を読めて幸せです。ありがとうございます!

描き下ろしで明かされた、海江田さんがAVの中でもゲイビを選んだ理由にまじで感動です!
是非読んでお確かめください!
執念深い策士な海江田さんも一緒に楽しめるので、是非!
素直で真面目で可愛い陽汰くんも楽しめるので、是非!
各書店の特典小冊子やリーフレットでは、様々なAV再現プレイが楽しめたり、えちえちだったり、内容盛り沢山で大満足です。

お互いの唯一無二感が好き。

雷蔵先生と忍さんが帰ってきたー!おかえりー!
コミパの続編嬉しいです!ありがとうございます!
ラブラブな雰囲気で始まるのかな、と思っていたら、冒頭からハイテンションな見てはいけない忍さんを目撃してしまう雷蔵先生というインパクト大な始まりで、「ああ、コミパだ…」という安心感に包まれました(笑)
コミパは一見、雷蔵先生が恋愛面で忍さんを引っ張っているようでいて、作品全体の雰囲気というのか、作品の根幹というのか、「これがコミパだ!」という芯を担っているのは忍さんのように感じます。
忍さん、天然の人たらしですよね、ほんと…。
近寄りがたい雰囲気だから人数は絞られているけれど、忍さんの魅力に触れてしまったら、なんだかんだ離れられなくなる…。
忍さんは、素直に口にする言葉が気負いなく優しい。
そういう心根が光のBL作品に反映されているのかもしれません。雷蔵先生の闇BLを大好きだけど。好きなものと書けるものって違いますよね…。

お揃いの指輪をつけて、終始いちゃいちゃする雷蔵先生と忍さんを見られて幸せでした!ありがとうございます!最高です!
新キャラ、あくなるたんが登場して、しかも初端から雷蔵先生ブロック発動して「波乱の予感…!」と身構えましたが、忍さんのおかげで危惧した方向には進まなくてよかったです。
意図的ブロックを喜ぶようないい性格をしている雷蔵先生が大好きです!
忍さんばかり言及してしまいましたが、同じくらい雷蔵先生にも魅力を感じています!
忍さんと雷蔵先生は、お互いに「捕まった&翻弄されている」と感じられるところが好きなカプです。
お互いにこの人しかいないでしょうね、と納得する感じの唯一無二感が好き。

忍さんと中田さんの過去エピソードめっちゃよかったです!
描いてくださったことに感謝。雷蔵先生が嫉妬しちゃうのは仕方ない。
そこから恋愛感情に発展するのがBLのセオリーなので。セオリーを破ってくれてよかったと思う日が来るとは…。
あくなるたんの関係も気になります!すれ違う両片思い…。

描き下ろしがえちちでした!
こうしてマッサージ器が別の用途を獲得してしまったのか…という見事な見本でした。
忍さんが好きすぎて、エロすぎて、ときどき箍が外れて容赦なくなってしまう雷蔵先生が好きです!
普段は忍さんに甘々だし、ケアもしっかりしてくれることは大前提で。
いつか、二人きりでテーマパークデートを改めて楽しんでほしい。他にもいろんなところでデートして楽しんでほしい。

しゅきマの後藤さんがコミパに進出しているのも新鮮でした(笑)
本誌で読んだときは、ここまでコミパに溶け込むとは思わず。同時収録されていても違和感なかったです。

飾らない素直さの大勝利

涙くんの素直さがめっちゃ魅力的!
素直すぎて危なっかしくて、恵人さんの言うとおり心配になるところもあるけど、涙くんならその素直さでそういう場面も切り抜けられそう。
自分の気持ちを大切にできる子だから。
最初はこんなに無防備な子を好きになれるかなぁ?と疑問に思っていましたが、掛け値なし、裏表なし、欲しいものは欲しいと言い、弱みも隠すことなく伝えるけど、基本的には自分で解決する問題と捉えて努力し、無理はすることなく弁えている涙くんに、いつの間にか引き込まれていました。
何なんですか、涙くん。不思議な子。

そんな涙くんに、恵人さんもいつの間にか心を掴まれていたようで。
恵人さんはナンバーワンホストとして最初からかっこよかったけれど、営業用の顔なんだろうと思っていました。
途中までは!
涙くんに惹かれ、本当に好きになっていくにつれて、素の表情が出てるんだろうなぁと感じられる場面が増えて、微笑ましかったです。
学祭での膝をついての告白はめっちゃよかったです!かっこよかった!王子様!
真摯な気持ちが伝わってくる告白の言葉でした。

あとがきにも書かれていますが、私も涙くん以上に恵人さんが救われたのではないかな、と読んでいて感じました。
初めてのお家デートに緊張する恵人さん可愛い。
何の意図もなく、その緊張を解いてしまう涙くんすごい!
素直に入れてもらいたがる涙くんがめちゃくちゃ可愛かったです。
そんな涙くんに辛抱たまらんくなってる恵人さんにはどきどきしました。