素晴らしい!
ゲームを全くしないため無双もBASARAもやったことはないですが。
私はもともと武将のなかで三成が好きだったのですが、これを読んでますます好きになりましたよ。
なんてかわいいツンデレ三成。
サクラコさんの描く受けってセクシーですよね。
ひとつひとつのお話もすごくよく出来てるし。
壮大な歴史ファンタジーに少しの史実を織り込んで。
さすがプロの作家さんなだけあって、戦のシーンとかも迫力ある。
コマの使い方も好き。モノローグもいちいちかっこいい。
なんせこの三成が好き。
三成を好きな左近も好き。
この主従たまりません。
描き下ろしだけ絵柄がちょっと違うかな?
とってもおすすめ!
パン屋さんを軸にして進む3つのストーリー
ひとつは高校生同士、元気でかわいい。
ふたつめは会社員同士、くっついた後はただのバカップル。
特筆すべきはみっつめの
物語の主軸になっているパン屋さんの店主、渡とその恋人の京吾のお話。
あれ、今思ったけど京吾って名字出てない?
もう、渡がいい男。
男前、包容力あり、そして一途。
自分の元を離れてしまった恋人(京吾)が、一文無しになって戻ってきてもなにも言わずに受け止める愛。
でも渡なりに負い目もあるんですけど。
京吾への愛の深さがすごく伝わります。
京吾はそんな完璧な渡に引け目を感じ張り合ってしまうんですね。
元は同級生ですから。
包容攻×コンプレックス受ですね、大好物です。
京吾がうだうだ悩むのもいい。本当は渡が好きなくせに素直になれないの。
でも最後はラブラブ。
ふたりとも幸せになってよかったね。
このふたりで単行本1冊作ってほしかったなぁ、京吾が離れた時の心情とか学生時代のエピソードとかもっと掘り下げてほしかった…
で、タイトルに繋がるわけなんですが、愛しのコッペパン②の最後のコマで京吾の
「おまえがいいというならそばにいたい」って台詞、雑誌掲載時は
「…もうおまえを裏切りたくない」だったんです。
多分コミックスが初見の方はなんとも思わないと思うんですけど私はこの台詞がすごく京吾の気持ちを表してるなあと思って大好きだったんです。
そこが好きでコミックス買ったのに。
コミックス読んだ時になんでええぇぇ!と言ってしまいました。
だってふきだしと文字のレイアウトバランスおかしいし!
でも作者さんがその方がいいと思って変えたんですものね。
残念ですが。
そのため評価が下がります。
でもコミックスは書き下ろしのエッチが入ってるところが楽しい。
町屋さんはふんわりした優しい絵柄なのに、けっこうきわどいところまで描く意外性が好きです。
これはもう神としか言いようがないでしょう!
今では実現不可能なキャストでは?
もうショウがかわいいのなんのって。
男の子にしてはちょおっと自分のことぺらぺらしゃべりすぎじゃないの?と思わないでもないけどかわいいからいい。
こりゃあ、兄さん(ヒュー)も、姉さん(エマ)も甘やかしたくなるわ!
ショウは「宝石」とは言われながらも自分は「男娼」だって弁えてるんですよね。そこがもどかしい。そして萌えポイント。
もう櫻井さんの一言一言がかわいすぎる。全てのセリフがツボなんだけど、やっぱり一番は「俺が死ぬ時には傍にいてくれる?」かな。あ、でも「あんたが好きなんだ」もいい。直後の謝るところも。とにかく全部ですw
音楽もいい。
スレイヴァーズのテーマがアヴェマリアだとしたら、こちらはベートーヴェンの悲愴です。もうピッタリ。聞くたびにショウを思い出してしまいます。
主役2人もさることながら脇を固めてる方たちもすごい。
エマの田中さん、世界観にぴったり!気品があっていいお姉さんっぽい。
ヒューの関さんはさすがですよね。
堀内さんも黒幕っぽいミステリアスな感じがでてるし。
話もうまくまとまってる。
あらすじに出ている薬物のことなどは原作よりCDの方が分かりやすくできていると思います。
でも原作のほうが、ショウの健気さが丁寧に書かれてるかな。
レイのお父さんに離れろって言われた時、とっさに離れようとするんですよね、それをレイは引き寄せてあのセリフがあると。
原作を読んでCDを聞くとなお分かりやすくてオススメです。
あと、ショウが振られたとわかってヒューがレイの所に行く場面、原作ではヒューがレイにキスします。それは、男同士でも簡単なことだから大丈夫だろって意味での行為なんですが、そこが原作の非BLなところかなあって思います。
CDでは削られてて本当に良かった。
ただ1つ残念なことが。
第2章のショウがレイに駆け寄る場面、第4章のヒューがショウに駆け寄る場面、共に足音と声優さんの声の距離感が違いすぎる!
本当に残念。
でもここだけ。あとは本当に素晴らしいです。
最後のキャストロールも好き。
内容の感想としてはフリートークの小西さんの一言に尽きるんじゃないですかね。
「どうしたんだ、お前!」っていう(笑)
小説では一応日高が言い訳のことのようなことを言ってるんですけど(心の中で)、『声の質は似てるけど奈津が日高に対する声は高慢な貴族然としていて、目が見えない日高を助けてくれた彼はやわらかい音質を持ってるから、違うだろう』と思っていたみたいですよ。
でもCDでは無理だ!
どう聞いてもどちらも鈴木千尋さんですもの。
本当にこういう線の細い役似合いますよねー。
日高の小西さんもぴったり。
奈津が幸せになってよかったなあって思います。
小説では書かれなかった、気持ちが通じ合った後の2人のその後が少し聞けたのは良かったかな。でも個人的に最後のエッチはいらない。それに入れるなら、気持ちが通じ合う前と後の違いが欲しいです。なんかどっちも受けがつらそう。
それを入れるくらいなら初チューの場面が欲しいよ!
あそこすっっごく大事なのに。
なんで端折っちゃったかなあ…
そこだけ残念。
今でもたまに聞くくらい好きです。
まだ櫻井さんの声が透き通っていた頃のものですね。
当時は森川×櫻井は私の中でベストカップルでした。
櫻井さんの細くて綺麗な声はまさに柊一にぴったりだし、
森川さんの一本芯が通ったようなまさに帝王のような声も冴木ぴったり。
演技もBGMもSEも素晴らしいです。間のとり方も抜群だし。
特に森川さんの、柊一様と話す時の声と独白の時の声の使い方が上手い。
脚本もいいですね。
原作では番外編を読まないと分からないと所も本編にうまくとり入れてあったり。
あと、個人的に柊一様と柊一さんとの使い分けもツボ。
アヴェマリアが好きなのも好きな一因です。
1作目はシューベルトのアヴェマリア。
2作目はカッチーニのアヴェマリア。
3作目は残念なことになっているのでほぼ聞いていません。
回を重ねる度、質が落ちていくのがとっても残念です。
どうしたんですか、先生!
リアルで恋愛でもしてるんですか?って思ったくらいなんかリアル。
最近、砂原作品ばっかり読んでたから特にそう感じたのかな?
舞台はオーガニック製品ブランド業界。
攻めは大手から転職してきたイケメン。
受けはうじうじを通り越して卑屈。
自分に外見のコンプレックスがある受けは最初は攻めに苦手意識があるんですが外見と内面のギャップに惹かれていき、無事付き合うことになるんです。でも自分に引け目がある分、受けは素直になれないんですよね。
で、すれ違いが生まれるという。
攻めの降矢がいいです。
崎谷作品の攻めって、すごく行動力があったり、ありえないほど包容力があったりするじゃないですか。
でも降矢は等身大な30の男性です。拗ねるし怒るし迂闊だし。あ、でも実際には存在しないくらいには完璧ですが。
受けとタメなだけあって、二人とも同じ目線で恋愛をしている気がします。
そこが好感持てます。
受けはうじうじしすぎですね。
もっとしっかりしなよ!って思いますがしっかりしてたら話が進みませんかから(笑)
あと崎谷作品にしてはエロ描写が軽い。いや、やってることはやってますけど、簡略されてます。でも濃厚さは充分伝わりますが。
一つ残念だったのは、せっかく志水ゆき先生のイラストなのに綾川社長のカットが無かったとこですかね。
でもこの人出たら主役達食っちゃうでしょうから。
スピンオフでは見れるんですよね。
まだ読んでないので、是非読んでみたいと思います。