好きで既刊すべて購入させていただいている作家さんだっただけに、今回は読んでいてとても残念な気持ちになりました。他の方もおっしゃっているようにホワイトアッシュやケニアで同性愛がどのように捉えられているのかをきちんと理解している方ならこのようなお話にはならないはずです。もともととてもセンシティブな題材ゆえ、このテーマを描きたいと思ったなら時間と手間をかけてもっと丁寧に丁寧に作り上げるべきだったと思います。それか少しでもまずいと思った段階で編集部がストップをかけるべきです。こんなにもあちこちに問題点がゴロゴロ転がっているのに、誰もおかしいと思わなかったのでしょうか?
もはやお話がおもしろいおもしろくないの問題ではないんです。博士さんの、いつもやさしくてきゅんとして心からほっこりできる作品が大好きです。もし声が届いたとして、アンチだからこんなことを言っているとは絶対に思ってほしくないし、私だってできるならばこんなことは言いたくない。博士さんが大好きだから、今後も素晴らしい作品を拝読し続けたいから声を上げている人だってたくさんいると思います。