普段レビューを全く書かないので、拙い文章をお許しください。#1と#2をまとめた感想です。
今までの「同級生」シリーズは、草壁と佐条の2人だけの世界の中で物語が完結している感じがしました。
しかし、今回の「blanc」シリーズでは、周りの人を巻き込んで、沢山の問題にぶち当たって、より現実味が増した物語だった気がします。
「好き」という気持ちだけではうまくいかない。悩みながら、喧嘩しながら、でも心から愛し合っているから、、今までの関係をいったんまっさらにして、2人にとってのこれからの幸せを再構築するという意味での「blanc」なのかなあと、先生の言葉から勝手に解釈しています。
自分でも何を書いているのかわからなくなってきました。私が本当に伝えたいことは、
「とにかく読んでください!!!!」
ということです。同級生、卒業生シリーズ、空と原、O.B.シリーズ、卒業アルバム(できれば)、
これらを読んだ後、このblancシリーズを読むと、いろんな感情がごっちゃになって涙腺崩壊です。特に#2のラストの結婚式のシーンはタオル必須です。その前から既に涙腺崩壊なんですけどね。
ここからは私が個人的にツボにきたところです。
#1の最後の方で草壁と佐条が電話するシーンがあるのですが、2人が同時に互いを「好きだ」と感じるところが堪らないです。
#2の結婚式のシーンでは、ヴェールをつける2人がかわいすぎます。スピーチを読む人が原先生なのもよかったです、、。
最後の佐条の回想(?)シーンでは、ラスト6ページは文字や言葉がほとんどないのに、2人や周りの人々の表情や様子から、こみ上げてくるものが大きくてさらに泣けます。最後に、「僕は幸せです」と言うのが佐条なのがなんかよかった、、。
私の中で間違いなく神作品です。「同級生」から始まるこのシリーズは一生、何度でも読み続けます。明日美子先生、こんなに素晴らしい作品達に出会わせてくれてありがとうございます。
新しい連載も楽しみです。