普段1巻完結ものや、1巻でとりあえず纏まっている作品は結ばれるまでが自ずとスピーディになるため、結ばれるまでの過程をじっくり楽しみたい自分は長編前提の作品しか読まないようにしていました。
しかし男らしい筋肉質な受けが好きで、こちらの受けの見た目や性格が好みだったのでこの作品は読んでみました。
綺麗に1巻で纏まっていて、クオリティが高いように思います。
やはり1巻に纏めるとなると、結ばれる過程もエロも尺が限られますね。
でもそれはわかっていて読んだので、尺が足りないと感じた事は評価には入れていません。
受けは普段は男らしく良いキャラです。ですがいたしている時のセリフとか甘々で表情もデロデロになっているので、そんなもろにエロ漫画みたいなセリフを言わなくても・・と熱いシーンなのに少し気持ちが冷静になってしまいました。エロ漫画なんですけどね。
感じるのはいいんですが、表情とかセリフとかちょっと合わなかったかなと。
見た目も性格も好きなタイプでしたが、BLは自分の好みが合致した作品を選ぶのが本当に難しいです。
メインの三人が全員筋肉質でイケメンです!
攻めの二人も陰と陽で対照的なのに、どちらもそれぞれの魅力があります。もちろん受けのイアンも最高に格好良く、大人の色気が凄いです。正統派の整った顔という分けではないのに、顔の微妙なパーツのバランスなのかめちゃくちゃ色気のある超イケメンに見えるのが凄い所。
作者様の画力が高いのでしょう。
筋肉、顔が良い、男らしい、色気有り、と私の好きなタイプが揃った数少ないお気に入りの受けとなりました。
エロもクオリティが高いです。高すぎて一つのアートのようで、逆に興奮しませんでした笑。
美しすぎて生々しさがないからかな?たぶん私がおかしいと思います。でもエロ以上にシチュエーションとかそれぞれの立場とかそういう所に萌を感じるので全く問題ないです。
元々結ばれるまでの過程がしっかり描かれた作品が好きなのですが、そうすると必然的に長編前提の作品になってしまいます。日本のBL漫画は1巻で完結させるために比較的すぐに結ばれてしまうものが多いような気がします。好評だと続巻が出たりしますが、もう少し結ばれるまでの過程を楽しみたいと常々思っていました。そのため同じ1巻分でもボリュームのあるノベルにシフトして読んでいました。
韓国漫画は筋肉質な受けが比較的多い上、長編前提のものが多いので、物語のストーリーも深いものが多く、簡単には両思いにならない作品が多いところが気に入っています。
話はそれましたが、この作品ストーリーやキャラの立ち位置、設定が素晴らしいので、主要キャラの見た目が気に入ったら読んでみるとよいと思います。
こちらは年下の男の子という作品のスピンオフです。年下の男の子で受けの事が好きだった脇キャラの攻めポジ翔吾が今作では受けとして作品に出ています。
元々攻めキャラだったため、立ち振舞いが男らしく、筋肉もめちゃくちゃあります。
これくらい筋肉のあるイケメンな受けが好みなのですが、スレンダーな受けの作品が圧倒的に多い・・。
こちらはスピンオフ作品なので、年下の男の子も読みました。受攻の見た目が逆転していて意外性がある作品ですが、受けの言動がいかにも受けという感じで隙が多いので、やはりこちらのストーリーと受攻が好きかな。
受側にまわった翔吾ですが、元々攻めなので、エロの時の表情もとろとろというよりは感じているのを我慢しているような表情が多く、そこが逆にエロい!そして格好いい!
エチシーンの所だけ、何度も見てしまいました笑。それくらい表情がツボでした。
攻めもワンコな割に行為が激しいので、翔吾が大変そうな顔をしているのも良し。
もう少し頼りがいのある攻めだと嬉しいのですが、それだとワンコという設定にならないですね笑。
ストーリーがややライトな感じがするので、この評価にしました。
軽く読むには十分楽しめます。
広告で度々出てきて、とても絵が綺麗で気になっていました。受けが女性にしか見えないので、ずっとTLだと思っていました。
凄く画力も高く申し分ないクオリティです。
日本の漫画はメインの攻め以外と関係を持つのはタブーなのかと思うほど、サブキャラとの関係を持たない漫画が多いですが、この作品は普通にメインの攻め以外とも体の関係を持っていたりする所がリアリティがあって良いと思いました!
ただ受けが顔も体も女性にしか見えなかったので受攻のやり取りやエロも萌はしなかったのが残念。
性格も気の強い女性でも通りそうですし、BLとして読むならもう少し受けに男性要素が欲しいと考えてしまいました。攻めは好きなタイプなのですが・・。
最初にTLだと思ってしまったからかもしれませんが、TLで読みたかったかも。
BLは自分の好みと合致するものを選ぶのが本当に難しくて、絵が綺麗で評価の高い作品でも受け攻めの容姿が好みでなければ、ハマるのは難しいですね。本来男らしい見た目と性格を持った受けの作品しか読まないのですが、今回とても絵が綺麗だったのでつい読んでしまいました。やはり受攻の見た目だけでも自分の好みが当てはまる作品を選んだ方がいいなと改めて実感しました。
ハマる人はハマると思います。
エロ度が非常に高いにも関わらず、ストーリー展開に激しく心を掻き乱され、何度も読んでしまいました。
暴力、合意の無いシーンが多い上、甘々はほぼ無いので、ご注意ください。
エロは長いだけではなく、美しい筋肉と快楽の表情に大変興奮しました笑。ここまで上手に行為を描ける作者様はそう多くないように感じます。
TL本編では大まかに2人のメインヒーローがおり、悪い方のヒーローにあたるのが辺見(受)です。※もう一人は今作に出てきません。
顔は良いけど高いプライドと強い虚栄心で言動が最悪だった辺見と何年も前からずっと辺見を狙っていた金持ちイケメンの後輩の真田(攻)。本編では真田に狙われていた辺見を天木(TL本編の主人公)が何だかんだ助けてくれていたのですが、その天木もいなくなって、辺見はとうとう真田に捕まってしまいます。ここから今作がスタートします。
本編でも真田はめちゃくちゃ辺見を狙っていてかなりヤバイ事もしているのですが、本編を読んでいる限りだと、まさか本当に二人がくっつくなんて思ってもいませんでしたし、今作でここまで濃厚な接触と心のやり取りをする関係になるとは想像もできませんでした。最高です!!
二人の心理描写が秀逸で、家に閉じ込められ心身ともに辛い辺見はもちろん、一見ヤバイ事をしている真田の肩も持ちたくなる矛盾した感情を抱きました。
本編では貞操観念の欠片も無く、余裕たっぷりの態度で遊びまくっていた真田の今作で明らかになった境遇や本気度、必死さに心を動かされたのだと思います。
物語後半、余裕が無くなった真田の言動や表情にめちゃくちゃ心打たれました。
続編がほしいです!!
今作が気に入ったら本編の辺見、真田部分だけでも読んでみると今までの経緯がわかるので、今作を読んだ時により深く感情移入できるようになると思います。
内容については書いている方がいるので、詳細は割愛します。
異世界もので話の内容や展開が面白いと思います。
キャラも一人一人立っています。
主人公の女っぽい外見だけど、実は戦闘もできる男っぽい性格というのも、なよなよした受が好きじゃない私にとっては好感が持てます。
また勇者の強いけど恋愛面では初々しい様も可愛くて魅力的だと思います。
勇者が旅立った後に勇者の恋のライバルとなりえるキャラも登場して美味しい展開です。
ただ現状なぜか強いはずなのにルースがなよっとして見えてしまうのが少し残念かな。もう少し男っぽい要素が欲しかったかも・・。
これは自分の好みの問題かつ、現状のイメージなのでこれから印象が変わることが大いにありえると思っています。
個人的には定番の鈍い主人公は嫌いではないので、主人公がいろんな人々を惹きつけていく様子と主人公をめぐるドタバタ劇を楽しみに待ってます。
1巻の主人公は自分の立ち位置を確立させるため、仕事優先で攻の好意を受け流していましたが、今巻では相変わらず仕事をしていますが、二人の関係に進展が見られ、1巻より若干糖度が上がっています。
ただそういうシーンは増えていますが、内容はほぼカットされていますので、1巻に引き続き、恋愛中心の話を期待している方は注意が必要です。
最初は物足りなく感じましたが、そこを補うくらいの萌えがあったので、妄想膨らむ感じで今では逆にそこがいいと思っています。
仕事を頑張りすぎた社畜主人公は多方面から勧誘を受け、1巻では多少苛ついた聖女や王子もなんだかんだ社畜に懐いてて可愛いです。
攻めがやきもきしている姿が面白く、ピンチの時は相変わらず助けてくれる格好良さもありながら、年下の可愛さを出してくるので、主人公と同様読んでいるこちらもキュンとさせられます。
主人公がときめく要素は格好良いより可愛いなんだなぁというのが読んでいてわかり、誠一郎もノンケの男なんだなぁと妙に納得しました。攻の無駄に格好いい容姿が主人公のときめくポイントに入ってないですね。入っていたら1巻で落とされてるだろうし。元々性格も理性で動く男性脳ですし。
自分の気持ちを認めた後の主人公はちゃんと愛情表現したり、大切な事は伝えたりと年相応の行いをするので、読んでいる内にいつの間にか精神的な面で受が年上で、攻が可愛いになっていて、見た目とのギャップもありニヤニヤしてしまいました。
おそらく誠一郎やアレシュよりもずっと常識人な副団長オルジフ視点のアレシュに振り回されいらぬ気苦労をする様といつも誠一郎経由で厄介事に巻き込まれるノルベルト視点から見た二人がお気に入りです。
この作品はコミカライズもされており、コミカライズの絵の方が攻受ともに男っぽいので、あの見た目で攻のこの可愛さをどう表現するのかと楽しみです。
異世界に巻き込まれた社畜主人公の話です。
仕事しか頭にない理性型主人公とクール系騎士団長のやり取りが面白く、時に可笑しい今作品。
主人公は自律した大人で異世界でも生き抜いていけるほど頼もしいです。
主人公の心の声を読めば読むほど、強かで抜け目のない性格なのがわかり、読み進めると疲れているけど仕事ができる社畜が格好良く見えました。
攻めもハイスペックでこれまた格好良いですが、話が進むと年下なので年相応な部分も見えるようになり、良い意味で最初のクールな印象とのギャップにキュンキュンします。
主人公はなんだかんだ年上で口が立つので、攻めの好意をある程度分かっている上でかわしたり、しれっと利用したりするのがツボでした。
攻めも優秀なので、最終的にはただかわされているだけではなく、年下らしい強引さも見えて、濡れ場が薄っすらなのにここまで萌えるのかと感心しました。
ただ恋愛中心の甘々な話を読みたい方には合わないかもしれないので注意です。
社畜の活躍が素晴らしいので、二人のやり取りに笑ったり、キュンとしながらも胸のすくようなストーリー展開が楽しめたので個人的には満足です。
そしてこの小説をコミカライズしている方の絵が美しすぎます。原作もとても綺麗なイラストですが、受攻の見た目が原作より男らしいので、個人的にコミカライズの絵柄の方がしっくりきます。なので今後はコミカライズも楽しみにしていきたいと思います。
小説は2巻まで出てますが、続き出してほしいです。ぜひ続きが読みたいです。