原作をBLアワード2021をきっかけに読んで、ドツボにはまり何度も読み返し、ドラマCDがあと数日で発売される事をしって慌てて予約しました。
原作はシーン回想がぽんぽんと挿入されているので独特の読後感に浸れるのですが、ドラマCD用に再編集されているので原作を読んでいても初見のような気持ちで楽しめました。
興津さんは攻め役しか聴いたことがなくて、どんなお声だろうとワクワクしながら聴いたのですが、ただただ、ただただエロかったです…。
色気が溢れて耳を通して熱が出てきそうです。演じている円くんの静かな声が耳馴染みがとてもよくて、うっとりします。なのにえっちの時は…………お察しください!
吐木くん役の小野友樹さんは、本当に、安定しています。どんな役をされていてもハマるのはそれだけ小野さんご自身がそれぞれのキャラを深く理解されているからだと思います。その中でもちゃらちゃらしていない明るくて男らしさあふれる吐木くんの声はとても誠実で、心に響きました。
作中、二人の幼少期の出会いが描かれるのですが、お声は別の女性声優さんがあてられています。そのお二方のお芝居も、心に突き刺さりました。CDブックレットには明記されていなかったのですが、幼少の頃の二人のエピソードは原作の中でもとても好きなシーンなので初めて聴いた時じわりと目が潤みました…
しかし…吐木くんの「 」繰り返しは胸がぎゅううっと締め付けられます。
オメガバースの世界で大多数をしめるβを主軸とした物語です。
シリアスなお話ですが、登場人物はみんな優しく、素敵な人ばかりなので安心して聴けます。「あの人」でさえもその苦悩に人間らしさを感じて愛しいと思いました。
興津さんと小野さん、お二人の甘く柔らかなお声にはヒーリング効果あるかも…!大好きだと思う作品を、大好きな方々のお声で、お芝居で堪能することができ、本当に幸せな気持ちです。
他の方も言及されていますが、アニメイトさんの特典CDは終始糖度150%の甘さで大変満足できます。本編後の二人をより深めたい方は是非手に入れてください…!