にんじんスープさんのマイページ

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女性にんじんスープさん

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すごく良かった

すごく良かったです!
後書きを読んでさらに納得しました。

最初は「余裕があって大人な攻め×生意気で素直になれないぶっきらぼうな受け」だと思っていたのですが、読み進めるうちに印象がまったく変わりました。
攻めは実は余裕なんてなく、過去にトラウマを抱えていて、人当たりが良さそうに見えても心の中では自分から距離を取ってしまう――まさに“子供のまま大人になったタイプ”。
一方の受けは、素直になれないタイプかと思いきや実はとても素直で、早く大人になりたい一心で、先入観を捨てて挑戦していく姿が印象的でした。
18歳という若さだからこそ描ける成長と、対比のある2人の関係性が本当に良かったです。

嫌がらせの展開はずっと不穏だったのに、解決が少しあっさりしていて物足りなさを感じましたが、ページ数の問題なのかなと思いました。
泣く泣く削られた話や設定が多そうで、スピンオフをぜひ読んでみたいと思いました。
とても良かったです。

No Title

世話焼きな元パティシエと、ワガママな優等生の恋が描かれた作品です。
とても良かったです。

普段は素直な受けが好きなので、ワガママ系の受けだと感情移入しにくいこともあるのですが、蒼くんは違いました。
ワガママの裏に素直さや甘えたい気持ちが隠れていて、読んでいてとても愛らしく感じました。

テンポの良い会話やクスッと笑える場面も多く、2人の関係が自然に深まっていく様子が心地よかったです。
読み終えたあとに「買ってよかった」と思える、温かい気持ちになる一冊でした。

あと、絵がとても綺麗。
受けが可愛い系なのにちゃんと陰毛描いてくれてるところが性癖ドンピシャですごく良かった。

恋人の条件 コミック

大槻ミゥ 

No Title

素敵な3作品が収録されており、どれも王道ながら他とは少し違う独自の魅力を感じました。
特別な演出があるわけではないのに、読後にしっかり記憶に残る印象深い作品集です。

日常の何気ない出来事の中に甘さや温かさがあり、読んでいてとても心地よかったです。
表題作では、攻めの心情が少しずつ変化していく描写が丁寧で、気持ちの揺れが伝わってきました。

短編「エゴイスト」はページ数が少ないながらも心に残り、この作家さんの“場面の切り取り方”の上手さを改めて感じました。
全体として、静かな余韻を残す素晴らしい一冊です。

青い泡沫 コミック

瀬納よしき 

No Title

表題作は在り来りな題材ながらも丁寧に描かれていて、良い作品だと感じました。
戻ってくるまでのヤキモキする展開をもう少し見たかったのですが、あっさり再会したことで少し物足りなさもありました。
それでも、書き下ろしを読んだ後には心が温かくなり、全体として満足感が残りました。

同時収録作は特に気に入っています。
「好き」と告げられて即座に「俺も好き!」と返すような展開は最近よく見かけて飽和気味でしたが、「いやじゃない」という返答が現実的で、非常に落ち着いた印象を受けました。
派手さはないものの、自然な人間関係の描き方が心地よい作品でした。

まだまだ読みたかった

青春の甘酸っぱさが詰まった、まさに胸がきゅんとする作品でした。
「これは神作の予感!」と思ったところで終わってしまい、もっとゆいじとたくやの物語を読みたくて仕方がありませんでした。

たくやの無自覚な恋心が芽生える瞬間がとても自然で、読んでいて心が動かされました。
また、ゆいじのかっこよさは容姿ではなく、仕草や言葉の端々から伝わってくるもので、その描かれ方が非常に魅力的でした。

青春の一瞬を切り取ったような作品で、もっとふたりの世界を見ていたいと思える一冊でした。

No Title

絵がとても綺麗で惹きつけられました。
本編に無理やりエロを入れず、物語として丁寧に描かれていた点にも非常に好感が持てました。

個人的には、タイトルにあるテーマを踏まえると「スクールカースト」と「夢」という2つの要素をもう少し掘り下げるか、どちらかに絞って描かれた方がより印象に残ったのではないかと感じました。

ただ、同時収録作が思いのほか心に刺さり、こちらは一冊まるごと読んでみたいと思うほどでした。
全体的に楽しく読めましたが、もう一歩何か強い印象が加わればさらに良かったと思います。
今後の作品も読んでみたい作家さんです。

最後まで楽しく読めました

「女性は関係性に萌えるものだ」──まさしくその通りだと思いました。
さまざまな矢印が入り乱れる中で、どの想いがどこへ向かうのか、最後まで目が離せず一気に読んでしまいました。

体の関係という形にはいろいろな形があるのだと改めて感じました。
毎日20冊以上BL本を読む生活をしていると、どうしても既視感のある作品に飽きてしまうのですが、この作品はそうした感覚がまったくなく、1ページごとに新鮮さを感じながら楽しめました。

小さなセリフひとつにも考えさせられる深みがあり、読後に余韻の残る一冊でした。

偲という名前は素敵ですね

タイトルを見たときは、どんなノロケ話が読めるのかと軽い気持ちで手に取りましたが、実際にはとても深いテーマを扱った作品でした。

ところどころのセリフが印象的で、思わず心が動かされました。この作者さんが見ている世界を、もっと知りたいと強く感じました。

正直に申し上げると、絵柄は私の好みとは少し合わず、作風とのバランスに違和感を覚える部分もありました。
そのため、物語に入り込みづらいところもありましたが、それでも引き込まれたのはセリフと世界観の力だと思います。

読後に余韻が残る、印象深い一冊でした。

すごく惜しい!と思った。

「フローリストの恋は咲く」は、表題作だけで一冊にまとまっていたら名作になっていたと思えるほど、非常に惜しい作品でした。
普段は花をもらってもあまり嬉しいと感じない私ですが、この作品の攻め・ルカは言葉や仕草がとても魅力的で、1輪ずつ薔薇を渡すシーンには思わず胸が高鳴りました。

その分、受けが惹かれていく過程をもう少し丁寧に描いてほしかったです。
後日談でようやく心情が深まる描写があり、「やっぱり良い!」と思わされました。

美しいテーマに対して心理描写がやや物足りなかっただけに、本当に惜しい一作でした。

絵が好みでした

昼間はサラリーマン、夜はゲイバーで働く受けと、ゲイ専用マッチングパーティーに誤って参加してしまったノンケの攻めという設定がとても魅力的でした。
ゲイバーとオフィスと2つの世界を行き来する物語構成は2度美味しく、兼業って良い設定だなと思いました。
イラストは非常に好みで、コマ割りも見やすくて読みやすかったです。
ノンケものにありがちな無理のある展開ではなく、自然に恋愛へ発展していく流れが心地よく感じました。
登場人物の名前と性格の関連づけも面白く、受けの世話焼きぶりや攻めの天然さではなく鈍さをもっと掘り下げてヤキモキさせてほしいと思いました。

後書きも面白くてクスリとしました。