設定まで絵も凄く好みだったので発売前から購入を決めていました。
実際購入して読み終えて思った事は、既にレビューにもあるようにちょっと置いてきぼり感を感じました。
Jが1番と言うことに孤独と不安を感じていたところ、何故かドラマの脇役に出ていた乃亜に惹かれた。隠れている色気を自分が引き出してやりたいと思った。ここまでは、まぁ、勘みたいなものかな?と、思いました。
でも、実際に共同生活を始めて、恋愛感情に至るまでが全然分からなかったです。
乃亜の純粋で真っ直ぐで努力も惜しまない頑張り屋というだけで、長年の1番は怖い、だから2番が良いという考えを覆し、独占欲のある恋愛感情になるのか?Jの周りにはそういう風な人、今までに誰一人いなかったということか?彼の背景もいまいちよく分からなかった。(とにかく、孤独だったという設定だけは分かりましたが)少し、惹かれてる場面なんだろうなというのはありましたが、個人的には然程大きく人の恐怖としてある気持ちを覆す程には感じなくて...
多分、その間にJが乃亜に恋に落ちる過程が沢山あったと思うのですが、そこがあまり描かれてなく、しかも先に性的な行為に入るわけで...ちょっと自分の中の処理が間に合いませんでした。
「ん?私は何か読み取れなかった?」と、思って、2周しましたが、やはり分からなかったです。むしろますます分からなくなりました。
Jはどこでどう言う変化があって、乃亜に独占欲が生まれるまで好きになったのか...
無表情キャラで分かりにくく、私の読み込みが甘かったのかもしれませんが...
設定や絵は素晴らしいのですが、最後のJの乃亜の1番が良いと思うまでの感情の変化が殆ど分からず、自分が1番盛り上がるシーンでぽつーんと置いてきぼりな気持ちになってしまいました。ここ、多分途中のJの感情の動きや変化が分かれば凄く感動したと思います。
でも、何度も言いますが、設定も絵も素晴らしいので、ここは続編なども出していただいて、前グループの時のJから、JINにおいえのJの乃亜への読者へ見える感情の変化を描いていただけたらなと思います。そうして、読み直せばJの乃亜への告白も感動倍になると思います。
そして、出来ればJINのその後も読みたいです。
イケメン×平凡ネガティブDKの幼馴染みの恋です。
学校でモテ過ぎて彼女がちょくちょく変わるイケメン幼馴染の陽翔(はると)に6年間ずっと片思いし続けている平凡で背の低めなゴリラ顔と言われるの晃太(こうた)
そんな陽翔が好きだが、陽翔は女の子好きの為、自分には望みがないのでせめて幼馴染みのポジションをキープしておきたい晃太。
でも、実は陽翔は彼なりに晃太を大切に思い、きちんと考えています。
しかし、長年の片思いと小さいゴリラと言われる外見や、そもそも性別が陽翔の好きな女の子でないなどのコンプレックスから拗らせまくってる為、ネガティブで斜めを行く晃太。
しかし、陽翔の晃太に対する『特別』は読んでいる側にも伝わってきます。でも、拗らせている晃太本人にはなかなか伝わらず、読んでいて悶えます。そんな晃太がとても可愛いらしく、応援したくなります。そして、2人のやりとりにきゅんきゅんします。
受けが美人じゃないと嫌だと言う人でなければ、BL初心者でも楽しめる作品だと思います。(私がそうでした)
続きが楽しみです。