大好きな早寝電灯先生!
新刊はオメガバース。
オメガバースといえば"運命"が重要なキーワードであり、"運命の番"を主軸にした作品も多いですが、こちらは少し違っていて、とても早寝電灯先生らしい作品となっています。
早寝電灯先生作品の素晴らしいところを挙げたらキリがないですが、やはり何と言っても、言葉選びのセンスが素晴らしいと思います。
キャラクター同士が対話をして心を通わせていったり、その前段階としてのモノローグがあったり。
本質的でありながらも、胸に棘が刺さるような類のものではなく、優しい気分になります。
今作も、そんな早寝電灯先生のセンスを感じられる一冊です。
あと、"悪役"が出てこないのも良きです。
先生の作品はいつも安心して読めます。
1巻から新刊で追わせていただいていて、
1巻を読んだ時はあまりのヘビー具合に驚き、苦しい内容でもそれなりに読めるのですが流石に面食らったのを覚えています。
(そして巻の表記が無かったので、続きもので驚いた)
そんな出会いでしたが、期待を超える丁寧なストーリー展開が素晴らしく、こうして完結まで見届けることができて嬉しいです。
最後までリアリティのある展開が描かれています。
そんななかでも、少しずつ少しずつ前進する様子に胸を打たれます。
1巻から未読の方がこのレビューを読んでいるかはわかりませんが、もし気になっている方がいらっしゃったら是非読んでみていただきたいです。
そして最後に言いたい......
ラブラブほのぼの続編をください!!!!!
連載化した頃?に出会い、キャパの問題で連載を追うことはできなかったのですが、とても楽しみにしておりました。
そして拝読したのですが、ギャップ萌え、ギャップ萌え、ギャップ萌え......ギャップ萌え!!!
萌えオブザイヤー確定の作品でした。
単に、コワモテの子が実は可愛らしい...という感じではないんです(語彙力)
魅力を増幅させているのは間違いなく、軟式こんにゃく先生の、細部に至るまで拘った描き方だと思います。
読者の萌えツボをピンポイントで押してきます。
これからとても楽しみな作家様です✨
(余談)
カバー折り返しに「ふいに読み返したくような〜」と書かれていたのですが、ふいに、どころか毎日補給したい萌えです!
『割れたカップを戻すには』のヲリコリコ先生の新刊が発売されたと聞き、少し遅ればせながら拝読しました!
高校生の再会モノなんですが、とてもとても良かったです。
カースト上位受の特集で連載されていたようですが、カースト上位受 たる所以のストーリーがとても良く練られていて、読み応え抜群でした。
カードゲームが絶妙なエモさを醸していてGOODです。
ゲームって、一瞬にして"あの頃"に連れて行ってくれますよね。
無かったことには決してならない色々な出来事と、どう折り合いをつけていけるか......
ヲリコリコ先生は、過去と向き合うという側面を描くのがお上手だなと感じました。
続編もぜひ宜しくお願いします!