幼なじみリーマンふたりのアダルトかと思えば青い恋模様……。
高校時代に好奇心で抜きあいっこしてからウン十年、同級生たちは結婚したりハゲたりしている中で腐れ縁のように挿入なしの抜きあいをするのが当たり前のふたり。
どちらもモテる男のようで、ドライな関係性でアダルトなお付き合い?と思いきや、片方はそんなことをしてきたのに好きかわからないとか言うし、もう片方は青春時代の抜きあいをきっかけに恋をしてゲイになっていまでも片想い…なんて高校生か?というピュアぶり。いや、しっかり脱童貞はしてるんだけど、精神的にピュアすぎだろ…
この作品の私的萌えポイントはやっぱりリバです。きちんと男(ちょっとおっさん)として描かれている画風に惹かれて購入して、すっかりゲイの方が攻めだと疑わなかったのですが、まさかの初挿入が受け!イイ!
そのあとノンケが心を決めてリバーシブルに。
エロはドロドロ汁っ気があるわけではないけど、表情が大人の色気を感じます。
ピュアな大人二人の青いラブストーリーでした。
CANISシリーズの新章です。前作までにちらちらと登場していたイケオジたちの過去を描いている今作、期待を大幅に超えてきました。これは傑作、名作の予感…!はじまりはアメリカの児童養護施設。あらすじにある通り、仲良しの3人がずっと一緒にいようとしますが、あんなこんなで引き裂かれてしまいます。1巻では主にノブがメイン。3人の中では大人しくて少し引っ込み思案な彼が、成長していくのかはたまた壊れていくのか…これからが楽しみです。痛くて辛い描写がありますが、それも必要な要素。映画のような構図で、浦沢直樹作品を彷彿とさせます。メインの登場人物だけでなくサブキャラも丁寧に描かれています。設定、伏線も細かそう…。画力が高いので物語に入りやすい。大まかなストーリーをなぞってただエロいものではなく、作り込まれてます。bl漫画の枠を超えた作品になりそうです。一見の価値あり。ストーリーはこれからなのに少しほめすぎ?でも期待を込めて。
星ピノをひょいと口に入れて、責められて一言。
「だって誰もダメって言ってないじゃん。」
そんなことを平気で言ってのけて来たような、そんなモテる男の悶悶日記。
表題作はまさにそんな感じでしょうか。
欲しいものは特に苦労する事もなく手に入れてきたのであろう主人公(攻)が、初めて直面する簡単には手に入らない葛藤。
主人公(攻)モノローグがメインで進められているために、一方通行の恋に奮闘するお話のようです。
しかし二人が結ばれて明かされる秘密。
一見すると、攻→受に見えるけれど、実は受→→→攻というこの作品。
冒頭から攻の受に対する気持ちの成長と葛藤をうまく描いているので、最大のポイントとなるどんでん返しがきれいに作用していました。
そこからは受がどんだけ攻が好きかが描かれていて、王道だけれど矛盾がなく不安にならずに読めるストーリーです。
エロはわりかしさらっとしていた印象ですが、性器の描写に関しては芽玖先生の熱を感じました。
収録作の2作は主人公二人のビジュアルが似ていて、性格設定などにも心当たりがあるので間違いなくモデルがいると思います。
私は大好物な設定なので続編を楽しみにしています。
とともに、これからどう引き出しを増やして作品を生み出して行ってくれるのか期待しています。
商業及びオリジナルBLが初めてということで、これからがとても楽しみな作家さんです。
クロネコシリーズ第三弾。
わたしは知らずにこの作品から手に取りました。
しかしBL作品には唐突に始まる作品も少なくないので、私はすんなり入れちゃいました。
あまあまなのはもちろん、エロがねちっこくていい。
表情や身体のしならせ具合がたまりません。
ただヤるんじゃなくて、エロにもストーリーがちゃんとあって見応え抜群。
前作を読んでなかったので攻×攻という設定は気付きませんでした。
むしろ表紙では賀神が受けかと…
しかし攻×攻は私の大好物なので、やっぱり感じるものはあったのかな…
絵柄もきれいで、色っぽいです。
筋肉や身体のラインが特に。
細マッチョと言うんでしょうか、ちゃんと男の身体なのがいいですね。
新キャラ賀神兄は絶対受!と思ったらどうやらスピンオフ作品も出たようで、次の楽しみになっております。
この巻を読んだ後、シリーズその他の作品(最新刊含む)も読みました。
やっぱり全部読んだ方がいいです。
きっと読まずにはいられなくなると思います。