前作の 家族になろうよ 、姉妹ともに大好きだったのですが、ふと本屋に行った際に姉から「これ家族になろうよのシリーズじゃない?」と言われ、そんなのあったかな?と思って見てみたら、なんと!和馬と千秋が!ビックリしました。即購入です。まさか過去編が見れると思っていなかったのでそれだけでも嬉しい気持ちでいっぱいだったのですが、内容も言うまでもなく最高でした。付き合う前にそんなことしてたの?!と思わず叫んでしまうシーンもありました(笑)初めは千秋の片思いだったことも含め、徐々に関係が進展していく2人にニヤニヤが止まりませんでしたが、千秋が和馬に想いを伝えたことを悔いるシーンは胸が苦しくてたまりませんでした。巴ちゃんも前作に引き続きとてもいい役割を果たしてくれていますし、幼馴染3人の関係性もとてもいいなと思います。
高校時代の2人、焦れったいやら甘酸っぱいやらで、上下巻共に文句無しの1冊です。また、甘々な2人だけではなく、高校生としての悩みや葛藤、男同士ということへの後ろめたさなども描かれており、現実や周りの人達と向き合い、考え、成長していく姿にはなんともいえない感情が募ります。キュンキュンするだけでは済まない至高のシリーズ、全人類に読んで欲しいです!!