松浦社長が再登場した時、橘がゲイと知って一緒に飲む仲ならセクシャリティに対する偏見はなさそう、脅し目的ではないだろうけど万が一脅しだとしたら要求する対価は何?等色々予想をしてドキドキしていました。今のところは厚意からの提案だけど断ったら松浦社長がどうするのか、豊川社内で暗躍しているであろうメガネ社員と通じてる可能性もありそうでまだまだハラハラします。
松浦社長からの提案が黒沢の意志とは無関係に社内で取沙汰されることになり、噂の出所を突き止める動きも黒沢をあてこするような発言を咎める様子もないあたり、豊川が古い会社であるという松浦社長の発言は本当にその通りだなと思います。1巻の王様ゲームを漫画的展開として受け入れていたので、アニメ化の際に今時そんな会社ないだろとSNSで結構ツッコまれてるのを見て驚いたんですが、16巻で会社の体質という解が示されるとは…。
安達と黒沢の関係が噂話として会社に伝わってカミングアウトせざるをえない展開になるかと思いきや、こういう流れで会社に話すのかと良い意味で予想を裏切られました。困難があっても二人で悩んで話して立ち向かう姿勢に、安達が魔法使いになって本当に良かったねとしみじみ思います。嬉しいことは2倍に、辛いことは分け合って半分になる二人です。
つげみなはついに柘植が魔法使い卒業で幸せいっぱい。世間に向けて堂々とするのか、できるだけ関係を隠すのかでまだ一山ある?いやない?どうなんでしょう。
ifは黒沢の心の声がラブ全開で笑っていたら、最後安達が魔法に気づいた…?というところで引き。こちらも続きが気になります。
次巻予告にクライマックスの文字があり、17巻か続いても18巻で完結しそうな雰囲気。大好きな作品なので寂しいですが、最後まで見届けます。