番外編の同人誌まとめ電子化ありがたいです。
番外編①
九郎原と真田が変わらず仲睦まじくてうれしい。真田はツン気味、九郎原はストレートに真田らぶなのが本編のままで萌えです。
そんな2人のエロ最中、娘のアユムが目覚め、パパ(真田)が亮にいじめられている!と2人を止めようと作戦を立てる。
エロとアユム視点が交互に描かれ、エロいやらかわおもろいやら複雑な気持ちになりましたw
番外編②
アユムの挨拶「アタシことアタシよ」てどういうことー?!とひと笑い。
寝る前に九郎原に絵本を読んでもらうのが楽しみな愛子かわいい。
その絵本「へっこき嫁さん」てなにー?!とまたわろてしまい。
九郎原が絵本を読むのが上手いのが意外でいいわ〜。マスコ先生が描く無愛想な男が子どもを世話する描写大好き(特に「パパがあいしてる」が神)
アユムがお姉ちゃん思いなのも微笑ましい。こういうところもマスコ先生節で好き。
番外編③
歩けるようになったアユム。
すっかり夫夫している九郎原と真田。
子守させられるオネエなジジイ(どっちやねん)阿木おもろ〜。
愛子のことも気にかけてやさしい久保原いい。それを真田に褒められて照れるのもいい。
番外編④
出所した志良堂〜よかったよかった(涙)。ここを描いて下さるマスコ先生すばらしい。
男子にからまれる美少女に成長した愛子を助けようとする志良堂。そこへアユムが頼もしく現れ、九郎原似で変わらずお姉ちゃん思いなの泣ける。
短いさりげない場面ですが、3人のこういう遭遇の仕方の演出が痺れます。
マスコ先生のオメガバよかったです。
冒頭の人物紹介で真田Ω「犯されまくった過去のトラウマ」とありΩが悲惨な目に遭うオメガバは苦手なんだけどな〜と思いながら読みましたが、本編では真田が強く気高く描かれていたので大丈夫でした。さすがマスコ先生。
輪姦されていた真田を助け、父親のわからない子どもを引き受ける志良堂が器が大きく男前。そりゃ真田が尽くすのがよくわかります。
そんな志良堂が抗争で躊躇なくやり返したのが「根っからのヤクザ」だと言うのがとてもしっくりくる。なぜそういう生き方をしていて、そういう行動をとったのかの理由を一言で表している。こういう人間性がわかる描写大好きなので。
志良堂は真田の足枷にならないよう番を解消すると言い、真田は志良堂のためを思いそれを了承する。動機づけがしっかりしている。
かたや九郎原はノンケの女好きで男性との経験はない。でも真田のフェロモンを感じて抑えられなくなる。運命の番だから。こちらも前フリが効いています。
エロシーンはさすがのマスコ先生で、しかも運命の番なので特別感がすごく出ていました。
運命の番は本能的なものだけど、気持ちがしっかり乗っかっているのがとてもよかったです。
九郎原はかっこいいし、真田は色っぽいし、体型の描き方や目の表情がたまりませんね。
ちびっ子と接する九郎原がマスコ先生節でこれまた大好きな描写です。
ずっとツンだった慶臣の笑顔を見て紀人がキスするのはよくあるパターンですが、いいんです! 見せ方がお上手で萌えーでした。
その後の流れもよかった。
慶臣に危険が及び、飄々としている紀人が慎仁にはわかる程度に平静でいられないさまがいい。
あからさまに動揺したり照れはしないけど、紀人の慶臣への思いが強いことがわかる描写がめちゃくちゃ好きです。
刑事の時、オフの時、どちらの紀人もかっこいい。
慶臣にぐっときている一見表情を崩さない紀人がいい。
終始、紀人に見惚れて読んでいました。画力、描き方がすばらしい。これだけで読んでよかったと思えるほどです。
慶臣がピンチの時、紀人を思うシーンもぐっときました。慶臣も紀人を好きになるのが伝わって盛り上がりました。
恋愛的には紀人と慶臣がメインで、慎仁と三輪はそれ未満なところがいい。
ただ慎仁の民俗学者としての活躍をもっと見たかったなと個人的には思います。
心情的には説明が少なく絵で語るのはとても好きですが、事実関係が説明不足な感じがしました。細かいところで疑問が残る点が結構ありますもんね。読者の想像力で補うべきなんでしょうか。
あと里江の雫への執着は予想できました。既視感ありです。
因習村についても伝統的テンプレですもんね。
后宮のオメガもどこかで見たことあるような設定でそれでもおもしろければいいんですけど。
2作ともあるある設定にBLをあてはめた感じかなという印象ではあります。
上巻のみの感想です。
刑事と民俗学者の双子が事件を探る…この設定だけでおもしろそうでワクワクします。
しかも紀人がうさんくさいいい男でスタイルも良く好みのタイプ。見ているだけで萌え〜です。先生の画力に感謝。慶臣のくっきり下まつ毛もツボです。
紀人と慶臣のかけひきが恋愛的にもなってきておもしろい。
ただ紀人の家で夜、眠る紀人に慶臣は何しに行ったのか私の理解力ではよくわからず。紀人は逆に慶臣にエロ返ししたのはなんでだろう。体から攻めようということでしょうか。下巻で明かされるといいのですが。
紀人=祝詞ってことですかね。
事件としては、三輪の力で遠隔的に殺人をしていたということですよね。
誰がどう裁かれるのか。
慶臣と三輪は村から離れて、紀人と慎仁とうまくやっていけるのか。
下巻すぐに読んできます。
1点、紀人が時々、猫?みたいな口になるのが気になってしまいました。
下巻もおもしろかったです。
ソードとセンそれぞれ本物の愛だからこそ、一緒にいたい、センを陽の目の当たる場所に帰してやりたいなど相手を思いやる気持ちが交差する。
そこへ加えてセンの事件の真相がわかったり、ムトーが悪役で絡んできたり、もっさりしていたワルターがかっこいいFBIだったり、息をつかせない展開でずっとドキドキしながら読みました。
不憫な役どころだったノーマンとワルターの話もよかったです。ノーマンが本当に愛されて生まれてきてよかったと思えて報われて。でもそうなると一緒にいられないことがより一層苦しくなるのもわかります。罪を犯したものの宿命ですね。
ラストは本当かフェイクか…どちらにも取れますね。どちらにしろ2人にとっては一緒に太陽が見られてハッピーだったのではないかと思えました。
栗本薫先生(若い頃、何作か読みました)の解説もうれしかったです。
定広先生初読みです。
普段BLを読む時はひどい暴力や浮気描写は苦手なのですが(それでも読みますが)本作は地下刑務所というほぼ無法地帯が舞台ですし、描き方がお上手なのでフィクションとして割り切って読めました。
センの体型が色っぽいし精神的に強くいい目をしているのでソードが本気で愛情を持つようになるのが自然でストーリーに引き込まれました。
ソードとの体の関係はゲームなので心まで持っていかれないよう自分を抑えていたセンがゲームを終わらせて恋人になる流れがよかったです。
恋人になってソードがセンを大事にするのもいいし、センは守られるだけでは嫌だと強さを見せるのがこれぞBL!と読み応えありました。
下巻も気になるのですぐに読みに行きますー。
えすとえむ先生の絵とBLが大好きで気になっていた本作をやっと読めました。
最高です。
リアルと妄想が交互にきて進展していくのがシュールで秀逸。
独特の間で笑わせられながらいつのまにやら惹かれ合ってきゅんが迫ってくる感じがたまりません。
うどん村田てww
村田さんがさっぱりした性格で嫌味のない色気がいい。
キノが村田さんのことで頭がいっぱいになってうどんを油絵に描いたのは笑いました。
とろろうどんが登場してうどんの絵にとろろが増えたのはツボって爆笑しました。
会話でも真面目に話していると思ったらうどんの話になったりして混ぜ方うますぎーと何度思ったことでしょう。
キノにとってうどん=村田さんになっていて、田中先生と夫婦だったことを気にして切なくなったり、夢に見たり、「うどんの女」がただキャッチーでユニークなだけでなく複雑な恋心やエロを表しているとわかりえすとえむ先生やっぱりすごいーとテンション上がりまくりました。
キノの汚れたつなぎかわいいし。村田さんのことが好きなのにいろいろ逡巡するところや、村田さんの手をとってうどんの絵を見せるところ、村田さんが絵を喜んでくれてしゃがみこむところも全部かわいい。村田さんがキノをかわいいと言うのがよくわかります。
そして伊丹十三のDVDを観るのを口実に誘うのはセンスがいいぞ!と思いました。
三上先生初読みです。絵、キャラ、ストーリー、世界観…懐かしい少女漫画のようですね(それが悪いわけではないですが)。南雲の髪型、流し目、巴がヒロインにしか見えない…など。
巴のせいで母親が死んだと周囲が露骨に噂をする、出来のいい嫌味な兄、冷酷な父親…少女漫画やメロドラマで何度見たシチュエーションでしょう。
それでも孤独に耐える巴とそんな巴を見て守りたいと思った南雲の場面には心打たれました。そりゃ相手が大事になるし好きになるし唯一無二の存在になるのはわかる。
ただその後、巴が自分がいては南雲のためにならないと姿を消すのも既視感満載で。
再会してそうなるのもまあわかりますが。2人の気持ちは痛いほど伝わっていたのであっけないほどすんなりいってもまあよかったですねと。
兄と父の懺悔の言葉?がとってつけたような帳尻合わせのように感じてしまいました。それを見せての南雲と巴は本当のハピエンですよということですね。
茶渡先生作品初読みです。絵がきれいでポップで話の流れが読みやすい。
ストーリーはコメディでありながらツボを押さえられていてよかったです。
「じゃない方」芸人の成瀬が相方の三輪に振られて落ち込むけど、ひねくれず健気なのが暗くならなくていい。
ヒカルが明るい子だし、成瀬の話し方や間が好きと言うのわかるー!となりました。そういう芸人さんいますもんね。
ヒカルが成瀬が書いた唯一のネタを好きだと言ってくれたりして、成瀬が前向きになり芸人として吹っ切れたようになるのもわかるー!と。そういう芸人さん(以下略)。
成瀬がヒカルが高校生のうちは最後までしないところも安心して読めました。
成瀬の天然ぽく抜けているデフォルメ顔が、ゲームチャンネルがウケたり愛されキャラとして描かれているのもいい。
そんな成瀬の良さを見抜いてヒカルがチャンネル開設をアドバイスするのが成瀬好きだからできることよね〜と納得。
そりゃ成瀬もヒカルを好きになるのが自然ってもんです。読者にそう思わせたら作家さまの勝ちだと思う(勝ち負けではないですがw)
ヒカルは大企業の社長の御曹司、美形、成績優秀、性格も良い…とマンガに出てきそうなキャラですが(マンガですよ)嫌味や違和感ないのも先生の筆力ですね。
大人になったヒカルがどれくらいかっこよくなるのかめちゃくちゃ見てみたいです。身長180cmくらいあってくれるといいな〜(妄想)。
三輪は才能あって戦略家で性格悪くてああいう人いそう〜と思いましたが、しっかりブーメラン返ってきてすっきりしました。
ファンが間違えてコンビのBL同人誌が本人の手に渡ってしまった話もおもしろい。攻め受け逆で成瀬が解釈違いと怒るところも。
余談ですが、リアルな話である芸人さんが自分たちコンビの同人誌を見て「マンガの中では相方はやさしかった」とコメントしたのは笑いました。
神戸は「よそ行きの兵庫や」も同感ですw(私も兵庫県民、not神戸市民)
同じ関西弁でも成瀬(兵庫南部)と三輪(京都寄りの大阪)は地域によって違うというのも全くその通り!とうれしくなりました。
春田先生作品はきれいな絵が好きで読むのは5冊目です。
表題作はエロコメディとしてはいいと思います。
ただBLとしてはLの部分が最後に匂わされた程度でストーリー的に物足りないのが正直なところです。すみません。
要とハタと佐藤の関係性、いつからの知り合いでそれぞれ佐藤をどう好きなのかが知りたかった。
そこはあえて描かずBL研究クラブのノリでエロいことをして、実はウソでしたーで乗り切るおもしろさだとは思うんですが。
冒頭、バイトを承諾したとは言え、佐藤が抵抗しているのにエロ行為をすることにもモヤっとしました。
佐藤がBLにハマっていき妄想ヘキが出るのはあるあるのおもしろさなのはわかります。
読み込んでないけどと言いながら三角関係モノについて語って、それが自分にかえってくるというのもおもしろポイントなんですね。